そんな訳でオールマイト飯第一話、今回は回転寿司です!
どうぞ!
(ついに……ついに来てしまった!)
ドキドキと心臓を高鳴らせて簡素なソファーに腰を掛けているオールマイト。
手には小さな紙が一枚、いや彼から見れば殆ど小さいか。
「二十番のお客様〜」
「ハイッ!!!」
「お、お席の方にご案内します」
自分の番号が呼ばれたので学生並みに元気な返事をし、店員の後をついていく。
案内されたのはカウンター席、眼の前には緩やかに流れるレーン。
(ついに来てしまった、回転寿司にぃ!!!)
まさかの回転寿司童貞オールマイト!
まぁ、彼ってすぐにアメリカ行ったり帰ってきたらきたで有名だからやたらと高そうな店に連れて行かれたりで初体験ばかりだが。
「ご注文は此方のタッチパネルで出来ます」
「ハイッ!!!」
「ご、ごゆっくり」
凄い勢いで離れていく店員。
まぁ、こんな筋肉ムキムキマッチョマンが元気に返事しまくってたら怖いわな。
とりあえず備え付けの湯呑にお湯を注ぎ粉末のお茶を振りかけゆっくりとかき回す。
(うっ!?濃すぎた……)
一口飲んで粉末が多すぎたのに気付き、ゆっくりとお湯を足してマイベスト濃さに調整して注文を始める。
やっぱりお供は自分好みにしたいらしいオールマイトさん(二十五歳)
(む、むむむ、むむむむむむ!?
は、ハンバーグに天ぷら寿司!?え、焼肉寿司とかなにこれ!?
寿司ってお魚乗っけるのが普通じゃないのか!?)
『握り』の画面を見て早速驚くオールマイトさん(独身)
(Whatts!?サイドメニュー豊富過ぎないか!?
てか寿司屋にカレーとかうどんとかラーメンってありなの!?
寿司って主食じゃん、そこに別の主食とかこれだけでお腹いっぱいになっちゃったら寿司屋って言えるの!?
ここもうファミレスじゃん!?)
メニューを少し進めるだけで謎の心配とか疑問を一人寂しく語っているオールマイトさん(最近噎せやすい)
(落ち着け、落ち着くんだオールマイト
最近は結構奇を衒った物が多いからこれはその一種なんだ
落ち着いて決めてたメニューを注文するんだ)
オールマイトは今日の為に昨日の夜からメニューを考えていたのだ。
先ずは椀物で普通のみそ汁を……
(味噌汁のメニューも豊富ではないか!?)
みそ汁のページを見つけてはまた騒がしくなる。
(と、とりあえずあおさのみそ汁を注文
前菜として先ずは赤身から……)
もう驚かないぞと覚悟を決めて赤身のページへと飛ぶと違う意味で驚くハメになった。
(さ、三貫セットに人気セット!?
ちょ、普通にドドンと赤身〜とかシンプルなの想像してたからびっくりなんだけど!?)
そりゃお店としては推しを食べてほしいからセットにしたりして推すでしょ。
後は不人気系のネタをセットに組み込んでロスを少なくするとか。
(うぅむ……覚悟を決めろオールマイト!
CAROLINA SMASH(ただの高速注文))
驚きばかりで腹の虫が騒ぐので適当に注文して送信。
お茶を一口啜り早く来ないかな〜なんて思考能力を放棄した。
「って、はや!?」
そしてすぐに届く注文した寿司。
先ずは……
(やっちまった……メニューは確り確認しような皆!)
届いたのはただの赤身と赤身三点盛り
そして続々と届く寿司達、全て揃う頃にはオールマイトの眼前には赤身やサーモンばかり。
(赤身ばかりではないか、これではエンデヴァーの食卓と変わらないぞ!)
失礼な奴だな!
エンデヴァーこと轟炎司はメチャカワ娘が料理してるから彩りは豊かだ!
カラーが赤だからって食卓まで赤な訳あるか!
(うぅむ、そう思うとこの炙りサーモンなんて皮の黒とオレンジの身でエンデヴァーにしか見えなくなってくるぞ)
アホか貴様は!
回転寿司でも上位の人気を誇る炙りサーモンがエンデヴァーに見えるなら全国で人気過ぎる!
