書こうにもいい店が見つからず悩んでたら久々の健康診断、そこでコレ書くの忘れるとかバカって自己嫌悪した十六話をお願いします!
今日、このゴリラは健康診断に来ていた。
一応説明しておくとこのローランドゴリラみたいなガテン系は半年に一度の健康診断が義務付けられてるからだ。
まぁ、そんなどうでもいい事は置いておいて、健康診断の醍醐味は解るだろう。
そう、絶食だ。
何時から食うなとか飲むなとかの罰を超え、コイツは駅前に来ていた。
(さ〜て、やっと絶食期間を超えたんだし偶には行かない店に行くのもヒーローらしいよね
特に自営系の勇気が必要なのはヒーローにピッタリじゃないか?
そういえばシンリンカムイ君なんて緑谷少年との一件で相性すら無視して人を助けるヒーローになったんだよね
全く、こんなにも人を変えるなんて素晴らしいではないか!ハッハッハッ……はぁ……)
テンションを無理に上げようとしてアレコレと手を尽くしたが、コイツは血を抜かれるのがかなりだめなのだ。
一応フォローしておくと過去に血を流しすぎて、だがトップヒーローだった記憶も有り、自分が血を流すと人が心配してしまうからと二十歳を超えてから妙に苦手になったのだ。
それで今回の健康診断での採血、どうしてもテンションが上がらないのだ。
「此処で良いか……」
テンションが低いままチェーン店に入り、オススメを投げ槍に注文してお茶を飲んでる一応二十代。
「ハァ……私って血を見ると落ち込むのは何故なのかって……理由は解るよ……でもさぁ〜あ〜私って情けないなぁ〜」
普段ならビールを飲んでテンションを上げるのだが今日、そう健康診断の日だけは上がらない。
だからシンプルにセットだけを注文したのだ。
そして待つこと少し。
「お待たせしました〜ざる蕎麦と天丼のセットになりま〜す」
「お、ありがとう……」
(天丼だったかぁ〜!?!?!?)
ここまで来やっと自分の来た店を理解する阿呆。
ここはてんか、天下ではなく天家でのてんかだ。
チェーン店でありながらかなり人気の店であり、同系列のあげやと火花を散らしている店だ。
(う〜む……私ってあげや派だからてんかって食べたこと無いんだよねぇ〜
あ、御新香は自分で取る式なんだ)
やっとこさ何時も通りに戻った奴は、近くの小瓶や描け容器を見始めた。
全く、元気が無くては私も突っ込み辛いだろ。
(ホカホカ天丼とチュルッと蕎麦のセットか……無意識のうちに注文するなんて私は蕎麦ラー過ぎるな)
何て思ってはいるが、この店のセットには大体蕎麦が着いているので偶然だ。
さて、なんて言って箸を取り出すと先ずはと言わんばかりにカボチャ天を一口。
(カボチャって甘いじゃん、でさカリカリの衣くっついてさ甘めのタレじゃん
デザートですかね?私ってデザート注文しちゃったのかなってさぁなっちゃうのよ
もうね美味すぎる!!!)
そして食べきると別の天婦羅をつまみ上げた。
(そしてこのサツマイモよね
程々のデカさでホクホクしちゃうとかさぁ〜親企業さん努力し過ぎって
私の心臓が喜びすぎて持たないよ!
胃はフルスロットル過ぎて食べてるのにグーグーなってるんだからって、私は成長期本番かい!ハッハッハッ!!!)
ホクホクしつつも優しい味わいのサツマイモ、そこにカリッとした衣とちょっとしょっぱいタレが合わさればどうなるか。
解るよね、甘味と塩味が合わさり自然な甘さが引き立ちこのゴリラは丼なのに天婦羅だけ食べてしまうのだ。
「う〜ん……烏賊にも包丁が入れてあっていかにも歯切れ良いとか反則ってね
烏賊だけに?ハッハッハッ!!!
Nicejokeではないか、烏賊といかだけにね!」
下らんオヤジギャグを飛ばしてるが海老天を箸で持ち上げ、ワクワクした表情で眺めている。
この時には既にあのローテンションは姿を消した。
「海老ってさどの世界(料理)でも花形だよね
天婦羅でもフライでも、和食でも洋食でもさ大体大トリじゃん
紅白だから縁起良いとかさ……大トリとかさ……私と同じじゃない?」
全然違うからな、似てるならエンデヴァーとかその息子にしろよ自意識過ゴリラめ。
そんな突っ込みは無視して海老天を一口。
カリッと鳴りつつ歯ではプチっと海老の切れる感覚。
そしてタレの掛かってない事での素材の旨味。
「ふぉーーーーーー!!!
そうそう、この位のサイズだからこそのプチッととキレの良さ!
私ロブスターとかデカいしネットリだしで苦手だけどこの海老さんなら大好きだぞ!!!
い、いかん!?ナンバーワンが好き嫌いしてはいかんぞ!!!
だがしかし………ぐぬぬぬ〜!
そう、私は庶民派なのだよ!!!貴族と庶民で言えば庶民が多いだろ?ならば私は全てを愛し全てを守るしで割と庶民だろ?
だからこの皆が食べられる近くに寄り添うパートナーが好きなのだ!うんうん」
だがここで問題が発生してしまった。
そう、天婦羅だけを食べたからで天かす(揚げ玉)タレご飯になってしまったのだ。
(い、いかん……追いタレ?それに専用塩?
ふっ……コレが食のユナイテッドステイツ・オブ・スマッシュなのか……
ふふ……ハッハッハッ!このオールマイトが完敗では無いか!
旨くて安くて……それに天婦羅だけでも追加で注文出来るとかフォローの達人でもあるね!!!)
「すいませ〜ん!!!
舞茸天と海老天を四つ、それと獅子唐と茄子を追加で!
後ビール!」
やっと何時ものテンションに戻ると塩を全体的に振り回し、そして一気に掻き込む。
(タレの甘じょっぱさに塩の味わいと軽やかな風味
そしてタレ揚げ玉のへにょっと俺も居るぜ感と具材の飛び出た旨味!!!
い、いかん……いかんぞ、私が私でなくなる!!!)
旨いから暴走して食ってるのがお前だろ?
何処がお前で無くなるだ、このバカ。
(結局、私達は互いの意見を譲れなかった
だがそれこそが本当の友だと、今になってやっと理解出来たよ……オールマイト
貴方にとって私はサイドキックではなく友だったんですね)
(サーよ、私はちょっとしたことで躓いてしまう男だ
だから君みたいな確りと言ってくれる人が居なければ駄目なのだ
また会えたなら……)
天丼と天婦羅を食べ終えて駅で電車を待っている時、ゴリラと眼鏡を掛けたサラリーマンの目がふとあってしまった。
「あの……」
「えっと……」
「一つお聞きしたいのですが」
「私もです」
「「君の名は」」
序章はここで終わり、さて此処からはどうなることやら。
佐々木未来
どこにでも居るような平凡なサラリーマン眼鏡系男性
突然会社を辞めて職人世界に突っ込んでいった
好きなものは旨い物とオールマイト
八木俊典
酒が入るとネガティブになるゴリラ
最近一名入社してかなりウキウキしてる
ブギウギのゴリラを入れたほうが似合いそうとはここだけの話し
サクサクのフライとカリカリの天婦羅、どちらがお好き?
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断然フライ
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天婦羅以外の選択肢有る?
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下らん両方好きだ
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油がキツイから無理かな
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ハァ……俺は天婦羅が好きだ
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僕はフライかな