というか黒龍十代目と横浜天竺と東京卍會に一同に介して戦ってほしかったんですよ。
なんなら本誌では実現しなかったからいっそ自分がやりたかったくらいだったんですよ。
公式でやると確定して楽しみにしている今もそれはそれとして自分でもやるんですが。
厳つい顔ぶれが雁首揃えて占めて十七人。
東京卍會の総長と副総長、壱、参、肆、伍番隊の隊長と副隊長、弐と陸番隊は現在隊長しかいないのでここまで十二名。
「俺らンとこの隊員がギリギリ火ィつける前に止められたんだって。……逃げられたけど、写メ撮ってて。直に見たそいつも言ってたんだけど、コレうちの
ソウヤが掲げたケータイには、画質こそ荒いが、東京卍會の隊服が写っている。
金の刺繍は紛れもなく東京卍會弐番隊隊長の手によるものだ。
「放火は
ナホヤは拳をばちんと掌に叩きつけた。笑みは崩れていないが、青筋が額を這っている。紛れもない大激怒。
「八代目だの極悪だの、確かに噂に聞いちゃいたけど……甘く見てたな、いや、高く見てたか? なりふり構わねえのはゴミだ」
「にしたってやけにコスい手じゃねえの。ケンカで来た方がまだわかる」
「やり口が妙なのは違いねえな。俺がいた頃、少なくとも放火なんざやらなかったし、回りくどく殺させんじゃなくて自分でブッ殺すタイプだった」
林は特徴的な濁声をしている——短絡的だが読み自体はいい線を行く、乾も同意を示した。
九井は乾の横でうっすらと息を吐いた。ようやく冷静さを捕獲できたようだ。
ぐっぱーと両手を握っては開くのを尻目に「提案だ」と、口火を切ったのは大寿だった。ごく自然な動作で、彼の親指が八戒を指した。
「コイツをそっちに戻す」
「俺!?」
「担保だ。
請求放棄
「……マァどっちにしろ、若っつってもボスを殺しかけた野郎をいつまでも置いとくのはな」
「俺を殺しかけるまで成長したのは喜ばしいが」
「喜ばしいか?」
首を捻るのは乾で、それ以前に何もかも初耳な顔をするのが東京卍會の半数。世間話の延長線で吐かれる言葉ではない。
「叩きのめして躾けるのは多少手が空いてからのがいい」
「諦めろっつってんだろ」
「ハッ」
弟の悪態を鼻で笑った大寿は、続いて、花垣と千冬の壱番隊コンビを顎で示す。
「どうせソッチも気にしてたんだろ。
「あー。……ハイ」
所在なく花垣は頷く。
ここに当人の柚葉はいない。長兄の強権による判断だ。彼女は最後まで噛みついていたが、結局、命令は覆されなかった。
「八戒のお下がりらしいっす」
「柚葉のやつ……」
十代目設立当初に仕立てるだけ仕立てられたものの、結局八戒は東京卍會に所属したので、一度も袖を通さずに背が伸びてサイズが合わなくなった。
取っておいてあったのは単に柚葉がブラコンだから——察して、八戒は頭を抱える。
「つくづくテメェに過保護だ、あのバカ」
同じく、末弟への傾倒をよく知る大寿は、そうぼやいた。
強く育ったが思い通りにはならない妹に対し「俺には噛み付いてばっかのクセにな」若干愚痴の混じった言葉に、花垣は、かすかに怪訝そうにした。
「八戒もそうだけど、大寿くんのことも心配してたッスよ」
「……。あ?」
「ヒェ……」
凄んだ声に反射で及び腰になった花垣を、千冬は強めに小突いた。
柚葉が彼らに今回の抗争を明かしたのだって、一人ならまだしも、二人を一度に守るのは難しかったことも含まれるはずだ——でも今言うことじゃねえだろ! 心の中で詰った。
「俺らは入手元割れてますけど……」
詰るついでに注目を引き受ける。
千冬にはひとつ懸念があった。
「
「その件だが、心当たりがある」