でもエンデヴァーはトップヒーローの一人だから間違いではないのか?
コイツのツッコミをしていると頭がおかしくなってくる。
(あ、旨い……回転寿司って安かったからてっきり水分ジャバジャバのネタかと思ってたけど普通に旨い
サーモン旨!?
炙りサーモン最高!
ちょっ!?チーズ炙りサーモンって色物に見えて滅茶苦茶旨い!
あ、チーズの白が入ってるし轟少年に似てるかも
赤身って言っても品種で結構味わい違うからこれ正解だったかも)
凄い勢いで食べ進めるオールマイト。
まさかゲテモノ枠と思っていたチーズ炙りサーモンが予想以上に旨かったからかつい他の色物寿司も頼んでしまう。
先陣を切ってオールマイトに挑むのは天ぷら寿司(エビ)
こいつには醤油ではなく塩と小袋に入ったタレを掛けて味わう。
(Great……熱々サクサクの衣にプリッとしたエビ!
タレの方は甘くて素晴らしい!塩はもう……エビを食うってより衣を食うって感じだな!
エビ旨!衣旨!)
ようござんしたね。
すかさず追撃を掛けてきた天ぷら寿司(イカ)
こちらも塩とタレの二種類で味わう。
(おぉ!イカの歯応えとタレの甘さがベストマッチ!
サーと通形少年!ベストジーニストと爆豪少年!私と緑谷少年!みたいな感じだな!)
コイツの解説が駄目なので此方で翻訳しよう。
揚げたてサクサクの衣と歯ごたえの有るイカ、そこに味の濃いタレが合わさり旨いそうだ。
どうやらたんぱくな味のイカにタレが合うか心配だったらしいが杞憂らしく、一見合わなそうなコンビでも合わせるとマッチするという意味らしい。
(お茶で口をリセット!
さぁ行くぜハンバーグ寿司!)
カッコつけてるけどお茶飲んでハンバーグ寿司食べてるだけですからね。
(うおおおお!当たりを引けたのか!?
ホカホカ酢飯とあったかハンバーグとテリヤキソースが旨い!
食べずにあーだこーだ言ってゴメンね回転寿司さん!!!)
もう面倒だなコイツ。
以下ダイジェスト。
(焼肉寿司さん本気出し過ぎですって!
塩豚カルビに酢飯とか合わない訳ないじゃないですか〜もう〜)
(アボカドサーモンとか濃厚+濃厚=超濃厚過ぎですって!ハッハッハッハッ!)
(オニオンサーモン旨い!!!
シャキシャキ玉ねぎたっぷりでサーモン旨い!)
(焼き茄子寿司旨い!
もう旨い!旨い!旨い!)
(これはもう禁断の長嶋食いしかないな!
右に大トロ二貫、左にとろサーモン二貫!
オラワクワクしてきたぞ!)
(天ぷらうどん旨い!
麺プリプリしんなりスープ吸い衣旨い!)
(ラーメン旨い!
出汁が最高!)
(カレー旨い!
皿にこびりついたカレーを天ぷら寿司ですくって更に旨い!)
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「ふぅ……満足だ」
あれから一時間、カウンターには大量の皿とお椀。
そして満足そうにお茶を飲んでいる筋肉ムキムキマッチョマン。
とんでもない光景だ。
「おあいそおあいそ」
一息吐いて店員を呼び会計をするのだった。
「あんなに食べて一万少々、リーズナブルだぜ!」
まぁ、そもそも回転寿司に一人で一万円分食う輩はあまり存在しないだろうけどな。
店を出て歩いて帰宅途中、あることに気付いたオールマイト。
「デザート頼むの忘れてた……」
オールマイト対回転寿司
勝者回転寿司
決まり手デザート忘れ
八木俊典(オールマイト)
この世界ではヒーローネームは名乗れないので常にこっちを名乗っている。
若返った影響なのか最近は脂ギンギンの肉が食べたくてしょうがないらしい
たま〜にテレビを見るが前の世界と違って個性犯罪が無いからか安心して見ていられるそう
他のキャラは登場させる?(番外編だけになりますが)
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居る(原作死亡キャラ)
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居る(向こうでの死亡キャラ)
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居らない