【完結】ビンクスの酒を歌う歌姫のFILM RED   作:ひび

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第3話 騒乱

 

「お前、ここで何しようとしてんだ」

 

 ウタは詰め寄ってくるルフィを睨みかえす。

 まさかこれから来る新時代を否定するつもりだろうか。ライブを再開させようとしていたことも忘れて正面から向かい合った。

 

「何って、これから作るんだよ。新時代を……!」

「確かにすげえ能力だけどよ、お前一人で何でもできるわけねえだろ」

「それは違うよ。この力がないとみんな不幸なままだもん。私にはみんなが幸せに生きる新時代が作る責任がある」

「お前の夢は、歌で人を幸せにすることだろうが」

「そうだよ、だから私がやるしかないの!!」

 

 たった一人の幼馴染が分かってくれないことに、どうしようもない苛立ちを覚えた。

 海賊になってしまったことはショックだが、かつて一緒に新時代を作ると誓い合った仲だ。追い出すことは簡単だが、一度きりのチャンスを逃せば二度と会うことはできなくなる。必死に説得しようとした。

 

「それより考え直してくれた? ルフィも海賊なんてやめちゃってさ、私と一緒に来てよ」

「嫌だ」

「ッ……」

 

 悩んむ仕草さえないまま冷たく結論を出した。

 ウタは顔を引き攣らせ、衝動的に黄金の鎧で自分の手首のあたりを押さえる。俯いて唇を噛みながら、衝動に耐えて理由を訊いた。

 

「どうして? ルフィは、私の敵なの……?」

「おれがお前の敵なわけねえだろ」

「なら、なんでそんなこと言うの!? 争いや貧困で困ってる人がいる! 私がいれば、そういうのは全部無くせるんだ! 不幸なことは全部なくせるんだよ!?」

 

 ウタは底知れない狂気を瞳に宿してルフィに迫る。

 

「おめえ一人で何もかも引き受けるなんて、そんなの新時代でも何でもねえよ」

 

 ルフィは極めて冷静に、真っ直ぐにウタの目を見返しながら否定する。

 気圧されて唇を噛み、それ以上何も言えなかった。

 いつの間にか二人のやり取りを聞いていた他のファン達も耳を澄ませている。ルフィは一気に詰め寄った。

 

「お前、このライブでなんかやろうとしてんだろ」

「…………」

「船を返してみんなを自由にしてやれ。シャンクスだって、お前がこんなことするのは望んでねえ」

「……うるさい」

 

 シャンクス。

 その名前が出たとき、ウタの雰囲気が変わる。

 握りしめた黄金の鎧を強く握りしめ、我慢していた感情が弾けて怒りに染まる。

 

「おいウタ」

「うるさい! 私のことを捨てた海賊の名前を呼ぶなッ!!」

 

 真正面からルフィの目を見て攻撃的な表情で怒鳴り、その声はライブ会場全体に響き渡った。

 

 ――今すぐにルフィを排除すればいい。

 

 ウタの中にいる悪魔が囁く。

 衝動的に能力を行使しようとしたが、伸ばそうとした手が止まった。

 優しく触れ合った温もりはまだ残っている。一度見逃した事実がウタをためらわせる。

 

(……嫌だ。それだけは)

 

 与えられた悪魔の実の能力なら今すぐにでも攻撃できるが、最後の一線が超えられない。

 たとえ新時代のルールに沿って海賊を排除しなければならないとしても、ルフィを攻撃することだけはしたくない。黄金鎧の袖口を握りしめたまま震えた。

 そうやって冷静になったとき、ふと我に返った。

 

 ざわついていたファンが水を打ったように静まりかえっている。

 信じられないものを見るような目つきでウタを見ていた。

 

「あっ……今のは違うの……!!」

 