提示された懸念に、食いついたのは稀咲だった。
俺が匂わせたのはオマエのことだが? そんな顔をした千冬に構わず、稀咲は眼鏡を指で押し上げる。
今回稀咲が狙ったのは、柴大寿の殺害と柴八戒のマインドコントロール、ゆくゆくは
最終的な出力として、柴大寿は生き残り、柴八戒は東京卍會に差し戻され、天竺は規模を増して差し迫る。
稀咲にとって最良の結果には至らなかった。
「伍番隊隊長、武藤泰宏——ひとつ、お聞きします」
計画は三段構え。
柴大寿の殺害が最良の目標。東京卍會と
最後のひとつが、コレだ。
「天竺創設者かつ幹部といわれるメンバー、黒川イザナ。天竺幹部の斑目獅音、望月莞爾、灰谷兄弟。極悪の世代と呼ばれた奴らですが、あんたも数年前にそう呼ばれてましたよね?」
稀咲の問いに、万次郎はふっと脳内の記憶を思い起こした。
武藤は、東京卍會加入時に、ひとつ事前申告していた。
〝俺には元々、絶対的な王がいる——〟
「それに、
「……それだけで疑われるのか?」
「根拠には弱い。ですが、
少しの間を置いて、武藤は肩をすくめた。
「参謀を名乗るだけはあるか」
——稀咲の指摘を認める発言に当たる。
「もしかしてオマエが昔王様っつってたの、イザナ?」
「……覚えてんのかよ」
「マジで今の今まで忘れてた。でも、帰りてえっつったら返してやらなきゃな〜とは思ったんだよな」
ことここに至ると、今度は素直に帰してやれるかはさておき。
万次郎はそこまでは言い切らなかった。それでもにわかに殺気立った周囲が答えだろう。
「当てられた以上は仕方ねえ。煮るなり焼くなり好きにしろ」
一方で、武藤は落ち着き払っていた。いっそ奇妙なほど。
東京卍會の中でも飛び抜けて巨躯の男は、ゆったりとした動きで周囲を見渡す。逃亡を図る様子も見せなかった。
三途は視線だけを動かして、隣の隊長を盗み見た。ほとんど一瞬だ。
誰かに気取られる前に、目を伏せる。
「ここで落とし前つけろってんなら、指でもなんでも置いて行ける」
「……エンコ詰めなァ。俺そんなん貰っても邪魔なだけだけど」
「形にはなんだろ、少なくとも」
今時、少なくともヤンキー程度では流行らない、本気のケジメの取り方だ。指を落とすのも惜しくないと言わんばかり。
……あるいはもちろん、この世には、指を落とすよりも恐ろしいことがいくつかはあるだろう。
恐怖か敬意か、それらを綯い交ぜた畏怖か。武藤の感情の籠らない声色からは推察しようもない。
「無傷で行かせた方が楽だと思うぜ?」
口を挟んだのは半間だ。張り詰めた空気を敢えて読まない物言い。
首のない天使を脱いで、陸番隊隊長の肩書きを背負った今も、つくづくやる気のなさそうな男である。隊長たちの集会で発言する方が珍しいような有様だった。
ほとんど常に怠そうな半眼は、本日ももちろん怠そうだ。武藤を眺めてぼりぼりと首筋を掻く。
本当に心底やる気がない。
「ここで叩きのめすのは簡単だろーけどぉ。S62の
「武蔵神社に火ィつけたのは村瀬だな」
武藤がさらりと述べた名前は、伍番隊のメンバーの一人だ。……暗に半間の言葉を肯定する形になる。
「伍番隊も人が増えた……知らねえやつのが多いが、あいつは昔から、それこそ俺のチームからいた。忠実だよ」
万次郎の判断により、公園にたむろするのは副隊長格まででしかない。緊急会議で数百人を公園にかき集めるのもよろしくなく、チーム内の方針を検討するなら、首脳部だけを集めた方が都合がいい。
……転じて今は、手足にまで目を光らせることはできない。
忠実だと武藤は嘯く——果たして、主人を失った手足がどのように動くか?
