東方頭文字D 〜 Lunatic Stage 〜 作:D-Ⅸ
わかさぎ姫はそのままだと明らかに色々と浮くので安直ながら偽名を名乗らせています。
また、藍から変身術を習っているので普通に人化しています。
リクエスト(キャラ、車両、エピソード等問わず)はまだまだ募集中です。
感想や評価、または誤字誤植の指摘等もよろしくお願いします。
スピードスターズがファミレスでの会議を終え、隊列を組んで山を登り駐車場に入ると、案の定そこにはすでに数台のスポーツカーが止めてあった。
ファンタジアとレッドサンズの走り屋が、地元の走り屋に混じって今日も練習走行のために集まっていたのだ。
峠では比較的多く見かけるシルビア系がズラリと並べられているものの、よく見れば昨日いたセリカにエボⅥ TME、そして黒のFD、昨日は見かけなかったGDB-F型インプレッサWRX STI(スペックC タイプ RA-R)に、昨日のものとはまた違うレッドサンズのものらしき別のFDなどといった車も見て取れた。
どうやらレッドサンズとファンタジアとでメンバー同士が大勢集まって何か話し込んでいたようだったが、スピードスターズの存在に気がつくと、ファンタジアの鈴仙が池谷たちに手を振り呼んでいた。
ちょうど窓を開けて走って来た池谷にはその声が届いて来た。
鈴仙「こんばんは池谷さん!ちょうど今呼ぼうと思っていたんですよ!」
池谷はどうやら自分たちに用があるっぽいことを知る。
交流会関連の何かであろうことはおおよそ分かるが詳しいことはまず話を聞いてみなければ分からなかった。
とりあえず駐車場に車を止め、その話し合いの輪に加わることにしたのだった。
どうやら察した通り池谷と健二、あとは隆春と翔一に関係のある話らしく、話しを聞くところによると3チームで最も車種の多いシルビアとその姉妹車である180SXとで年式順に隊列を組んでドリフトさせながら山を下る合同パフォーマンスを、タイムアタックの前座にしようという話だった。
健二「なるほどなぁ」
池谷「歴代のシルビアとその姉妹車での隊列走行か。楽しそうじゃないか」
鈴仙「でしょ?こうやってシルビア系のオーナーが大勢集まる機会なんてミーティングの時を除けばそうそう無いから。それに、私たちがするのは交流会。ちょうどいい思い出作りにもなるじゃない?」
聞くところによると、ファンタジアの幽々子さん他の幹部メンバーはこの企画についてはすでに許可を出していて、今はレッドサンズの高橋涼介の方にも確認を取って、彼からも「たまにはそう言う息抜きも良い」としてちょうど企画のOKを貰ったところであるとのこと。
さぁ後はスピードスターズの協力を取り付けるだけというところまで話が進んでいたところに、ぴったりのタイミングで池谷たちスピードスターズが登って来たのだという。
影狼「それで、どうかな?せっかくだし、3チーム共同で何か出来たらいいなって思うんだけど。……あ、そういえば私たちの自己紹介をまだしてなかったわね。私は今泉影狼、あのカーボンボンネットの白いS15のオーナーよ。今回の交流会、よろしくね」
最初に自己紹介したのは白いロングのワンピースに黒い薄手のケープを羽織った、長い茶髪を腰までおろした長身の女性だった。
その彼女と、彼女の車だと言う純白のボディにJブラッドのエアロと社外の黒いカーボンエアロボンネットを纏ったそのシルビアとを見比べると、まるで彼女は車を擬人化した妖精か何かのようにも見えた。
赤蛮奇「私は赤蛮奇……中国の生まれなんだ。あそこの赤いシルエイティのオーナーだよ。よろしく」
次は薄茶色のショートパンツに黒いシャツを合わせてその上に薄手の赤いパーカーを羽織った赤毛の少女だった。
短く整えられた髪型もあってボーイッシュさを感じさせる出で立ちとなっている。
