林間学校、3日目
「警報!警報!タスケテクレー!」
音波は全速力で走っていた。後ろからはピクシーボブの魔獣が迫ってきている。
「姉ちゃんが困ってる。助けようぜ!」
「いや、それよりも自分達の心配をしたほうがいい。土流に流されそうになるぜ。」
フレンジーが叫ぶが、ランブルに止められる。
「ウワァァァ!」
音波の(珍しい)悲鳴が響く。
「そういえば相澤先生もう三日目ですが、今回オールマイト、あ、いや、他の先生方って来ないんですか?」
「合宿前に言った通り、ヴィランに動向を悟られぬよう人員は必要最低限。そして、特にオールマイトはヴィラン側の目的の一つと推測されている以上、来て貰うわけにはいかん。良くも悪くも目立つからこうなるんだ、あの人は。」
ピクシーボブが
「それより皆、今日の晩はねぇ、クラス対抗肝試しを決行するよ。しっかり鍛錬した後は楽しいことがある、ザ・アメとムチ。」
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
飯の制作時間。
爆豪が包丁で野菜を切っていた。
「爆豪くん包丁使うのウマ、意外やわ」
「意外って何だコラ!包丁に上手い下手なんざねえだろ!」
「出た!久々に才能マン。」
「手先ガ器用ダ。」
「皆元気すぎ・・・」
「飯食って元気だせよ!」
切島は疲れていた。
「バズソー、野菜ノカゴヲ取ッテコイ。ラットバット、火加減ヲ見テロ。」
「カセットロンって便利だな。」
「コンドル、鍋ヲ...アレッ?コンドルハ何処ダ?」
音波はあたりを見回すと出久の肩にコンドルがいた。
出久は神妙な顔で轟と会話していた。
(後デコンドルニ聞イテミルカ。)
さて、時は流れ肝試しの時間。
「肝を試す時間だぁー!!!」
「脅かしたい!叫びたい!」
芦戸が楽しみにそうに叫ぶとフレンジーがはしゃぐ。
しかし相澤先生が、
「その前に大変心苦しいが…補習連中はこれから俺と補習授業だ」
「ウソだろ!?」
「すまんな、日中の訓練が思ったより疎かになってたのでこっちを削る。」
補修組の絶望である。
「あと音波付いてこい、ランブル達を貸せ。コイツらも鍛え直す。試験ですぐにやられたからな。」
「「「ウソだろ!?」」」
「了解。コンドル、ジャガー、バズソー、ラットバット。肝試シヲ楽シンデコイ。」
「キャシャァァァァァ♪」
「ガルルルル♫」
音波は相澤先生と共に行ってしまった。
「はい、というわけで脅かす側先攻はB組、A組は二人一組で3分置きに出発、ルートの真ん中に名前を置いたお札があるからそれを待って帰ること。脅かす側は直接接触禁止で、個性を使った脅かしネタを披露してくるよ。創意工夫でより多くの人数を失禁させたクラスが勝者だ。」
マンダレイが説明すると、出久がとあることに気づいてしまう。
「二人一組、あれ?21人でも5人補習で音波さんいないから一人余る。」
「くじ引きだから...」
「俺たちと一緒に行こうぜ、出久。」
ラットバットとコンドルが出久を慰める。
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
音波は相澤先生と一緒に補修組をしばいていた。
「あうう...私達も肝試ししたかったぁ...」
「安心シロ。俺モ肝試シ楽シミニシテタカラナ。」
「今回の補習では非常時での立ち回り方を叩き込む。周りから遅れをとったっつう自覚を持たねえとどんどん差ァ開いてくぞ、広義の意味じゃこれもアメだ、ハッカ味の。音波、外で待ってろ。」
相澤先生はそう言って建物に入っていった。音波は外で待機する。
(待チ時間ハ暇ダ。シカシ肝試シハヤリタカッタナ。ン?)
