教師の方々も別に皆が皆事なかれ主義というわけでもなく、そも労働内容が〝それは……教師がやること……?〟といった内容が数多い。全然やってもいいけどせめて手当を出してくれサービス残業ではなく、そんなかんじ。
たとえばものすごく当たり前の事例を挙げてみよう。
教師ってのは教師であって警察でもSPでも万引きGメンでも狩人でもないので、つまり人の捕獲とかのプロではないんですよ。
「だからって生徒の俺がやることではねえんだよな絶対に……」
「あ゛〜離しやがれ人攫い〜」
余聞.未必の故意
「はいはい人攫いだよどーも。毎度毎度手間かけさせやがって、行くぞ灰谷ブラザーズ」
「どうせ無理やり黙らして手酷く扱うんだろ! き゜ゃー!」
「あまりにも人聞き悪……今の声どっから出た?」
竜胆を振り返って尋ねた純丘、
の後頭部を狙ってフルスイングされた椅子、
を持った蘭、
の利き足を間髪入れずに純丘が払ったものだから「やべ」蘭が手を離す直前、重心と目算が狂った椅子は、廊下側の窓へ吹っ飛んでいく「うわ」竜胆はスラックスごと後方に引っ張られて、その軌道上でたたらを踏んだ。
——強烈な打撃音。
「ッゔ、」
被害総計。
椅子、軽傷。脚に当たる金属部がややひしゃげたものの、十二分に使用可能。
窓、無事。軌道上に竜胆がいたので椅子は掠りもしなかった。
竜胆の脇腹、打撲。椅子の脚を横っ腹にもろに食らった彼は、さすがに歯を食いしばって身体を畳んでいる。そらそうなるわ。
持ち前の反射神経で防御姿勢は取った。蹴り飛ばされて軌道が大きく変化したぶん、勢いも落ちた。
だとしても、元の勢いも音も容赦がない。受けた右脇腹には最低でも痣ぐらいはできたことだろう。のちのち黄色くなるタイプの。
「……毎度諦めが悪すぎないか?」
困惑気味に純丘は尋ねた。
足を刈られてバランスを崩した蘭は、かろうじて、頭から机の列に突っ込むのを回避していた。スラックスの確保がこんなところで役に立つとは思うまい。
奇襲失敗、猫被り笑顔もかなぐり捨てた一言。
「死ね」
「七十年後ぐらいにな」
飄々とあしらった。
「で、竜胆くんはそれ最低でも冷やしたほうがいいよな」
「……つか、ころす」
「そうだな〜いつかでいいなら前世で頼む。臓器が無事なら問題ないと思うが……傷次第では手当するからあとで腹見ても?」
「うわコッワ
「そろそろ相手しなくていいよな」
純丘はウンザリつぶやいた。
反骨精神が旺盛
「ともあれ」
彼は改めて教室を見渡した。被害がせいぜい椅子や机——複数——ぐらいなことを確認し、息を吐く。
遅れ馳せながら現場は金曜の昼休み。担任はちょうど不在——中学校教諭というのは、小学校に負けず劣らず忙しいので、不在なのもべつに灰谷兄弟と純丘の乱闘が原因ではない、はず。好意的に考えたいと思っています、純丘の表明としてはそんなかんじ。
せんせえいそがしいもんねー!
そういうことにしておけよ。
教師がそうなら生徒はどうかといえば、同じクラスの一年生たちのうち、半分は教室から続くベランダに、もう半分は廊下側に避難していた。学年が上がるにつれて下の階へ移るタイプなので、一年のうちは校庭に直に出られない。
灰谷兄弟が所属するクラスは、新学期スタート一週間で椅子と机と人が舞うこと二桁を数えたため、ベランダへ続く掃き出し窓が常に全開。室内に虫が侵入する可能性と身の危険であれば、さすがに後者のリスク軽減を優先する人間が多いらしい。
まあまず当の窓が既に半分ぐらい割れてますしね?
