買った玩具が本物だった話 作:うぉっ、でっか…
もうすぐ、もうすぐで本当の本編が始められる……はず!!
神器は、スフィアと呼ばれる結晶を含んだアイテムの総称である。
神が作りしモノ、神が授けしモノ……様々な意味を込められているが、実際は人の手によって生み出され、人の手によってのみ扱われているがソレは別の話。
神器にはランクがあり、上から順に『上』『中』『下』の三つに分けられている。なぜ三つしかないのかというと、発見されている神器そのもの、或いはスフィアの数が圧倒的に少ないからである。要は大きく分けるくらいしか分類のしようがないのだ。
そして数少ない神器は、大半が『下』であり、良くて『中』が確認されている程度である。
リヴィアリーが使っている神器は、『中』。戦闘経験一切無しの一般人が手にした場合でも、あまり強くない魔人が相手なら一人で勝てるようになれる程度、と言われている。無論神器によっては扱いにくさ等もあって必ずしもそうなるとは言えないのだが。
彼女の神器の場合は、大抵の人間には扱いにくい代物であった。
見た目は日本刀。しかし『解放』的な意味での使い方は、一言で言えばモバイルバッテリー。
見た目通り武器として使えるのみならず、内部には無尽蔵に湧き出る魔力がため込まれており、それを使う事で生まれつき魔力の総量が少ない者でもトップクラスの魔力を扱えるようになるのだ。
……と、ここまで聞けばただ優秀な神器に聞こえるが、神器から魔力を供給するにはそれなりに魔力の扱いに長けていなければならないし、そもそも魔力は個人個人のモノ。上手く波長が合わなければ体調不良なんかに陥るし、最悪死ぬことだってある。血液と同じ物だと思ってもらえれば良いだろう。A型がB型の血を輸血するとどうなるか。つまりはそういう事である。
リヴィアリーは適合者だから良かったものの、他の誰かが……それこそ真やマリアがその神器を扱おうとすれば、自身に合わない魔力を取り込んでの体調不良、或いは死が待っている。
だからこそ、『中』。『上』というには扱いにくく、『下』というには強すぎる。
そんな神器を手にしたリヴィアリーは、自身が適合者である事を知るとすぐに組織にソレを渡し、調整を頼んだ。戦闘中に微かにでも違和感を感じたりしないように、自分の魔力の波長にできる限り合わせてもらうような調整だ。だから真と出会うまでは実戦で使用した事が無かったし、使うようになっても有象無象の雑魚相手にしか使っていなかった。
―――今彼女は、ようやく神器を使っている
今までは刃が通る事の無かったデッドマン、大量の魔力を持つ魔人。それに、攻撃が通じる。
何なら身体強化の性能も魔力量に応じて向上するため、速度は『神速』すらも超えようとしていた。
「っ、まさかあなたが神器持ちになっているだなんて思いもしなかったわ。リヴィアリー!」
「それはこっちのセリフ。その神器をあなたが持つだなんて、予想もしてなかった」
バイスタンプ。未だ確認されている数が少ないせいで、ランク分けしかされていない神器。
そのランクは脅威の『上』であり、高い汎用性と危険性、そして内に秘めたパワーが判断材料となった。
とはいえ組織が掴んでいるのはメガロドン・デッドマンの戦闘データと真の実験データ(真自身の同意もあり、マリアが定期的に組織に送っている)のみなので、これから『中』になる可能性もあるらしいが。
基本的に魔人が持っている事が多いこの神器は、確認されているだけで言えば(真のバイスタンプを除いた場合)『メガロドン』『コング』『ジャッカル』『マンモス』の四つがあり、組織が事実上回収できたものは『メガロドン』と『コング』のみである。
ここに今『カマキリ』が含まれるが、それはリヴィアリーや魅御音が生きて帰れた場合のみ。無論、ヴィヴィアンはそんな事をさせるつもりは無かった。
一度リヴィアリーを逃した事でさえ、彼女にとっては耐えがたい恥辱。二度目なんて、考えたくも無く。