「
その恩義あるチームに放火犯の罪を着せ掛けた身で、武藤は白々しくも言葉を続ける。
「このまま引かせてくれんなら、ウチの部下も連れてっとく。無闇にネズミを疑い続けるよりマシだろ? ——三途は、」
「俺が配属されたのは隊長のところです」
三途は無表情に告げた。武藤の言葉を半ば遮るタイミングだった。
マスクの下の表情は、見えない。
わずかに眉を顰めた場地が、三途をじっくりと見て「そーいや、
「オマエは
「……族辞めたやつがわざわざ口出してんじゃねえよ」
「聞ィてるだけだろーがヨ。答えらんねえか?」
「答える必要性がねえな」
「いい。わかった」
剣呑な応酬に終止符を打ったのは万次郎だ。彼の視線は武藤を射抜いて外れない。
「
東京卍會総長の言葉に、武藤の瞳は、かすかに揺らいだようにも見えた。定かではない。
すぐに踵を返し、傍らに三途が付き従う。
蚊帳の外にされた
バイクのエンジン音が遠くなって、聞こえなくなってから、ぼそりとつぶやく。
「今日は茶番に付き合わされてばっかだな」
「そーいうこともあるよな? ……とにかく、稀咲、助かった」
「総長のためなら」
かすかに頭を下げた稀咲。改めて、取り急ぎの打ち合わせへと空気は変わる——さて、ここからは公園から去った武藤と三途のペアに視点を移そう。
「隊長」
信号は赤。
律儀に停車したバイク二台のうち、ショッキングピンクのニンジャに跨った方、つまり三途が口を開く。それなりに通る声は、アイドリング音にも消されることなく、武藤の耳にきちんと届いた。
「初耳でした」
「すまん」
「右腕にくらい教えてください」
「これからはそうする」
三途の己への忠誠心を上方修正しながら、武藤は素直に頷いた。
溜息を吐いた三途が「ならひとつ聞くんですけど」信号を睨みつけながら、尋ねる。
「元
聞くと言いながら断定だった。
「……つるんでるって程でもねえが。協力関係、ぐらいだろうな」
「いつからですか?」
「……ハロウィンの後からだな。イザナに接触してきたのが先月八日、天竺が十七日に発足決定したから、そのあとだ。俺が知ったのは二十五。……わかりやすかったか?」
「いえ。俺しか気づいてないと思います」
信号が青に変わる。エンジンを吹かせば、改造されたマフラーが轟音を立てる。
十二月初頭の寒々しい空気の中を、バイクが二台、駆け抜けていく。
横浜にある某廃ビルは、相変わらず天竺が拠点としている。正確には幹部の拠点だ——武藤が到着したことでようやく、メンバー全員が揃った。
彼らは付き従う三途を見て眉を上げたが、すぐに通した。
一連の報告に「気味が悪ィ」苛々と舌を打ったのは望月だ。
「
「つっても放火は多少効いたんじゃねえの? あの様子じゃ、九井と乾がコッチに乗ってくることはまずねえだろ。どさまぎで取り込めねえなら完全に敵に回す……ゼロ百はゼロに振り切った」
「デカブツは結局
「稀咲は殺すつもりだったんだろ。予定通りになんなかったことを祝っときゃいーんじゃね」
「……やっぱり、純丘くんに知恵借りたほうが良くねえか。こういう読み合いだったらあの人が——」
「フクブは却下」
鶴蝶の控えめな提言に、蘭と竜胆が声を揃えた。
廃材の表面を指でさらって「灰谷じゃねえが、腹はナシだろ」つぶやいたイザナ。擦った指先から埃がぽろぽろと落ちる。
「アイツは今俺らがやってること知った時点で
「……それこそ放火する前に相談したほうが良かったんじゃねえの」
「絆されたなァ、鶴蝶? アレはお前が思ってるより耐性がない。国が優先だ。稀咲は二の次、
尊大に言い放ったイザナに続けて「三途、稀咲と半間以外の
「取れたらそこからでいい。取れなかったら……花垣とかチョロそうだな、実は二重スパイのつもりで俺についてくフリしたとか、思ったよりクズが揃ってて愛想が尽きただとか言って取り入ってコッチの情報流せ」