両腕で掴んだ数十㎏(かける、に)を問答無用で引きずりながら——全力で抵抗されるので重い——振り返った純丘は、声を張り上げた。
「皆々様、今日もどうもお騒がせしました。純丘は大抵三年のC組にいるんで、なんかあったらよろしくな」
謝罪とともに軽い会釈。礼儀は大事。筋を通そうね。
当人は、マジでこいつらそろそろトランクスのゴムまで掴んでいいかな、なんて検討中なんですけれども。礼儀というか体裁が大事。
ベランダの面々の大半は当惑を浮かべているが、豪胆な者は既に教室に戻って「部活いってらで〜す」「いつも応援してます!」ぐらいは言うようになってきている。
……この中学校の軽音楽部は本当にろくに活動していない。じゃあいつも応援してるってなにをだよと聞かれるとそういうこと。
そこはかとない虚脱感を味わいながらも、純丘の足取りは多目的室に向かっている。今日は竜胆の抵抗が薄いので比較的楽だった。あくまでも比較的。
「御門、すまんが保健室から保冷剤と包帯持ってきてくれん?」
「フクブチョなにしたの」
「強いて言えばこいつらの自爆なんだわ……」
「自爆て」
からからと笑った御門が「はいはい、保冷剤いくつ?」「三つぐらい」ドラムスティックを置いて、軽やかに立ち上がる。その背に純丘はありがとうと告げ、今度は力を抜いて抵抗する灰谷兄弟をずりずりと容赦なく引きずっていた。
「あと堤」
「なに」
「準備室占拠してもいいか?」
軽音楽部の長たる少女は、大抵、楽譜になにかを殴り書いているか、電子キーボードを叩いている。今日も例に漏れず。
「……一回ノックね」
純丘の問いに、彼女は一拍の沈黙を挟んで答えた。
「さんきゅ、ほら行くぞ〜特に竜胆」
「行かねえ」
「うるせえ行くんだよ、べつにまじで危害は加えね……あー、ん……」
言いながら扉を開けて——そこでなにかを躊躇ったように目を泳がせた純丘と、そんな彼の様子にわずかに訝しげになった灰谷兄弟。
それを眺めていた堤は、己の短い黒髪を揺らして、首を傾げた。両手は相変わらず、キーボードの上をすべり、音を奏でている。
「ドアストッパーしとく?」
「……頼む」
「は? なに?」
「……この勢いなら、そこまで問題ないと思うけど」
「やって損はないだろ、どうせ準備室に衝立みたいなのはいくらでもあるし……」
「キメェんだよほんとなに?」
「おまじないの話」
視線を合わせずつぶやいて、純丘は改めて、準備室に灰谷兄弟を引っ張り込んだ。話を聞いているようで聞いていないゴーイングマイウェイな先輩が、突然謎の挙動をしていたら、普通に困惑する。
一瞬そちらに気を取られていた灰谷兄弟は、呆気なく、準備室に引きずり込まれた。
しかも引きずり込んだ瞬間純丘はぱっとスラックスを離したので、尻もちをついた。着地の衝撃に竜胆の顔がゆがむ。
「いっ——」
「おまえ」
「悪いな」
でも痛みで身動き封じてねえと服の下見られそうにねえし。心の中で純丘は言ちた。
乱闘の身のこなしを見ていればわざとだとはわかる。現に蘭の声は今度こそ殺意のにじむ声色だ。今までの〝殺す気はねえけど死んでも仕方ねえよな〜〟が〝苦しんで死ね〟に進化した。
殺される前に素早く横に——具体的には、竜胆を挟んで蘭と反対側に——跪いて、純丘は校則違反のトレーナーに指をかけた。服の裾を次々にはじいて、おそらくインナーらしき薄い生地まで捉える。
……ところで。
今日の純丘が、竜胆を捕獲した手は右、蘭を確保した手は左だった。
同時に彼は今日、教室を出る前、前方出入口を左斜め前に捉えていた。