「一体、どこでその神器を手に入れたの?」
「聞かれて親切に答えると思っているのかしら。だとしたら、あなた相当バカね」
「別に。聞いてみただけ」
リヴィアリーの神器、『一気呵成』は、この戦闘が実質初使用。故に、彼女の今までの戦いは神器に
―――だが。しばらくの間続いた打ち合いの中で、彼女は『一気呵成』の扱い方を掴み始めていた。
それは、この戦いの終わりが近づいている事を意味している。
今までは『一気呵成』から供給する魔力の量がバラバラだった彼女だが、どのタイミングでどの程度取れば良いのかを掴み始めると、攻撃が自分の狙った通りになり、想定とのギャップが消えていく。
ぎこちなかった動きは、段々と彼女本来の優雅なモノへと変わっていき、それはさながら一面の銀世界を舞う雪の結晶のような美しさを魅せた。
ほぼ同時に全方位から襲う斬撃に、ヴィヴィアンは回避する事が困難になり、次第にその体に傷が目立つようになる。余裕ある笑みは既に絶え、何かを逡巡するような表情を隠せなくなりつつあった。
「流石よ、リヴィアリー・フラスベル。貴方はやはり強いわ。かつて私から逃げきったその力、神器を得てさらに増したのね」
「話なんてするつもりは無い。何も聞き出せないなら、あなたとの戦いに時間をかける必要はない」
「あぁ、そう。けど私はお話したい気分よ?特に、今からやる事の感想。欲しいもの」
『カマキリ!』
傷だらけのカマキリ・デッドマンに、バイスタンプを押印する。するといつぞやのメガロドン・デッドマンから契約書のような紙が飛び出し、ヴィヴィアンの体の中へ入っていく。
上級契約。
二度と元の姿に戻れない代わりに絶大なパワーを得る事が出来る、バイスタンプ単体での最大解放。
折り紙の悪魔の体がほどけ、
それはただ同化するのではなく、今までよりも更なる力を以って、強固で堅牢な鎧の形をとる。
カマキリ・デッドマン・フェーズ2。ギロチンを思わせるカマが両腕、両肩、両足に生え、不気味な顔の口元には矢が番えられた弓のようなモジュールが目立つ。
「あは、あは、あはははははぁっ!!!この力、凄いわ!今ならディゴリー様相手でも、下克上できちゃいそうなくらい!」
「ディゴリー?―――そう、あなた、あの『神器王』の部下になっていたの」
「そうよ。ディゴリー様の魔力に屈服させられて、一匹狼の私は死んだ。そしてこの神器と、彼の子飼いの魔人、魔族の部下を与えられて幹部にしていただいたの。―――今までは、あのお方の下に付く事こそが至高だとすら思っていたけれど、こうして力を得ると、私が頂点に立つのが一番だと思えちゃうわね。あなたもわかるでしょう?見た目にわかる、圧倒的な力!戦場を舞う銀雪、神速、魔族からも戦乙女からも二つ名を与えられる程のあなたでも、神器を手にした今のあなたでも、この私には敵わない!!」
「……そんな事はない」
『一気呵成』を構え、カマキリ・デッドマンへと突撃する。
そして次の瞬間、彼女の肩を何かが貫通した。
「ッ、何―――」
「怯んだわねぇっ、リヴィアリーッ!!」
刀を握る力が弱り、彼女の体は慣性に従って宙を飛ぶのみとなる。『神速』を生きる彼女ですら目で追えない程の速度で放たれたのは、デッドマンの口元のモジュールから射出された魔力矢。特殊な力なんて無く、ただただ速く、強い。リヴィアリーに、致命的な隙を作る程度には。
その隙を見逃すことなく、デッドマンは手を振り下ろす。慌ててリヴィアリーが体を捩ると、彼女がいた位置から一直線に、地面が
「なんっ」
「まだまだまだまだまだァッ!!」
口の魔力矢。カマの斬撃。咄嗟に体を覆うように魔力を放出したリヴィアリーの体に裂傷をいくつも作り、周囲の建物を破壊していく。
完全に受け身に回った彼女を、瞬間移動的速度で近接したデッドマンが殴りつける。地面に叩きつけられたリヴィアリーは、肺の空気が全て出尽くしたかのような錯覚を覚えた。
(このままじゃっ、不味い―――!!)
