【急募】IS世界で生き残る方法【助けて】   作:ポブラノ

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難産でした(二回目)


【転校生】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart3-6【多すぎ】

[side:(ハジメ)

 目が覚めると、見覚えの無い真っ白な天井があった。

嗅ぎなれない消毒液の匂いが鼻をつく。

 

「…知らない天井だ…」

 

現世で死ぬまでに言いたいセリフ第7位のセリフをぼやきながら体を起こそうとするが右腕に違和感があり失敗した。

違和感の出どころの右腕に視線を向けるとそこには肘から先が無くなった腕があった。

 

「へっ…」

 

自分のものか確かめるように右腕をゆっくり上げようとする。

すると前腕部の無い腕も同様にゆっくりと持ち上がる。

現実を理解した俺の呼吸が乱れる。

自分の心音がうるさい。

思考が箸を突き刺してかきまぜたようにぐちゃぐちゃと絡まる。

 

 右腕が無い

 

ISパイロットとしてやっていけない?

 

          なら後ろ盾の無い俺はどうなる?

 

実験台になるしかない

 

          あんな場所、もう嫌だ

 

実験台になんてなりたくない

 

怖い…嫌だ…誰か…

 

「あ、あぁ。あ、ああ…」

 

 

「あぁああぁあぁぁあああ!」

 

 

 深夜の部屋に俺の叫び声だけが響いていた。

 

▼▼▼

 彼が意識を取り戻したことが学園中に伝わったのは彼が目を覚ました日の朝のことであった。

 

 早朝の保健室には件の男性適合者(ハジメ)と生徒会長兼彼の師匠である更識楯無が居た。

楯無は茫然自失となり泣き腫らした目で天井を見つめるだけの彼に話しかけていた

 

「…生きていて良かったわ。(ハジメ)くん。」

 

「……」

 

「…あなたの義手は今週中に届くそうよ。黒子重工が最新式の物を用意していると聞いているわ。」

 

「………」

 

「それと、修理中のISは義手と一緒に来るみたい。」

 

…結局、実験台になるのによ…

 

彼が投げやりに吐いた言葉に楯無は一瞬視線を逸らす。

 

「どうせ!俺はここから消えるのにッ!なんでそんなこと言うんだよッ!」

 

涙をボロボロと零しながら叫ぶ(ハジメ)を見て彼女は息を吸い込むと(ハジメ)の顔を両手で挟み込み、自身の顔を近づける。

 

(ハジメ)くん。そのことだけど、私に提案があるの。」

 

「は?…提、案…?」

 

「そう!(ハジメ)くん、生徒会に入りなさいッ!

生徒会なら生徒会長()の権限をフル活用して直接保護できるの。

…ちょ~っと書類仕事を手伝ってもらうけど…

あなたに損は無いわよ!」

 

(ハジメ)の眼前で開かれた扇子には【安心・安全】と書かれている。

 

「…俺は助かるんですか?IS学園(ここ)に、居られるんですか!?」

 

上体を勢い良く起こし、楯無の肩を掴み、縋るように尋ねる(ハジメ)

 

「えぇ!私、更識楯無の名に懸けて、あなたの身を脅かす無粋な輩からあなたを守るわ!」

 

「でも、なんで師匠が、ここまで…?」

 

「そりゃあ勿論、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

妹がより良い学校生活を送るために尽力するのは姉として当然の務めよ!

私も…(ハジメ)くんにはここにいて欲しいし…

 

「?…あ、ありがとうございます。」

 

楯無の最後の言葉は(ハジメ)の耳には届かなかったようだ。

 

「どういたしまして。それじゃあ必要な書類は放課後までに用意するから来れるようなら生徒会室にお願いね。

それじゃあ私はこれで!お大事にね!」

 

「え…は、はい!」

 

楯無は話が済むと風のように去って行ってしまった。

 

 保健室には少しだけ明るい顔になった(ハジメ)が扉の方をぼんやりと眺めていた。

 

▼▼▼

639:名無しの転生者 ID:CMvX9RSBm

もう丸一週間経つがイッチはまだ浮上してないのかい?

 

 

640:名無しの転生者 ID:HY6MxgG4l

>>639

そうだよ

 

 

641:名無しの転生者 ID:7Ani3Sy70

>>639

マジで音沙汰無しや

 

 

642:名無しの転生者 ID:Ri/EZWlkd

マジで死んじゃった説無い?

