平均的な逸般人に生まれ変わった転生者はハーレム目指して頑張ります   作:年上お姉さんに甘やかされたい

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暇だったから続き書いたんだぜ


至高の堕天使の定義

放課後になった。

イッセーはなんか用事があるとかでどっか行った。ハゲとメガネ?あぁ、あいつらなら今頃女子の団体御一行にしばかれてるよ。

 

故にぼっち。俺は寂しく帰路に就いていた。

今日も何とか選択肢を捌ききったぜという妙な達成感を胸に道を歩いていた。そんな時だった。

 

 

 

【親方!空から女の子が!】

【ヨツンヴァインになるんだよ!おうはやくしろよ!】

 

 

 

なんだこれは、たまげたなぁ。

唐突な選択肢は心臓に悪いからやめて欲しい。

 

とにかくこれはつまり上を向いて歩こう状態かヨツンヴァインの化け物状態で帰ろうぜ…ってコト?!

なんやその選択肢。

 

とにかくヨツンヴァインは嫌だ!

そんなわけで俺は上を向いた。

そしたら、

 

「……親方、空から女の子が」

 

そこにいたのはユーマちゃんだった。

いつものえっちコンロが点火するような際どいボンテージ姿。

傍らにたずさえてるのは金髪美少女。

これは……ペロ、犯罪の味ッ!?

 

 

 

【やい!そこの堕天使、手を上げろ!】

【無視しよう。心は痛くなるが無視だ。金髪美少女がこの後にゃんにゃんな展開になろうと俺の知ったことじゃないぜ。……それはそうと気になるのであとをつけてみよう(鼻血)】

 

 

 

下は選択肢(テメェ)の欲望しかないんだワ。

俺はいたって健全な紳士なので上を選びますね。

 

「やい!そこの堕天使、手を上げろ!」

「っ!?………っ」

 

あ、声をかけられて驚いたけどこっちを向いた途端『なんだお前か』的な冷めた視線になった。切り替えが早いね。

 

「何してるのよこんなとこで」

 

あ、なんか降りてきた。

そんな友達見かけたから声かけてみたみたいなことをするなんて、そんなに俺たちの仲は深まってたってわけかいブラザー。

 

「それはこっちのセリフでもあるんだよなぁ。何してるの?誘拐?」

「……当たらずとも遠からずってとこね」

 

マジかよ。当たってたのかよ。

 

件の金髪美少女は困惑した様子で俺とユーマちゃんを見てる。

 

「……あ、あの、こちらの方は?」

「この前イッセーと仲良くデートしてたでしょ。あいつの幼なじみの──」

 

 

 

【ヨツンヴァインです】

【変なおじさんです】

 

 

 

普通に自己紹介させてー。

何?ヨツンヴァインにハマってたりするの?淫夢に媚びるなとか言われちゃうから自重して。

 

「……変なおじさんです」

「……え?」

「変なおじさんです」

「……どちらかと言えば変なお兄さんじゃない?」

「じゃあ変なお兄さんです」

「………………え?」

 

金髪美少女ちゃん、困惑しかしとらんがな。どうするのこれ。

ユーマちゃんに関してはもう慣れたもんだね。さすがだね。慣れないで欲しい。

 

「それで?ユーマちゃんはその子誘拐して何するの?」

「……関係ないでしょ」

 

俺のそんな問いにぶっきらぼうに返すユーマちゃん。

え?冷た。そんな子に育てた覚えはありませんよ?

 

「おーしーえーてーよー。俺たちの仲じゃん?」

「鬱陶しいわね。友達でもないのに」

「え?じゃあなんで降りてきたん?」

「………」

 

あ、顔赤くなった。へ、お前はもう俺とブラザーなのさ。

 

それにしたって今回は口が堅い。さて、どうしようか。

 

 

 

【潔く諦めよう】

【目を合わせ訴え続けてみよう。目を見れば君の真意は伝わるさ】

 

 

 

あ、目で訴えますね。

 

「………」

「……なによ」

「………」

「今回は教えないわよ」

「………」

「……しつこいわね」

「………」

「………っ」

「………」

「〜〜〜!」

「………」

「……ぅぅぅ分かったわよ!教えるわよ!」

 

やったぜ、成し遂げたぜ。

やっぱちょろいな。

 

「彼女の持つ神器(セイクリッド・ギア)は希少な力。それを私のものにして『至高の堕天使』へとなるの。そして、アザゼル様やシャムハザ様からご寵愛を賜るの」

「………」

 

なるほど、さっぱりだぜ。

そのセイなんたかってまずなに?イッセーも持ってるようだけど。

 

「えーと、そのセイなんたかは金髪ちゃんがあげることを良しとしてるの?」

「えぇ、そう約束したわ」

「はぁ……、えっと、そうなると金髪ちゃんはどうなるの?」

「死ぬわね」

「はぁ……」

 

……え?わからんわからん。

なんか重い話になってきてない?