彼女の車のシルエイティと呼ばれる赤い車は、前から見ればただのS13シルビアに見えるが、実はある特殊な改造を施した車である。
フロントバンパーはD-MAX製、サイドスカートとリアバンパーはユーラス製、ボンネットはボーダーレーシング製、リアウィングはイングス製でホイールは前後ともアドバンレーシング製だがよくよく見れば前後でモデルと年式の違うものを履いているといった少しちぐはぐな見た目をしている。
姫「私は若崎姫っていうの。姫でいいわ。あの影狼のS15の隣に停めてある水色ツートンのS13に乗ってるの。よろしく」
続いて自己紹介をしたのは明るい青をした髪の少女だった。
ひざ下までの丈があるフリル付きのスカートの上に、こちらもフリルをあしらった、ゆったりとしたシルエットの白いブラウスを着ている。
彼女はファンタジアのメンバーでもかなり小柄な部類で小動物的な可愛さを帯びていた。
彼女の乗るS13は落ち着いた水色のボディカラーにチャージスピード製のエアロとボディ同色塗装のエアロボンネットを身に付けている。
リアスポイラーはオリジンのダックテールとなっていて、派手なものを好むシルビアユーザーたちの中では比較的おとなしめな仕様となっている。
椛「私は犬走椛。あの白いS14後期に乗ってるよ。よろしく」
最後に自己紹介をしたのはタイトな深い藍色のジーンズに襟付きの白い長袖シャツを着た、ショートカットの銀髪が特徴の女性だった。
女性にしては多少長身かつ筋肉質に感じるアスリートのような体型に加えて、狼を思わせる切れ長の目は彼女を見る者に勝気そうな印象を与えていた。
彼女の愛車であるというS14シルビアも、マイルドな印象の前期型ではなくより精悍な顔つきへと生まれ変わった後期型であるという点も、彼女のクールそうな外見とマッチしている。
マシンの外装に関しても日産の純正オプションであるフロントバンパーとスポーツグリルに加えて、ボディと同色に塗装されたD-MAXのエアロボンネットに、ワンポイントにステーの部分だけ赤く塗られたVOLTEXのカーボンGTウィングを身に纏い、見る者に乗り手のやる気を感じさせる外観へと仕上がっている。
池谷「俺は池谷浩一郎……秋名スピードスターズのリーダーをしてるんだ。こちらこそよろしく」
健二「俺は健二だ。池谷とは昔からの付き合いなんだ」
隆春「俺は東隆春。秋名スピードスターズのメンバーなんだ。よろしく」
翔一「俺は吉村翔一。ここには去年越してきて、チームにも数ヶ月前に入ったばかりの新参だよ」
佐々木「昨日いなかった新顔もいるし、俺らもやっとくか。……俺は赤城レッドサンズの佐々木正晃だ。同じシルビア乗り同士、よろしくな」
須崎「俺はレッドサンズ一軍の須崎真だ。タイムアタックとなれば敵同士だが、つるんで隊列走行するなら仲間も同じだ」
佐々木「アンタらさえよければそれで決まりで、あとは順番どうするかとか細かいところを詰めて行くだけだ」
椛「それが終わればあとは本番までひたすら走り込むだけだよ」
確かに大勢の走り屋と車を並べて走る機会など、そうそうあるものではない。
それは貴重な体験ではあるし楽しくもあるだろうが、同時に自身の実力に対してはすっかり弱気になっていた池谷たちの頭には「自分たちが足を引っ張りはしないか」という考えがよぎる。
先ほど彼らはドリフトで下ると言っていたが、スピードスターズの面々には彼らや彼女らほどに本格的なドリフトの経験などありはしない。
それどころかそもそもドリフトが出来ていなかったのだ。
何しろ、今まで彼らがドリフトだと思ってやっていたことは、アクセルの開けすぎで暴れる駆動輪をハンドルこじって強引に押さえつけて曲がっているだけであり、それをつい先日レッドサンズとファンタジア双方から指摘されて凹んだばかりであったのだから。
