いや、回した事のあるデッキなら楽に書けると思ったんですよ。
スプレットシートにまとめたら塩試合になっちゃったんですよ。
はい。私のデッキ選択ミスです。本当に申し訳ない。
ちなみにカードプールは2022年6月のものを使用しています。
【side:一夏】
逃げるように部屋を出た俺は1人、大浴場に来ている。
俺は自他共に認める風呂好きではあるが今はどうしても気分が乗らない。
湯船には浸からずにシャワーで済ませてしまおうと大浴場の扉を開けるとそこには──
「お、一夏か。先に入っているぞ」
──保健室に居ると聞いていた
たっぷり10秒近く固まってしまったがこれはさすがにしょうがないことだと思う。
何となく居心地の悪い空気の中、身体を洗い終えた俺は
「来週まで経過観察の予定だと聞いてたけど、大丈夫なのか?」
「あぁ、問題ない。ついさっき保健室の養護教諭から問題なしのお墨付きをもらってきたしな。」
「なら良かった。」
何故こっちに来ているのか聞いてみたが、彼は見たところ普段と変わらない様子で俺は密かに胸を撫で下ろした。
湯船に肩まで浸かって浴槽の縁に前腕部の無い右腕を乗せてリラックスしている
「
「俺が100%悪いんだ。一夏が謝る道理はないさ。」
そう俺の謝罪を切って捨てると、少しだけ視線を惑わせた後に続けて言った。
「あー、それと一夏。
んー…少しは周りを頼ってくれ。
どーせ今も、自分1人で抱え込んでうじうじしてたんだろう?」
「うっ…!」
まさに図星だ。現についさっきまで箒と鈴に問い詰められたのを何とかかわして来たのだ。
「図星かよ…
まぁ、なんだ。何かあったら気が向いた時にでも話してくれよ。
相談に乗るからさ。
あぁ、俺はもう上がるからな。」
「…周りを頼る、かぁ。」
不意にこぼれた俺の呟きは浴場に2,3度反響してから消えていった。
▼▼▼
雨が降りしきる墓地、黒いこうもり傘を差す彼女、『重装型・打鉄』のISコアの人格はまっすぐ『重装型・打鉄』のパイロット、一ノ瀬・
彼は上下黒のスウェットにノースリーブの革のジャケットを羽織り、無言で立っている。
見つめ合うこと数秒、動きの無い一ノ瀬に業を煮やした彼女は緩やかな足取りで近づきながら話しかけた。
「今度は何ですか?そんな妙な格好して、何のつもりですか?」
「…………」
「質問攻めの次はだんまりですか?
あぁそうでした、どうやってここに来たのかも聞かなければなりませんね。」
「………………………………」
「はぁ、貴方にはさっさと吐いてもらって…「おい。」…はい?」
「デュエルしろよ。」
「はぁ?貴方と私がデュエル?頭おかしいですよ。
第一、デッキはどうするつもりですか?」
一ノ瀬は問い掛けに答えるように、ジャケットのポケットから遊戯王カードの束を取り出し、不敵な笑みとともに口を開く。
「カードは拾った。俺が勝ったら、俺をお前のパイロットとして認めてもらう。」
「はっ、そんなうまい話にのるわけ…」
ここでオーバーテクノロジーの塊であるISの中枢から生まれた彼女は気付いてしまった。
ここで勝利することができれば目の前にいるちゃらんぽらんに一泡ふかせた上で接触禁止を約束させることも可能ではないか、と。
そこに気付いた彼女の行動は速かった。
ISのコアネットワーク経由で遊戯王公式サイトを含む遊戯王関連サイトにアクセス。
膨大なデータの中から自身に合い、かつCS*1の優勝報告が上がっているデッキを見繕い、展開方法をラーニング。
最後にそのデッキのデータをホログラムで手元に出した。
「フフフ、良いでしょう。
ただし!私が勝ったら二度とこちらに来ないことを約束してもらいます!」
「ふっ、構わないさ。俺が勝つからな。」
「そのようなセリフ、いつまで吐けるか見ものですね。」
「「……
こうして、無駄に熱い
「私の先行です!
手札より通常魔法《
その効果によりデッキから閃刀カード、《
先行を取ったのはコア人格であった。
アニメ遊☆戯☆王でもやっていけるような熱意でもってカードをプレイしている。
これが自分の傘をほっぽり出して机に向かっている状況でなければその姿と行動のギャップに心を奪われる者も居たのだろう。
「続けてレイを素材にリンク召喚!
出撃しなさい《
次はハヤテを素材にリンク召喚!
