平均的な逸般人に生まれ変わった転生者はハーレム目指して頑張ります   作:年上お姉さんに甘やかされたい

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今回長めになっちゃった。


新しい友達

 

 

 

【体洗う時は股間から洗うタイプ?】

【体洗う時は胸から洗うタイプ?】

 

 

 

なんだよこの選択肢はよォ…!

選択肢、てめぇショタに何聞いてやがる…!キシャマかそんなやつだとは思わなかったぜぃ…!

 

まじで、ほんとに、頼むって言ったよね?

何?お前は初対面のショタに自分の体のどこから洗うのか聞いてんの?それ不審者だからやめた方がいいと思うゾ。

 

はぁ、この2つから選ぶのかぁ…。どっちがマシか?

一見これは胸、のように見えて股間の可能性も有り得る。男同士の冗談、と言うやつで済ますことも出来るわけだからね。……まあ初対面でそんな冗談言うなやと思うわけだけど。

 

でも、なんか胸だと……気持ち悪くない?なんか、なんかね?個人的にはなんかキモく感じた。

てなわけでここは上を選んでおこう。

 

「体洗う時は股間から洗うタイプ?」

「……ふぇ?……へ!?」

「気にしたこと無かったなぁ……、でも思い返すと俺もチ○コから洗ってるな」

 

お前(イッセー)には聞いてない。けどありがとう。お前が答えてくれると冗談っぽく聞こえるから助かる。

 

「ボンちゃんは?」

「俺も股間からだ」

 

本当は腕からだけどやはりここは話に乗るべきだ。

となると、

 

「「……」」

「う、うぇ?……あ、えーと、その……」

 

俺とイッセーの視線がシドーに突き刺さる。

恥ずかしそうに俯きながら顔を赤くしシドーは口を開いた。

 

「お、お股から、かな?」

「だよなー。やっぱりそうだよなぁー」

 

……そんな恥ずかしがる?

チャラけるイッセーを尻目に俺はシドーを見る。

顔を赤くし服の裾を握りしめ恥ずかしそうにプルプル震えている。……え?なんか罪悪感。

 

てか、お股って。おま、それ"股間"よりちょっとやらしい響きなんだからやめようや。

 

「よし!それじゃあ何して遊ぶ?」

 

何するか。ボールは持ってきてるようだしサッカー辺りを──

 

 

 

【カバディしようぜ!カバディ!】

【感謝の正拳突き1万回しようぜ!俺サンドバッグな!】

 

 

 

帰ってどうぞ。

小学生3人が公園でカバディとか危なすぎやろ!

正拳突き1万回は多すぎや。てか俺サンドバッグな!のところ意味がわからん!なんでそうなる!?

 

サンドバッグは普通にヤダし……、カバディかなぁ。

 

「カバディしようぜ!カバディ!」

「「……カバディ?」」

 

俺の言葉に首を傾げる2人。うん、やっぱり知らんよな。小学生でカバディ知ってるやつってそういなさそう。

 

「あー、知らないなら──」

「カバディってなんだ!?教えて教えて!」

「……っ!」

 

……食いつきやば。

詰め寄るイッセーにイッセーの言葉に激しく頷くシドー。

……もうこれはやる流れになってきたな。

 

その後カバディの説明をした俺。

イッセーのよしじゃあやろうぜの言葉で俺たちのカバディは始まった。

 

服は砂まみれになり全身すり傷だらけになった。家帰ったら母君からは怒られて父君からは爆笑された。ぴえん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の事だった、

学校の休みの日。街へゲームを買いに行った帰りの事。

いつも遊ぶ公園。そこを通りがかった時だった。

 

「バウバウバウッ!!!」

「あ、うぅ〜…」

 

なんかシドーがワンちゃんと遊んでる〜。訳でもなくてどうやらワンコロに靴の片っぽを持ってかれていたようで半べそかいていた。

 

つか、あのワンコロ、シェパードじゃね?あかんやつや。

しょうがないここは俺が行きますか。

 

「よっすシドー。どした?」

「え、あ、ボンちゃん。えっと「バウッ!!!」ひぃ! ……うぅ、靴取られちゃって…」

 

知ってる。

となればここは誰か大人の人呼んで──

 

 

 

【吠えた犬に驚き涙鼻水涎を撒き散らしながら大声で大人に助けを乞う。なんなら小便もぶちまけてみよう】

【フッ……、ここは俺に任せて先に行け】

 

 

 

0100かよ。加減を考えろ加減を。

教えはどうなってるんだ!教えは!

てかなんだよぶちまけてみようって。チャレンジ1年生なの?

 

クソが。俺にだってプライドはあるんだよ!

 

「フッ……、ここは俺に任せて先に行け」

「え?…え?」

 

シドーの前に出て犬と向かい合う。

いい目をしてる。まっすぐこちらを睨みつけて流石シェパード(ガクブル)

いや、マジで子供の体からしたらシェパードってライオンみたいだから。マジで。ほんまマジで。

 

これはどう取り返すべきか。なんならあのシェパード靴咥えてるし。……てか、シェパードをなんで放し飼いにしてる?

