「処で、例の『レギオネル・カノン』は予定通りの出力は出せそうなの?」
「・・・多分ね・・・。 恐らく1度撃ったら使用不能になる砲塔代わりの無人艦だけど、そのまま敵バグス艦隊に突入させて混乱させる事は出来ると思うよ」
「そうだね、アポロの言う通り敵バグス艦隊に突入させれば、頑丈な無人艦だし魔法処置を行って置けば、敵バグスは容易に壊せなくて排除に手間取るだろうね!」
「ロンの言うとおりだよ、未だにバグス共は魔法に対する対応策を講じ切れていない。
例の『ジャバウォック』も本来魔法能力が有ったのだが、『ジャバウォック』の量産型には科学技術での強化がされていたが魔法での処置は一切されていなかったしね。
此れだけの期間が有っても対処出来ないという事は、根本的にバグス共は魔法を使えないし、恐らくは認識すら出来ていないみたいだ。
此の事実は、バグスが自然発生的な生物では無いという証でも有るね、やはり『古きものども』が創造した只の戦闘生物であるのが真実だろうね」
と『神機』のメインパイロット男性陣で夕食を共にしながら会話してたら、女性陣が大勢の女性軍人を連れてきた。
「ん、何だ?」 という疑問をメインパイロット男性陣3人共に顔に出していたら、褒姒達が得意げに言って来た。
「此れから惑星アルカディアに最近出来た、テーマパーク内に有るフランチャイズ展開しているホテルに向かうのよ!
だって明日は、一月に一回の完全全員休養日なんだから、たっぷり楽しまないとね!」
「然も其のテーマパークは、あの『カリナ・ローゼンバーグ』が主催している『ローゼンバーグ・ランド』の惑星アレス以外での最初に建造された超巨大な施設で、一つの都市が丸々テーマパークとなっているから、一日では絶対回りきれなくて、一週間以上滞在している家族なんかもいるそうよ!」
「此の惑星アレスにある、テーマパーク『ローゼンバーグ・ランド』一号店には、私達も行った事無いから、凄く楽しみだったんだよね~!」
3人共凄く興奮していて、周りに居る大勢の女性軍人達も興奮気味だ。
《うーん、偶にはこういう風に息抜きも必要かな?》
そう思った自分は、横に居る2人の親友と目配せして『神威』に乗っている、自分の配下である独身の男性軍人と、惑星アルカディアに赴任している『アルカディア軍事同盟代表』たる自分の様々な配下に、明日暇な者達は立場や役職関係なく休息日の者には、『ローゼンバーグ・ランド』で楽しんで貰いたいと通達した。
そして明日は行けないが別の休息日に行きたいと思う者には、家族や恋人の分も持つので自分の名前を出してくれれば良いと教えて置いた。
其の通達が届いたと同時に、凄まじい量の返事が返ってきて自分にだけでなく、他の面々にも確認の通達が一斉に来た様だ。
「え、何よ! アポロ! 私達以外の全員にも声を掛けた上に、全部の料金を肩代わりして上げるの?」
「嗚呼そうだな。 と云うか褒姒達や女性陣の全ての料金も自分のポケットマネーで払うよ。
それに出来れば家族や恋人も誘って欲しいな。 是非みんなで楽しんで貰いたいんだ!」
其の言葉を聞いた周りに居た大勢の女性軍人達は、「ワァー」と歓声を上げて次々と自分に頭を下げて来たが、
「早く泊まる予定のホテルに連絡して枠を広げて家族や恋人と泊まれる様にしたら?」
と勧めると其の事に直ぐに気付いて、自分に改めて感謝を伝えると、凄い勢いで様々なインターフェイスを使い連絡を取り合い始めた。
こんなに喜んでくれるなら、今後も定期的にプレゼントして上げて、この行為の枠を惑星アルカディアに住む全ての人々に広げようと思い、休み明けには自分付きの政務官に調整させてから執行する様にメールして置いた。
その様子を隣に来た褒姒が、何だか凄く期待した顔をして、
「だとしたら、アポロもホテルに泊まってくれるのよね?」
と言って来たので、
「残念だけど無理だね、此れからアルカディア軍事同盟代表として、3星系の代表者が主催する会合に出席する事になってるんだよ。
その後は、諸々の決済を寝る前までにして置かないと、明日からの休みを楽しめないからね。
とてもホテルに泊まっている暇は無いよ」
と褒姒に答えた。
すると、何故かとんでもなくがっかりした様子で、褒姒は俯いてしまった。
《・・・余程大勢で楽しむのに、付き添い役と期待した自分を、引っ張り出す事が出来ずにいて残念なんだろうな・・・。》
そう察した自分は、褒姒の機嫌を取るべく言って上げた。
「だけど、明日は朝から自由時間を一日貰ってるから、みんなと存分に一日中楽しめるよ!
良い思い出になる様にしようよ!」
と言うと、パッと褒姒は顔を上げて、
「そうね! バグスとの戦いも重要だけど、それだけに全ての時間を掛けていたら、私達の青春の時間をバグスに奪われたも同然よ!
そんなに私達は弱く無い筈だわ! 楽しみも味わいつつバグスを銀河から叩き出す程度の事は出来るくらいにはね!」
と褒姒は、笑顔を浮かべて自分に同意を求めたので、自分も笑顔で頷いた。