腕を組み数秒考え込み、健二や他のメンバーたちに目配せをする池谷。
池谷「昨日のこともあるし、もしかしたら足引っ張るかもしれねぇけど……。それでもよければ俺たちも参加させて貰おうかな。健二もそれでいいよな?」
健二「あぁ、もちろん。こういうことは滅多にないからな」
隆春「俺も賛成だよ。いい機会じゃんか」
翔一「リーダーも乗り気だし、俺も興味があるんだ。参加させてもらうよ」
せっかくの提案ということもあり、3人は首を縦に振るのだった。
それにこれはスキルアップのための好機でもあった。
彼ら彼女らから走りを学ぶ口実がその日のうちに向こうの方から舞い込んできたと考えれば、池谷たちにとってみればまさしくまたと無い幸運だった。
椛「じゃあ決まりだね。ドリフトに関しては、基本的なことならここにいるメンツで教えるから」
赤蛮奇「まずは車種と年式の確認なんだけど……古い順から行ってみようか」
隆春「それだったら、俺のS12が一番古いんじゃないかな?」
須崎「S12かぁ、懐かしいなぁ」
佐々木「今はS13やS14、最終モデルのS15に取って代わられたけど、俺が免許取り立ての新米だった頃はまだそこそこ居たんだよなぁ」
須崎「そうそう、数は少なかったが、レビトレ(レビン・トレノの略)とかAW11とか、あとはあっちの61スターレットと混ざって元気に走ってたよな」
そう言って腕を組み過去を懐かしむレッドサンズの年長者組。
S15が出て以降、近頃はS13どころかS14ですら旧式化を指摘される中で、その先代に当たるS12ともなると昨今なかなか見ることはない。
そもそもS12は当初のライバルであったホンダのプレリュードに客を取られてしまったため、その後の大ヒット車種であるS13と比べると販売台数が雲泥の差であった事もS12をほとんど見ることのない理由の一端であろう。
姫「次はS13乗りよね。……最初は池谷君からかな。音がSR20っぽくないし、もしかして前期なの?」
池谷「あぁ、俺のは前期のK’sだよ」
翔一「すげぇや、音でわかるんだな。……あ、俺のS13も前期なんだけど、俺のとは違ってリーダーのは一応ダイヤセレクションっていう特別仕様車なんだ」
赤蛮奇「確か人気のオプションを装備させたモデルだっけ」
佐々木「あぁ、S13は特に純正アルミなんかは人気だったよな。俺らは変えちゃったけどさ。いまでも冬タイヤ履かせて保管してあるんだ」
翔一「えーっと、姫ちゃんだっけ?もしかして君のも前期なのか?」
姫「いえ、私のS13は前期じゃなくて後期なの。グレードは同じくK’sなんだけど」
須崎「お、後期のK’sなら俺らとお揃いじゃねぇか。実は昨日いたうちの若手の竹原も同じ後期のK’sなんだ。交流会の当日は来れるって言ってたし、あとでこの隊列走行に参加するつもりはあるか電話で聞いといてやるよ」
姫「ありがとう。参加できる人は多ければ多いほどいいわ。それじゃあ頼むわね」
一通り話し終えると次はS14の話題へと切り替わる。
椛「次はS14だよね。私のが後期だよ」
鈴仙「中村さんと、あとは昨日いた斎藤さんのが前期だね」
賢太「あぁ、俺はQ’sで斎藤はK’sだな」
影狼「次はS15なんだけど、レッドサンズとスピードスターズには居ないわよね?」
佐々木「うん。ウチにはS15は居ないな」
池谷「俺らんところにも居ないよ」
影狼「分かった。じゃあS15は私たちだけね。私のターボと、うちのダウンヒルエースのNAの2台いるんだけど……」
姫「でも霊夢って結構面倒くさがりなところがあるわよね?参加してくれるの?」
鈴仙「霊夢はガソリン満タン奢るって言えば参加するから大丈夫よ」
影狼「それもそうね」
池谷「へぇ……ファンタジアのダウンヒルエースはNAなのか?」
赤蛮奇「そうだよ。私たちはみんなターボ仕様のモデルに乗ってるんだけど、彼女だけはNAなんだ」