振るわれた椅子は、純丘の後頭部を狙った。軌道をずらしても位置取りは同じ。廊下の窓に突っ込む寸前だった椅子は、廊下側に背を向けた竜胆の脇腹に当たった。
つまり——
「——やめろ」
竜胆の声は小さかった。
同時に、今までになく鋭かった。
純丘は服を剥く手を止めた。
制止は遅かった。
既に若干まくられた裾の先——肌に、黒が広がっている。汚れでも痣でもない、
絵図を元に描かれた。あるいは彫られた、意匠。
——少なくとも、日本において。
かつて伝統的な大衆文化でこそあったが、明治維新の際に法的な規制が敷かれる。戦後一度はGHQの占領政策として合法化、再び大衆に馴染んだものの、一九六〇年近辺からヤクザ映画と強く結びついて現在。
反社会的、そんなイメージが根付いているものこそが刺青。
実際、それ以降に生まれた純丘も、実物を目撃するのは初めてだ。
「待てこれ……どこまである? 腰周りだけ?」
ぱっと顔を上げた純丘が竜胆を見て「というか、君もか?」それから蘭に視線を移した。
「だったらなんだよ」
硬い声で返したのは蘭。
「痣の色が確認しづらくてたぶん視診ができん。打撲系の怪我って君ら普段どうしてんの?」
純丘は真顔で言った。
「それとも他のとことおんなじふうに色変わるわけ」
「……そんなことはねえけど……」
わずかなだんまり、のち、答えたのは竜胆だ。至極複雑そうに表情を歪めていた。
「顔顰めよってからに、痛いんだろはよ答えろ」
「ヤ痛くねえし」
「それは嘘だろ」
「なんで兄ちゃんってば余計なこと言うわけ?」
「やっぱ痛いんじゃねえか」
「フクブチョ! 持ってきました〜!」
陽気な声で言う御門、開いた扉から顔を突っ込んでいる。振り返った純丘は上体を伸ばし、腕を上げた。
「そっから投げて」
「はーい」
ぺいぺいぺいと投げられた保冷剤。両手に各々ひとつずつ掴んだところで、最後のひとつと一巻きの包帯は蘭が捕まえた。
意外にも大人しく手渡された保冷剤を、純丘も素直に受け取って、それらを自らのハンカチで巻く。
「それとも、触診してもいいってか? 君らに? 俺が?」
「……べつにどうでも……」
「……アそう?」
純丘は手を止めずに視線だけを走らせた。竜胆の顔は相変わらず複雑そうで、蘭の顔は相変わらず表情がない。
それでも、二人とも意見を翻す様子はない。
……怪我の目視だけであれだけ警戒するなら、そっちも拒絶するかと。
純丘は独り言ちた。心の中だけで。
ともあれ許可は降りたなら遠慮は要らない。裾を盛大に剥がして——右半身一面に黒一色の絵図が広がっていることを確認、色が薄い部分は痣がわかりやすいが——脇腹に伸びる手に迷いはない。
「触るぞ」
断りを入れる。
椅子が激突した箇所、及びその周辺に慎重に触れた。墨の色が薄い部分を参考に、範囲を推測する。骨の形を確かめるように、また、なるべく刺激を与えないように。
肋骨骨折は意外となんの処置も施されない。余程バッキリ曲がって元の位置からずれているだとか、臓器に刺さってるだとかでない限り、痛み止めが処方されるか、せいぜいコルセットをつける程度。
「……骨は問題なさそうだな、さすがにCTスキャン次第ではあるが。当座は保冷剤当ててりゃいいだろ」
「ちなみにフクブチョ、アイシングだと思って、ハンドタオルパクって濡らして来ましたけど、要る?」
「有能じゃん。要る、ありがとう、こっちパス」
「あいよ。保健室の氷補充されてないの不便だよね」
「いやほんとにな」