 しまった。

 怒りに任せて怒鳴ってしまった。完全に失態だ。

 初めて作り上げた最高のライブを、自分自身で壊してしまいそうになっている。慌てて取り繕おうとしたが、悪いことに、悩んでいられる時間はそこまでだった。

 弱り目のウタとルフィの間に、隕石が降ってきたかのように何かが降り立ったからだ。

 

「っ……!?」

「何だ、なんか降ってきたぞ!?」

 

 重い地響きとともにあがった土煙に対して、二人は慌てて顔を覆う。

 空から降ってきたのは人間だとウタが先に気付いた。

 芝生を土煙に変貌させたのは一人の男だ。

 

「お前っ……!!」

「久しぶりだな、麦わらのルフィ」

 

 スペードのマークに似た髪型の男。

 凶暴な目つきで見下ろした男はウタにとっては初めて会う相手で、ルフィにとってはお互いに因縁のある海賊だ。

 巨漢は、敵対者であるルフィから視線を逸らして歌姫を見下ろした。

 

「ずいぶん大層な能力を持ってるじゃあないか歌姫。ママが喜びそうだ」

「っ、何……あんたも海賊なの? それとも人攫い?」

「ビッグ・マム海賊団四男のシャーロットオーブン。四皇の幹部といえば分かるか。ママの指令でお前を攫いにきた」

 

 歌姫に向けて名乗りをあげる。

 周囲で腰を抜かしていたファンたちは「ビッグマム」の名を聞いて、いっせいに顔を青ざめさせた。

 なぜこんなところに四皇がいるのか。もう終わりだ。そんな怯えるような空気が蔓延し始める。

 だが黄金色の鎧をまとったウタは、ファンの空気に気付いていない。

 

「ああもうっ、なんでこんなタイミングで海賊が来るかなぁ……!」

 

 名前に怯えるどころか苛立ちを強める。

 今はルフィと話していたのに、邪魔されたせいで台無しだ。

 全く怯えていない歌姫の様子に少し感心した様子だったが、オーブンは強引に話を進める。

 

「貴様に拒否権はない。俺はさっきの雑魚と違う。来てもらうぞ」

「おいお前ッ! ウタに手出すんじゃねえっ!!」

「邪魔をするか麦わら」

 

 ルフィが威圧するように怒り叫ぶと、オーブンは振り返った。

 

「ちょうどいい、お前から焼き殺してやろう!」

「っ!!」

 

 殺意を持ち、腕を大振りしてルフィに殴りかかる。

 ゴムの能力で跳躍してかわしたが、衝撃で芝生が焼け焦げたように禿げた。客席のファンは悲鳴をあげて、逃げ惑いはじめる。

 オーブンは異常な脚力で跳躍してルフィに追撃をかけた。

 

「ああもうっ、ルフィもあの海賊も、なにやってんのよ。ライブをめちゃめちゃにしてくれちゃって……!!」

 

 ウタは癇癪を起こした。

 何とかファンを安心させなきゃいけないのに、状況は悪くなるばかり。始まってしまった海賊同士の戦闘を止めようとしたウタに、さらなる追い討ちがかかった。

 

「へへ、やっとチャンスが巡ってきたぜ」

 

 いつの間にかファンは逃げ去った代わりに、隠れていた柄の悪い連中が近づいてきたのだ。

 

「四皇とは驚いたが、今なら拐って逃げちまえるなあ」

「大人しくしときゃあ傷つけたりしねえさ」

「ああもう! こんなに海賊が紛れてるなんて聞いてない……!!」

 

 彼らは歌姫の噂を聞きつけてやってきた海賊達だ。

 中には懸賞金億越えの猛者も混じっており、下衆な視線で舌なめずりしながらウタを見ていた。

 悪い人に囲まれたウタの機嫌は最底辺だ。

 

「さあ俺たちの船をどこにやりやがったか教えろ。ついでに他の船もいただいてやるよ」

「出さねえと痛い目見るぜぇ」

 

 海賊の一人が舌なめずりしながら、拳を震わせて怒りを耐えているウタに手を伸ばす。

 