 

「えーと?整理しましょか?ユーマちゃんは想い人に振り向いて欲しいから至高の堕天使になりたいと?」

「えぇ、そうね」

「んで?その至高の堕天使になるためにはその子のセイなんたかの力が欲しいと?」

「えぇ、そうね」

「で、そのセイなんたかを取ったらその子は死ぬと」

「その通りよ」

 

……うわぁお。言葉が出ん。

 

「えぇ……、ちょ、えぇ……」

「……なによ」

「だって、好きな人に振り向いてもらうために他人の魅力で勝負するって、ねぇ?」

「悪い?」

 

いや、悪いも何も。ねぇ?

別に人が死んじゃうからダメー、って言いたいわけじゃないよ?堕天使さんだし。なんなら幼なじみ1回殺されてるっぽいし。

 

「自分の魅力で振り向いてもらってなんぼじゃない?他人の魅力で手に入れたって虚しくならん?」

「……関係ないでしょ」

「それって言っちゃえば自分の魅力に自信ないですって言ってるようなもんじゃない?」

「……うるさいわね」

 

怒気を含んだ声で睨みつけられた。

目がガンギマリ。ひえぇぇ……。

 

「ユーマちゃん普通に顔かわいいし、スタイル抜群なんだからもっと自信もちゃいいのに」

「………」

 

そう言うと、そっぽを向いて少し照れてる様子だった。

なんやお前可愛いな。告るぞ。

 

 

 

【思い出せよ!俺達と過ごしたあの楽しい日々を!】

【お前に女の喜びを教えてやる。脱げ】

 

 

 

あ、もう酷い。酷いですね。

なんか色々雰囲気ぶち壊しに来るじゃん。

 

上はいきなり暑苦しくなるし、下はど下ネタやん。

クソが。

 

「思い出せよ!俺達と過ごしたあの楽しい日々を!」

「……っ」

 

お、たじろいだな。

もうこのまま勢いでゴリ推してしまおう。

 

「ゲームをして一喜一憂するあのお前を!あの時にこぼれた笑顔は魅力的だった!」

「……っ!?ちょ、何言って…」

「いいか!お前は可愛いんだ!可愛くてつよい!美少女堕天使!その時点でお前は至高の領域にいるんだぞ!分かったかクソボケェ!」

「〜〜〜!」

 

めっちゃ顔赤い。照れ顔が素敵。凄く……いいと思います。

 

「ぅぅぅうるさい!黙れ黙れ黙れ!」

「そんな顔赤くしながら言っても可愛いだけだぞ!」

「うるさいッ!殺すぞ!」

 

そう言ってその手に輝く光の槍を作り出し、その切っ先をこちらに向けてきた。

……いや、照れ隠しにしては凄ない?

 

「は、殺せるもんなら殺してみろよ!」

 

やめてね?ほんとにやめてね?フリじゃないよ?

イキがってるけど足ガクガクよ?

 

「……」

「……っ」

「……」

「……こ、殺す価値もないわ。ふん!帰るわ!」

 

そう言って踵を返し翼をはためかせて飛び立つユーマちゃん。

そんな彼女の背に向かって俺は声をかけた。

 

「今日は俺がそっちに遊びに行くからねー!待っててねー!」

「来なくていい!」

 

最後まで赤い顔をしながらそう叫んで空の彼方へと消え去った。

 

さて、今日はお友達のお家に遊びに行く予定が出来たな。あの教会でしょ?任せとけ。

さ、お家に帰って遊びに行く支度しなきゃ。




なんかもうレイナーレ……、いや、ユーマちゃんが正ヒロインと化してきてる。

ぶっちゃけ彼女、ポンコツ属性とツンデレ属性持ってそうなんよな。もうヒロインの素質ありありなんだよなぁ。

ヒロインでいいじゃないか。だってかわいいんだもの。
みつを
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