オールマイトの自由メシ   作:ジャックマン二

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おまたせしました、今回は都内でも多数の弁当屋が並ぶあの地域のお話です。
私個人としてはビルの一室のお安くて旨いあのお弁当屋さんが好きなのですよね。
店員さんも程よく愛想があって頻繁に利用してます。


十三話 都内弁当複数

 

平穏無事ではあるが仕事が繁盛しすぎて忙しい今日このごろ。

オールマイトは都内でも有数の弁当激戦区に来ていた。

仕事が絶えないのは喜ばしい事ではあるが、それと同じ位に激戦区の弁当を食べられる事に喜んでいるのだ。

 

「弁当激戦区……噂では知っていたが実在したとは」

 

オールマイトというか、雄英高校は学食や購買を完備していたしオールマイトの行くところは結構栄えていたので此処らは初体験なのだ。

ユニックに乗ったままのオールマイトは適当に弁当屋から弁当を買い、また違う弁当屋から買い計四つ。

 

それぞれが特色を出し、また被らないサービスで共存しているこの地域に感動していた。

 

「此処ら辺は一杯引っ掛けて帰宅の人をターゲットにした居酒屋があるが、まさかそこまで弁当を出してるとは

それはさておき冷める前に食べようか!

先ずは中華屋の弁当!」

 

取り出したのは大盛り無料の中華屋の弁当だ。

今日の気分がガッツリなのでエビチリと麻婆豆腐の弁当だが果たして味は?

 

「ぐっ!? し、四川の麻婆豆腐か……辛味が強いがこれがたまらん!!!

エビチリのエビプリプリだし、下の卵焼きがいい具合にフォローしてるから箸が止まらん!

Jesus……米がプリプリエビに負けて無くなってしまった!?」

 

さてこのゴリラが食い進めてろくに解説しないから私が変わりにしよう。

中身はオーソドックスなエビチリと四川の辛味が強い麻婆豆腐、そしてエビチリの下には厚焼きの卵焼き。

副菜は小さな焼売とザーサイで、非常に中華となった弁当だ。

元は弁当屋ではなく普通の中華料理屋なので弁当のハウツーはないから少し物足りないが、店内の食は本格であり日本人向けにご飯のおかわり自由となっているのでそこは実に素晴らしい。

ここで四杯おかわりして他のお客さんから化け物扱いされたのも記憶に新しい(実話)

 

(四川の味……ただ辛いじゃなくてこう、体がカッとなる辛さだ

邪湿だったっけ?それを出すためだっけ?)

 

四川の料理が辛味に特化してるのは四川地域が湿度の高い地域で、辛いものを食べて汗を流して湿気を打ち破る考えだかららしい。

今回は珍しくゴリラが正解だ。

 

「次はこれだな~一つ四百円のお安いお弁当か」

 

とはいえ最近のコンビニ弁当よりは少し彩りのあるシンプルな弁当。

中身はサバの塩焼きと柴漬け、梅干しと煮物の和テイストだ。

 

「むぉ!? こ、この塩サバ……程よく油が乗ってて旨い!

それにこのお漬物が程よくポリポリしてて飽きないぞ!

これは人が並ぶ訳だな」

 

ちなみにこの弁当屋はかなり並んでおり、一番安い弁当は三百円だ。

安くて旨くてさらには早い提供に、店内に置かれたポットと電子レンジで販売されている味噌汁を作れたり温めたホカホカ弁当を食べれたりと、値段もだが何よりもサービスが素晴らしい。

 

「煮物も私好みの染み染み系じゃないか!

う〜~~ん、この染みたお出汁と食材の味がたまらん!」

 

幸せそうに食べているといつの間にか空になったので次の弁当に手をかけた。

移動販売のオムライスだ。

 

「うむぅ……私にしてはオシャレかも知れんが、どうしてもあの売り文句にな」

 

その売り文句とは……ソース二種類かけられるだ。

オーソドックスなデミグラスソースやカレーソース、ホワイトソース等々計六種類のソースが有るのだ。

 

「おぉ〜~~……このデミグラスソースとホワイトソースのコンストラクション

濃厚なデミグラスソースの香りとピリッとしたホワイトソースの香りのアトラクション

この濃厚な香りは私とデイブがコンビの時の日々を思い出すよ

どれどれお味は……旨い!

デミはトマト系の味がしつつもどっしりとした重量感で柔らか卵と程よく炊かれた米との相性が素晴らしい!

しかも大盛りで五百円、安くて大きくて旨い!!!」

 

またもや爆速で食い尽くすと中華料理屋のサービスで貰ったお茶を開けて一息。

最後の一つは何と言うのか、少し特殊なので気を整えているらしい。

 

「居酒屋の弁当、はっきり言ってしまうと想像がつかないな

うぅむ……」

 

一人うなりながらも袋から取り出して膝に乗せるのだが、最初の時点で驚いているゴリラ。

何なんだコイツ?

 

「な!?わ、割り箸の袋を集めると弁当一つ無料!?

え!?かなり優しくない?ここに務めてるオフィスマン達からしたら嬉しいだろ!」

 

割り箸の袋にはこの袋を二十枚集めると弁当一つ無料と書いてあり、そこに驚いていた。

さてと一息吐いて弁当を開けると、唐揚げや焼き魚等の酒の肴でも米の友としても楽しめる物を集めた……失礼ながら『無難』で固めた物だ。

 

「うむ、手堅く来たな

これなら突飛な事はなく……って滅茶苦茶旨いじゃん!!!

そりゃそうだよ!酒の肴って濃い味だから米に合うもん!!!

ってか日本酒って米なんだし普通の白米に合わない訳ないじゃん!!!」

 

最早何が言いたいのか未成年には理解出来ない事を言いながらガツガツと食べ進め、あっという間に平らげてしまった。

そして満足そうにサービスのお茶を飲み干し、ふと外を見ている。

 

「旨い飯、食後の茶、そして車内だが自分だけのスペースでの休み

どれもヒーローだった頃の私とは無縁だったな」

 

この世界に来て良かったなと思っているゴリラ。

そしてからのお茶缶を上げて呟く。

 

「緑谷少年……トップは孤独で自分を出せない、だが君はそれを変えてくれるだろう

何せこのオールマイトとあのグラントリノの弟子なのだからな!」

 

ハッハッハッと笑い、少し食べたりなかったのか別の弁当屋に買いに出るのだった。

 

オールマイト対都内弁当激戦区

勝者オールマイト

決まり手、旨かったから寧ろより空腹になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほぅ、ここがオリオン弁当

何々注文すれば出来たてを食べれるのかい?素晴らしいサービス精神だ

だが僕はそんな行儀の悪い事はしないよ、帝王はね無駄を嫌うからさ

あ、このデラックスのり弁と春巻きと肉じゃがコロッケで」

 

少し離れたところで弁当を注文している悪の帝王。

果たしてこの二人が出会う事はあるのだろうか?




オールライト
現ナンバーワンヒーローにしてオールマイトを継ぐものとして人気のヒーロー
好物はカツ丼と蕎麦
同級生と結婚して子供が一人産まれたらしい

サクサクのフライとカリカリの天婦羅、どちらがお好き?

  • 断然フライ
  • 天婦羅以外の選択肢有る?
  • 下らん両方好きだ
  • 油がキツイから無理かな
  • ハァ……俺は天婦羅が好きだ
  • 僕はフライかな
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