マ?
G月l日『時間が経つのって早いよな』
なんだかんだで日記も続いて、もう何冊目かは憶えていない。ただ、初期と比べて領地も武装もかなり充実しているのは間違いないだろう。
何せ、私ももう二十歳。この世界では既に成人に達している。ちなみに酒はあまり飲んでない。精々嗜む程度だ。
さて、ここで貴族特有のある問題が出てくる。
そう、嫁と跡継ぎの問題だ。
個人的にあまり結婚はしたくない。というのも、原作の
が、跡継ぎがなければ最期まで私たちを気にかけたまま亡くなってしまった爺にも顔向けできん事態になりかねない。
…まぁ、まだ時間の余裕はある。ここで焦って地獄√RTA開始なんてなってたまるか。
取り敢えず武装に関してなのだが、先日念願のアレが完成してしまった。
スナイパー御用達たる対物ライフルこと蛇砂、名付けて『バレット
このスナイパーライフルには、弾薬として使っている最高純度マナタイトの強力な爆発に耐え得るために最強金属と名高いアダマンタイトを本体に使用することで、計測弾丸初速を原型の853m/sを大きく上回る1000m/sに上昇!更に私の高い幸運と相性最高の『狙撃』スキルとスコープを併用することで、最大有効射程を原型の2000mから2500mまで延長させることに成功したのである!!
ちなみにそれまでは
そして、この十五年で私はこの銃器たちに更なるアップデートを遂げさせたのだ!
名付けるならばシンプルに『魔弾』としよう。
弾薬としてだけでなく弾丸にもマナタイトを使用することで、着弾と同時に敵に籠められた攻撃魔法を当てることができる優れものだ!!
試しに最初に作ったオートマチックリボルバーにこれを装填し、雷系魔法が弱点であるブルータルアリゲーターに中級魔法の『ライトニング』(私が習得したもの)を籠めた魔弾を装填して撃ってみると、見事に発動した。更に、使用するマナタイトの純度が高ければ、それだけ籠められた魔法の強さも増す。理論上は金さえ積めば爆裂魔法をサブマシンガンの速度と数で相手に叩き込めるという仕様である!!
…うん。とんでもないものを作ってしまった。
G月J日『大切なのはその者に罪があるか否か』
先日、寝ついたと思ったらなんか見覚えのある空間の椅子に座っていた。あれここはもしかしてと思ったら、出てきたのはとんでもない人…人?だった。
女神エリス。
私の上司であるベルゼルグ王国の国教であるエリス教の御神体にして、ある意味私と明らかに敵対するであろう存在。
…そう、彼女は生粋の悪魔嫌いだ。
どんな過去があったかまでは知らないが、彼女は悪魔が関わると性格がジャック・ザ・リッパーみたいなジェノサイド女神に切り替わる。
そして、
そんなアレコレを考えていると、彼女はゆっくりと自己紹介をしてきた。悪魔が関わると豹変するとはいえ、その顔はまさに女神だった。無論鼻の下を伸ばす真似はせず、あくまで貴族らしく厳格にこちらも名を返す。
するとここで、早速エリス様が爆弾発言。
「貴方は、その…転生者、なのですか?」と。
流石に一瞬、表情を崩しそうになった。同時にやはりバレていたかと思う。というか十五年も時間があったのに随分間が空いたなとも思った。
取り敢えずはいと答えると、彼女は突然「本当に申し訳ありませんでした!!」とお手本クラスの土下座をしてきたので空いた口が塞がらなかった。
仮にも国教の御神体が純悪の権化に土下座しちゃいけねぇよ、という本音をぐっと堪えなんとか頭を上げるよう嘆願すると、七回目ぐらいで漸く頭を上げてくれた。
いきなりどうしたんだと聞くと、「十五年も異変に気づかず放置してしまっていたことへの謝罪をしなければいけないと思った」とのこと。真面目過ぎだってと思ったが、どうやらそんなに簡単な話ではないらしい。
曰く、「本来は死んだ時点の姿で転生するはずなのだが、別世界の他人の体に憑依する事態は初めて」なのだそうだ。そして「元の体と魂に分離しますので」と言い始めた。
これには流石に焦って全力で止めた。
なぜなのかと聞かれたので、あまり言いたくはなかったが、いくつか
まず最初に説明したのは、「『
言うなれば、これは並行世界の話で、その世界では当然常識なども違い、この世界が私の世界ではフィクション、つまりはある種の物語扱いされていると説明すると、エリス様は目を見開いていた。
そしてここからが本題だ。私はあまりこの世界のストーリーについて詳しくはないものの、この体がどれだけ悪人であるかを、
一応「貴女がどうしてそこまで悪魔を嫌うのかは野暮なので聞きませんけど、悪魔の中には人間がいないと生きていけない者たちだっているでしょう。流石にそこまでのレベルは偏見ですよ?(意訳)」と話すと、「では貴方は悪魔を手を結ぶのですか?」と更に冷えた声で質問してくる。
どうやら俺をこの原作アルダープと同じ屑扱いしてるようなので、ここまでの十五年で培った私の本音をぶちまける。
「少なくとも、私はそんな存在にならないように今までの十五年、努力と研鑽を欠かさなかった。だが、所詮人間では救えない領民だっている。貴族として、民を守るのは当たり前だ。同時に、私は血を好む性格ではない。どちらも互いを害することなく手を結べるなら私は悪魔とも手を結ぶし、一人でも多くの領民を幸せにできるなら、悪魔と契約することも厭わない。では聞くが、貴女は犯罪者を許すか?女子供…自分より弱い者のみを虐げ、殺すことでしか快楽を得られないような者を」と。
無論、エリス様はそんな者は絶対に許さないと告げた。ならばと私はこう言い返した。
「では、同じ人間である我々は貴女によって殺されるべきですな」、とね。
なぜそうなるんだとエリス様は聞くが、こちらも当然反論する。
「生まれたての悪魔がその瞬間人を殺すような器用なことはできないだろう。だが、貴女の理論は『他の
事実、デストロイヤーという災害を解き放っておきながら、何の罪悪感も持たないような輩が人間の中にいるのだ。彼の造ったデストロイヤーがもたらした被害など、並大抵の悪魔と比べればよっぽど甚大だ。それに比べて多少人の精気を吸うだけであり、むしろ犯罪の減少に一役買っているサキュバスたちの方がよっぽど利がある。
無論、だからと言ってすべての悪魔の肩を持つつもりはないがね、と言うと、エリスはまるで憑き物が落ちたように無表情になっていた。
一応聞くと、今までそんなことは考えたこともなかった、とのことだ。
その後はかなりスムーズに見慣れた
…認めてくれたということでいいんですかね、エリス様や。
なんかちょっと道徳的というか漢文的な何かになってしまった…
よくよく考えたら魔法をストックできるってわりと頭おかしい使い方できそうですよね。
あと一応下のアンケートに回答願います。
個人的にただの息抜き程度の認識だったんですがね
連載すべき?
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是非してほしい!いやしろ(豹変)
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過労死されちゃいそうなのでしないで
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晩御飯おいちい!!