「誰がクズだよ」
「俺ら」
「……」
実はもなにも最初から二重スパイのつもりでついてきている。
しかしさすがに思考が一瞬停止した——再起動した三途は、静かに手を挙げた。
「説明ください」
「ムーチョさあ、どこまで話したんだよ?」
「なにも」
「なにもォ!? そんなんでも今までのチーム裏切ってついてく野郎とかいんのか!?」
「テメエじゃねえんだぞ、獅音」
こればかりは斑目の言葉が正鵠を得ていたが、天竺側の誰もが知る由もない。
「マジでなにも。稀咲と半間とコッチが組んでんのは勝手に気づいたしな」
「はーん、そりゃ有能なのかわかりやすかったか……あいつらがこのタイミングで言うワケねえしな。他には?」
「三途が見た限りじゃコイツ一人っぽいが。あの場で暴露する野郎はいなかったな」
「マァそこはバレてもいい、つかどっかでバラした方がいい……面倒くせェな」
溜息まじりにこぼしたのは蘭だ。三途の視線に気づいて、ウインクを返す。返されたところで三途にコメントはない。
ファンサービスで喜ぶのはそれこそ灰谷兄弟の信者くらいだろう。六本木のクラブに潜り込むとよく見かける輩どもだ。
「参番隊の稀咲クンと、陸番隊の半間クン。俺らが組んでんのはその二人で、つい最近だ……天竺自体できて半月経ってねえしな。とにかく、
手袋に包まれた指が三本立てられる。うち、蘭は人差し指の先をもう片手でつまんで、強調して見せた。
「第一プランは、
「ポーズ取んな」
「第二プランは柴大寿殺害に失敗した場合。
「ンだよ、文句でもあんの?」
「今は第三プラン」
ちょくちょく飛んでくる野次と威圧は完全に流して消し去る方針のご様子。
人差し指、中指と続いて、薬指の先をつまんで揺らす。
蘭の顔に浮かべられた笑みは、人格と服装さえ考慮しなければ無害に見えなくもない。人格と服装を考慮している三途はもちろん、一切気を緩めることなく、挙動を観察している。
「
「ナンチョウ」
「千葉まで手ェ伸ばしといてシンボルが中華街じゃ締まらねえだろ? っぱ時代は国際化、成田空港とディズニーランドは大事ってワケ」
「中華街とディズニーランドに大した違いはねえだろ」
「モッチーはそんなんだから女心がわからねえってフラれんだよ」
「てかシーの方はいいワケ?」
「都市部の工場排水垂れ流しの海にはしゃぎ回るのは田舎モンだろ」
「夢の国を都市部とか言うな」
「だいたい引いてる水ランドとシーで大して変わんねえだろ。スプラッシュ・マウンテンとかなんだと思ってんだ」
「風邪ンときに見る悪夢?」
「大事とか言った口でそれほざくか?」
「これ連絡用。あと兄ちゃんの話はなんか例えてる間は全部聞き流して良いからな。フクブもわかんねえっつってた」
ケータイを渡しがてら竜胆がひそひそ耳打ちした。
実際、なに言ってるのか本当に突然わからなくなったので、三途は反論せず、端末ごと助言を受け取った。
「どこまで話したっけ。……ああそう、とにかくこの三つのプランを考えたのは稀咲鉄太とかいう野郎な。
聞き流していたら突然話が戻ってきた。
羊を数えていた意識を頑張って引き戻した三途。ぱちぱちと目を瞬かせ、蘭に再び視線を向ける。
立てた三本の指を蘭はわざとらしく振る。三つのプランであり、今の言を踏まえるなら参番隊の〝三〟をも意図しているだろう。
「稀咲は、
「
「それもあるな〜それだけでもねえかな」
よく思われているような高踏的で傍若無人なイメージのわりには——それこそつい数時間前にぶちまけた惨状に加担したわりには、蘭の説明はずいぶんと懇切丁寧だ。
「稀咲って
「何度でも保証するが、稀咲の方が万次郎に忠誠誓ってんのはマジだ」
「——ほら、ワケわかんねえよな? イザナはこのテの勘は外さねえから信用するとして、だったらなんでウチを勝ち馬と見て話持ちかけんだよ」