「テメェ、薄汚ねえ手でレディに手出すんじゃねえよッ!!」

「ぐぼぁっ!?」

 

 ――横っ面を蹴り飛ばされて、海賊の一人が十メートル以上吹っ飛んだ。

 歌姫のピンチに、宙を蹴り跳ばして駆けつけた男。黄金鎧を纏ったプリンセスを守るように立ちはだかったのは、黒足のサンジだ。

 吸っていたタバコを地面に捨てて火を潰し、険しい表情で睨みつける。

 

「ウタちゃんに手を出そうってんなら、まず俺を倒してけ」

 

 海賊たちは怯んだように一歩退がった。

 その中には当然、サンジの正体を知っている者もいる。

 

「っ。こいつ黒足のサンジだ!!」

「じゃああそこで四皇幹部と戦ってるのは、まさか麦わらのルフィなのか!?」

「五番目の皇帝と噂されてる、あの……!?」

 

 麦わらの一味といえば今や世界に名を轟かせる大海賊。四皇幹部シャーロット・オーブンをはるかに超える大物だ。

 うかつに歌姫に手が出せなくなったならず者を見て、サンジは一息つく。それから、目をピンク色のハートマークに変えて歌姫のほうに振り返った。

 

「ウタちゅわぁ~ん! 君のことは俺が守る、から……?」

 

 調子に乗って自分をアピールしようと猫撫で声を出したが、途中でピタリと止まった。

 ウタの様子がおかしい。

 

「もう許さない」

 

 周囲の影や空中の空間を裂いて、異形のナニカが這い出てきていた。

 這い出しているのは不気味な造形の顔を持った人間だ。色や形は微妙に違うが、服には音符の模様が刻まれている。

 

「私の大切なライブをぶち壊そうとしている海賊には容赦しないから」

 

 無数に這い出てくるソレらはウタの命令を待っていた。

 サンジを意識することなく一言で命令を下す。

 

「みんな。悪い人を一人残らず捕まえちゃって!」

 

 王の命令を受けた戦士達は行動を開始した。

 無限に生まれ出でる彼らは自由自在に空を飛び、そしてウタを取り囲んでいた海賊に切りかかった。

 

「ッ、これもウタちゃんの悪魔の実の能力なのか……!?」

 

 無尽蔵に食料を出せる力があり、本人の戦闘力も高いのに、そのうえ兵士まで出せるのかとサンジも驚いた。

 単体の実力は相当なもので、ほとんどの悪人は一撃で拘束されていく。

 争いの起きた場所から避難したファンたちは恐ろしい見た目に怯えていたが、ウタはすぐに能力で自分の声を拡声して呼びかける。

 

「みんな大丈夫だよ! この子たちがみんなを悪い海賊から守るからっ!」

 

 あっという間に空に広がった戦士達だったが、言葉通りただのファンには目もくれない。安全だとわかったファンは一安心だ。

 一方で、慌てて逃げ出そうとした荒くれ者、懸賞金のかかった海賊達にとっては脅威となった。圧倒的な兵力に負けて捕えられて、先にステージ上の楽譜に捕らえられた海賊の隣に拘束されていく。

 

「ッ、なんだこいつらは!?」

「わ、わわっ!? こいつらウタの仲間かっ!?」

 

 麦わらのルフィとシャーロット・オーブンも、襲いかかってくる兵士によって戦いを止めざるを得なくなった。

 オーブンは忌々しげに目標を変えて応戦する。ルフィはひとまず地上に戻って体制を立て直そうとしたところで、音符の戦士達が殺到してきた。

 

「っ、やんのか……!?」

 

 反射的に応戦しようと身構えたが、しかし彼らは直前に空中で止まった。

 黄色の目でルフィをしばらく見つめて悩んだ末、敵意を向けずに飛び去ってしまう。拳を構えていたルフィは、目をまばたかせた。

 しかし悠長にしていられる時間は長くない。手が空いたサンジがルフィの元に戻ってくる。

 