賢太「同じNAのQ’sに乗ってる俺が言うのもアレだが、結構意外だよな」
佐々木「チームのエース張ってるってことは、賢太みてぇに雨の日とか限定ってわけじゃないんだろう?」
椛「もちろん、マシンも作り込まれてるってのもあるけど、乗り手が凄まじいセンスの持ち主で、雨でも晴れでも関係なく速い。下りでは私でも歯が立たないんだよ。本拠地の登りとか、自分に有利な条件だけを揃えに揃えてなんとか勝ちを拾えるかどうかって感じで……。あれでも私より年下で、経験も私より浅いはずなんだけど……」
須崎「なるほどなぁ……いわゆる天才ってやつか」
佐々木「やっぱりファンタジアにも、涼介さんや啓介さんみたいな天才の中の天才って居るんだなぁ……」
姫「……ところで、次はシルビアの姉妹車180SXね」
佐々木「古い順からってことならまずは俺になるのかな?俺のは前期型のタイプⅡだ。ただし後期純正バンパーに後期用フロントリップ付けてるからそれっぽく見えないけどな」
健二「俺のは中期型タイプⅡだよ」
鈴仙「私のは後期型のタイプX。これでちょうどよく前期中期後期が全て揃ったわね」
赤蛮奇「で、最後は私のシルエイティみたいな特殊な車の扱いなんだけど……」
佐々木「シルエイティか……」
須崎「珍しい車だよなぁ」
隆春「さっきも言ってたけど、シルエイティってなんだ?」
賢太「なんだ?知らないのかよ」
赤蛮奇「シルエイティは180SXをベースにS13シルビアのフロントを移植した車なんだよ。S13と180SXは共通のプラットフォームを使う姉妹車だから、流用できるパーツも豊富だし顔面移植も可能なんだ。……私の場合はミスって木に突っ込んでフロントが潰れたから、修理する時に姫の前期フロントを部分流用する形で移植したんだよ」
健二「ん?前期フロント?あのS13は後期じゃなかったっけ?」
姫「私の今乗ってるS13は2台目なの。この子の前はS13の前期に乗ってたんだけど、事故で潰れちゃって……。中速コーナーでのドリフト練習中に、後ろを走ってたお赤ちゃんを巻き込んでスピンして、リアをガードレールに叩きつけた感じでの事故だったからね。あたりどころも悪かったみたいでアーム類やドライブシャフトごとフレームを歪めちゃって……」
池谷「あぁ……そう言う事か」
姫「でも被害がリアに集中したおかげでフロントは無事でね、そのS13の前半分から取ってきたフロントマスクのパーツをお赤ちゃんの180SXの修理に回したの。……そのS13は今でも知り合い……と言うか、うちのメカニックの整備工場に部品取りとしておいてあるわ」
須崎「それじゃああのシルエイティにはCA18が?」
影狼「いいえ。あのシルエイティには実は私のS15のエンジンが入っているの」
佐々木「えぇ!?」
健二「ならあのS15のエンジンは他所から持ってきたのか?」
影狼「そうよ。姫のCA18は少し前からちょっと具合が悪くてね、そんな調子のエンジンを移植しても意味がないからってやめたの」
姫「後になってバラしてみたら案の定でね、クランクシャフトに歪みが出てて1番コンロッドと2番ピストンにクラックまで入ってたわ。走り込みで酷使したせいで、シリンダーにも疲労の痕跡があるって言ってたし、補機類にも細かなガタがいくつかあったらしくて、そのまま移植してたら遠からずブローしてたと思うってメカニックも言ってたし、エンジン諦めて結果的には正解だったのよね」
佐々木「あぁ……だったらダメだなぁ。マジでいつブローしてもおかしくない奴だ」
須崎「だよなぁ。整備や修理の金ケチってそういうエンジンの小さな不調や不具合を放置したり後回しにしたりして、結果的に派手にブローさせた挙句に事故ってエンジンごとマシン潰すアホは赤城でも毎年1人2人は出るからな」