やれやれとわざとらしく首を振る、オーバーなリアクション。洋画じみたジェスチャーだ。ポーズ取ってると度々煙たがれるのはこういうところだろう。案の定、竜胆が微妙に嫌そうな顔をしている。実際嫌である。
兄貴マジでさ……などと彼は内心ぼやいているが、竜胆も無意識に似たような振る舞いを見せるので、こいつら兄弟だな……などと周囲には思われている。
「んでもって実際行動はもっと妙。コッチをどうにか嵌めようとしてるだけならまだわかるけど……最近だと柴八戒だな、アイツが兄貴殺してえってイザナに相談してきた時、稀咲もいた。てかまずイザナにコンタクト取りに来たのが稀咲」
「まるで柴弟メインで自分はサポートみてェな口振りだったけど、そもそも誰かに頼んでまで兄貴殺そうってアイディアも稀咲が誘導してたと思うぜ。俺が直々に脅してやったあとならまだしも、あの時点でンな度胸ねえよ。せいぜい刺すフリくらいか?」
「解説ありがと大将♡」
イザナの八戒に対する見解は、三途が八戒に抱いた所感と一致している。
「加えて、イザナに相談してきた時点じゃ、八戒はまだ
つらつらつらり流暢に、ぱん、と蘭は両手を合わせた。
「だからこっちはこっちで、稀咲に知られてねえ、
三途はしばらく蘭を見つめていたが、先の台詞ですべての説明が終わったと悟ると、手元のケータイ端末に視線を落とした。
水色の長方形の端末を弄び、なんとはなしに周囲を見渡して、もう一度蘭に視線を戻す。
「……なんで稀咲と提携したんですか? 話聞いたかんじ、最初は突っ撥ねてたんですよね」
今まで三途を監視でもするように凝視していた蘭の目が、何故かここですっと逸れた。貸していたカードゲームのキラカードを失くしたときの場地が、似たような挙動をしていた。
うっかり謎の思い出を掘り起こす三途春千夜くん。
なにか他に隠していることが——思考の前に、回答を提示したのは武藤だ。
「灰谷のワガママ」
「うるせー」
ぼそっと落とされた回答への反論は、ずいぶん覇気のない声である。
反論というかただの悪態だった。
灰谷兄弟は相変わらず口を割らないため、天竺の誰もが稀咲鉄太と純丘榎の関わりには勘付いていない。イザナがそれでも許容したのは、灰谷兄弟が真の意味で反抗することはないと知っているからだ。
単純に今まで示された献身と……ついでに純丘の住まいはイザナも把握しており、今のところ再び引っ越す予定がないことも把握している。そしてイザナが把握していることを灰谷兄弟も知っている。純丘榎のプライバシーに対する配慮とか、極悪の世代の中では皆無なので。
万一裏切られていたらいつでも襲撃可能な状態をようようわかっているワケ。
そも、稀咲の動向を気にかけることこそ、元副部長へのなけなしの気遣いだが。
血縁関係が割れてないのは、かろうじて残っていた灰谷兄弟の情らしきものがちょっと。あと大半はイザナへの忖度。彼は血縁の兄弟の絆にまだ若干夢見ているフシがある。
「もちろんイザナの計画に支障がない範囲だが……稀咲の周辺は見張れた方が良いとよ」
「……なるほど?」
さてそれらまるきり無関係の三途くん。心の一切籠らない相槌とともに、改めて思索を巡らせる。
……想定よりも、ずいぶん妙な事態だ。
俺には元々〜
:19巻164話
そーいや、
:27巻を見るにおそらく三途春千夜を「春千夜」と呼んでいたらしい幼馴染場地圭介
南朝
:でも有名な南北朝の争いって2/3くらいの確率で南朝側が負けてるんだよな
中華街
:黒川イザナのデザインって中華街イメージでは?
成田空港とディズニーランド
:国際線と外資系企業
両方とも東京都にあると勘違いされがち
なんか例えてる間は
:キャラブック3巻の印象がちょっと強烈過ぎて