異世界魔女の配信生活   作:龍翠

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壁|w・)ここから第41話のイメージ。



次の場所

 

 獣人の国に行った日の、翌日。私は師匠と一緒にお肉を食べていた。もちろん配信もしてる。

 

「あー……。牛タンみたいな食感だな」

「牛タン」

「ああ。独特な食感で、美味しいんだ」

「美味しい……」

 

 食べてるお肉は、獣人の国で買ったお肉。独特な食感のあのお肉だ。師匠にも食べてもらおうと思ってこうして食べてる。昨日の晩ご飯はカレーを食べちゃったから。

 あの臭いがね……。どうしても、鼻に残ってる気がして……。カレーで誤魔化そうと思った。やっぱりカレーはとても偉大。世界一、宇宙一の料理だと思う。

 それはともかく。今はお肉の話だ。独特な食感のお肉だと思ったけど、日本でも食べられるものらしい。師匠が言うには、あくまで牛の一部らしいけど。

 

『牛タンと言えば仙台』

『つまり……宮城県!』

『宮城県おいで、とってもいいところ!』

 

 なんだかすごくアピールされてる。でも……うん。牛タン、食べてみたいかもしれない。不思議な食感だけど、わりと美味しいと思えたから。

 

『バカヤロウ! 牛タンならどこでも食えるだろうが!』

『だからたまには琵琶湖にしよう』

『琵琶湖ニキはもう当たったでしょ?』

 

 琵琶湖は気が向いたら、ね。牛タンもわりとどこでも食べられるみたい。宮城県の名物だけど、どこでも食べられる、みたいな感じかな?

 

「それ言い始めたら、特定の場所でしか食べられないものってかなり限られるぞ」

「そうなの?」

「日本は流通がしっかりしてるからな」

 

『シッショテメエ余計なこと言ってんじゃねえ!』

『どんなものでもとれたてが一番美味しいんだよ!』

 

「悪かったって」

 

 そうだね。お肉はどうか知らないけど、果物とかは収穫したてが一番美味しいと思う。多分だけど。お魚とかも新鮮な方が美味しいと思うよ。

 今回は牛タンを食べてみたい。だから。

 

「宮城県、だね。そこに行く」

 

『よっしゃあああ!』

『宮城県民のワイ、感動に打ち震える』

『掴み取ったぞおおお!』

 

 興奮しすぎじゃない? ご飯を食べに行くだけなのに、ね。

 それじゃあ、あとは何を食べるか、だね。宮城県にも美味しいものがたくさんあると思うから。

 

「師匠。宮城県と言えば?」

「牛タンしか知らない……」

「…………」

 

『シッショ、役立たずである』

『もうちょっと学校で社会の授業をちゃんと受けておけば』

『まあシッショだし』

 

「どういう意味だこの野郎」

 

 師匠からしても十年以上前だよね。学校。それは覚えてなくて仕方ないと思う。

 師匠がだめなら視聴者さんに。改めて聞いてみたら、たくさんの料理名が出てきた。料理名だけじゃないけど。

 

「牛タンは絶対に食べるから除外して……。あとは、ずんだ餅が多いね。どんなお餅? お菓子?」

 

『お菓子と言えばお菓子』

『宮城県の郷土料理ってやつやね』

『ずんだ餡をからめたお餅だよ』

 

 いや、そのずんだが分からないから聞いてるんだけど……。ずんだって、何か有名なものなのかな? ちょっと分からない。

 

『ずんだは、枝豆をすりつぶして砂糖や塩で味付けしたもの、だったはず』

『わりと美味しいぞ!』

『わりとって何だちゃんと美味しいだろうが!』

『まずいぞ! ずんだ過激派だ!』

 

 枝豆をすりつぶして……。なんだかとても不思議なことしてる。それもちょっと気になる。

 牛タンと、ずんだ餅。ご飯とお菓子。ちょうどいいかもしれない。

 

「じゃあ、牛タンとずんだ餅を食べに行く」

 

『まって』

『他にもいろいろあるんだ! もうちょっと待ってほしい!』

『笹かまぼこも宮城だよ!』

『イワナっていうお魚も! 是非!』

 

 んー……。なんだか、いろいろと食べ物が多いみたい。笹かまぼこ、お魚……。いろいろと気になってくる。どれを食べようか悩んじゃうね。

 

「師匠。どれを食べればいいと思う?」

「全部食べればいいと思う」

 

『シッショwww』

『まあリタちゃんなら全部食べられそうだしなあw』

『よく言ったぞシッショ!』

 

 うん……。時間的にどうだろうというのはあるけど、やっぱりできるだけ食べたいところだね。あとは、せっかくだからやっぱりいろいろ見て回りたい。

 

「行った方がいい場所とかも」

 

『やっぱ蔵王の五色沼だろ。湖の色が変化するんだ。それも自然と』

『キツネ村! もふもふだよもふもふ!』

『ガーデンパークとかもいいぞ!』

 

 他にもたくさん候補を出してくれたけど……。この三つがわりと多く上がっていたと思う。この辺りにも行ってみようかな。

 それじゃあ、今日は宮城県だね。まずは仙台に行こう。とりあえず牛タンを食べてみたいから。

 

「それじゃあ、師匠。宮城県行ってくる。仙台で牛タンを食べる」

「ああ。ちなみにまだ朝だから、牛タンは無理だぞ」

「え」

 

『それはそう』

『朝七時から開いてるお肉の店はあまりないんじゃないかな』

『もうちょっと待とうね!』

 

 それは、うん……。仕方ない、かな。じゃあ、とりあえず……。

 

「宮城県に行ってから考える……」

「ああ。いってらっしゃい」

 

 師匠に手を振って、私は早速転移した。

 




壁|w・)というわけで、今回は宮城県です。
ここがお勧め、とかあれば、今ならまだ間に合うかも……?
そういうのがあれば活動報告にどうぞ!


カクヨムで新作を投稿しました。
『侵略者系魔女の侵略ライフ ~地球を侵略しにきた魔女とそんな魔女に姉と呼ばせる中学生のやりたい放題生配信~』
侵略者のちっちゃい魔女が、人類に魔法を与えたりダンジョンを作ったりと好き放題するお話です。
ご興味があれば検索してください。
カクヨムコンが終われば、こちらにも改めて投稿します。
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