換装しなさい《
ラーニングの成果を見せつけるかのように展開している彼女を前に一ノ瀬はただ自分の手札を眺めているのみである。
「フフフ、手札事故か何かは知りませんが《増殖するG》はおろか、手札誘発を一枚も使わないとは私も
その余裕の態度がいつ崩れるか楽しませてもらいますよ。
手札よりフィールド魔法《円盤闘技場セリオンズ・リング》を発動、
発動時の効果処理としてデッキから《セリオンズ“キング”レギュラス》を手札に加えます。
セリオンズの共通効果、セリオンズもしくは自身と同じ種族のモンスターが墓地に存在するときそのモンスターを対象に、手札から自身を特殊召喚し、対象のモンスターを装備する。
この効果により墓地のハヤテを対象にレギュラスの効果を発動。
特殊召喚しつつハヤテを装備します。
カードを2枚伏せてエンドフェイズ。
シズクの効果で墓地に同名の存在しない閃刀魔法、《
さぁ、貴方のターンです。」
彼女の盤面にはカードの効果を無効化するレギュラスとセットカード2枚が妨害として用意されている。
一ノ瀬は不敵な笑みを浮かべたまま、デッキに指を添えた。
「俺のターン。ドロー。
スタンバイフェイズからメインフェイズに。
手札から《
そして手札から速攻魔法《
「そうはいきません。《セリオンズ“キング”レギュラス》の効果を自身をコストに発動、そのカード効果を無効にします。」
彼女の発言を聞くや否や、一ノ瀬は口角を吊り上げた。
「クククッ、それはどうかな?」
「?なっ、まさか!?」
「そのまさかさ。《
つまり、そちらのキングレギュラスは、コストを払うことすらできないのさ!」
自信満々に説明する一ノ瀬は前々からやってみたかったムーブをかますことが出来てウキウキの様子である。
「くっ…」
「ククク…これでそちらの閃刀魔法は使えない状況のまま。
このまま安全に展開させてもらおう。
穂先の効果により《
「ぐぬぬぬぬ…!」
そこからのゲーム展開はあまりにも見どころの無いものであった。
徐々に追い詰められていき、表情がより悲痛なものになっていくコア人格。対する一ノ瀬は悪どい笑みを深めながら追い詰める。
決着がついたのは往復で2ターン後であった。
コア人格のデッキが底をついたのだ。*3
涙目で肩を震わせる彼女を前に一ノ瀬は上機嫌な口振りで煽る。
「さあどうした?デッキからカードをドロー出来なければそちらの負けだぞぉ?」
「……………ませんから」
「んん?」
「貴方を完全に認めたわけではありませんからぁ!!!」
「おぉ~
つまり俺をある程度は認めたということで?」
「フゥー…フゥー…」
「あの~大丈夫ですかー?
え?
おーい、生きてますー?」
「う…」
「う?」
「うるさいですぅ!」
彼女が悔しさに任せて振り抜いた拳は小さなテーブルを挟んだ向かい側に座っていた一ノ瀬の顔面を撃ち抜いた。
「ぶべらぁ!」
三下のお手本のような声を挙げながら石畳の上に転がった一ノ瀬は身体がノイズが走ったようにぶれた後、最初から何もなかったかのように消えてしまった。
「ふう…ふう…
はぁ…」
コア人格の疲れの滲み出るため息を吐き出し、再び遊戯王関連サイトにアクセスしだした。
「あれは相手が悪かったですね、そうに決まってます。
次は絶対勝ちます。
私のデッキも見直さなければなりません。
『カエルスプライト』…先行3妨害…相手の妨害を踏み越える展開力…空きスロット多め…
これです!これですよ私が求めていたのは!
早速デッキリストの確認と展開のラーニングをしなければ…」
彼女がぶつぶつと独り言を呟く中、不意に軽快な通知音が響いた。
「む…リミットレギュレーションの更新ですか…
ん…んなぁ…!
《餅カエル》《
な、なんてことを…!人の心をアンインストールしたのですかK○NAMIは…!」
しばらく数十分の間、雨音に紛れて呻き声があがっていたのだが、それを聞いていた者はいなかったそうだ。
▼▼▼
・
・
・
225:名無しの転生者 ID:Q5NEOp86A
そういえば、IS世界の遊戯王ってどうなってんやろうな。
ディアンケトみたいなやつが量産されとんのかね?
226:名無しの転生者 ID:euyBlQeX+
>>225
なんか嫌やなぁそれ
227:名無しの転生者 ID:kLuTCtE7D
>>225
《閃刀姫-ディアンケト》って、こと!?
228:名無しの転生者 ID:K0qEDoIQ7
>>227
おえぇ!
229:名無しの転生者 ID:NsE/xhZz4
>>227
晩飯返せこの野郎
230:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
>>227
これが新しい飯テロちゃんですか?