改めて、投げ渡されたタオルでくるんだ保冷剤を包帯で固定。巻く手つきには淀みもない。端を内側に巻き込んで、準備室脇に転がっていたガムテープで補強。
「ついでに真面目な話するけど」
裾を元の位置まで引き下げて、純丘は膝の上で頬杖をつく。片や立膝で治療を眺めていた兄、片や肘をついて上体を起こした弟、兄弟のうすい色素の虹彩を順繰りに見た。
「俺が気に食わねえなら反撃されるぐらいは、まあ、少なくとも君らにとっては当たり前らしい。だから甘んじて受け入れていた——が、今度からは頭を狙うのは本気でやめろ。そんで、捕獲されたらそこで諦めろ」
「……なんで?」
ここでなんでと返すあたりが
理由を聞き返すだけの——少なくとも聞こうとするだけの聞く耳を持っている。
「……君ら、基本的に〝これで死んじゃうかもだけど、まあいっか〟みたいな考え方してんだろ」
半分睨むように目を細めた純丘は「それ自体は、まあ、いい」そう続けた。
「知り合って半月の他人に言われて変える素直さがあったら、正直、逆に驚く。それに、大抵のことは、俺はなんとかできる。現時点だと君らが備品に被害を出さないように立ち回る余裕もある。……頭さえ狙われなかったらな?」
現代日本社会において、一般的に——つまり、
若年層の死因で最上位付近に君臨するのが〝不慮の事故〟その多くは、脳挫傷や急性硬膜下血腫等、頭部外傷が原因だ。
「頭を狙われたら俺は容赦を捨てる。死にたくねえんで。で、この〝容赦を捨てる〟ってのは、君ら相手の場合〝同士討ちを積極的に目論む〟って意味でもある」
「メンタル崩すのは定番だよな」
「言い出しといてなんだがスポーツぐらいでしか登場してほしくない台詞だな」
静かに首を横に振った純丘に「そんで」竜胆が気のない声で促した。
「……あのな、俺は、君らが俺を殺しかねない勢いで狙ったら、同士討ちを目論むわけだ」
「で」
「俺じゃなく君らがうっかり死ぬぞ、それももう一方の兄弟の手で」
「……それが?」
ここまで言っても説得できないのはちょっと予想外だな。
純丘はしばし思案した。
「ミスで死ぬのもミスって間違ったやつ殺すのもダサくね?」
「まあ、それはそう」
「君ら兄弟で組んでるらしいし、片割れいなくなったらすぐわかるだろ」
「……んー、まあな」
説得。
よく話して、相手に納得させること。
すなわち、相手が納得しやすい語彙、理屈に変換して説くことを指す。
「あとさすがに腕塞がってると戦力落ちるし、手に持ってるもの反射で武器にしかねないから、捕獲されたら大人しくしろ。同士討ちリスクが跳ね上がる」
「弱ってンとこ狙うのが一番なんだけど」
「俺べつに君らと喧嘩したいわけじゃねンだわ」
包帯と、結局使わなかったハンカチ、ガムテープ。すべて拾い上げて純丘は立ち上がる。腰の高さぐらいにある蘭の頭に手を伸ばし、かけて、止める。相手は万次郎ではない。
「てか腹減った」
「さっき給食食べたでしょ純丘くん」
「痴呆老人みたいな言い方するな……」
「いつもお弁当持ってません?」
「持ってるけど。握り飯」
「私も食べる」
「堤それは決定事項か? 良いけど……」
「新入り〜フクブチョがおにぎりくれるって」
「そうは言ってない、確かにほしいならやるが」
不意に話を振られた灰谷兄弟のうち、あっけらかんと尋ねたのは蘭だ。
「クスリ入ってねえよな?」
「ンなもん自分の弁当に入れるわけあるか」