「あははあはあはははっ、終わりよ終わりぃっ!力も、そして速度も!私の方が上ぇえええええッ!!」
『一気呵成』を手放した為に、彼女の体を包んでいた魔力が極端に薄くなる。
ほぼ無防備と言って差し支えない状況に陥った彼女を、高笑いと共にデッドマンのカマが襲い―――。
『マッドリミックス!!』
『必殺!カオス!ツインキメラチャージ!!』
「は、ぁああああああああっ!!?わ、私の、カマがぁああっ!?」
「リヴィ甚振って笑ってんじゃねぇッ、デッドマン!!」
リヴィアリーを庇うように現れたキマイラの装甲に防がれ、その力に呆気なく折れた。
己の力の象徴ともいうべきソレが折られた事に大きく動揺してしまった魔人を、真は容赦なく攻撃する。
バイスタンプを横に倒し、必殺技を発動した。
『クロコダイルエッジ!!』
「ひっ、ぎゃあああああああっ!!!」
甲高い叫びと共に、魔力の鎧、フェーズ2の体が彼女から
「おい、リヴィ。立てるか?」
「……ん、平気。この程度の傷なら、問題ない」
「そっか。なら良かった。俺は次必殺技使ったら、流石に変身解除だ。―――合わせられるか?」
「ふふっ。私と、真なら。何てこと無い……でしょ?」
「ははっ……だな!」
バイスタンプを横に倒し、リヴィアリーが『一気呵成』から大量の魔力を供給する。
確実に仕留める、という二人の圧に、自身を守る魔力すらも喪失したヴィヴィアンは、後退りながら叫ぶ。
「な、なんなのよあなたは!突然現れて、私の邪魔をしてっ!!」
「仮面ライダーキマイラ。それが今の俺だ、魔人」
「ッ、キマイラ……?あは、あははは、そう。そうだったの。やっぱりこの町に居たじゃない」
真の名乗りを聞き、途端に脱力する。その姿に微かに違和感を覚えつつも、構えを解くことなく、さらに集中を高める二人。
「ディゴリーさま、もう私はダメみたい。
「っ、何を謝って……」
「ふふっ、
「そんな事は俺達がさせねぇ。向かってくるなら、迎え撃つ。それだけだ」
一切の抵抗を止め、その両手を広げる。その姿、その言葉に、彼女は全てを諦めたのだと理解した二人は、アイコンタクトと共に頷き合う。
(その心が、その言葉が、いつまで続くでしょうねぇ)
「リヴィ、行くぞ!」
「ん。一緒に!」
『ツインキメラエッジ!!』
魔力の爆発ともいうべき一撃の後。
終末を思わせるようにボロボロな世界は砕け、深夜の商店街が現れる。
変身解除し、座り込んだ真と、息を切らしたリヴィアリーが見つめ合う。
そして、笑顔でハイタッチした。
「お疲れさん」
「真こそ。かっこよかった」
「はいはい。ありがとなー」
「む……なんか、軽い」
「そりゃ毎度毎度言われてりゃ慣れるよ。……そりゃ、最初こそ勘違いしそうになることも多々あったけど」
「……勘違いじゃないのに」
人の気配なんてまるで無い商店街に、二人の声だけが響く。いつものやり取り。
戦闘を終えた後、照れくさそうに真を褒めるリヴィと、ソレを内心ドキドキしながら飄々と受け流す真。
その様子を陰で見つめていた魅御音は、微かに歯を食いしばった後、何事も無かったかのように表情を緩め、ゆっくりと二人の元へ歩いていくのだった。
※―――
「……」
宙に浮く鏡を眺めている、玉座に座る男。既に鏡は彼の姿を映すのみだが、先程までは違う映像を映し出していた。
何を隠そう、この鏡は神器。『天の視線』という名前のソレは、対象者を三人まで設定でき、その三人の見ているモノを映像に映し出す事が出来る。先程まではとある女の見た映像が映し出されており、映像が途切れた事でその女の死が伝えられた。
女……ヴィヴィアンの死に、男、ディゴリーは不機嫌そうな顔を隠すことなく見せる。
隣に立つ男は、どうすべきかとソワソワしながら、何とか口を開いた。