231:名無しの転生者 ID:KRxBzZMMK
>>230
飯テロ(吐き気を催すタイプ)
232:名無しの転生者 ID:GkxK3f+f0
>>230
ただの人類悪定期
233:名無しの転生者 ID:MiMyUlxBz
>>230
イッチで草
234:名無しの転生者 ID:bTYvbe6wh
>>230
一瞬気付かなかったわ
235:名無しの転生者 ID:uoGjX7oKM
>>230
コア人格ちゃんはどうだったか?
236:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
>>235
そりゃあぁもうバッチグーよ
証拠もあるで
【画像】
237:名無しの転生者 ID:cDhYYepNi
>>236
キャワワ!!
238:名無しの転生者 ID:kViTcLt+f
>>236
悔しそうな涙目たすかる
239:名無しの転生者 ID:9zUhfO97o
>>236
見直したでイッチ
240:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
せやろせやろ?
241:名無しの転生者 ID:mS3eOzvPM
>>240
よ!さすがイッチ!安価スレの星!
242:名無しの転生者 ID:MaZFtPlWb
>>240
この調子でガンガンわからせていけぇ
243:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
>>242
下手するとコア人格が天災にチクって出荷されるから過度のわからせはNG
244:名無しの転生者 ID:JvKtQBTFO
>>243
そういやそうだったわ
245:名無しの転生者 ID:Efv1AfUHF
>>243
お前は自分の命とわからせどっちが大事なんだ!?
言ってみろ!
246:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
>>245
命ですけど
247:名無しの転生者 ID:edwuU4ITo
>>246
はぁぁ~~(クソデカため息)
248:名無しの転生者 ID:TkZL+XWN6
>>246
わかってねぇなぁ~
249:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
>>247
>>248
うっせえわ!
あ、そうだ(唐突)
コア人格のことで相談事があるんやけどええか?
250:名無しの転生者 ID:ZENxOSnFS
>>249
ええでええで
251:名無しの転生者 ID:jUx1SIbl8
>>249
またわからせ案件か?
252:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
>>251
あんにゃろう、拗ねた挙句顔面殴ってきやがった。
これだからISコア人格は…(ヘイトスピーチ)
253:名無しの転生者 ID:D8Q/wJ+ef
>>252
まぁ、
拗ねるのも当然の帰結やと思う。
254:名無しの転生者 ID:y3sZAKogo
>>253
ヘイトスピーチ止めろ
255:名無しの転生者 ID:OFNxBj7b+
>>254
事実なんだよなぁ
256:名無しの転生者 ID:tVABcabrH
>>253
サイバー流で後手ワンキルしてくれば?
257:名無しの転生者 ID:ruwoM7/Qg
>>256
黄泉天ホルアクティ!
黄泉天ホルアクティもお忘れなく!
258:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
うーん…じゃ
やっぱりもう一度わからせるしかねーな
259:名無しの転生者 ID:tNC57UjBI
>>258
待ってました!
260:名無しの転生者 ID:Od8IKj2Kx
>>258
相手がわかるまでわからせる鬼畜の鏡
261:名無しの転生者 ID:ONmwXlSmk
>>260
光を反射させてそう(小並感)
262:名無しの転生者 ID:PdWaPjI3+
>>258
次のわからせの予定はあるんか?
263:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
>>262
(そんなもの)ないです。
とりあえず明日にでももう1回会ってみるわ
264:名無しの転生者 ID:yvmDqAtU2
>>263
なるほ
265:名無しの転生者 ID:13SNYmTjz
>>263
バッドコミュニケーション引かないようにするんだぞ~
266:名無しの転生者 ID:WsfaUWce3
>>263
次はスマブラにしようぜ
勿論Xな
267:名無しの転生者 ID:o9u6gsQgg
>>266
すまないがメタナイト全盛期はNG
268:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr
やべ、シャルが来たから落ちるわ
269:名無しの転生者 ID:VSLplmvoT
>>268
おK
270:名無しの転生者 ID:/IJsCVlQ3
>>268
次も頼んだで~
271:名無しの転生者 ID:HbLObXxTN
>>268
お疲れちゃんやで~
・
・
・
・イッチ
精神世界に満足ジャケットとデッキを持ち込むやつ。
先輩風を吹かしたいお年頃。
コア人格をわからせるために再度わからせチャレンジを敢行中。
・ワンサマー
ラバーズとイッチのサポートで精神的挫折から立ち直りかけているやつ。
悩みは自分一人で抱え込む質。
あの細さで結構筋肉ついてやがる。(イッチ談)
・コア人格
喪服でデュエルしだすやつ。
パイロットの影響でサブカルオタク化が進行中。
重度の負けず嫌い。
冷徹な雰囲気を纏っていたがデュエル開始とともに消しとんだ。
・遊戯王
ISの登場により強化されたポリコレ団体に屈しないHENTAI魂の下、美少女テーマが刷られ続けている。
閃刀姫の人気がめちゃくちゃ高い。
Ifルート(ほぼバットエンド)
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いる
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いらない