オールマイトの自由メシ   作:ジャックマン二

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おまたせしました、今回は個人的に色々と馴染みの深い家系ラーメンのお話です
いやぁ、昔家の近所に有ってそこでバイトしてました
丁度その頃に携帯を買って小説を書き始めたのである種の自分のオリジンだと思うと気合が入ってしまいます
ではグダグダだけど気合だけは入ってる十話をどうぞ


十話 対家系ラーメン

 

(楽しみだなぁ〜)

 

晴天の今日、仕事が早く終わったオールマイトは紺色の作業着のままとある店に来ていた。

威勢よく響く声と激しく鍋を振る音、忙しなく動く人。

そう、既に店に到着しているのだ。

 

(家系ラーメン、麗日少女がよく話していたが来るのは初めてだし緊張するなぁ)

 

ここは横浜発の家系ラーメンの店、ん?と思う人もお!と思う人も食べてほしいラーメンとは呼べないラーメンだ。

 

「おまたせしました、塩の大盛りマックスです」 

 

「おぉ……」

 

オーソドックスなうずらの卵にほうれん草、チャーシューとネギと海苔のビジュアルに少し驚くオールマイト。

 

(な、なるほど……家系ラーメンとは煮玉子じゃなくてうずらの卵なのか

いやそれよりもこの『麺』だ、これはラーメンと呼べるのか?)

 

丼の中の麺を見て驚いている。

これは誰もが通る道で、家系ラーメンの麺は太いのだ。

稲庭うどんの麺より太く、ラーメンというよりうどんの方が近くないかと人は言う。

 

一息ついて箸を割り麺を掬った瞬間、オールマイトは更に驚愕してしまう。

 

(す、スープが重い!?)

 

家系ラーメンの特徴はうずらの卵、太い麺、そしてこのドロッとしたスープが特徴的だ。

何時間も高火力のコンロで骨や肉を煮込み、水を足してまた煮込む。

そして出来るこのドロッとしたスープは狂気さえ感じるほどに濃厚、そしておかずになるスープと言える怪物だ。

だからかこれがある。

 

「ライスの大です、おかわりは自由ですので声をかけてください」

 

「おぉ……」

 

さてラーメンの外見についてはここまでにして先ずは麺を食らう。

固めだからではなく大きいからか確りと解る麺の味と歯ごたえ、そこに加えてドロっと絡みつくスープ。

 

(ぬお!?の、濃厚過ぎる!

オール・フォー・ワンとの決戦の日々並みに濃厚すぎるではないか!

過言?NO!こんなにも濃厚なスープ、だが上に浮かんでいる脂はサラリとしていて麺の滑りが素晴らしい!

む、むぅ……この脂はなんなのだ?)

 

答えを言えばこれは鶏油という鳥の脂で、主に鳥の皮などを茹でて浮かんだ上澄みを掬い熱して水分を飛ばして作るものだ。

何時もより五月蝿いのは申し訳ない、ただ家系ラーメンには思い入れがあるのでお目溢しねがいたい。

 

(このドロッとした中でのほうれん草という口直しは凄まじいな

ただ本能的に解る、水を飲んだら潰れる!)

 

この濃厚ラーメンを食べている最中に水はNGだ。

別にマナーとかではなく、この重いラーメンを食べている最中に水を飲むと口の中の脂を落としてしまし麺も膨らむので急に満腹感が来るので苦しいのだ。

 

(ぐっぬぅ!!!!!

しまった!ほうれん草の水分すら家系ラーメン、いかんこの油断はリカバリーが難しい!)

 

優しい味わいのほうれん草すらここではスープを胃に落とす罠と知り慌てるオールマイト。

だがここで自滅するほどのルーキーではない。

 

(ハッハッハッハッ!

このオールマイトボディを侮るな!ほうれん草程度の水分で落ちるほどヤワではない!!!

しかしこのドロッとしたスープに暴力的な麺……旨ァァァァァァい!

もうツルツルって啜るなんてお上品な表現は無理!ぞもって吸い込む気迫だ!

くぅ~ゥゥゥウウウウウウ!!!!!濃厚過ぎて豚の味すらするスープとか水無しでガンガンいく!!!