教えはどうな(ry

 

とりあえずどうしよう。正攻法じゃ無理だし……、

 

 

 

【目には目を。ここは犬の真似をして牽制してみよう】

【シドーに飛びつき無理だ!俺には無理だ!と泣きつく】

 

 

 

プライドはあるつってんだろ!

 

「ワンッ!ワンワン!ワワンッ!!!」

「………」

 

四つん這いになり吠える俺を訝しんだ目で見るシドー。

……おいおいどっちもプライドが折れる選択肢だったのかい。

 

「バウバウバウッ!!!」

 

ヒィ!

……俺には無理だ。ここは泣きつこう。命あっての物種だ。

 

 

 

【犬でダメなら次は熊だ!これで勝つる…!】

【涙鼻水涎を撒き散らしてシドーに泣きつく。死にたくない!死にたくない!と叫んでみよう!】

 

 

 

クォラァァァア!!!選択肢ぃぃぃい!!!

調子乗んなよてめぇ!何、より酷くしちゃってんだよ!

プライドはあるんだよ!やってやろうじゃねぇか!

 

「くま〜、くま〜」

「……えぇ」(困惑)

 

……おい、困惑しちゃってるよ。助けてる相手から困惑されてるよこれ。

てかクマの鳴き声はくま〜じゃないと思います(名推理)

 

がおーの形のポーズ取ってくま〜くま〜はアホでしょ。

 

「バウバウバウッ!!!」

 

はい次ぃ!

 

 

 

【こうなれば百獣の王、ライオンをその身に宿すしかない】

【涙鼻水涎を撒き散らしてシドーに泣きつく。なんならシドーを犬に差し出して俺は助けて貰えるように交渉する】

 

 

 

とりあえず下は無視して……上は不安しかないんだよなぁ。

まあ、道はそれしかないから選ぶけど。

 

「にゃ〜、にゃ〜」

 

……それはもう猫なんよ。

 

「……プフッ」

 

笑ったね!その心、笑ってるね!言っとくけどね!こっちは真面目にやってんだよ!……尚更アホらしくなってくるわ!

 

「……バ、バゥ?」

 

いや犬にも困惑されたんだけど。どないせっちゅーねん。

 

 

 

【致し方なし。ここは伝家の宝刀を抜く時が来たようだ】

【一糸まとわぬ姿で穴という穴から色んな液体を吹き出しながら阿波踊りをする。これで犬は撃退できるね】

 

 

 

もう下の選択肢はよくわからん。どういう状況?

想像してみ?……馬鹿だろ。

確かに犬も逃げ出すよ?……人の尊厳もどっか逃げてくからね?

 

となれば上なんだが……伝家の宝刀って何…!?

俺も聞いたことないんだけど。怖いんだよ。言葉足らずすぎてもうほんとにヤダ。

まあ選ぶけどさ。

 

「……あ、UFO」

 

選んだ瞬間、空を指さしながら俺の口はそう動いていた。

 

……こ・れ・か・よ。

こんなん誰も引っかかるわけ──

 

「……っ!」

「え?」

 

おいマジかよ。シドーも犬も俺の指の先に振り向いてるんだけど。

スゲーナ、デンカノホウトウ。

 

てなわけで今だ!

 

振り向いた拍子に口からこぼれおちた靴。それに向かって手を伸ばす。

一直線に靴へと吸い込まれていく我がお手手。

 

そしてついにその掌に捕えることが出来た。やったぜ。

 

そして、横から俺の腕がパックンチョされた。

 

………まじかよ。

 

「痛ってぇ!」

「っ!ボンちゃん!」

「やるかてめ、このやろ…!」

「グルルルゥゥウ…!」

 

ふーん、あ、そう。ふーん。そういう目しちゃうんだ。ふーん。

 

 

 

【テメーは俺を怒らせた】

【俺が悪かった許してくれ】

 

 

 

「テメーは俺を怒らせたぁぁぁぁあッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長い激闘を終えた俺は今シドーと一緒に帰路へと着いていた。

シドーの足にはちゃんと両足揃った靴がしっかりと履かれている。

 

「む、無茶しすぎだよ…。そんなボロボロになって…」

 

噛みに噛まれた俺の体からは至る所から出血していた。体当たりされてアザもできたし、引っかかれて切り傷もできているって言うね。

明日は病院だぜ…。

 

 

 

【俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった…】

【惚れた…?】

 

 

 

……ショタに惚れられても嬉しくないです。

 

「俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった…」

「我慢の範疇超えてるよ…」

 

呆れられたぜ。

 

「ごめんね。そんな大怪我させちゃって…」

「……何を言う。こんなのが大怪我?……死んでないならかすり傷だ」

「……っ。ボンちゃんって、やっぱり強いね」

「だろ?俺つえーの」

「うん……強いね。……ありがとね、ボンちゃん」

 

そんな会話をしながら家に向かうこの時間は、存外悪くはなかった。

 

少しはシドーとの仲は縮められたらうれしいな。




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