平均的な逸般人に生まれ変わった転生者はハーレム目指して頑張ります 作:年上お姉さんに甘やかされたい
悩みと本音と選択肢
オカルト研究部に入部してから数日が経った。
オカケンの活動は基本夜中で、なんかチラシ配ったり、契約者?の人の元に行って依頼やら何やら、よく分かんないけど……なんかしてた!
俺はと言うと、まあ悪魔では無いのでね、部室にゲーム機持ち込んで依頼とかが無い人と毎日ゲーム三昧。最近なんて着替え持ってきて部室である旧校舎で寝泊まりしてたりする。
シャワーはあるし、ベッドはソファー使えばいいし、何より学校がすぐそこ。ギリギリまで朝寝れる。
……最高じゃね?
そしてただいま暇してるリアスさんと共にテレビゲームのチェスをしてる。
フッ、リアスさんもチェスはなかなか強いが、ゲームに関しては俺は負け知らず。ボードゲームに関しては未だに無敗を誇る。
てな感じで、いつもいつも負けをプレゼントしてる俺な訳で、その度にキーキー悔しがってる先輩を見ることを楽しんでる俺なわけだが……何やら今日は様子がおかしい気がする。
「………」
「………」
「………」
「………」
「……あ、チェックメイトです」
「………」
うん、やっぱりおかしい。
いつもならここで、『キー!もう1回よ!次は勝てるわ!アナタの打ち方の癖は見抜いたわ!』とか、うんたらかんたら噛み付いてくるもん。
「……ねえ、ボント」
「え?あ、は、はい?」
いきなり名前を呼ばれてあらびっくり。
手元のコントローラーを落としてしまった。
「もし、あなたが結婚するとしたら、どんな人がいい?」
【
【結婚なんて考えてない。なぜなら俺は俺のことが一番好きだから!】
性癖暴露とナルシストを同時に出すんじゃないよボケカス。
それにしたって結婚……なんとも唐突な問いではないか。
気分沈んでるのもそれ関連?マジかよ。高校生で結婚考えんの悪魔さんたちって。人生生き急ぎすぎじゃね?人間より寿命長いのに、もっと気楽に生きたら?
とりあえず選択肢を消費……いや、どっちもキッツ。
いや、たしかにタッパとケツでかい人好きよ?うん。けどそれをどストレートに言うってどうよ?
「……結婚なんて考えてない。なぜなら俺は俺のことが一番好きだから!」
「……そう」
俺の言葉に暗い表情のリアスさん。
マジかぁ……ミス?ミスった?
「あ、あー、でもタイプで言うなら身長高くて、お、おしりとか胸とかでかい人好きかな〜、なんて……」
「………」
無言!
なんてこったい!選択肢を間違えたと思って、もうひとつの方を一応まろやかな表現で言い直したけど、これもダメか!?
なんてこったい、打つ手なし。
「……ねえ、もし──」
「ただいま帰りましたー!」
わっしょい!(?)
な、なんだイッセーか。唐突な大声に驚い止まったじゃねえか。
悪魔としての依頼を終えて帰ってきたか、おつかれさんだね。
「部長、ただいま戻りました」
「………」
猫ちゃんとイケメンもおるやんけ。みんな帰ってきたんか。
「朱乃さんはー?」
「まだっぽい」
仕事熱心ね。みんなこうしてがんばってる中、ゲームしてる俺とリアスさんって……ま、いっか!
「あ、そういやリアス部長さん。さっきなんか言いかけてたけどなんです?」
「……いえ、なんでもないわ。さて、みんな報告を聞かせて──」
明るい口調にもどるリアスさん。
戻ると言うよりも取り繕う?むぅ、気になる。すごく気になる。
【詰め寄ってやれ!言うまで部室に監禁だ!】
【まだだ。まだその時では無い。慌てるな凡人よ】
あ、はい。
すごく待っちゃう。首が伸びすぎて2キロ程伸びるまでは待っておくことにしますね。
そんなことを考えつつ、無理に笑うリアスさんを視界にそのまま寝落ちした。
はて、どれくらい時間が経ったか。部室のソファで寝落ちした俺は頭に感じる温もりで目が覚めた。
薄目を開けてみると広がるのは闇。
もう深夜。みんなが悪魔稼業を終えて家に帰ったとしたら日付を跨ぐ前だろう。
だとすると……1時、2時くらいか。
シャワーも浴びてない。汗くらい流しておきたいな。
そうして起き上がろうと……ん?頭の温もり?
だんだん目が夜の闇に慣れてくるとそこにいたのは、
「あら?リアス部長さん?」
「……起こしたかしら?」
赤毛を揺らしたリアスさん。
「他のみんなは?」
「帰ったわ。私だけ残ってる」
「なるへそ。……あともしかして、俺膝枕されてる?」
「あら、嫌だったかしら?」
【とんでもない!なんなら今すぐ寝返りを打ちリアス先輩のスメルを鼻から吸い上げ、肺で満たしたい!】
【添い寝の方が良かったなー。お腹ポンポンされたい】
寝起きからフルスロットルで安心したよ。ただ、俺を変態に仕立て上げようとするその魂胆はいただけないな。
いや、まあ?確かに?言葉にはしないけど?してみたいし?されたいよ?
ただそれを言葉にして言っちゃあ犯罪者になっちまうんやで。覚えときな?
「添い寝の方が良かったなー。お腹ポンポンされたい」
「あら、そう?ボントってたまに子供になるわよね。……いいわ、じゃあ今度してあげる」
マジかよ。やったぜ!
おそらく緊張して眠れないと思うけどやったぜ!男の子の夢のひとつが叶うことが確定したぜ!
