ヒメヒナSS集   作:秋月あおば

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気が付くと…?

『ヒナ!ヒナ~!!!』

バンッ!とドアを開ける音とともに部屋に飛び込んできたのはヒメだった。

「な~んだヒメかぁ…もう、いつも静かに開けてって言ってるでしょ?」

『う…ごめん…』

「もう…次からは気を付けてね?」

『はーい!』

注意されてしょぼんとしているヒメを見るとそれ以上何も言えなくなって、いつも許してしまっていた。いつかはちゃんと言わなくちゃ、なんて思ってはいるけれど…ねぇ?

「あ、ヒメ?それでどうしたの?」

『そうだった!これ見て!!!』

「なに…これ?」

ヒメから差し出されたそれには【コスプレペア体験チケット】と書いてあった。

「こ、コスプレ?!」

『そう!コスプレ!!!駅前の抽選で当たったんだ~♪』

「あ、そういえば…今日だったね~抽選の日」

「…当たったの?!?!」

『わ…びっくりしたぁ…そう!当たったの!』

「え~!すごい!!それで、なんのコスプレにするの?」

『…まだ…決まってないんだ…』

ず~んっというSEが聞こえそうなほど落ち込んだヒメを見て慌てて声をかける。

「だ、大丈夫だよ!ほら、これ見ながら一緒に決めよ!」

『漫画…?』

ヒメの前にヒナコレクションの厳選150!コミックス集のリストを差し出す。いつでも布教できるようにリストにまとめているのだー!!

「ほら!これ読んでどの子のコスするか決めよ~」

『うん!!ヒナのおススメ教えてよ!』

「もっちろん!!それならまずこれで~…」

 

 

「っていうわけなの!最高だよね!!!」

『うん!すっごい面白かった!!!』

「それじゃこのコスプレしよっか!」

『そうだね!ヒメこの子にする!』

「よし!それじゃいこ…か……?」

外を見ると…真っ暗だった。

「あ、れ?」

『どうしたの?ヒナ…?』

「お外…真っ暗…」

『え、えー?!もう真っ暗なの?!』

「うん…18時…」

『スゥーーーー…時間計ってなかったからだー!!!』

「え?」

『鈴木の布教したいんじゃー!は計らないとだめって気づいてたのに!間違えた―!!!!』

「えー…ヒナそんなに話してないもん!」

『…ヒメほとんどしゃべってないよ?』

「…ヒナですね…」

 

ずっと語っていたみたい…まったく気づかなくて恥ずかしくなった。

『まいいよ…もう決まったし明日いこ?』

「そうだね…明日は収録早く終わるし、一緒にいこー!」

 

そうしてなんとか決まったコスプレ衣装を着てここにいるわけです!!写真も可愛いって言って貰えてすっごいうれしい♪

ありがとう~!!え…?さすがにこれを着ては配信しないよ…?ここで目に焼き付けてね♪

 

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