しかもこれに白米!圧倒的白米!

桐生戦兎に万丈龍我、緑谷少年に爆豪少年、黒崎一護に斬月、もはやベストマッチなんて次元を超えている!!!)

 

口にする必要の無い感想だ。

うまい、ただそれだけだ。

このゴリラはそう思い食い進め、麺を食べきるとスープに調味料を足した。

 

(葛藤の必要は無い、このオールマイトスペシャルを米にかけかっこむ!!!

うまーーーーい!!!!!

米のおかわり!!!

来たら今度はチャーシューのみ!!!

うまーーーーーーーーいいいい!!!

燻製されたチャーシューの油抜けた姿をスープが補うとかこの波状攻撃は反則だ!!!

だがまだ手加減はせんぞ!!!)

 

今度は米に海苔を巻き、そこにコショウをかけて巻いて食べだした。

 

(旨ーーーーーーーい!!!!!

ピリッとコショウにしなしなした海苔とスープの重量感!

反則的に旨すぎる!!!)

 

どんどんと独自の食べ方を進めていくがふと手を止め短冊メニューを見た。

ある物が目を離さない。

 

(チャーハン……家系ラーメンのチャーハンか……)

 

味を想像しても上手く表現出来ない。

シンプルにサッパリしてるのか、それとも負けじと濃厚なのか。

そろそろ腹が危険だがどうするのか?

 

「追加でチャーハンお願いします!!!」

 

「はーい!」

 

限界を突破するか、それともタガが外れたか追加注文。

チャーハン、それは店の腕と客の舌が試される物であり造り手が酷ければそれこそ悪夢其の物。

ちなみに私もチャーハンはよく作っていて指名されていたとさ。

閑話休題。

物の数分で出されるシンプルなチャーハン、ナルト、ネギ、刻みチャーシュー、それと卵で作られたそれは味もシンプルではあるがレンゲを離せない魅力があった。

 

(ぐぬぬぬ!!!黄金チャーハンときたか!!!

まさに怪物だな!!!)

 

一応念のために言っておこう。

黄金チャーハンとは卵が確りと米に付き、パラリと仕上がったシンプルイズベストの頂点と言えるものだ。

?が頭に思い浮かんだら試してほしい、卵焼きを完璧にするのは例え一流店のシェフでも不可能。

料理とは卵に始まり卵に終わる、洋食のオムレツ和食の卵焼き。

その中で卵を使った物で究極と言えるのがこの黄金チャーハンなのだ。

まぁ、一応言うなら簡単な作り方は世に出回って居るので簡単かと思うかも知れないが……やると解る苦しさが有るのだ。

それだけは知っていてほしい。

 

(ぬお!!!!!

シンプルな味なのにこの特性ソースをかけると滅茶苦茶旨いぞ!!!

ぐぬぉ!!!この不意打ち、ロサンゼルスでのビートマン事件より凄まじい!!!) 

 

そうですか。

オールマイトはスープを飲み、チャーハンを食べてドンドンと進めていく。

 

(フッ……勝ったな)

 

全て食べ終えると満足そうに水を飲み、まさに勝者の余裕を見せながら店を出るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぬぉおおおおお!

腹が苦しい……だが満足出来た食事……最高だったぜ」

 

オールマイト対家系ラーメン

勝者家系ラーメン

決め手超濃厚スープと極太麺と白米とチャーハンによる継続攻撃

 

「ハッハッハッハッ!

まぁ旨かったから勝ち負けなんてどうでもいいか!」

 

「フフフフフ……シンプルな醤油味にネギとほうれん草をマシマシ

そして白米を楽しむ隙のない布陣、これには手も足も出まい」





おまたせしました!
今回は説明がくどすぎました、申し訳ございません。
言い訳をするなら昔家系ラーメンの店で働いてて凄く好きなのですよね。
ただ地域的に流行らなくて、住処の周りにはそんなのチ無いので暴走してしまいました。

番外編は?

  • 五話に一度程度で
  • そりゃ十話くらいじゃね?
  • もっとオールマイト見せろ!
  • いやオール・フォー・ワン書けよ!
  • 最早別作品として作るべきと申しますぞ
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