「……さっきの話なんだけどね」
「んー?」
さっきの話。みんなが戻ってくる前にしていたやつか。
なんか言いかけてたっけな。
「私がもし、あなたに"抱いて"って言ったら……どうする?」
「それはハグ的な意味で?それとも大人な感じの意味で?」
「大人な感じの意味よ」
うわぉ、なんてこったい。
大人の階段登る〜?君はまだシンデレラさ〜?
頭がついてかんて。
えーと、とりあえずなんて答えるか。
「あなたのタイプにピッタリだと思うのだけど、私」
「……あ」
確かに身長あって、ボンキュッボンのナイスバデーの年上だ!
じゃあ断わる理由ないね。しょうがないね。
とは言っても、そんなことを言う件のリアスさんの顔は浮かない表情。
「……リアス部長さん」
「なに?」
「アンタ……別に俺の事好きじゃないでしょ」
「……っ」
若いながら土地を治める程の地位の悪魔。恐らくいいとこの家出身だ。
そこに結婚の話題。さらに、"抱いて"という言葉。
「……政略結婚が嫌だから既成事実つくっちまって白紙にしよう的な感じだ」
「っ!……変なとこで鋭いわよね、ボントって」
フッ、選択肢によって鍛えられた頭の回転を舐めるんじゃあないぜ?私の推理力は53万です。
【俺のアソコも鋭い槍だぜ】
【私の推理力は53万です】
パクリおって貴様〜!
あと、上の選択肢。今はそういう話題から最も離れないといけない時だろうがぁ!
「私の推理力は53万です」
「そうね」
返答にキレが無さすぎる。調子狂うなぁー。
そんなことを思いつつ身体を起こす。頭の温もりが名残惜しい。
「ま、あれですわ。抱くも抱かぬもどっちでもいいけどさ、先ずは周り頼ったらどうなんです?」
「……え?」
「イッセーのせいくり……まあ、なんかすごいやつらしいし、朱乃さんも強いんでしょ?1人で抱え込んで潰れられる方が部員たちは悲しいと思うわけ。それなら話しをして解決策なりなんなりみんなで探せばいいんじゃねんです?」
「………」
そんな俺の言葉に暗い顔のリアスさん。うーむ、響かんなぁ。
巻き込みたくないのか、はたまた諦めてるのか。……それか、敵対した時のリスクが高いのか。
【リアスさんの顔をつかみモニュモニュと揉み込む】
【リアスさんの胸をつかみモニュモニュと揉み込む】
そういう雰囲気じゃなかろうてー。
胸か顔か?キッツ。彼氏でもない男にそれされるとかキッツ。
マジかぁ。
「………」
「え?…あ、ちょ」
選択肢を選び、リアスさんの顔を揉み揉みする。
ほっべを掴み上へ。
「はい笑ってー」
「な、なひすふの」
「暗い顔じゃ何も変わらんですよ」
「………っ」
「まずは笑う。病は気からみたいなもんです。笑う門には福来るとか?ま、笑っとけば何とかなりますって」
「でも、笑うなんて……」
「あー!焦れったい!」
「ッ!?」(ビクッ)
「どうして欲しいんです!?抱けばいいんすか!?それで全部解決ちゃんちゃんで終わる!?平和的にチャラになるの!?助けて欲しいのか!ただただ愚痴を聞いて欲しいのか!そこら辺はっきりしてもらってもいいですか!?」
「え、あ、ぼ、ボント…?」
ホンットに優柔不断なんだから…!なんでこう、女って…!ふんすふんす。
「自分の内にあるもん全部ぶちまけて欲しいんですわこっちは!何をして欲しいんです!?結婚はいやだってのは分かりました!その後は!?こっちは何をやればいい!?慰めれば満足!?」
「……っ」
息を切らし言い切った。
キャパ不足のくせに抱え込もうとして潰れるやつなんていくらでもいる。大人びてるけどこれでもこの人は高校生、まだまだ子供。
子供らしく癇癪起こしてわがまま言うくらい許されてもいいだろ。
「わ……わ、私は結婚なんてしたくない!」
「そうだ!」
「悪魔の将来とか私の人生に関係ない!」
「そうだ!」
「でも私一人じゃどうにもできない!」
「そうなのか!?」
「誰か、助けてよ…!」
「おっけー」
「………え?」
やっと本音言ってくれたよ。全く、手のかかる子だね。
【困ったことがあったらな、風に向かって、俺の名前を呼べ】
【イッセーにメールを送ろう。後はイッセーに任せとけばなんとかなるっしょ】
クソ野郎ぉ…!
人に丸投げかよォ…!ここまでカッコつけといてそれは無いでしょォ…!
「困ったことがあったらな、風に向かって、俺の名前を呼べ」
「……ボント」
「そん時、しっかり助けてやりますわ。人としてね」
「……っ。でも相手は強大よ」
「でももだっても今は無し!俺だって強いぞ!多分!」
そういうと、ほうけた顔のリアスさん。
やがて吹き出すように笑った。
「ぷッ、締まらないわね」
「我ながらそう思ってますわ」
「じゃあ、私は帰るわね」
あれから少し時間が経ち、落ち着いたリアスさん。
「うぃっすー」
「あまり夜更かししちゃダメよ?」
「……もう遅くね?」
「それもそうね。……じゃ、おやすみ」
そう言って出ていくリアスさん。
とりあえず俺は……シャワー浴びるか!
ノリと勢いで書いた。
なんかもう、色々適当になってるかもだけど許して
ヒロインについて
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もう、ガッツリハーレムにしてしまえ
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まあ、程々に
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イッセーの分を1人くらい残してやって