今回は回転焼肉です
これはつい最近行ってきて、感動と言うか面白かったので是非書いてみようと思いました
それでは、何とも言えない十二話をどうぞ
自転車で移動するとこ一時間。
オールマイトはとある店に来ていた。
「回転焼肉……気になってはいたんだけど悩んでるうちに結構時間経っちゃったな」
回転焼肉、はてしてそれは何なのか。
回転寿司みたく肉が回っているのだろうか?いや、衛生面を考えるとそれは無いだろうがどうなのだろうか。
凄く気になっていたオールマイトは意を決して今日、ついに来てしまったのだ。
「こちらのお席にどうぞ」
「ありがとう」
元々はバイキングの店だったらしく、その名残がチラホラと見える店内。
席へ案内されたオールマイトはすぐにどうして回転なのかを理解した。
(成る程、一人前以下のサイズで注文出来るからか
これなら好きな肉を沢山注文出来て好みに食べられるな)
席に備え付けられたタッチパネルをポチポチといじりながらメニューを見ていく。
本人曰く、回転寿司の二の舞いを演じない為らしい。
だがそんなのは無駄なのだ!そう、回転寿司を皆が手軽に楽しめる原点回帰とするなら新世代の楽しむ回転焼肉には!
(ファ!?え、あれ値段普通に安くない!?
って、和牛は普通にいい値段だしここって普通の焼肉屋相当なの!?
なら私のしたかったホルモンのみたっぷりでビールとか、カルビ&カルビで白米ガッツキとか‥‥‥ぬおおおおおおおおおお!!!
おのれオール・フォー・ワン!!!!!)
なんか全く関係無い人物に叫んでいるが取り敢えずの注文は済ませた。
いや、ここにオール・フォー・ワンは関係無いやろ。
「へぇ、三連皿か
でも焼肉のタレとレモンだれしか席に置いてないのは少し寂しいな~」
席の設備を確認して変に不満を漏らすが、タッチパネルの『その他』のコーナーで立ち止まった。
「あ、網の交換にお冷のピッチャー?それに他のタレって‥‥‥ここ回転寿司と違って此処までポチポチなの!?
えっ!?わさびと醤油って、これわさび醤油にしろってことだよね!!!
うわぁ、これは困るよオールマイトエンデヴァーに攻撃されたくらい困るよ
わさび醤油大好きだから頼まなくちゃ駄目じゃん」
肉のコーナーを離れて適当に散策しているとまさかのタレのコーナーまで発見してしまい、慌ててわさびと醤油を追加した。
ちなみにだ、ちなみに席のイメージはオーソドックスな回転寿司のテーブル席である。
そして待つこと数分、上のレーンから注文した物が来た。
これは本当に回転寿司とよく似ている、回転焼肉とは上手い表現だ。
「おおおおお!?!?!?
お安いから変なの来るかなって思ったら成る程な、回転寿司と同じサイズの皿に乗せてるからか!」
先ずは牛のカルビと豚のカルビ、そして白米の大盛りだ。
3品とも上の注文用のレーンから流れてきて、それを受け取り網へとすぐに乗せていく。
「安いからてっきり粗悪品だと思ったら普通に1人前の半分程度の量、これなら安心して食えるな!
しかもこの白米!めっちゃ美味そう!
実は回転焼肉って言われて粗悪品ばっか来るのかなって心配したけど写真詐欺じゃなくて本当に半人前で安くてそれなりの品質で安心!
まぁ私も死ぬまで半人前だったし半人前同士こうして楽しもうカルビ君!」
こんな陽気に語っては居るが、コイツはかなりのこだわり派だ。
焼きのイメージや完成形、それにタイミング全てにこだわりが有ってお陰で某ミイラ先生からは「面倒くさい」と言われるくらいに。
「カルビは脂が命だ、それに焼肉は如何にひっくり返さないが大事!
今! フッフッフッ、見たまえこのカリカリに焦げた脂身と美しい白、そして程よく焼けた黄色の3色
そしてブクブクと煮える脂、旨味が既に爆発してるとかギャングオルカの個性かい?」
箸で肉を持ち上げると軽く焼きのタレ(カスタム)に着けて白米にワンバウンド、そして頬張る。
「カリッとしつつ熱い脂のカルビ!
しかもワンバンご飯の正義!止まらん!これはヒーローその者!