「あ、あの女も未熟だったというだけの事。戦乙女や神器使い程度に遅れをとる等。あの神器を持ち、舞い上がっていただけでしょうな。も、もし私であったならば―――」
「セドリック」
「は、はい。なんでしょうか」
セドリックと呼ばれた彼は、さらに姿勢を正す。私ならば、なんて余計な話をするんじゃ無かった……と瞬時に反省会が脳内で行われるが、ディゴリーが彼の名を呼んだのは別にそういう意味は無く。
「……ヴィヴィアンは、決して弱い女では無かった。あの女に貸し与えた神器も、戦乙女の連中が『上』と判断するモノの系統だった……そうだな?」
「そ、その通りでございます」
「なら。敵が強かった……ソレだけだ。戦場を舞う銀雪も、そしてキマイラもな」
くつくつと嗤うその姿に、よくわからないと眉を顰めるセドリック。彼はディゴリーの部下の中でも一際彼に対し忠誠心が厚い男だが、しかしディゴリーのコロコロと気が変わる様には着いて行けないと思っている節があった。
彼でさえコレなのだから、他はもっと露骨に面倒がっているのだがソレはさておき。
「では、ディゴリー様ご自身が?」
「いや、まだそうするつもりは無い。お前を出すのも同様、今はまだ無しだ。―――ヴィヴィアンの敗色が色濃くなった時点で、既に他の者に命令してある。あの神器が適合した
「あ、あの女を使うのですか。しかしアレは」
「あぁ、わかっている。だが問題は無い。もし予想通りの事が起きればその時は―――」
右手に魔力を集め、横に薙ぐ。瞬間、魔力の斬撃が壁にぶつかり、爆発した。
「その時こそ、俺が出よう」
『神器王』。その二つ名を与えられる程に多くの神器を
※―――
「で、めぇ。ふざげ、やがっでぇッッ………!!」
「えぇ~?なんですかぁ?聞えませーん」
真とリヴィアリーがヴィヴィアンに勝利し、結界を抜け出した時とほぼ同時刻。
彼らの住む街から少し離れた違う街の住宅街で、一人の少女が顔の腫れあがった男の上に座り、蠱惑的に嗤っていた。
「っ、リドラー!」
「あれ?お仲間さんの登場ですね。良かったですねぇ~、
建物の影から一歩踏み出し、今まで見えなかった姿が見えるようになる。
桃色のショートヘアーに、琥珀色の目。星やハートの髪飾りをつけ、ややサイズの合っていない制服を着ている。
袖から指先だけが覗く手でほんのり隠すようにしている口元は、少し長めの八重歯が特徴的。
可愛い系。そんな言葉が一番適切だろう少女は、小馬鹿にするような目で男達を一瞥すると、クスクス笑う。
その姿に、最初こそ「コレで遊べばさぞ気持ち良いだろう」とか考えていた男達……いや、魔人たちは、仲間の一人がやられた事もあって、警戒心から冷や汗を流す。
「えっとー。新入り魔人の癖にチョーシこいてるお前は、俺達先輩の魔人が女にしてやるよ、でしたっけ?カッコ悪いですよね~。そんな事言って、早速一人新入りにボコボコにされちゃって。だっさぁ♡」
「くっ、あのガキ……ッ!!」
「落ち着け!アイツの思うつぼだ。リドラーがやられたのも、きっとそうやって我を失ったせいだ!俺達には『コイツ』があるんだ。あのガキに使うのはもったいねぇが、わからせてやろうぜ」
「そうだな。今に見てろよ……!」
『スパイダー!』
三人の内一人が、懐からバイスタンプを取り出す。そして天面のボタンを押すと、それを自分に、そして隣の仲間たちに押印した。
瞬間、三体のデッドマン―――スパイダー・デッドマンが出現した。
それを見て、少女は目を見開く。
「おぉ~。神器、持ってたんですね」
「この神器を知ってんのか。まぁ良い。やれ、お前ら!」
スタンプを持った男の言葉に従うように、デッドマンたちが少女へ駆け寄っていく。蜘蛛を模した折り紙の悪魔たちが、一斉に彼女に攻撃しようとした次の瞬間。
ごしゃ。
「?は?」
何かが潰れるような音と共に、彼女の真正面に立っていたデッドマンが倒れる。同時に何か黒い軌跡が見えたのは、勘違いではなく。
