コンボイ顔、増えないかなぁ?
ヴィランが去って約5分後に救急や消防が到着した。生徒42名の安否はこうなっていた。
意識不明の重体15名。
負傷者11名。
無傷で済んだのは15名。
行方不明1名。
プロヒーローは1名重体。1名が行方不明。
ヴィラン側は3名の現行犯逮捕。
このことは全国の新聞やニュースで取り上げた。
[重傷者はでたが死者は0]
そう、世間には知られていた。
「死者は0、世間はそう言ってるが...」
雄英高校の会議室でオールマイトがそう呟いた。
人権がないとはいえ、知的生命体[生徒の人格の一部]死んだのだ。オールマイトが悩むのも無理はない。
「ヴィランとの戦闘に備える為の合宿で襲来。恥を承知でのたまおう、ヴィラン活性化の恐れという我々の認識が甘すぎた。奴らは既に戦争を始めていた、ヒーロー社会を壊す戦争をさ。」
「認識できていたとしても防げていたかどうか。これ程執拗で矢継ぎ早な展開、オールマイト以降組織立った犯罪はほぼ淘汰されてましたからね。」
「要は知らず知らずの内に平和ボケしてたんだ、俺ら。備える時間があるっつー認識だった時点で。」
「己の不甲斐なさに心底腹が立つ。彼らが必死で戦っていた頃、私は半身浴に興じていた。」
「襲撃の直後に体育祭を行う等今までの[屈さぬ姿勢]はもう取れません。生徒の拉致、雄英最大の失態だ。奴らは爆豪と同時に我々ヒーローへの信頼も奪ったんだ。」
「現にメディアは雄英の非難でもちきりさ。爆豪くんとカセットロンの1人を狙ったのも恐らく体育祭で彼らの粗暴な面が少なからず周知されていたからだね。もし彼がヴィランに懐柔されでもしたら教育機関としての雄英はお終いだ。」
『電話が来た!電話が来た!』
そんな暗い空気の中でオールマイトの携帯から着信音がなる。
「すまない、少し失礼する。」
「会議中は電源をきったら?」
「あー、もしもし?」
『俺ダ。』
オールマイトが電話に出ると聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「音波少女!?大丈夫なのかい!?」
『感情ガ少ナイタメニ立チ直ルノハ早イ。ソレヨリ良イニュースガアル。』
「良いニュース?」
『アア。エネミーカラ出テイル救難信号ニヨリ、場所ヲ特定シタ。今携帯ニ送ル。』
「本当か!!すまない。」
『大丈夫ダ。』
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
その後、オールマイトの携帯に送られてきた音波の情報と警察の情報が一致した。
音波はその後口止めを受け、家に帰った。
そして次の日。
「フレンジー、コンドルトジャガーハドウシタ?」
「デクの見舞いにいったぜ。にしても姉ちゃんは行かなくていいのか?」
「アア、コノ状況デ外ニデルトロクナコトガナイ。心配ダガ仕方ガナイ。」
「にしても大丈夫か?アイツらのことだしヴィラン連合のアジトに乗り込もうとしそうだぜ。」
「場所ガワカラナイカラ大丈夫...ノハズダ。」
「だといいけどな。ま、コンドル達の報告まちか。それにしてもランブルやエネミーのことは良かったのか?」
「雄英ガ非難サレナイヨウニシタマデダ。別ニ悲シイコトニハ変ワリナイ。」
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
一方、出久が入院している病院に向かったコンドルとジャガー。病院に入り出久のいる病室の前に行くと声が聞こえてきた。
「皆が正しいよ。でも、なァ緑谷、まだ手は届くんだよ。」
「ヤオモモから発信機のヤツもらって、それ辿って自分らで爆豪の救出に行くってこと!?」
「ヴィランは俺らを殺害対象と言い爆豪は殺さず攫った。生かされるだろうが殺されないとも言い切れねえ、俺と切島は行く。」
「ふざけるのも大概にしたまえ!!」
飯田の声が響く。コンドルとジャガーは病室に入ると予想通り暗い空気となっていた。
「あ、コンドルとジャガーだ。」
麗日がそう言うと、コンドルは出久のベットの手すりにとまると口を開く。
「話は聞かせてもらったけどよぉ、お前ら正気か?」
一瞬の沈黙。そして――
「「「シャァベッタァァァァァァァ!!」」」
麗日達の驚きの声。
「おいおい、ここ病院だぞ。静かにしろよ。」
「う、ごめん。」
「ラットバットだって喋ってたろ。別に驚くことじゃない。」
「で、話を戻すけどさあ、ホントに正気?」
「意外と口悪いんだね...」
「正気だ。じゃなければこんなことは言わない。」
「でも、この社会のルールを違反して戦闘をしようものならお前たちはヴィランの仲間入りってことになるぞ。」
ジャガーの一言で場の空気が更に重くなる。
「オールマイトに任せようよ、戦闘許可は解除されてるし。」
「青山の言う通りだ。救けられてばかりだった俺には強く言えんが。」
「皆爆豪ちゃんが攫われてショックなのよ。それにランブルちゃんも...」
しかし面会時間が終了してしまい、その場は解散となった。
「アイツら行く気だぜ。」
「姉貴に報告だ!」
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
そして、夜。
ジャガーは音波に頼まれ、ことの成り行きを見守っていた。
