平均的な逸般人に生まれ変わった転生者はハーレム目指して頑張ります 作:年上お姉さんに甘やかされたい
俺も(2回目)
「メガネって……エロスを引き出すための魔法のアイテムだと思うんです…」(しみじみ)
「……え?」
「いえ、なにも」( ˙-˙)
とりあえず適当に選択肢を消化する。
……選択肢の性癖多すぎな気がするんよなあ。自重してくれ。
「……てかメガネかけてますけど、リアスさんってばお目目悪かったり?」
「これは気分的なものよ。考え事をしてる時にかけると頭がよく回る気がするの」
分かる。俺もゲームする時よくメガネかけるもん。
なんかこう……メガネかけたら賢くなった気がしない?あ、しない。そっすか……。
そんな中、ふと目に映ったリアスさんが手にしてるもの。
「戦術マニュアル……なるほど、不死鳥戦に向けての備え、というやつですかい?」
「ええ……まあ、正直気休め程度にしかならないけどね」
ふむふむ、そかそか。
……それにしても皆俺の、いや、選択肢の奇行に慣れてきてるよね。
だって目の前で巫女服着たフツメンがシャチホコしてんのに普通に会話してるんやぞ。はたから見たら異様な光景だろこれ。
そんなことお構い無しとばかりに、近くの椅子へと腰かけたリアスさんはテーブルに肘を置きため息をこぼした。
「……相手は不死鳥フェニックス。その身に宿した力は不死身の肉体」
「やっぱり死なないってことです?」
「そうね。肉体が負った怪我を瞬時に回復させる再生能力があるから厄介なのよ。ほとんど無敵の能力……八勝二敗。公式の試合でのライザーの戦績よ。しかもこの二敗は懇意にしてる家柄との試合で相手に顔を立たせるためのもの、実質未だ無敗なのよ」
「はえー」
なるほどなあ……こりゃ勝つの厳しいでぇ。
【不死鳥は僕が殺します】
【負けちゃう?】
……なんでそうすぐ俺出しゃばらせようとするの?やめてよ。
「負けちゃう?」
「そうならないように考えているのよ。それに倒す方法なら2つあるわ」
お、それはそれは良かった。
ところでそろそろシャチホコがキツイんですけど。どうにかできません?
【気合いでシャチホコを継続】
【荒ぶる鷹のポーズへと移行】
あ、荒ぶる鷹でいきましょう。
「圧倒的な強力で押し通すか、立ち上がる度に何度でも倒して精神を削るか…」
……脳筋かな?(疑問)
「前者は神や魔王クラスの力が必要になるわ。だから可能性があるとすれば後者。そのためにはライザーの精神が尽きるまでこっちのスタミナを保つ必要がある。体が再生しても心、精神は確実に疲弊するわ。精神を折り切れれば私たちの勝ちよ」
脳筋だったな(確信)
なんかもっとこう、作戦は無いのかね?まあそれほど不死鳥さんの能力が強くて小細工が通用しないんだろうけど……だからといって、ねえ?
【そういや、なんで不死鳥さんをここまで嫌ってるのか。その真相を確かめるべくアマゾンの奥地へと向かう】
【そういや、なんで不死鳥さんをここまで嫌ってるのか。目の前のリアスさんへミュージカル風に聞いてみる】
普通に聞かせてくれ…!
シリアス路線の雰囲気流れてるとこに空気読まずにミュージカル風なテンションはマズイって、マジで…!
ほなら上を選べって?そんなことしてみろ。本当にアマゾンに行かせられるぞ、確実に。そういう奴なんだ、俺には分かる。
「……おぅ〜、どうして〜♪なぜあなたは〜♪フェニックスを嫌うのぉ〜♪⤴︎」
「……ヒィ」
おい、怖がらせとるやんけ。
まあ確かに無表情で荒ぶる鷹したながら片足けんけんでミュージカル風のテンションで迫ってくる男とか恐怖でしかないわな。
……しかも巫女服やぞ。
……ごめんね?怖がらせて。
「……私は"グレモリー"なの」
「………………?」
うん、知ってますが何か?
「私にはどこまで行ってもグレモリーの名が付き纏う。もちろん誇りに感じているわ?でも同時に私個人を殺すものでもあるの」
なるほど、良き家柄に生まれた弊害と言うやつか。
……真面目な話やんけ。こんな男が聞いて申し訳なく思う。なんだよ荒ぶる鷹のポーズって。なんなんミュージカルって。
……俺にシリアスは無理なんだなあ。
「誰もがグレモリーのリアスとして認識してる、リアス個人としては見てくれないわ。だから人間界の生活はグレモリーの悪魔を知る人なんていないから充実してたの」
「…………………」
くそ。真面目な話してる横で荒ぶる鷹のポーズをしてるこの構図がとんでもなくいやだ。空気読めないやつみたいじゃない……実際そうなんだよなあ(遠い目)
【ならばリアスにも荒ぶる鷹のポーズを勧めろ!2人でやれば怖くないね!】
【ほかのみんなも起こしてみんなでギニュー特戦隊ポーズだ!因みにお前はバータ枠だ!】
ほかのみんなを俺に合わせようとすんなよ…!
なんで俺に合わせようとする…!?俺をみんなに歩み寄らせろって言ってんの…!!
あと俺がギニュー枠じゃねえのな!バータなんだな!まあ確かに荒ぶる鷹のポーズっぽいもんな!
……え?じゃあ俺今からリアスさんに荒ぶる鷹のポーズさせんの?嫌なんだが?
「リアスよ……俺と同じポーズをとれ」
「……え?」
「早くしろ!」
「わ、分かったわよ…!」
ごめんね?ほんとにごめん。声を荒らげたのも選択肢のせいなんだ。誤解しないでね?
「こ、こう…?」
「手は肩より上まであげるんだ。上げた片足は腰よりも高く」
「……!お、思ったより……き、キツいわね、これ」
……ネグリジェメガネポニテリアスさんがこのポーズをするとなんだかいけないことをしてる感じがする。
しかも足上げてるから見え……いや俺は紳士だ。ここは目を逸らすべきだろう。
「……俺から言わせれば」
「……?」
「リアスさんはリアスさんでしかないわけで、こうやって一緒に馬鹿やってる姿しか知らんわけですよ。家柄なんて関係なく俺は先輩後輩、友達として今の日常は謳歌してます。だからまあ前にも言ったでしょう?困ったら俺の名前を呼べ、と。そん時友達として助けますってね」
「ボント……」
ふっ、決まったな。
……だが、互いに荒ぶる鷹のポーズで向かい合ってるこの状況。なんなんだろうね。雰囲気もへったくれもねえや。
「……ありがとう。頼りにしてるわ」
【泥船に乗ったつもりでいてくれ】
【大型の泥船に乗ったつもりでいてくれ】
……それどっちもダメじゃね?
「大型の泥船に乗ったつもりでいてくれ」
「それダメじゃない…?」
そう言ってクスクスと笑うリアスさん。
晴れたな、顔が。
「セリフもポーズも、何も締まらないわね」
「そういうところが俺のいい所」
そして、悪い所でもある。
まあ、何はともあれリアスさんに元気が戻ってよかったで。
さて、俺も早く寝てえな。で──
──このポーズはいつ終わんの?
リアスさんの荒ぶる鷹のポーズ見てみたい。
ヒロインについて
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もう、ガッツリハーレムにしてしまえ
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まあ、程々に
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イッセーの分を1人くらい残してやって