白に少しの黒!旨い!旨すぎる!」
先ずは、3色コントラストの豚カルビだが今度は鮮やかに脂の光る牛のカルビ。
コチラはサッと焼いた物だ。
「噛めば噛むほどに脂が出てくるとか最高……これさ、元の体だったら胃もたれ確実で食べられないよ!」
そして続けざまに届くホルモンの味噌ダレ。
コチラは網の端へと寄せてじっくりと焼くが待ち時間はこの男には無かった。
かしら、豚トロ、イチボ、肩、ネック、焼けるまでに大量注文した品々を焼いて白米をかっこむ学生スタイルを展開していた。
そして、ホルモンが焼ける頃には米はついていたのだ。
では追加するのか?否、この男にそれは無い!
「お待たせしました」
店員さんが運んできたブツ、それはビール。
米はここまでにして残りはビールで楽しむつもりなのだ!
「ホルモン&ビールはグラン・トリノ&緑谷少年並みに正義だ
これは私は譲る気は無い!」
そしてホルモンを一口。
コリコリとした食感と程よい脂、そしてこの味噌の旨味は最高らしい。
とか言いつつもタッチパネルを操作してある品を注文するか悩む。
それは……
「和牛切れ端
名前通りなら和牛を整形したさいの出た端っこだろう……だがこの安さは悩む」
値段的に和牛カルビの3分の2、もしかして少ないのか?なんて怪しんで注文を躊躇うが、これで一杯引っ掛けたらなんて思い踏ん切りがつかない。
「ぐぬぬぬ……いや!このオールマイトに停滞は無い!
和牛切れ端注文!」
目を閉じて祈るように注文、ちなみに肉の注文時はタレか塩か、一部は味噌ダレかがある。
今回は塩だ。
そして待つこと数分、オールマイトの前にはあまりにも歪な肉が届けられた。
二等辺三角形の様な物や正方形のような物、そして他にも薄っぺらい物。
文字通り、和牛切れ端過ぎて逆に何も言えなくなる品だ。
「う、うむ……まぁ和牛は和牛だしね」
そんなことを言いつつもさり気なく網の交換をしてもらい、確りと温まってから肉を焼き始める。
コイツ、わりと貧乏性なんだな。
「す……素晴らしいではないか!
このテラッテラの脂!低ランクの和牛では見られない美しい浮き具合!
舐めていた、安焼肉なんてなめてたぞ!これは本当にごめんなさいだ!」
焼けていく肉を見て一言。
こんなにもキレイに焼けるのならと、サッと薄い肉を焼いて口にした瞬間にオールマイトは動きを止めた。
「にゃにこれ、噛むと肉汁がドバって出てくるとかのこれは肉汁スープの器なの?
しかも肉汁が無くなっても肉が上手いから噛んで飲み込むとか天国じゃん
オール・フォー・ワン討伐しちゃったこれ?」
訳の解らない感想を述べてゆっくりとビールを飲み、感動しながら肉を食べる。
そして追加の注文。
冬だからか早く日が暮れるがその前に店を出るオールマイト。
「あんなに食べて七千円とか……回転焼肉って素晴らしくないか?
え?これってあれなの、お前たちの平成って醜くないかの逆?
お前たちの回転焼肉って素晴らしくないか?なの!?」
酔っ払ったアホなおっさんはレシート片手に変な事を口走るがそれはご愛嬌と言うやつだ。
それで流してほしい。
翌日
「うおおぉぉぉぉ……しまった、流石にカルビとか豚トロで和牛なんて脂コンボは二十歳超えてはキツかったか」
胃もたれに苦しみながら、首都圏に資材を運搬するおっさんの姿が見られた。
オールマイト対回転焼肉
勝者、回転焼肉
決め手、旨さと若さで脂物ばかり頼んだせいで強烈な胃もたれが来てしまった
「ハァ……此処が回転焼肉……ハァ……民衆の為の物か……
安くて旨い……ハァ……誰もが見れる皆が憧れるオールマイト、そしてアンパンマンと同じだな
ハァ……この世界は本物ばかりだ……ヒーローへの認識も……
ハァ……最高だ……」
大変お待たせしました
別の執筆に時間を取られててこちらを後回しにしてしまっていました
誠に申し訳ございませんでした!
サクサクのフライとカリカリの天婦羅、どちらがお好き?
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断然フライ
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天婦羅以外の選択肢有る?
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下らん両方好きだ
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油がキツイから無理かな
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ハァ……俺は天婦羅が好きだ
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僕はフライかな