『姉貴、応答しろ。ヴィランが攻めてきた!相澤先生に至急報告しろ!』
ラットバットからの緊急通信だ。
音波はすぐに相澤先生がいる建物に入ろうとするが、何者かが音波をふっとばす。
「グハッ!」
音波はすぐに立ち上がり、自分を塗っ飛ばした人を見る。その人物には身体中に火傷の跡があった。
音波は身構えると後ろから別の人物が現れ、音波を羽交い締めにする。
「おおっと、大人しくしろよ。」
「荼毘、早くしろ。この女からあれを奪うんだ。」
火傷だらけの人物こと荼毘は音波の胸部に手を置くと、1つのカセットテープが出てくる。色は赤と青だ。
「まさか念じただけで出てくるとはな。」
「エネミー...返セ。」
その時、マンダレイの個性[テレパス]が全員に聞こえてきた。
『皆、ヴィラン2名襲来、他にも複数いる可能性アリ。動ける者は直ちに施設へ、会敵しても決して交戦せず撤退を。』
相澤先生がそのテレパスを聞いた相澤が外に出てくる。
「音波!」
「心配が先に立ったか、イレイザーヘッド。」
茶毘が紫の炎を出す。荼毘の炎を相澤は躱していた。
「邪魔はよしてくれよ、プロヒーロー。用があるのはおまえらじゃない。ブロウル、これもって先に戻ってろ。」
音波を羽交い締めにしていたヴィランことブロウルがカセットテープを受け取ると何処かへいく。
相澤先生は捕縛布で茶毘を捕え地面に押さえつける。
「目的・人数・配置を言え。」
「何で?」
「音波、はかせろ。」
「ブレインスキャン、開始。」
チ~ン[効果音]
ブレインスキャン、それは相手の考えていることを読むことができるのだ。
「...目的は爆豪、ラグドール、エネミーの拉致、人数は―――」
ドゴオオオン
爆発だ!森の奥から聞こえてきた。
その空きに茶毘が相澤先生の拘束から脱出する。
「さすがに雄英の教師を務めるだけはあるよ。なあヒーロー、生徒が大事か?守りきれるといいな、また会おうぜ」
と言い溶けて消えていった。
「炎ガ個性デハナイノカ...」
音波は混乱した。
「先生!今のは...」
峰田、尾白、飯田、口田、ジャガーがやってくる。
「ジャガー、無事ダッタカ!」
音波はジャガーに駆け寄る。
「姉ちゃん、無事か!?」
ランブルたちもやってきた。
「音波、カセットロンで今の状況を調べろ。」
「了解、ランブルカラーズ、ジャガー、スグニ情報ヲ集メテコイ。」
「がってんだ。ランブルカラーズ、行くぞ!!」
「「「「おー!!」」」」
「ガルルルル。」
ランブルカラーズとジャガーは森に向かって走っていった。
「スクォークトーク、ビーストボックス、スラッグフェスト、オーバーキル、ウイングシング、イジェェェクト!!オ前タチモイケ!」
音波は更にカセットロンを出す。
「よし、全員建物の中に入れ。俺は行く。」
相澤先生からそう言われて音波達は建物の中に入る。
建物の中では放送がラジカセモードで雄英高校に連絡を入れていた。
「マタタビ荘より根津校長!目下ヴィラン連合の奇襲攻撃を受け、激しく交戦中です。このままでは、持ちこたえそうにありません!」
放送から高い機械音がなった途端に放送は人型に戻った。
「ブラド先生、雄英高校からの報告では近くのヒーローや警察はヴィランの足止めを受けているとのことです。」
それを聞いて皆冷や汗をかいていた。
『A組B組総員、プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する。』
マンダレイのテレパスが聞こえてきた。
「エネミー...エネミー...エネミー...」
「音波さん、落ち着いて。」
「そうだぜ、音波元気出せ!」
芦戸達が音波を励ます。
そこにマンダレイのテレパスが響く。
『ヴィランの狙いの一つ判明!生徒の[かっちゃん]。[かっちゃん]はなるべく戦闘を避けて、単独では動かないこと。わかった!?[かっちゃん]』
「爆豪!!!」
「俺たちも行かせてください!」
切島や芦戸、飯田が行こうとするが、ブラドキングに止められている。
「皆、ドウカゴ無事デ...」
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヴィランサイド)
目的を達成したヴィラン連合の面々は帰る準備をしていた。
ヴィラン連合の新メンバー、トガ、トゥワイス、茶毘、ブロウル、他数名だ。
「あれ?まだこんだけですか。」
「イカレ野郎、血は採れたのか?何人分だ?」
「一人です。」
「一人ィ!?最低3人はって言われてなかった!?」
「仕方がないのです、殺されるかと思った。恐竜のロボットに追いかけられました。」
「つーかよ、トガちゃんテンション高くねえか!?何か落ち込む事でもあったのか!?」
「お友だちができたのと気になる男の子がいたのです。」
「うるせえな、黙って―――」
Mr.コンプレスの上に出久、轟、障子が空からやって来る。遅れてコンドルとラットバットも来る。
さあ、戦いだ!
