平均的な逸般人に生まれ変わった転生者はハーレム目指して頑張ります 作:年上お姉さんに甘やかされたい
さて、家に帰った、
ご飯も食べた。
身支度も済んだ。
ゲームも持った。
さあ、いざユーマちゃん達が待つ教会へ向かおう。
そう意気込んでいたが、
「ふしゃあ…!」
なんかクロカに邪魔されている我氏。
部屋のドアの前でこちらに低い体勢で構えにらまれているんですが?
なに?俺、なんかしちゃいました?
「あの〜クロカさんや。何か御用で?」
「……」
黙っちゃったぜおい。
でも睨みは効かせてる。怖いめぅ。
「もしかして最近構ってなかったから構ってちゃんかな?」
「に、にゃぁん…」
なるほど。図星か。
いや、でも睨みはまだやめて無い。なに?俺を教会に行かせたくないの?
「帰ってきたら遊ぼうね。今日は約束があるから」
「っ!にゃ!」
「ちょ…!」
歩き出した俺のズボンの裾に噛みつかれてバランスが崩れた。
危ない。頭を壁に打つとこだったぜこんちくしょう。
「危ないっての。全く……」
とは言ったものの一向に離してくれる気配がない。
さて、どうするべきか。
【クロカの気の済むまでじゃれてやろう】
【無視だ無視。その小さな腹を蹴飛ばし、顔面を叩き、ちぎっては投げちぎっては投げ邪魔者を排除する】
0100選択肢をやめろ。
良心の痛む選択し出すの良くない。
しょうがない。
「ほーれ、おいでークロカー」
そうして俺は愛する飼い猫に向けて両手を広げた。
途端に飛びついてくる黒猫。あらヤダ可愛い。
よしよしよしよしよしよしよしよし──
と、まあ、撫でに撫で続け、お腹をくしゃくしゃとかいてやり、じゃらしとボールでじゃれること結構な時間。いつの間にかクロカは( ˘ω˘ ) スヤァ…状態になっていた。
フ…、所詮は猫よ。それはそうと眠る姿はカワユスなので写真を1枚パシャリ。後で現像して額縁に収め部屋に飾ろう。
さて、時間がかなり過ぎた。7時くらいからクロカと遊び今や10時だ。なんてこったい。ねこ様とじゃれると時間が飛ぶんだなぁ…。
今から教会に向かえば10時半とかそこら辺になるか?
ちょっと急いで行きましょか。
さて、来たぜ、来たよ、来ましたよっと。
教会に……と言いたいがまだ手前の森の中。
ただもう目的地は目と鼻の先。
待ってろユーマちゃん。そう意気込んで足を進めていると。
「誰だ」
唐突に聞こえた男の声。
声のした方を向くとそこにはシルクハットを被ったコートの男が立っていた。……木の上に。
【いい歳して木登りしてる痛いおじさんだ。ここは見て見ぬふりをしよう】
【コートとシルクハットで木登り?妙だな?木登りするなら白いタンクトップのシャツに半ズボン。更には麦わら帽子と虫かご虫あみは必須だ。注意しておこう】
それは虫取り少年(ポケ○ン)では?
やめよ?人の神経逆撫でマンなのかな?
ここは無視だろう。触らぬ神に祟りなし。まあ神ではなくおっさんだけどさ。
「……おい、聞いているのか。誰だと聞いている」
「……」
「おい…!」
「……」
「おいッ!」
やっべー、めっちゃ激おこプンプン丸やんけ。
無視は良くなかったか?いや確かに無視は良くないな、うん。俺が悪いね。でもごめん。選択肢の呪縛により声を出せないんだ。すまなんだ。
「くっ…!この私を無視とはいい度胸だな、小僧…!」
そうしておっさんの手がピカーと光ったかと思うと次の瞬間にはその手に光槍を顕現させていた。
あらヤダ、堕天使じゃないですかヤダー。
僕これからユーマちゃんと遊ぶだけなので。やめて欲しい。
てか、堕天使ならユーマちゃんのお仲間さんじゃね?……無視はダメだったね無視は。
「死ね」
その一言ともに投げられる光の槍。
だがしかーし、能力発動した俺には高速で迫り来るそれがピッチャーが投げる野球ボールくらいの速さに見えるわけで、簡単に避けられるんですねこれ。
「っ!?なに!?」
華麗に躱した俺を見て男が戸惑い気味の声を上げた。
さすが俺だね。さす俺。
【気安く人に死ねとか言うなよ、死ね】
【光の槍にビビって逃げ惑う。ここで小便をちびるのがポイントだ。さあ、気張っていこう】
好戦的か情けなく逃げるかの二択ね。ハイハイ。もう慣れたよ。……いや、慣れるかボケェ。
何が小便ちびるのがポイントだよ。俺の情けない姿を見たいだけだろ阿呆。
てか上はお前も死ねって言ってますがそれは。
「……気安く人に死ねとか言うなよ、死ね」
「っ、くっ…!生意気な…!」
目がガンギマリだね。……やってる?(薬)
ユーマちゃん……、いや、みっちゃんやカラちゃんでもいいから来て欲しい。敵じゃないよーって教えてあげて欲しい。
「……よくよく見れば貴様、最近レイナーレ様達を惑わしている人間か。いい機会だ。この場で確実に殺しておこう…!」
悲報、我氏嫌われてるっぽい。
ユーマちゃんやみっちゃん、カラちゃん来ても意味あらへんがなこれ。詰んだね。帰っていい?