姫「……あと、別にCA18が悪いわけじゃないけどSR20からCA18に交換してもあまり美味しく無いから……それが嫌っていうのもあったんだけどね」
影狼「それで、私のエンジンを入れようってなったの。私のS15はワンオーナーの中古車なんだけど、買った時点でタービン交換してあって馬力のある私のS15のエンジンならシルエイティに積み替えればデチューンどころか大幅なパワーアップにも繋がるし、S13世代のSR20には無かった可変バルタイまで付いていたからね。S15ならまだまだ車としては年式が新しくて若い方。……生きている車の個体も多いし状態のいいエンジンがそこそこ転がってるから、私の分のエンジンも探して載せるのにそれほど苦労もない。まぁ、一月くらいかかるかもとは思ってたけど。……後はメカニックの伝手を使って多少は安く仕入れられそうだったからそうした方がいいかなって」
翔一「なるほど……」
影狼「それに、知らない誰かのところに行くわけじゃ無くて身近な仲間の車だし、そこまでエンジン下ろすことに抵抗感はなかったわ。……後は何より仲間の車を今までよりパワーアップさせた上で復活させるためだもの。そういうところの手間やお金を惜しむつもりはなかったの」
仲間を巻き込んだダブルクラッシュをかまして車1台を潰して買い替えて、さらにエンジンドナーまで探して残りの一台も補修するというこの歳にしては大変なことをしたであろうに、それを話す三人の顔はとても苦労話をする人のものとは思えないくらいに晴れやかだった。
池谷「なんだ、いい話じゃねぇか」
佐々木「あぁ、時折こう言うドラマが聞けるからこそ山はやめられねぇよ。全く泣かせるじゃねぇか……」
須崎「でも、色々大変だっただろう?コストも時間もかかったんじゃないか?」
赤蛮奇「うん。修復も一筋縄じゃ行かなかったし、色々あったけど……でもみんなで知恵とお金出し合って新しい車やエンジンを探したり、自力でできる部分は工場の一区画借りてそこで治したりついでにちょっとカスタムしたりしてさ、それはそれで案外楽しかったんだよね。とは言っても3人全員でそこそこの金額の貯金を切り崩すことになったからそのあとも何かと忙しかったんだけど」
姫「そうそう、私の買った2台目のシルビアをS15のナックルとロアアームとハブを流用するやり方で前のオーナーが5穴化してたのを理由に、いい具合にまで仕上がりかけてたこのシルエイティも急遽同じやり方で5穴化させたりね」
影狼「でもそれで私のS15と同じようにR33純正ブレンボを2台とも流用できるようになってブレーキ性能が良くなったし、予備パーツの管理もしやすくなったのよね。何より3人お揃いのブレンボキャリパーだし!その手間やお金に見合ったメリットはあったと思いたいわ」
佐々木「じゃあこのシルエイティはかなり特別な車なんだな」
赤蛮奇「そう、三人で融通できるパーツやお金を出し合って、チューニングに関しても一緒に考えてさ。……だからこのシルエイティは私だけのものじゃなくて3人の共有財産みたいな感じなんだよね」
隆春「なるほどなぁ、それだけ思い入れがあるんだな」
彼女たちが楽しそうに語ることで場の雰囲気も軽くなる。
そしてレッドサンズやスピードスターズの面々は、ミステリアスで若干近寄りがたい感じのあったファンタジアの彼女たちが抱く車に対する愛着と情熱を知ることで、またほんの少しだけ心の距離が近づいた様に感じるのだった。
賢太「そうだ。シルエイティと言えば、俺の知り合いにS13前期ベースのワンビア乗ってる奴が居るんだが、そいつを呼んでもいいか?せっかく180SXも前期中期後期と揃えられたんだ。シルエイティとワンビア両方居た方が盛り上がらないか?もちろん、ウチの一軍張れるほどではないにしろ、俺から見ても腕は確かだし足引っ張ることはないと思うからその辺は安心してくれ。うちの二軍メンバーと同等のテクニックはある」
