寝台特急「北斗星」&特急スーパーひたち連続殺人 作:新庄雄太郎
「細田と森本は、確か北海道で勤務していたって言ってたな。」
「ええ。」
「そう言えば、確か2年前大手企業に勤務する会社役員の桜小路が自動車事故で亡くなったって言っていたな。」
「えっ、自動車事故。」
と、特捜班たちは驚いた。
「うん、今から2年前の今日だ、札幌と深川間の幹線道路で乗用車とスポーツカーの横転追突事故が起き、乗用車を運転していた桜小路裕之さん当時48歳が死亡したんだ。」
「そう言えば、きな子ちゃんはお父さんが亡くなられて結ヶ丘女子高等学校から北海道の学校へ編入したって言ってたわよね。」
小海は南に言った。
「ああ、そうだ、今道警に確認したらな桜小路は遺産があった事が分かったよ。」
「なるほど、犯人は桜小路の遺産を乗っ取ろうと2人を殺害したって事か。」
「高山、それも考えられるな。」
「ええ。」
「私も、それも考えられると思うんだ。」
「班長も、そう思いますか。」
「うん。」
「と言う事は、犯人は桜小路の財産を狙って。」
「そう言う事になるな。」
「わかったよ、犯人は前持って札幌へ行っていたんだ。」
「そうか、犯人は札幌から寝台特急「北斗星2号」に乗る事は出来ますね。」
「ええ。」
「ついに、事件の謎が解けたよ。」
と、高山は時刻表を持ってきた、調べて見ると。
札幌発17時13分 寝台特急「北斗星2号」に乗車
細田を毒殺する。
福島着6時31分 下車
福島から平へはローカル線に乗って乗る。
平発12時12分 常磐線特急「スーパーひたち14号」に乗車
そして、森本を殺害。
日立着12時55分 下車
日立発13時48分 常磐線特急「スーパーひたち16号」に乗車
上野着15時23分 下車
「なるほど、つまり犯人はこれを利用したって事か。」
「ええ。」
「そうか、札幌から「北斗星」に乗って、福島で下車して平で「スーパーひたち」に乗って殺人が行ったって事か。」
「はい、犯行は可能です。」
「ほう、犯人は日立駅で又「スーパーひたち」に乗って上野へ戻ったって事か。」
「ええ。」
と、そこへ松本が高杉の方にやって来た。
「班長、事件の事で話をしたいんだそうだ。」
「何、それ本当か。」
何と、日立駅で目撃したのは歩夢ちゃんと侑ちゃんだった。
「あっ、この人よ。」
「それ本当か。」
「ええ、この男が侑ちゃんをぶつかって、その場で逃げて行ったの。」
「それで、何歳ぐらいの男だったか覚えているか?。」
高杉は歩夢と侑に言った。
「そうね、40歳ぐらいだったわ。」
「うん、中年のおじさん風の人だったわ。」
「そうか、やはり君たちが目撃者だな。」
「はい。」
「ありがとう、歩夢ちゃん、侑ちゃん。」
「いやー、それほどても。」
「私は、大したことはないけどね。」
「よし、これで列車トリックが解けた。」
「ええ。」
次回は、いよいよ犯人は割り出される
果たして、アリバイは崩れるのか。