そんなことを思っている間にも男は手に光の槍を持ち翼をはためかせこちらに向かって突貫してきている。
その槍が突き出され胸へ突き刺さる……、前に体を捻り避けつつ顔面に足を走らせる。
「グッ…!?」
通常の蹴りに向かってくる速度が合わさって威力は単純に倍近い。
それをまともに受けて男は鼻から血を流していた。
「こ、この私が人間ごときに血を流すことになるとは…!許さんぞ…!」
いや、向かってきたのそっちやん。
殺すと言って向かってきたくせに抵抗したら何抵抗してんだと文句を言うと。
なんて言うか、あれだね。
「自己中すぎて引くわー」
小声でそんなことを思わず呟いた。
そんなことをしてると男は光の槍の数を増やしこちらに連続で投擲。
眩しい雨が降ってきたぜ。
「これで!確実に殺すッ!」
確かに量はあるが、今の俺は目の前の男。堕天使と同等の身体能力だ。
つまりはそう、光の槍なんぞに当たるもんかって。
「もっと工夫した方いいと思いますね」
「っ!?……く、グオォォォォオッ!!!」
それでもさらに数を増やすだけで単純過ぎる攻撃。
昔、神社で会ったことある堕天使の方が圧倒的に強かったわ。
とりあえず殴っとくか。
光の槍を避けつつ男の元へ歩を進める。
右へ左へとユラユラ揺れながら、たまに体をひねり、身をかがめジャンプして攻撃を避ける。
「な、なぜ当たらん!?」
「あんた、自分より弱いやつとしか戦ったことないな?」
「な……、く…!」
図星を突かれ、苦い顔になる男。
そんな男に向かってジャンプ。
さすが堕天使の身体能力。ひとっ飛びで男の元まで来れた。
「な、なに!?」
「歯、食いしばれ」
そのまま握った拳を顔面にぶち当て、地面へと叩きつける。
背中から激突した男の口からはくぐもったらうめき声がこぼれた。
そのまま上から顔面を踏みつけるように着地。地面がめり込み、その反動で男の体が浮き上がり、そのままパタリと地面へと落ちそのまま動かなくなった。
うーん、弱い。覚悟を持たないやつはやっぱり喧嘩が弱いね。
さて、この男はどうしようか。ユーマちゃん達のとこに持っていくか、それとも放置か。
そんなことを思い、首を傾げ、悩んでいた時だった。
赤く光る魔法陣が近くに現れた。
その光は段々と強くなり当たりを照らしてやがて何も見えなくなるほどに強まった。
「うわ、まぶ…」
やがて光が収まり唐突な強い光で痛む目が慣れてくると、そこには2人の美人な女子が立っていた。
いや、うん、これは……、なにか面倒事に巻き込まれそうな予感。
【やったね!友達増えるね!】
【やったね!俺たちの冒険はここからだね!】
やったね!俺の胃が死ぬね!
今の主人公のヒロインを1度まとめましょう。
双子の姉、紫藤イリナ、姫島朱乃、黒歌、塔城小猫、九重、天野夕麻(レイナーレ)
カラワーナ(?)、ミッテルト(?)、八坂(?)、姫島朱璃(?)
まだ未確定
アーシア、リアス
こう見るとクソほど多いなと。このままガッツリハーレムにしていくべきか程々でやめとくべきか。悩む。
あ、ちなみに数話前のあとがきに書いてたスピンオフ的なイフの物語的なやつ。アンケートを後々取ろうと思ってますんで。よろしくお願いします。
ヒロインについて
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もう、ガッツリハーレムにしてしまえ
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まあ、程々に
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イッセーの分を1人くらい残してやって