なぜか人の食いさしばかり狙う兄弟に、純丘の握り飯は六割方強奪され——猫ちゃんじゃんかわい〜、御門が笑い転げていた——昼休みの終わり頃になっても、彼は結局、若干の空腹を抱えていた。
「ていうか」
楽器等を片付けて、昼休み終了十分前には各々が各々の目的地に向かう。灰谷兄弟は明らかに玄関に向かっていたが純丘は見なかったことにした。あいつらの次の時間割体育じゃなウーン俺は知らねえ。
軽音楽部の三年二人はどちらも、次の時間割は普段の教室。
階段をたんたん降りながら、堤が珍しく自ら切り出した。
「懐かれた?」
「さあ……」
主語はないが、言わんとすることはわかる。純丘は歯切れ悪くこぼした。
「気は許してないだろ」
「密室の忌避、上から伸びる手への怯え、手作りへの警戒、マウントポジションを取られるのも嫌がってるね? 純丘くん、わざと横にしゃがんだし」
「というか、上のがそのへん軒並み強そうでな……今日のはそっちへのパフォーマンス」
渡り廊下に差し掛かる。二十三㎝と、二十七.五㎝の上履きが、ぱたぱたぱたんと音立てる。純丘は指折り数えた。
「初回で咳き込んで注意向けさせたことといい、毎回頭部狙ってくることといい、今回といい」
「アダルトチルドレンだとスケープゴートあたり?」
「知らん、俺精神科医じゃないんで」
「医者ヅラするくせにね」
「うるせ」
「視診とか、面白いこと言うなと思った」
「……虐待じゃなさそうだよ、たぶんな」
あえて追及する必要はない。部が同じだけの他人だ。嫌な思いを避けられるならば、なるべくそうしようとするけれど。
日常的な暴力の痕は見受けられなかった。この場合、喧嘩ではなく、もっと一方的なものを指す。
もちろん断言はできない。刺青でわかりにくかった上、もう片方は確認すらしていない。
「にしては、途中、固まってたけど?」
一部始終を見ていた少女の言葉。とともに純丘が立ち止まった。
ちょうど予鈴が鳴った。
「けっこう珍しかったね」
「……」
「授業遅れるよ」
「ハイ」
ぎこちなく歩みを再開する。スカートから覗く細い足取りに合わせるように、スラックスの歩調は緩やかだ。
「……堤、わかんなくていいから相槌だけ打ってくれん」
「うん」
「正直思考止まった」
「殺されかけても平気なのに?」
「慣れるまではそれも正味ビビってたわ」
「人間みたいなこと言う」
「人間ですが……?」
刺青を初めて見た男子中学生が動揺を抑え込んだだけえらい。
教師がやること
:義務教育時代の担任の睡眠時間聞いたとき、正直半笑いしかできなかった記憶
生徒の俺がやること
:明らかに義務はないし、生徒の安全が脅かされた際に実際責任を取るのは教師なので、非推奨
窓
:治安次第では割る速度と直す速度があまりに割に合わないので(修理代もタダではないので)最終的には割れたまま放置するとかあったらしい
雪国知人曰く、冬がしんどい
ドアストッパー
:密室回避
刺青
:和彫り、調べる、推奨
傷による変色等々は友人の知人に聞き取りした
保冷剤
:直当て、ダメ
凍傷になるよ
不慮の事故
:厚生労働省の人口動態統計月報年計
人の食いさし
:毒味
堤サンの気づいたいくつか
:〝警戒〟のテンプレ要素
アダルトチルドレン
:素人の判断は良くない
触診
:うそではないがすべてでもなかった
虐待じゃなさそう
:正確に表現すると「少なくとも、今、物理的な暴力が日常的に振るわれているわけではない」になる
もしかしたらただ(拙作の)灰谷蘭が警戒心つよつよなだけかも
そうじゃないかも
「これはノミのピコ」を脳内で唱えながら書いた箇所がある