『それじゃにゃふちゃん、いってきます!』
「いってらっしゃ~い!」
今日はわふちゃんがお出かけするから、にゃふは一人でお留守番。わふちゃんが帰ってくるまでに晩御飯を作るんだ!
出来た~!!ワッフルを作るのは初めてだったから思ったより時間がかかっちゃったけど、まだ18時。わふちゃんは帰ってきていない。
「間に合ってよかった~。そろそろ帰ってくるよね。」
わふちゃんは遅くても19時までには帰ると言っていた。お皿に盛りつけているとちょうどいい時間になるかなと思ってとりあえず準備を続けることにした。
「…はっ!今何時!?」
気が付くと眠っていた。焦って時計を見ると、21時30分を指していた。
「わふちゃん、帰ってきちゃったかな?」
急いで玄関を確認してみる。でも、わふちゃんの靴はなかった…。
「まだ帰ってきてない?おかしいな…Discordで連絡してみるか…」
【どうしたの?大丈夫?】
と送ってはみたけど返信が来ない。
「大丈夫かな…?なにかに巻き込まれたのかな…?」
不安な気持ちが続くけど、もうちょっと待ってみようかな…。もしかしたら電車とかが遅延しているだけかもしれないし…
「ほんとになにかあったのかな…?まさか…」
わふちゃんに限ってそんなことはないとは思うけど…、浮気…?
「いやいやいや、そんなわけないよね。でも…もう23時だし…」
不安になって電話しようとしたら、
『ただいま~!』
「わふちゃん!!!!」
『にゃ、にゃふちゃん…どうしたの?』
「にゃふ、なにかしちゃった?ごめんね、こんなのがわふちゃんの彼女で…。お願い教えて…。わふちゃんがいなくなっちゃったらにゃふは…。お願いだからどこにもいかないで…。」
気が付くとわふちゃんを押し倒して、泣きながら早口で言っていた。
わふちゃんも最初は驚いたような顔をしていたが、にゃふの顔を見ると
『にゃふちゃん、ごめんね…心配かけちゃって…。実は今日、にゃふちゃんにプレゼントを買いに行っていたんだ。そしたら、それを落としちゃって…。あちこち探し回ってたらこんな時間で…。あきらめかけて近くの交番に聞いてみたらそこに届けられていたから無事だったんだけど…。ごめんね』
「わふちゃん、そうだったの…」
そこでとんでもない間違いをしていたことに気づいて、恥ずかしさと情けなさで居ても立ってもいられなくなった。
「う、ぎゃ~~~!!!!!」
『にゃ、にゃふちゃん?!』
走って寝室に駆け込む。ベットに飛び込んで頭を何度もぶつける。
「にゃふのバカ!わふちゃんがそんなことするはずないじゃん!!!なのに疑って!うわぁ~!!!」
何度も何度も頭をぶつけていると背中に手が乗せられた。言うまでもなく、わふちゃんの手だ。
『ごめんね。心細かったよね。でもわふは、にゃふちゃんを置いて行ったりなんかしないよ?』
「わふちゃん…。」
『にゃふちゃんにさみしい思いをさせちゃったよね…。ごめん。わふはにゃふちゃん一筋だから安心して?』
聞かれてた!?と思うとすごく恥ずかしくなった。
「う、うん…。にゃふもわふちゃん一筋だよ!」
そう返すのが精いっぱいだった。
『それにしてもヤンデレにゃふちゃん可愛かったな~。』
「へ?」
とたんに寒気がした。なんかダメなものを見てしまったかのような…。
『わふはずっとここに居るって教えてあげるね?』
「にゃ~!!!!」