「おいルフィ、あっちがまずいことになってるぞ!」

「え、誰か襲われてんのか!?」

 

 混沌とし始めた会場でルフィとサンジは、一味が留まっていた浮島に音符の戦士が殺到していることに気づいて目を丸くした。

 中でも大声で叫んでいるのは、チョッパーだ。

 

「なんで俺だけ襲ってくるんだよぉぉ~っ!?」

「仲間を引き連れてわらわら来やがって……『三刀流・虎狩り』!」

「『六輪咲き・クラッチ』! 何らかの方法で攻撃対象を見分けているみたい」

「まさか海賊だからか? けどルフィとサンジの奴は襲われてねえぞ!」

 

 殺到する音符の戦士に、一味は必死に応戦している。

 逃げ惑っているチョッパーを追う戦士はゾロの剣技で真っ二つに切り裂かれ、ロビンによって関節を折られた。

 力尽きた戦士は黒い塵になって消滅する。しかし彼らは倒しても際限なく襲いかかってくる。むしろ倒してしまったことで、今度はチョッパーだけでなくゾロとロビンも明確に狙いを定め始めた。

 こうなると残った仲間――ウソップ、ナミ、フランキー、ブルック、ジンベエも、自分が標的になることが分かっても応戦せざるを得ない。

 

「ウタ!! おれの仲間に手を出さねえように言ってくれ!」」

 

 ルフィが空に叫んだが、ウタに声は届かない。

 黄金の剣盾を再び出現させて、音符の戦士を一方的に滅ぼし続けているオーブンと戦っていたためだ。

 激しい戦闘音でルフィの声はかき消されてしまっている。

 

「この……ッ、我らビッグマム海賊団に逆らうか!!」

「やるねおじさん。でもここじゃあ、私には絶対に勝てない。面倒だから逃げ回らないでッ!」

 

 戦闘は明らかにウタのほうが勝っている。攻撃が通らないオーブンは押されていて、しかも無限に生み出される音符の戦士によって明らかに苦戦している。

 四皇幹部を一方的に押しているものの、うまく攻撃はかわされて、今は拮抗状態だ。

 ルフィは少し迷ったが、空中を蹴って飛んできたサンジに肩を掴まれる。

 

「ウタちゃんの能力で出てきた音符共は、多分自動で動いてる。細かい制御まではできねえらしい。ここはいったん撤退するしかねえ」

「っ……分かった……」

 

 唇を噛んだが、あの戦いに乱入するよりも仲間のもとに戻るべきだ。

 ルフィとサンジは持ち前の跳躍力で浮島に戻り、襲われている仲間に号令をかけた。

 

「みんな、いったん逃げるぞッ!!」

「ああッ。それがいい。ここじゃあ狭すぎて刀を振り辛え……!!」

「でもどうやって? 退却するにしても周りは海だぜ!?」

 

 黒カブトで応戦するウソップが焦り叫ぶ。

 この小島には小舟で移動してきた。一味全員が、ルフィとサンジのように機動力を持っているわけではない。逃げるにしても道がなければ無理だ。

 

「脱出するだけなら問題ない。多少強引にはなるが、ここは任せてもらえんか……!」

 

 ジンベエが意見を問うようにルフィを見る。

 覚悟を決めた眼差しに頷いた。

 

「っ……わかった、任せたジンベエ!」

「うむ。みんな船に乗り込め。儂は後から合流する!」

 

 全員が頷いたのを確認して、ジンベエは先んじて海に潜った。

 戦闘中の一味全員が目的に沿って動き出す。仲間は音符の戦士を弾き飛ばして距離を取りながら小舟に乗り込んだ。

 ジンベエは水中に潜るり、そして水を掴んだ(・・・・・)

 

「『魚人空手 水心』」

 