 

 

643:名無しの転生者 ID:hdbUopC/H

無人機にバラされたってマ?

 

 

644:名無しの転生者 ID:PRYlSr5EW

イッチ、クソザコナメクジやん

 

 

645:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

スレ民よ!私は帰ってきた!

 

 

646:名無しの転生者 ID:FvX7JYktz

>>645

ファッ!!

 

 

647:名無しの転生者 ID:VbaoLPOjX

>>645

イッチの帰還だ

 

 

648:名無しの転生者 ID:MEVKJ2yJ0

>>645

何があったのかキリキリ吐け

 

 

649:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>648

おk

無人機に『重装型・打鉄』の右腕の肘関節部分とワイの鳩尾をぶっ刺されてきたで

マジで死ぬかと思った

血が止まらなかったし

右腕の肘から先無くなってるし

 

んでその後丸2日意識不明のまま寝て~

残りの5日で勉強の遅れを取り戻すのとメンタルケアとリハビリとで浮上が遅くなったで。

 

 

650:名無しの転生者 ID:3EMCNQuy3

>>649

しっかり生死の境彷徨ってきて草

 

 

651:名無しの転生者 ID:vIoMT1M7b

>>649

その重症でなんで生きてるんだよ

 

 

652:名無しの転生者 ID:/W6CkTxFw

>>649

待て、右腕無くなったんか?

 

 

653:名無しの転生者 ID:xQYow+xbw

>>652

ナイーヨッ!右腕、ナイーヨッ!

 

 

654:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>652

マジやで

ほれ証拠

 

【画像】

 

 

655:名無しの転生者 ID:okFJCCWpA

>>654

SEKIRO!!

 

 

656:名無しの転生者 ID:RePqy/F5U

>>654

仕込み義手付けようぜ

 

 

657:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>656

残念だが既に黒子重工に最新式の義手を用意してもらったんや

この後、修理に出してたISと一緒に受け取りや

 

 

658:名無しの転生者 ID:5jHeOeEUx

>>657

チッ

 

 

659:名無しの転生者 ID:xbyjV6m0a

>>657

俺達に夢見せろよ

 

 

660:名無しの転生者 ID:goK7nX5IO

>>657

てかイッチは右腕欠損+メンタルケア必要なレベルの精神状態って大丈夫だったんか?

 

 

661:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>660

大丈夫な訳ないだろJK

パイロットとしてやってけないから研究施設に送れって幾つかの国が学園に圧力かけてきたわ

ま、師匠とちっふーと猗窩座のおっちゃんに土下座して頼んで全部はね除けて貰ったけど

 

 

662:名無しの転生者 ID:EWq3g9BsJ

>>661

過去一情けない解決方法で草

 

 

663:名無しの転生者 ID:T1oKXDiqx

>>661

ちっふーに土下座するイッチ想像して嗤った

 

 

664:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

後、簪ちゃんと無事和解できたわ

今、仮面ライダーWについて語り合ってる。

 

 

665:名無しの転生者 ID:fLL+H8VNX

>>664

ハァ?

 

 

666:名無しの転生者 ID:39yLIjSdK

>>664

何故あの嫌われようからそうなる?

 

 

667:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>666

私にも分からん

 

 

668:名無しの転生者 ID:1BjxRgWRv

>>667

無人機から簪ちゃん助けたのが簪ちゃんのヒーローセンサーに引っ掛かったとか?

 

 

669:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>668

あーそれかも

なんかくさいセリフ吐いた記憶あるわ

 

 

670:名無しの転生者 ID:xQy6NuleS

>>669

100%それだよ

 

 

671:名無しの転生者 ID:B1jmHnJbD

>>669

やったなイッチ

簪ちゃん√開拓や

 

 

672:名無しの転生者 ID:FnTea9Tbb

>>669

羨ましい奴め

 

 

673:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>671

つってもなー

今ぐらいの距離感が一番居心地が良いからな~

告って周りの人間関係がギクシャクするのが嫌だし

少なくとも師匠と簪ちゃんが和解するまではこのままが良いなぁ

 

 

674:名無しの転生者 ID:wdRh8F0bI

>>673

その隙にワンサマーにNTRされても知らんぞ

 

