【急募】IS世界で生き残る方法【助けて】   作:ポブラノ

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難産でした。
今回は小説パート多めです


【安価で】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart2-4【学園生活】

 

 IS学園の第三アリーナでは2機のISが対峙していた。

 

片方はセシリア・オルコットが搭乗する第三世代機『ブルー・ティアーズ』。青と白の装甲が特徴の射撃戦用機である。

その両手には大型ビームライフル『スターライトMk-Ⅲ』を携行している。

 

そしてそれに対するは一ノ瀬が搭乗する第二世代機『打鉄(ウチガネ)』。灰色の鎧武者を想起させる装甲が特徴である。

左手には無骨なシールド、右手にはサブマシンガンを携行している。

 

オ~ホッホッホッ!逃げ出さずにここまで来たのは褒めて差し上げますわよ!一ノ瀬さん!」

 

「…恐悦至極のいたりでございます。」

 

「むぅ調子が狂いますわね…とにかく!あの場で私にパ、パパ、パン…「パンツですか?」直接言わないでくださいまし!…コホンッ。あのようなセクハラをしてきたこと、後悔させていただきますわ!」

 

「その件に関しましては私の不徳のなすところで…」

 

「…えぇい、くどいですわ!謝るのならこの決闘が終わってからにしてくださいまし!さっさと始めますわよ!」

 

「…イエッサー。」

 

お互いの纏う雰囲気が剣呑なものに変わる。

得物の照準が相手のISに当たる。

 

次の瞬間『スターライトMk-Ⅲ』の銃口から一条の青白い閃光が放たれた。

 

決戦の幕は今、切って落とされた。

 

▼▼▼

944:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

ダンスの歌決め忘れてたわ

 

>>950

ダンスする歌

 

 

945:名無しの転生者 ID:6Xs3Vwn9B

>>944

ファッ!!

 

 

946:名無しの転生者 ID:grehBJlVG

>>944

今さらかよぉ

 

 

947:名無しの転生者 ID:D5ffC62nf

W-B-X

 

 

948:名無しの転生者 ID:Et1rkISXB

シオカラ節

 

 

949:名無しの転生者 ID:Qje7TEiJj

M八七

 

 

950:名無しの転生者 ID:KnjB3S0B8

Climax Jump

 

 

951:名無しの転生者 ID:Yz9n0pJ8M

EXCITE

 

 

952:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>950

おk

ついでに次のスレも建てといてくれ

 

 

953:名無しの転生者 ID:KnjB3S0B8

>>952

しょーがねーなー

 

 

954:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

じゃあ逝ってくる

 

 

955:名無しの転生者 ID:HWiKBoZvi

>>954

漢字漢字!

 

 

956:名無しの転生者 ID:2YgqX9rlt

>>954

逝ってらっしゃーい

 

 

▼▼▼

 

「さあ、踊りなさい!わたくしと『ブルー・ティアーズ』の奏でる旋律で!」

 

「ダンスは…苦手だな」

 

『ブルー・ティアーズ』の真骨頂、4基搭載されたBT兵器を駆使したオールレンジ攻撃によって(ハジメ)の『打鉄』はじわじわとアリーナの隅に追いやられていた。

右手のサブマシンガンで牽制しながら左手のシールドでビームを受け止めているおかげでクリーンヒットこそ避けているがSE(シールドエネルギー)はみるみるうちに擦り減っていく。

 

そんな中、『打鉄』の動きがピタリと止まる。

 

安価は…絶対ッ

 

「どうしましたか?一ノ瀬さん、もう降参ですか?」

 

「いや、やっと体が温まってきたのさ。ここからがクライマックス、ということだ。」

 

『打鉄』の両手の武装が粒子化され、代わりに出されたのはあまりにも物々しい武装だった。

右手に握られているのは電動チェーンソーをそのままISサイズにし、剣の柄を取り付けたもの。

左手にはISサイズの拳銃が握られていた。

(ハジメ)は拳銃の銃口を上空からこちらを見下ろすセシリアに突きつける。

 

「…そこに飛んでるBT兵器(コバエ)、すべて落としてしまうが、いいよなァ?」

 

「なッ、急に何を…「答えは聞いてない!」」

 

瞬間、拳銃から発砲、セシリアの側に漂っていたビットの一基に直撃しそのビットは撃沈。

それに動揺したセシリアの隙をつき、『打鉄』は『ブルー・ティアーズ』に肉薄する。

 