 一味全員が乗り込んだ小舟に異変が起きる。

 不自然に水中から迫り上がってくる『何か』に押されて浮き上がった。

 

「おいおいおい……! これってまさか……」

「嘘でしょ」

 

 ウソップとナミが絶望顔を見せた。

 水中で確実に狙いを定めたジンベエは、掴んだ強力な海流を投げ放った。

 

「――ぬんッ、『海流一本背負い』ッ!!」

 

 ライブ会場から、一本の水柱が天に突き上がる。

 まるで小規模な突き上げる海流(ノックアップストリーム)のような、ありえない方向に打ち上がった水流だ。小舟を空に押し出していく。

 

「っ、いやあああ、高いぃぃぃっ!」

「うおおおおっ、離すなよナミぃぃぃ!!」

「たけええ、はええよぉぉっ!!?」

 

 急上昇による激しい風と衝撃が全員を襲う。

 乗りこんだナミとウソップ、チョッパーが抱き合ってつん裂くような悲鳴をあげた。

 いくら仲間の放った技とはいえ、怖いものは怖いのだ。

 

 追いかけてこようとした音符の戦士も、天に突き上げる海流の速さに追いつくことができない。

 開いたドームの天井を遥かに超えて、エレジア全体が見渡せる地点まで到達する。

 

 十年も前に滅びたエレジアの全貌が見えた。

 半分以上が緑に覆われていた。立派な構造物なども半壊している箇所ばかりが目立ち、大地も抉れている。

 まさしく滅びた国と一目で分かる有様だ。

 

 麦わらの一味はその悲しくも美しい光景に、一瞬だけ見惚れた。

 しかし、すぐに落下が始まり――

 

「い、やぁぁぁぁ~~~~っ!!!?」

「あああああぁぁぁーーーー!!」

 

 ボロボロに涙を流しながら、滑り落ちるように地上への落下が始まる。

 アーチ状の海流に乗った船は重力に従って、ある広場に落下しようとしていた。あまりに小さい船であったために場所もなく、一味全員が放り出されようとしていた。

 

「ッ、おれに任せろ! 衝撃吸収特化ッ、『毛皮強化(ガードポイント)』!」

 

 先んじて船首に立って前に飛び出したチョッパーが、ヒトヒトの悪魔の実の力を発動。

 爆発的に増えた毛皮の塊が先に地面で跳ねた。

 後から落ちてきた仲間を、次々にやわらかい毛で全て受け止める。

 船に乗った全員を無事に受け止めたあとは、能力を解除して小型化した。

 

「た、助かった。サンキューチョッパー……」

「安心してる暇はなさそうですよ。彼らこっちに近づいています」

「どうするルフィ? どうやらプリンセスウタを攫おうとした連中の仲間に見られちまったみたいだぜ」

 

 助かったことに息をつこうとした一味だったが、そうはいかない。湧き出てきた音符の戦士が空から海賊を探し回っている。

 ドームからはいまだ戦闘音が聞こえる。止めてもらうのは無理だろう。どこかに隠れる必要がありそうだ。

 

「君たち、そこに居ては捕まってしまうぞ。こっちだ」

 

 どこからか、声がした。

 建物の影から一人の男が姿を現した。

 頭にツギハギをした変わった風態の大男だ。

 手招きして背を向けた男の言葉に顔を見合わせる。敵意を感じなかったため、ゾロは剣の鍔に伸ばした手を緩めた。

 

「このまま留まっていても仕方ありませんし、行ってみませんか」

 

 悩んでいる間に、ブルックが提案した。

 確かに今は一刻の猶予もない。

 

「同じライブ客ってわけじゃなさそうだが……警戒しててもしかたねえ。俺は賛成だ」

「ああ、そうしよう」

 

 ルフィが頷いたのを見て後を追うことを決めた。ジンベエも場所は知っているはずなので、後から合流できるはずだ。

 

 麦わらの一味は謎の大男に連れられて、エレジアの一画に姿を消した。

 

 

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