内憂外患? いいえ、フロンティアxフロンティアです!   作:かりん2022

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炎龍

竜が襲っていた所を、自衛隊だけで確認。

エルフを連れてきて、ストロベリーに治療をしてもらう。

 

「とりあえず、花びらをお茶にして飲ませておけば問題ないでしょ」

 

 ビバ、ファンタジーのポーションである。傷の具合とか種類とか、知った事じゃねぇ!

 

 夢少女によると、怪我の症状によっていろいろな治療あるというが、伊丹はこっそり疑っていた。魔法一つで済むんじゃないかと。

 

 ドラゴンが暴れているという事で、近くのコダ村にひとまず向かう事となった。

 当然、無線機で本部に連絡する。

 

『夢っ 夢っ 大丈夫なのか!』

 

 無線機に出たのは夢の父親だった。心配も当然だろう。

 

『ドラゴン・キーパーという人がそちらへ向かうそうだ。危ない真似はするんじゃないぞ!』

「大丈夫よ。虫って強いのよ?」

『夢!』

「無理はしないってば。生徒もいるんだし」

 

 とにかく、安全重視で帰ってこいという事になった。

 迎えも寄越してくれるるらしい。

 最初の襲撃でワイバーンがいたので、ドラゴン・キーパーも念の為に待機していたという。これは期待できそうだ。

 

「安全第一でいこっか」

「ええ、そうしましょう」

 

そうして、コダ村に連絡した所、皆で移動する事となった。

ストロベリーも治療で大活躍である。

 

魔法生物に、現地人も興味津々のようだった。

 

「魔法使いにドラゴン・キーパーはいても、魔法使いにドラゴン乗りはいないのよ。あまり期待しないでね」

「分かってるって。実物を見たけど、あれを乗りこなすとかリアルじゃ無理だ」

 

 そんな話をしながら、三日。ついに追いつかれてしまった。

 

「走れ、走れ」

 

 時に銃で、時に魔法で、必死に反撃や防御をしながら逃げ回る。

 

 接敵したちょうどその時に、箒や絨毯に乗った一団が現れた。

 その下には、ジープの一団も見える。

 

 光が竜まで飛んでいって弾ける。

 

「夢ー!!!」

「パパ!? 何やってんの!?」

 

 思わず、夢少女は父と呼んだ。

 それぐらいインパクトのある光景だったらしい。

 

 なんと夢のお父さんは、魔法使いにひっついて絨毯でやってきたのだ。

 

「逐次投入は良くないんだけどなぁ!」

 

 伊丹は思わず叫ぶ。だが、助けられる方としては有難いには変わりない。

 

 炎龍の炎を合同魔法で防ぎ、なんとか追い返す事に成功する。

 マホウトコロの男達の空中戦は、なるほど自慢するに足るすごいものだった。

 桑原のセイウチ、ウッチーくんも炎に対するブリザード攻撃での対抗でさりげなく役に立った。凄い事である。今後が期待できる。

 

 しかし炎龍もなかなか凄い。

 倒す事はできず、追い返すのがやっとなのだった。

 

 しかし、この件で自衛隊は大きな経験を得る事ができた。

 マジックアニマルは意外と戦意旺盛で、やはり役に立ちそうだという事である。

 

 そして、避難民達は多くの者が伊丹達についていく事にした。

 小さな治癒のお姫様(金のローブを着ているし、緑の者達に偉そうにしている)と、それを守る傭兵団。それを迎えに来る、凄い魔法使い様の一団に傭兵達。ついていっても悪いようにはされなそうだと判断したのである。

 

 その判断は正しく、アルヌスでは急ピッチで住まう場所が建設された。

 

 天才魔法使いレレイが、そのすぐ場所に住まう魔法使い達や魔法学校に興味を持たないはずはなかった。

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