今回は番外編、しかもあの男です
それでは番外編、ゆっくり味わい下さい
食べる
舌でとろける肉と甘い割下の味わい
食べる
とろける様な儚い肉とコクのある脂
食べる
冷ややかな温度にとろける脂
「足りん!!!」
お久しぶりです皆様。
さて今回は番外編なのでコイツに目を向けましょう。
ヒーロー名は『エンデヴァー』、本名は轟炎司。
ちなみに今も轟炎司として生まれ変わった大男ですとさ。
彼は昔を思い出す度に思っていた。
「身長を190超えた男があんなちまちましたので足りるか!!!」
そう言うと、たまたま遊びに来ていた甥っ子(名を塔矢くんという)を連れて、愛車のタントでとある店に向かう。
ついたのはとある有名遊園地の名前がそっくり過ぎて困惑するラーメン屋だ。
「おじさん、ほんとうにいいの?」
「ハッハッハッ、好きに食べろ塔矢!!!
食ってデカくなって守れ!」
「?うん!」
そうして適当に注文して待つこと数分。
二人の前に置かれる料理達。
(味噌ラーメン、チェーン店だから期待してなかったがこれは程々で美味そうではないか!
うん、薄めの味噌の香りに「食いたいの?じゃあ多くしとくね」と増やされた麺!
この、皆に愛される普通が憎い!!!
トゥワイスの増殖並に麺を啜っても出て来てさ、でも味変の調味料は尽きない!!!)
「美味いか塔矢!」
「うん!おいしいよおじさん!!!」
「だな!!!」
(ぐっ!?にんにくがあれば追加してにんにく味噌ラーメン何てのが……ほう前楽苑のたれ?
青唐辛子系の……)、
「手が滑って入れてしまった〜
だが勿体無いし食べないとな〜」
わざとらしく動くが……外れな訳が無い。
(……ふっ……味噌と七味の関係は私とオールマイトそのものだ
合わないと周りは思うがタイムリミットが有るオールマイトでは手が回らない所へは私の手が伸びる
図らずして二人のオーケストラが日本の平和を作っていたのだと良くわかったさ
それが合わないと思うか?有り得んな、私と冷の様に不器用だが合うのだ!!!
寧ろ合わないと思える組み合わせを試さないのはヒーローではない!!!!!!
プルス・ウルトラ!!!
更にその先へ!!!)
「お、おじさん!?」
「うむ……舌がひりつく程に辛いのに……止められなくなる
コレはたまらんな」
勢いよく啜ると初撃の辛さに咽るが、味を感じると更に辛味を感じて、だがそれが心地よくついまた一口と食べてしまう。
謎の中毒性に違法薬物とか云々、あのゴリラマッチョメンの様な事を言いつつ食べ終えてお会計を。
「旨かったか塔矢?」
「うん!」
店を出ると甥のその笑顔を見て何かを察し、車に乗せて次の店へ。
「おじさん?」
「うむ、運転してたらまたお腹が空いちゃってな
良かったら食べないか?」
「うん!」
『伝説のタフ丼』という店に入ると迷いなくタフ丼メガ盛りを食券機にて購入するエンデヴァー。
(さて塔矢には……唐揚げカレーだな)
目をキラキラさせてメニューを見ている塔矢を見て、コレを食べたがるなと思いそれを購入。
「おじさんすごい!ぼく、それがたべたかった!」
「ハッハッハッ、おじさんと塔矢は流石家族だから似てるな〜」
と、自身のヒーロー時代に培った洞察力を誤魔化し席に着いて食券を渡す。
「うまーーーい!!!
このガリッと肉厚唐揚げにマヨネーズとかカロリーの暴力!!!
でもね!でもね!!!カロリーってのは美味しいのよ!!!」
「フフフフフフ……見たまえ、このシンプルは豚肉の丼にカレールーという常識への侮辱行為
だがこの美しさは誰もが惹かれるよねぇ!!!」
「ハァ……スタミナ重視の店の丼……ハァ……そこにキムチを乗せる行為……ハァ……鉄板の組み合わせだな……ハァ……仮面ライダー一号と二号、アンパンマンとジャムおじさん、のび太とドラえもん、ハズレはない」
「豚丼にチーズって時点で勝確なのにそこにガリバタよ
カロリーは化け物だけど確実に仕留めるハズレないトッピング
戦車砲そのものよね」
聞いたこと有る声がチラホラ聞こえるが気を取り直して提供された物へ目を向ける。
要塞
そうとしか例えれないデカい丼に番兵の米、そして最終兵器と言わんばかりにドンと鎮座する豚肉の山。
(ほう……貴様が私に挑むのか
いいだろう!相手をしてやる!!!!!!)
箸を手に取ると勢いよく挑むエンデヴァー。
その姿は勇者とか言われそうだが、相手は丼飯なのでそこはご内密に。
(むっ……成る程、にんにくと脂パワーのスタミナ系か!
だが、一日何時間も体を鍛えてる消防官にこの程度がきくか!!!!!!
貴様よりも被災者の涙のほうが効くわ!!!)
謎の言葉を放ち一気に食い尽くすエンデヴァー。
途中、味変の卵を落とすがマイルドな味わいになり加速してしまう。
(ふっ……オールマイトもコレは食い切れんだろう
貴様に勝ったぞ!!!)
「おかわり!」
「わんこスタ丼十三来ましたー」
勝利の笑みを浮かべ、塔矢がカレーを食べ終えたのを見計らえると近くのコンビニでお茶を購入して二人して満足に微笑むのだった。
(冷……君がもしこの世界に生まれ変わって居たら必ず見つけ出す
一人の男として君に告白しよう)
謎のポエムってるおっさんがいるが。