出久、轟、切島、八百万、飯田が新幹線に乗ったのを確認すると、ジャガーは音波のもとに戻った。
「癪じゃありませんか、アイツらに調子に乗られて。」
「心配スルナ。マズハ雄英高校ノ謝罪会見ヲ見ルトシヨウ。報告ハソノ後ニスル。」
音波はそう言ってテレビをつける。
『では、先程行われた雄英高校謝罪会見の一部をご覧ください。』
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「この度、我々の不義からヒーロー科1年生27名に被害が及んでしまった事、ヒーロー育成の場でありながら敵意への防衛を怠り社会に不安を与えた事、謹んでお詫び申し上げます。まことに申し訳ございませんでした。」
相澤が謝罪する。
「NHAです。雄英高校は今年に入って4回生徒がヴィランと接触していますが、今回生徒に被害が出るまで各ご家庭にはどのような説明をされていたのか、又具体的にどのような対策を行ってきたのかお聞かせ下さい。」
「周辺地域の警備強化、校内の防犯システム再検討、強い姿勢で生徒の安全を保証すると、説明しておりました。」
「生徒の安全と仰りましたがイレイザーヘッドさん、事件の最中生徒に戦うよう促したそうですね。意図をお聞かせ下さい」
「私共が状況を把握できなかった為、最悪の事態を避けるべくそう判断しました。」
「最悪の事態とは?26名もの被害者と1名の拉致は最悪と言えませんか?」
「私があの場で想定した最悪とは、生徒が成す術なく殺害されることでした。被害の大半を占めたガス攻撃、敵の個性から催眠ガスの類だと判明しております。拳藤さん、鉄哲くんの迅速な対応のおかげで全員命に別状はなく、また生徒らのメンタルケアも行っておりますが深刻な心的外傷などは今のところ見受けられません。」
しかしマスコミは質問を続ける。
「不幸中の幸いだとでも?」
「未来を侵されることが最悪だと考えております。」
「攫われた爆豪くんについても同じ事が言えますか?体育祭優勝、ヘドロ事件では強力なヴィランに単身抵抗を続け、経歴こそタフなヒーロー性を感じさせますが、反面決勝で見せた粗暴さや表彰式に至るまでの態度など、精神面の不安定さも散見されています。もしそこに目をつけた上での拉致だとしたら?言葉巧みに彼を勾引かし悪の道に染まってしまったら?未来があると言い切れる根拠をお聞かせ下さい。」
相澤はスッと頭を下げる。
「行動については私の不徳の致すところです。ただ、体育祭でのソレらは彼の理想の強さに起因しています。誰よりもトップヒーローを追い求めもがいてる。あれを見て隙と捉えたのならヴィランは浅はかであると私は考えております。」
「根拠になっておりませんが?感情の問題ではなく具体策があるのかと伺っております。」
「我々も手を拱いてるワケではありません。現在警察と共に調査を進めております。我が校の生徒は必ず取り戻します。」
謝罪会見は終わりそうになったが、ある記者の一言からそれは始まった。
「あのー、フリーの記者なんだが質問いいか?」
「ああ、どうぞ。」
「今回死亡者はいない、そうおっしゃったね。しかし俺が現場に行ったときに口の軽い警察に取材したときに死亡者が出たって聞いたんだよ。」
場がザワつく。
「まあ、死者ってのは個性の一部だけどな。体育祭で準優勝した音波銃って奴が個性で出してた人型がいたよな。その赤と黒の個体が死亡したって言ってたね。」
「「「「なんだって死亡したって!?」」」」
記者たちが驚きの声をあげる。
「また、爆豪の他にも赤と青の個体が連れ去られたらしいね。体育祭でエンデヴァーの息子を圧倒していた凶暴性をもっていた奴だ。そんな奴が連れ去られたんだ、爆豪と同じ理由で連れて行かれたと考えてみるのが普通だぜ。」
騒がしくなる会場。
「さらに俺個人で調べた情報によるとそいつらには人権はないが、根津校長と同じ知的生命体であることは変わりないぜ。そこんとこはどう考えてるんだぁ、雄英高校教師さんよぉ。」
「それに関しては彼女から報道の許可を出さないで欲しいと言われたので、生徒の意見を尊重したまでです。」
更にざわつく会場。このままでは謝罪会見どころじゃない。根津校長は謝罪会見を無理やり終わらせたのだった。
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謝罪会見を見終わった音波は荷物をまとめる。
「フレンジー、ジャガー、コンドル、リターン。マスコミガ来ルト予想サレル。至急非難開始。」
音波はそう言って必要な物をもって窓から外に出る。ちなみにこの窓には自動ロックがかかっているため安全なのだ。
玄関から出なかったのはマスコミとの遭遇を危惧したためである。
音波が向かった場所、それは!一見豪邸のように見えた。
音波は合鍵を使って中に入る。
「音波!今マスコミがお前の家に押し寄せてるぞ。よく無事だったなぁ。」
音波に話しかけた人物、音波の幼馴染の光波だ。光波は手に持っている端末を音波に見せる。
『今現在、我々は音波銃さんの家に取材に来ましたが、どうやら留守のようですね。』
そこでは記者達が音波の家の前に集まっている映像だった。
「スマナイガシバラク泊マラセテクレ。アイツラハ苦手ダ。」
