臨時休校の日
音波は雄英高校の校長室に呼び出されていた。
根津校長とオールマイトが音波の目の前にいる。
「それで君を呼んだ理由はよく分かっているはずだろう?」
根津校長が言った。
それに関して音波がうなずいた。
「バズソーガ撮ッタ映像ニ、オールマイトガ萎ンデイル姿ガアッタ。アトハカセットロン達ガ撮ッテキタ映像ノコトカ?」
「さすがだね。まずはオールマイトのことについて話そうか。と、その前に...」
「大丈夫ダ。録音ハシテイナイ。」
そしてオールマイトが説明する。
5年前の怪我の後遺症によって、活動時間に制限が出来てしまった事。
自身の個性、ワン・フォー・オールの真実。
そしてそれを、出久に継承させた事。
そして個性が弱まっている事。
「ナルホド、理解シタ。コノコトハ誰ニモ喋ラナイト誓オウ。」
「ああ、ありがとう音波少女。」
すると音波が胸部に手を入れ、1つのカセットテープを取り出した。
「グリットヲ雄英高校ニ預ケル。ソノホウガイイト判断スル。」
「・・・っ、いいのかい?」
「俺モ怪我シタトキニイツモグリットニ頼ッテイタカラナ。正直頼リスギテイタ。」
「そうか、ありがとう。」
「敵モ味方モ怪我ヲ治スカラソコハ気ヲツケテホシイ。」
「さてと、次はカセットロンがUSJで撮ってきた映像だね。ヴィランのことやA組皆の改善点を調べたいからね。」
「元カラ渡スツモリダッタカラナ。既ニDVDニ保存シテイル。勿論オールマイトノ所ハカットシテイルガ、轟、葉隠、青山ノ映像ハナイ。」
そういって音波はDVDを取り出し、根津校長に渡す。
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
臨時休校から一夜明けた次の日。
「お早う。」
「相澤先生復帰早えええ!!」
相澤先生が何事もなかったかのように現れた。
「俺の安否はどうでも良い。何よりまだ戦いは終わってねぇ、雄英体育祭が迫っている。」
「「「クソ学校っぽいの来たあああ!」」」
「仲良シダナ...」
「待って待って、ヴィランに侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか!?」
「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示すって考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より雄英の体育祭は最大のチャンス、ヴィランごときで中止していい催しじゃねぇ。ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ。かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した、今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した。そして、日本に於いて今「かつてのオリンピック」に代わるのが雄英体育祭だ。」
相澤先生がそう説明する。
「当然全国のトップヒーローも観ますのよ、スカウト目的でね。」
「資格修得後はプロ事務所にサイドキック入りが定石だもんな。」
「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね、上鳴あんたそーなりそう、アホだし。」
八百万をはじめ何人かが話す。
「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる、プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。年に一回、計三回だけのチャンス、ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ。」
そして時は進み、昼休憩。クラスの皆はノリノリになっていた。
そんな中音波と麗日と出久と飯田とフレンジーが麗日のヒーロー志望の理由について話していた。
そこにオールマイトが来て、
「おお、緑谷少年が、いた。ごはん一緒に食べよ?」
「乙女や!!!!!」
「今ノ録音シタ。」
思わずお茶子がツッコむ。こうして出久はオールマイトと一緒にどこかへ行ってしまった。
出久が居なくなった教室では、
「デクくん何だろね。」
「オールマイトが襲われた際一人飛び出したと聞いたぞ、その関係じゃないか?蛙吹くんが言ってたように超絶パワーも似ているし、オールマイトに気に入られてるのかもな。」
音波は全て知っているため、すぐに話しを変える。
「ソウダ、大事ナコトヲ忘レテイタ。」
「大事なこと?」
「アア、グリットヲ雄英高校ニ預ケタンダ。」
「あいつはチートだからなw」
テーレテーテーレ(エンブレムターン ヒーローサイドからヒーローサイド)
そして放課後。
1−A教室の前は大勢の人でにぎわっていた。
そこで普通科の人やB組の人と爆豪が言い争っていた。切島が
「待てコラ、どうしてくれんだ。おめーのせいでヘイト集まりまくってんじゃねえか」
と言うが、爆豪は
「関係ねえよ、上に上がりゃ関係ねえ。」
と言う。
「バカか、僕は。」
出久はそう呟いていた。
次回は体育祭です!
登場カセットロン
・フレンジー
・バズソー(名前のみ)
・グリット
グリットがレギュラーから外れました。
レギュラーメンバー
ランブル、フレンジー、ジャガー、コンドル、バズソー
サブメンバー
グリット、スカウトロボ
相澤先生はグリットとリカバリーガールによって完全完治しています。