「トガです、出久くん。さっき思ったんですけど、もぅと血出てたほうがもっとカッコイイよ、出久くん」
トガは出久に飛びかかる。
「はあ!?コンドルッ!」
出久はわけが分からなかった。
出久に呼ばれたコンドルは、トガにレーザーを当てて出久を開放する。
「爆豪は?」
「もちろん、ん?」
コンプレスはポケットを漁るが異変に気づく。
「二人とも逃げるぞ。今の行為でハッキリした、個性はわからんがさっきおまえが散々見せびらかした右ポケットに入っていたこれが常闇、爆豪だな。エンターテイナー。」
障子が爆豪と常闇を奪還していた!そこに黒霧が現れる。
「合図から5分経ちました、行きますよ荼毘。」
「まて、まだ目標が!」
「ああ、アレはどうやら走り出す程嬉しかったみたいなんでプレゼントしよう。悪い癖だよ、マジックの基本でね。モノを見せびらかす時ってのはトリックがある時だぜ?」
しかし、それはコンプレスの
「氷結攻撃の際に[ダミー]を用意し、右ポケットに入れておいた右手に持ってたモンが右ポケットに入ってんの発見したらそりゃー嬉しくて走り出すさ。」
そこにラットバットがコンプレスの目の前に移動してきた。
「コウモリアマモリオリタタメ,アオモリサキモリシャベルベキ。」
ラットバットの個性、催眠術だ!
催眠術を受けたコンプレスはその場で寝てしまう。
コンプレスが落とした常闇と爆豪のうち1つを障子が掴む。しかしもう1つは茶毘が持っていってしまう。
ヴィラン連合は黒霧の個性によって退却する。
「障子くん!それはどっち?」
するとビー玉のようなものから常闇が出てくる。
「連れ去られたのは爆豪か...」
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
一方、音波たちは...
「先生、コンドルカラノ報告。爆豪ガヴィラン連合ニ連レ去ラレタ。以上。」
音波がブラドキングに報告する。
「嘘だよね?音波?」
芦戸が聞いてくるが音波は無言で下を向く。
「そんな...」
そんな中、音波に連絡が来る。
『こちらフレンジー。オーバーキル、スラッグフェストと共に麗日、他数名を連れてそちらに帰還中。』
『こちらイエロー&ブルー。ラグドールがいない。他にもプッシーキャッツの3名が倒れてるのを見つけた。相澤に近い位置にいるウイングシングに報告する。』
『俺はスクォークトーク、隣にいるのはビーストボックス。青山を捕獲したぜぇ。じゃなかった、救出した。青山は『簡潔に喋れ。』...青山を救出した。』
他のカセットロンからも連絡が来るが、音波は1つのことに気づいた。
「ランブルカラノ連絡ガナイ?電波ガ悪イノカ。」
「確かにここ森だもんね。」
「おい、八百万と泡瀬がきたぞ!」
皆が外に出ていく。
「先生!警察とヒーローが後5分でつくそうです。」
放送もブラドキングに報告する。
「大丈夫か音波?やっぱりエネミーのこと気にしてるんだろ?」
「アア、家族ダカラナ。」
その時、暗い感じの飯田がやってきた。
「音波さん、八百万さんが読んでる...」
「スグニ行ク。」
音波は外にでると、目を疑う光景があった。
そこには...頭から血を流している八百万と、上半身と下半身に分かれて切られているランブルの姿があった。
「コレハ、現実カ?」
音波は震える声で言った。
「音波さん、すみません。ランブルさんが私達をかばって...」
「イヤ、大丈夫ダ。」
音波は作り笑いをした。
「音波が大丈夫な時は無表情だろ。無理するな。」
切島がそう言った。
「スマナイ、1人ニサセテクレ。」
音波はそう言うと、建物の裏に行く。
そして建物を思いっきり殴った。
バキッ
建物を殴った音が響く。
「オオゥ...ランブル...」
音波のその光景を見たA組の面々は見てることしかできなかった。
登場カセットロン
・ランブル
・フレンジー
・ジャガー
・ラットバット
・コンドル
・バズソー
・ランブル(イエロー)
・ランブル(オレンジ)
・ランブル(ブルー)
・スクォークトーク
・ビーストボックス
・スラッグフェスト
・オーバーキル
・ウイングシング
☆ラットバットの個性[催眠]
コウモリ繋がりで作ったオリジナルです。
新たな擬人化キャラを出すとしたら誰がいい?(サイバトロンのみ)
-
私にいい考えがある(コンボイ)
-
ミュージックショースタート(マイスター)
-
細切れ(アイアンハイド)
-
血祭り(クリフ)
-
いいから黙って乗れぇい!(ラチェット)
-
焼き鳥にしてやる(ストリーク)
-
ザマーミロ(バンブル)
-
音波キラー(ゴング)
-
サッカーでもして遊ぼう(チャージャー)
-
弁償かな?(ハウンド)
-
\アッカーリン/(リジェ)
-
あああああああああああ(パーセプター)
-
ボンネットが!(トラックス)
-
それじゃまるで望みなし(ドラック)
-
全↑員↓駆け足!(ホイルジャック)
-
撃ち殺してやる!(インフェルノ)
-
フォースバリアー(トレイルブレイカー)
-
ロケットブースターを?(ランボル)
-
下等生物が!(サンストリーカー)
-
ロボット昆虫殺虫剤だってぇ?(スキッズ)