影狼「いいじゃない!私は賛成よ!」
池谷「俺もいいと思うぞ。これで殆どシルビアシリーズはコンプリートした事になるのか?」
鈴仙「そうね。全員が参加できれば結構壮観な眺めになるんじゃない?」
それぞれ愛車の年式を言ってメモの上に並べる。
今この場にいない人のものを含めてリストアップし終えると、それを共有するために黒い180SXのボンネットの上にそのメモ紙を置いて各々写メに撮って保存する。
新しい順から
・今泉影狼(ファンタジア) S15 前期 シルビア Spec R
・博麗霊夢(ファンタジア) S15 前期 シルビア Spec S
・犬走椛(ファンタジア) S14 後期 シルビア K’s
・斎藤雅俊(レッドサンズ) S14 前期 シルビア K’s
・中村賢太(レッドサンズ) S14 前期 シルビア Q’s
・若崎姫(ファンタジア) S13 後期 シルビア K’s
・須崎真(レッドサンズ) S13 後期 シルビア K’s
・竹原尚道(レッドサンズ) S13 後期 シルビア K’s
・池谷浩一郎(スピードスターズ) S13 前期 シルビア K’s
・吉村翔一(スピードスターズ) S13 前期 シルビア K’s
・松木高広(レッドサンズ:ゲスト) S13 前期 シルビア K’s × RPS13 後期 180SX ワンビア
・赤蛮奇(ファンタジア) RPS13 後期 180SX タイプR × S13 前期 シルビア シルエイティ
・鈴仙イナバ(ファンタジア) RPS13 後期 180SX タイプX
・健二(スピードスターズ) RPS13 中期 180SX タイプⅡ
・佐々木正晃(レッドサンズ) RS13 前期 180SX タイプⅡ
・東隆春(スピードスターズ) S12 後期 シルビアクーペ ツインカムターボ RS-X
の総勢16人ほど。
この場におらず、まだ勧誘段階で参加の確定の取れていないものもいるためこれはあくまで暫定的な人数となる。
途中で参加を希望する走り屋が来たり現場で腕自慢の走り屋が飛び入り参加を申し出たりするかもしれないため、今後何かしらの変動がある可能性はある。
走る順番は旧型から新型の順でS12からS15へと言う流れになる。
そうして話し合って計画を練って行く。
しかし、途中でタイヤの銘柄やサイズ、各々が使用している車高調のコスパと乗り心地やセッティング、使用しているブレーキパッドにオイルやフルードのブランド、ホイールのブランドとモデルに加えてマフラーサウンドの聴き比べ、エンジンの仕様やギア比などなどのシルビア180SX談義で大いに盛り上がり、結局そのまま3時間程度は話し込んでしまうこととなるのだった。
2022年11月19日 14時52分
1000UA突破を確認しました!ありがとうございます!
エンジンやミッション、足回りの異音など愛車から何かトラブルの気配を感じたらすぐに行きつけのショップやディーラーなどに行きましょう。
手遅れになる前に治せれば一時の金惜しさに放置するよりも結果的に安いお金で維持できます。
あと、同じ車のオーナー同士で集まるとついつい車談義に花が咲きまくって数時間単位で喋り続けてしまうのも走り屋というか、車好きあるあるだと思います。
もうかれこれ数ヶ月前の話ですが、私自身もフラッと出かけた先の山で他のS660オーナーの方とばったり会って意気投合して、なんだかんだで初対面のはずのその人と5時間弱くらいずっと車を語り通した事があります。
最近は海外のラリーベース車について調べてるんですが、思っていたよりも情報が少なくて結構苦労してるんですよね。
国内のオーナーの絶対数が少ないからなのか、パーツやカスタム情報もあまりなくて……。