平均的な逸般人に生まれ変わった転生者はハーレム目指して頑張ります   作:年上お姉さんに甘やかされたい

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久方ぶりですね。
こんなノリでよかったのか不安になってる。


その結婚待ったァ!

 

 

さて、レーティングゲームの日から数日が経ったある日のこと。

俺はいつも通りの日常を謳歌していた。

 

ただ寂しいのはオカケンの活動が無くなったこと。旧校舎に行くことも無く自室でゴロゴロと。

イッセーに連絡してみるが返事はなく、どうやらライザーくんにボコボコにされた反動でまだ目を覚まさないらしい。

 

とりあえずお見舞いに行って枕元に千羽鶴を置いておいた。

 

……千匹も折るのは流石に骨が折れたぜ。

 

だが、アーシアちゃんと同棲してたのは許せん。起きたらまた眠りにつかせてやる。

 

「暇だねぇ」

「にゃーご」

 

膝の上に愛猫を乗せて画面とにらめっこ。コントローラーを両手にゲームに勤しむ普通の時間。

 

学生として健全で普通の生活なのに、なんとも物足りない。オカケンに毒されている証拠か。

選択肢も最近は優しさを見せているため刺激が足りん。慣れって恐ろしいね。

 

 

 

【そろそろゲームをやめて風呂に入る】

【そろそろゲームをやめて寝る】

 

 

 

見てみろこの選択肢。すっかり牙が無くなった。

いやいいけどね?これくらいの選択肢ならなんてことないし?

 

……けど寂しいじゃねえかコノヤロウ!もっと来いよ!遠慮してんじゃないよ!

 

はあ……風呂はいろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風呂にも入り一眠りして目が覚めた。

既に時間は深夜。時計の針はてっぺんを過ぎている。

 

リビングで飲み物を1口。

愛猫のクロカの姿がない。まあ家からふらっと消えたかと思えば気づけば帰ってるし、夜中の散歩に行ってるのかも。

心配ではあるがいつもの事ではある。大丈夫でしょう。

 

さて、自室の扉を開けもう一眠り──

 

「…………」

「…………」

 

──パタン

 

なんか誰かいたんだが?

え?怖。泥棒とか?金目のものなんてないよーひえぇ…。

 

いや気のせいか。そうだな気のせい。

 

もう一度扉を開け中へ──

 

「…………」

「………あの」

 

──パタン

 

暗くてよく分かんなかったけどあれグレイフィアさんじゃね?

あのメイド服、長い銀髪。

 

……うん、どう考えてもグレイフィアさんですね。ありがとうございます。

いやそうじゃなくて、なぜおりゅ?どゆこと?

 

そんなことを思っていたら扉が開き、そこからグレイフィアさんのお綺麗なお顔が覗いていた。

 

「あの、ボント様。お話があります」

「……あ、はい」

 

あ、これ面倒事かも。

………胃薬用意しとかなきゃ!(歓喜)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──ふむ、つまりはリアスさんと不死鳥さん結婚するから殴り込みに行け、と」

「……その言葉には同意できません。あくまで私は"招待状を渡しに来た"だけですので」

 

ふーむ、なるほど。あくまでご招待ってことね。

 

グレイフィアさんの話をまとめると──

 

リアスさんと不死鳥は予定通り結婚。

リアスさんはまだ納得してない様子だけどゲームの結果は変わらないので受け入れるしかない。

イッセーも命に別状は無いがまだ眠りから覚めず。まあそろそろ起きるだろうという見立て。

みんな不満はある。その意志を聞いて後は俺にこの招待状をどうするかは決めてくれ。

 

そんな感じか。

……もう言葉にしないだけで俺に不死鳥をぶっ飛ばしてくれって言ってるようなもんじゃね?

 

 

 

【乗るしかない!このビッグウェーブに!】

【ライザーは僕が殺します】

 

 

 

はい、キタキタキタ!この選択肢!

俺の胃にダイレクトアタックしてくるようなこれ!これこそ選択肢なんだなあ!(感覚麻痺)

 

はあ、やだなあ、行きたくないなあ(ワクワク)

でも選択肢が出たからなあ(ドキドキ)

 

「乗るしかない!このビッグウェーブに!」

「っ!」ビクッ

 

あ、ビクッてした。

ごめんね、驚かせて。

 

「まあ行くだけ行きましょう」

「……っ、ありがとうございます」

 

深々と下げられる頭。

やめてくれ。そんな感謝される感じだとすごくこそばゆい。

 

 

 

【では準備があるのでここら辺で。当日を楽しみにしてください】

【では当日に向けて打ち合わせをしましょう。登場は劇的な方がいいですよね?】

 

 

 

うーわ、嫌な予感しかしない。

普通に行くのはダメ?あ、ダメ。そすか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚式当日。

ここは冥界のパーティー会場。

 

会場には小綺麗な装いを身に纏った悪魔たちが来ていた。そこには当然オカルト研究部の部員の面々もいる。

そして会場の目立つところに座るのはライザーとリアスの2人。

 

方や笑顔、方や暗い表情の両者。

 

そんなリアスを離れたとこから見るオカケンメンバー達。

 

「……ボン先輩は来てないんですね」

「「「………」」」

 

小猫の言葉に何も返せない3人。

そんな中、イッセーは1人だけ力強い目で首を横に振った。

 

「ボンちゃんは来る、絶対に…!」

 

イッセーが目覚めた日のこと。

その日の夜に部屋に訪れたのはサーゼクスの奥さん、クレア。

 

その時に言われた言葉。

 

──ボント様はまだ諦めておりません

 

その言葉を信じ、何が起きてもいいように身構えてるイッセー。

 

そんな中、ライザーは席を立ち声高々に口を開いた。

 

「皆様!今夜はようこそお越しくださいました!私、ライザー・フェニックスとリアス・グレモリーの結婚がこれだけの方々に祝福してもらえるとは喜ばしい限りです!どうぞ皆様、今日は心ゆくまでお楽しみくだ──」

 

そこまで言った途端、聞こえてくる何やら音楽。

 

出処は出入口のドデカい門。中ではなく外からだ。

そんな音楽が徐々に徐々に大きく聞こえてきて何かが近づいてきてるのがわかる。

 

そうして、扉の前まで来ただろうと思った時だった。

 

 

──コンココ、コンコン

 

 

そんなノックが聞こえた。

そして、次に聞こえてきたのは男の歌声。

 

 

──雪だるま作ろ〜♪

 

 

そうして、大きな音を立てて開け放たれた扉。

 

 

「ドアを開けてぇぇぇえ!!」

 

 

そうして開け放たれた場所にいたのは、"ウェディングドレスを着た死んだ顔の平凡人"とその傍らに立つ"無の表情を浮かべたスーツ姿のグレイフィア"だった。

 

 




この生活に多少の楽しさを感じてる主人公。

ヒロインについて

  • もう、ガッツリハーレムにしてしまえ
  • まあ、程々に
  • イッセーの分を1人くらい残してやって
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