「いくぞ、『轟雷』ィ!」

 

(ハジメ)の声に応じるように右手のチェーンソーは駆動音を響かせながらソーチェーンを回転させる。

 

「そおらァ!」

 

『ブルー・ティアーズ』目掛けてチェーンソーが最上段から振り下ろされる。

 

チェーンソーの一撃は『ブルー・ティアーズ』の腕部装甲を掠め、シールドと衝突するにとどまったがシールドエネルギーはガトリング砲のフルオート射撃を食らった後のように削り取られていた。

 

(これが、一ノ瀬さんの秘密兵器、直撃でもしたらひとたまりもありませんわ…)

 

戦慄するセシリアをよそに(ハジメ)は体でリズムをとっていた。

 

(時間のっ波をつかーまえてー…よし前サビは行ける!叶えたーい、ゆーめーがーあるならー…Aメロもいける!ヨシ!)

 

リズムを掴んだ(ハジメ)は弾かれた様に加速し、不格好なステップを踏みながらビットを墜としていく。

 

(何なんですのあの動きは!?先が読めないなんて!?)

 

実際はただの下手くそなステップなのだが、(ハジメ)の壊滅的なセンスと自身の焦りからセシリアは『打鉄』の軌道を掴み損ね、されるがままにビットを無力化されてしまう。

瞬く間に残り3基のビットも撃墜され、(ハジメ)は鬼気迫る表情で『ブルー・ティアーズ』に再度突撃する。

 

「く、くう!」

 

『打鉄』は『ブルー・ティアーズ』が放つ苦し紛れの『スターライトMk-Ⅲ』の一撃を意にも介さず懐に潜り込んだ。

 

((この距離ならッ!))

 

刹那のうちにお互いは必殺の一撃を確信し、声をあげる。

 

「もらったぁ!」

「もらいましたわ!」

 

『打鉄』のチェーンソーと『ブルー・ティアーズ』の隠し兵装、ミサイルビットが交差し、1拍遅れて轟音がアリーナに響き渡った。

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 

《勝者:セシリア・オルコット》

 

アリーナの中央に浮かぶAR掲示板を直立不動で睨みつけているとオルコットさんがこちらを覗き込んできた。

 

「ええと…一ノ瀬さん。少々お時間よろしくて?」

 

「えぇ。構いませんよ。」

 

 奴隷堕ち宣言をこの場でさせるつもりか?このパツキンドリルは

 

「まずこの前の暴言の数々。この場で謝罪させていただきます。申し訳ありません。」

 

ヒョッ?!

 

「あぁ~…構わないですよ。元はと言えば俺の下手なジョークが原因ですから。謝るのは俺の方です。本当に申し訳ない。」

 

うまくごまかせたかな、ヨシ!敗北宣言なんてなかったんや!

 

「フフフ。わたくし、あなたのことを誤解していたのかもしれません。」

 

おにーさん、たぶんそれ誤解じゃないと思うなー。

 

「それで…(ハジメ)さんと呼んでも…よろしいですか?」

 

アッカワイイ。

 

「問題ありませんよ。こちらもセシリアさんと呼んでも?」

 

「ええ。かまいませんわ」

 

やったぜ。IS学園で初めて下の名前を呼んでくれたのは可愛いお嬢様でした。

 

え?ワンサマーと師匠?ノーカンやノーカン!

 

「次の相手は一夏でしょう?応援していますよ。セシリアさん。」

 

「えぇ!わたくしの雄姿、ご覧くださいな!」

 

「ええ。そうさせていただきます。では俺はこれで。」

 

一言告げて、俺はAピットに戻る。

 

スレ民の奴らはセシリアヒロイン√は無理だとか言ってたが、俺のギャルゲーでの経験からあと一押しでフラグ建築完了や!

 

待ってろよ!バラ色の学園生活ゥ!

 

 




・イッチ
 セシリアヒロイン√解放済みだと信じてやまない異常者。
 この後原作通りにセシリアはワンサマーに陥落する。
 やはりオタクの好感度調整はガバガバ。
・セシリア
 イッチの実力を知り、ある程度はイッチのことを認めた。
 だがイッチの印象はいい人止まり。
・チェーンソー
 正式名称は対IS挌闘戦用特殊武装『轟雷』。
 通称クソデカチェーンソー。

Ifルート(ほぼバットエンド)

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  • いらない

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