いつの間にか少女の手に握られていた赤い物。
それは、一言で言えばカイザーナックルのような物だった。
しかしギャルギャルと回転し続けているローラーが埋め込まれている他、何か出っ張っている部分があるなどただの武器とは思えないような形状をしている。
何より、少し離れている男達でもわかるくらい、濃密な魔力を感じた。明らかに神器だと、三人は後退る。
「ふふふっ。神器を持っているのは、貴方達だけじゃないんですよ~?わ・た・し・も。ちゃーんと持ってるんでぇ~す。ざんね~ん♡」
「う、嘘だろ!?」
「くそっ、神器持ちの魔人なんてそうそういるはずねぇのに!逃げるぞ!」
「バカ、リドラー置いて逃げられっか!」
混乱する魔人たちと、指示が無くなり、仲間が倒れた事で戸惑ってしまっているデッドマン。
それを見て、少女はクスクスと笑い、少しでも動けばパンツが見えてしまいそうなほど短いスカートの裾をわざと揺らすように歩きながら、手にした神器を撫でた。
「んふ。んっふふふふ。皆さんにはぁ、間違いがふたーつあります。一つはぁ、私から逃げられるなんてあり得ないってコト。……そしてぇ」
神器を掲げる。月明りが照らすソレは、まず第一に赤かった。赤く、朱く、何より紅かった。
真っ赤なボディに、黒いラインがいくつか。不自然な出っ張りは、この神器が彼らが持つ物と同じ、『バイスタンプ』である証明。
彼女の細い指が、グリップのトリガーを引いた。
「私が、神器
『ブラックアウト!!』
目のような灯りが明滅すると、バイオリン調の音楽がどこからともなく流れる。彼女はソレに聞き入る様に目を閉じて、神器のローラー部分を大きく露出している太ももへとあてがい、転がした。
すると、ドス黒いインクのような物が辺りに散乱し、少女の足元には蠢く触手のような物が赤黒い門のような物から出現し始める。
神器によるものだとしても、明らかに現実離れしすぎた光景に、男達はもはや逃げようとすることすらできずに立ち止まり、震えあがる。
それを愉快そうに一瞥すると、彼女は神器―――クリムゾンベイルバイスタンプを、自身の手の甲に押印した。
『クリムゾンアップ……!』
地の底から轟くような不気味な声。呻くような声が聞える中、彼女の姿は一度完全に見えなくなる。
そして。
『クリムゾンベイル……!!』
インクや触手が弾け飛ぶと、そこには黒を基調とした鎧が立っていた。
特筆すべきはその左半身で、棘のような物がいくつも生えており、所々に見える赤色も相まって、暴力的な、凶暴な印象を強く与える。
そんなクリムゾンベイルへと変身を遂げた彼女は、今までの煽るような、小生意気な声から一変し、低くドスの効いた声で、男達に宣言した。
「――――それじゃ、死んでいいですよ」
「…」と「―――」を多用するのはバカの文章という話を聞いて、減らさなきゃなぁと思ったのは良い物の、今更頭良い人ぶっても意味は無いなと開き直りました。
これからは大半「……」と「―――」だけで文章作ります。
勿論嘘です。
今更ですが、アンケートにお答えいただきありがとうございました!
因みにキマイラ関係以外の、と尋ねていましたが、今回出たクリムゾンベイルバイスタンプ以外のバイスタンプもキマイラと関係あるわけではないですよね。改めて考えれば今更な質問でした。
まぁ、キメラドライバーとクリムゾンベイルバイスタンプ以外の変身用アイテムは登場させない予定ですので、ご安心を。
ラスボスの風格漂うディゴリーですら、変身はしません。
―――これって、ネタバレでしたかね?
キメラドライバー関連以外のアイテムで登場させたい物があるのですがよろしいでしょうか
-
良い
-
悪い
-
分からない(好きにして良い)
-
たぶん良い部分的に良い
-
たぶん悪い出すべきではない