皇太子はツラいよ!   作:ミスター仙人

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最終章 第20話

 「準備に入るぞ、各自ポジションに着いたか?」

 

 「嗚呼、神機全機が等間隔で円環に陣取ってるぜ!」

 

 「神機全機は、最強モードのまま待機してるわ!」

 

 「『リミットブレイク(限界突破)3』で生成した破壊エネルギーを、其れ其れの『ゴッド・ハート(神の心臓)』で更に練り上げて、叩きつけれる準備は出来ているよ!」

 

 「攻撃後一旦、全てのエネルギーが神機内に無くなるけど、亜空間に保存しているエネルギーが自動的に充填する様になってるわ!」

 

 「終わったら、吾達と突撃部隊も揚陸艦で回収して、一気にワームホール出口まで跳ぶ準備は出来てるわよ!」

 

 との返事が返って来たので、俺以外の仲間達の神機が其れ其れが最終奥義の体勢に入った。

 

 ケントの『神機応龍』は最強の『青龍』モードの状態で、得物である『七星剣』を振りかぶり最終奥義を放った!

 

 其の名は『青龍雷天撃』・・・『七星剣』に全ての魔力を込めて敵を刺し貫き、距離を取った上で雷撃の魔法を撃つことで『七星剣』の刀身から、雷撃の魔法を敵の内部で爆発させる。

 

 サクラの『神機天照』は最強の『須佐之男命』モードの状態で、得物である『天叢雲剣』を振りかぶり最終奥義を放った!

 

 其の名は『須佐之男命炎天撃』・・・『天叢雲剣』に全ての魔力を込めて敵を刺し貫き、距離を取った上で炎撃の魔法を撃つことで『天叢雲剣』の刀身から、炎撃の魔法を敵の内部で爆発させる。

 

 マリアの『神機ブラフマー』は最強の『シヴァ』モードの状態で、得物である『トリシューラ』を振りかぶり最終奥義を放った!

 

 其の名は『シヴァ黒天撃』・・・『トリシューラ』に全ての魔力を込めて敵を刺し貫き、距離を取った上で黒撃の魔法を撃つことで『トリシューラ』の刀身から、黒撃の魔法を敵の内部で爆発させる。

 

 ロンの『神機ガルガンチュア』は最強の『ケルヌンノス』モードの状態で、得物である『ケルンの角笛』を口に構え最終奥義を放った!

 

 其の名は『ケルヌンノス音天撃』・・・『ケルンの角笛』に全ての魔力を込めて敵へ音を叩き付ける、距離を取った上で音撃の魔法を撃つことで『ケルンの角笛』の角から、音撃の魔法を敵へ反響音を叩き付ける。

 

 褒姒の『神機九尾』は最強の『金毛白面』モードの状態で、得物である『四聖剣』を振りかぶり最終奥義を放った!

 

 其の名は『金毛白面光天撃』・・・『四聖剣』に全ての魔力を込めて敵を刺し貫き、距離を取った上で光撃の魔法を撃つことで『四聖剣』の刀身から、光撃の魔法を敵の内部で爆発させる。

 

 「グギャギャガギャーーーーー、ゲゲゲゲーーーッ!!!」

 

 そんな絶叫を上げた『ツァトゥグァ』は、己に刺さる武器達を抜けないことに、身悶えしている。

 

 其れ其れの神機達が最終奥義を等間隔の円環から放つと、防御力を失っていると思われる『ツァトゥグァ』と融合している中心核は、諸に攻撃を喰らい様々な属性の被害を被った事で、かなり弱体化しているのが探知魔法と科学的探査でデータが取れた!

 

 《・・・倒せる・・・!》

 

 既にボロボロの状態になった『ツァトゥグァ』は、明らかに動けないので今ならば俺の『神機メタトロン』が、空間に固定し続ける必要が無くなった。

 

 そして予定通りに、『神機メタトロン』の敵が単体用の最終奥義を放つ準備に入った。

 

 『神機メタトロン』を、最強の『ルシファー』モードの状態で、得物である『エクスカリバー』を振りかぶり最終奥義を放つ体勢に移る。

 

 其の名は『ルシファー堕天撃』・・・『エクスカリバー』に残りの全ての魔力を込めて敵である、『ツァトゥグァ』と中心核に斬り掛かり、其の刀身を敵の内部に残した上で周囲に魔法陣を展開し、刺し込まれたままの他の神機達の武器も使い、あらゆる属性の攻撃を改めて敵の内部で爆発させる。

 

 此れ以上の攻撃手段は神機と言えど存在せず、事実上最後の攻撃でもある。

 

 準備の整った『神機メタトロン』を支援すべく、俺は本来は平面の魔法陣を緻密に組み直した上に、積層型立体魔法陣に上位変換し、更なる威力の積み増しをする事で確実なトドメとする事に尽力した。

 

 「喰らえ、此れが『神機メタトロン』の最終奥義だ!」

 

 瞬間、空間が歪み、其の歪みが積層型立体魔法陣に集約されて行き、当然其の中心に位置する『ツァトゥグァ』と中心核に収束して、攻撃力となって襲い掛かった!

 

 最早、音どころか『ツァトゥグァ』の声も聞こえず、静寂なる時が過ぎて行った・・・。

 

 暫くの後、攻撃を受けた『ツァトゥグァ』と中心核は、残骸を残すのみとなって居る。

 

 《・・・どうやら、倒せたか・・・》

 

 ピクリとも動かない敵を眺め、漸く緊張感を緩めると、どっと疲れが身体に襲い掛かってきて、そのまま眠りに落ちたい程に瞼が下がろうとしてくるが、突撃部隊の指揮官としての責務として、全員を問題無く揚陸艦に収容して帰還しなければならない。

 

 俺は、仲間達と共に通常状態に戻った神機で、全てのエネルギーを使用する事で動けない機体を回収しながら、揚陸艦に戻って行った。

 

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