「安心しろ、俺もだ。」
光波と喋った後、音波は相澤先生に電話した。
「モシモシ、音波ダ。」
『っ!、無事か!』
「大丈夫ダ。ソレヨリ報告スルコトガアル。」
『報告?』
「出久、轟、切島、八百万、飯田の5人が爆豪救出ニ向カッタ。」
『・・・・・・』
「モシカシタラ現場周辺ニイルカモシレナイ。」
『情報ありがとう、音波。お前の方は?』
「友ノ家ニシバラク泊マルコトニナッテイル。デハ。」
音波は電話を切った。
「お前も大変だな。」
「ソウダ、コスチュームノ改良ヲオ願イスル。」
「コスチュームの改良か。何処らへんを?」
「ソウダナ、サングラストマスクヲ少シ改造シタイ。」
「うむ、まかせろ。」
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヴィランサイド)
さて、時は少し戻そう。
ここは、その、問題の場所。ヴィラン連合の基地の中(バー)。
「おい、起きろ爆豪!ぶっ殺されてぇえのか!!」
「うっせ!今起きたわ!このモブがだまりやがれ!」
エネミーと爆豪は喧嘩を始めた。ちなみにこの2人は初めての会話だが、お互いのことは知っているのである。
そこに死柄木が口をはさむ。
「早速だがヒーロー志望の爆豪勝己くん、エネミーくん、俺の仲間にならないか?」
と勧誘する。
「寝言は寝て死ね。」
「永遠に冷たっくなって死ね。」
続く
登場カセットロン
・フレンジー
・コンドル
・ジャガー
・エネミー
・ランブル(名前のみ)
・ラットバット(名前のみ)
☆次回に投票で票が入ったサイバトロンの擬人化を出します。
今の所、
・コンボイ
・マイスター
・バンブル
・ゴング
・ホイルジャック
が出る予定です。まだ投票できます。他のキャラもだしてほしい場合はコメントでお願いします。
☆追記
アンケートは2023年1月28日までにします。
新たな擬人化キャラを出すとしたら誰がいい?(サイバトロンのみ)
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私にいい考えがある(コンボイ)
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ミュージックショースタート(マイスター)
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細切れ(アイアンハイド)
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血祭り(クリフ)
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いいから黙って乗れぇい!(ラチェット)
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焼き鳥にしてやる(ストリーク)
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ザマーミロ(バンブル)
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音波キラー(ゴング)
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サッカーでもして遊ぼう(チャージャー)
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弁償かな?(ハウンド)
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\アッカーリン/(リジェ)
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あああああああああああ(パーセプター)
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ボンネットが!(トラックス)
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それじゃまるで望みなし(ドラック)
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全↑員↓駆け足!(ホイルジャック)
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撃ち殺してやる!(インフェルノ)
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フォースバリアー(トレイルブレイカー)
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ロケットブースターを?(ランボル)
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下等生物が!(サンストリーカー)
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ロボット昆虫殺虫剤だってぇ?(スキッズ)