 

675:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>674

今の好感度でNTRされるなんてこと無いやろ

賭けても良いで

 

 

676:名無しの転生者 ID:7Dwrtbc0o

>>675

フラグ止めろ(建前)

ナイスゥ!(本音)

 

 

677:名無しの転生者 ID:0/3HPnp9I

>>675

ワイNTRるに50万ドルク

 

 

678:名無しの転生者 ID:azKw11TfZ

>>677

ワイもそれに100万ヴァリス

 

 

679:名無しの転生者 ID:OtVZVgl4C

>>677

ならワイはNTRるに500万マニー

 

 

680:名無しの転生者 ID:1pbp/x3jd

>>677

>>678

>>679

賭けになってないだろうが!

 

あ、ワイはNTRる方に1500万ベリー

 

 

681:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>677

>>678

>>679

>>680

お前ら覚えておけよマジで

 

 

682:名無しの転生者 ID:BwiTFnz4x

>>681

おぉ~怖いねぇ~

 

 

683:名無しの転生者 ID:3BrvRvp04

>>681

出た、負け惜しみ~

 

 

684:名無しの転生者 ID:KF4FkN+sr

>>681

イッチがワンサマに勝てるわけ無いやろいい加減にしろ!

 

 

685:名無しの転生者 ID:OriWtJgeH

>>681

脳破壊されるイッチが今から楽しみや

 

 

686:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

義手の最終調整に呼ばれたから落ちるわ

お前らには純愛の素晴らしさを理解(わか)らせてやるからな

 

 

687:名無しの転生者 ID:RlAO2ftZt

>>686

ならばこちらはNTRだ

 

 

688:名無しの転生者 ID:ronXycdts

>>687

最低な夏油止めろ

 

 

▼▼▼

[side:簪]

 寮への道すがらを私と私の隣を歩く(ハジメ)くんと無言で歩いている。

 

すごく気まずい

 

原因は分かっている。私が彼に意識を取り戻した日の夕方に彼に向かって言った言葉だ。

 

『貴方は私のヒーローです!』

 

今思い出しても顔が熱くなる。何故私はあんなことを言えたのだろうか。

(ハジメ)くんの様子を伺おうとすると彼と視線がぶつかる。慌てて反対方向に視線を反らす。顔が熱を帯びている。きっと食べ頃のリンゴのように真っ赤になっていると思う。

 

「…は、(ハジメ)くんッ!」

 

「ひゃっ!ひゃい!」

 

急に話し掛けられたからか彼は変な返事をしてしまっていた。

 

「…あ、あのッ!この前、酷いこと言っちゃってごめんなさい!」

 

彼の顔を伺うと豆鉄砲を食らったハトのような表情をしていた。

 

「え、あ、あぁ。大丈夫だ、問題無い。」

 

「ほ、本当?」

 

「あぁ。仲直りできたからな。」

 

彼は微笑を浮かべてそう返す。

 

「でも…」

 

 

私が食い下がろうとすると彼はいつもより明るい声で遮った。

 

「では、後で一緒にドライブ見るとしよう。それでチャラだ。」

 

「えっ?そんなので良いの?」  

 

「あぁ。簪さんと話してると楽しいからな、それで充分だ。

…欲を言えばドライブのキャラを推して貰えればなぁ~とは思うが

 

 (ハジメ)くんは本当にブレないなぁ。少し気が楽になった。

 

「…フフフッ」

 

「何故笑うんだ」

 

拗ねたようにそう言う(ハジメ)くんと並んで寮に向かって歩く。

 

 さっきまであった気まずさは嘘のように無くなっていた。

 




・イッチ
 PTSDを発症してヘタレ化進行中。
 恐怖心から若干メンタルが不安定。
 無人機に腕を貫かれた上でお腹にもブレードが刺さった。
 義手がメカメカしいデザインでウキウキ。
 かんちゃんと和解もできてウキウキ。
・かんちゃん
 イッチに対する感情はまだloveではなく憧れよりのlike。
 姉とはまだ和解できてない。
・カイチョー
 縋り付くイッチを見てSに目覚めた。
 生徒会にイッチを引き込めてウキウキ。
・スレ民
 純愛派とNTR派の比率は3:7

Ifルート(ほぼバットエンド)

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