今回はビビッと来たので書いてみました!
「ふぅ〜引っ越しも一段落だな」
本日のオールマイトは引っ越しをしていた。
前住んでいた場所で何も問題は無かったのだが、打ち合わせ等を迅速に終わらす為、そして気分転換の為にナイトアイに「此方に来てみては?」と言われトントン拍子で手続きを終えて引っ越したのだ。
トラックは近くの敷地を借りれ、そこに社用車と共に置きその他の手続きも終わらせてニューオールマイト宅を堪能するのだった。
さて、引っ越しと言ったら一つ楽しみがある。
それは……
「よし、探索の開始だ!」
近所を知ることだ。
何処に何が有るのかを知るだけでもかなり楽しいので、オールマイト的にはかなりのオススメらしい。
「へぇ〜こっちにはショッピングモールとかファミレスとかかあぁ〜
お、少し行ったら薬局にスーパー、田中うどんも有るのか
それでコンビニのファミリーショップと、確り揃ってるな〜」
適当に街をぶらついているとふと目に入る建物が一件。
そばにヌードル自動販売機が置いてあるのに何故かオープンしている豚骨ラーメン専門店。
それを見て少し悩むと「何事も挑戦だな」と言って店に入るのだった。
「いらっしゃいませ〜
当店へのご来店は初めてでしょうか?」
「はい!」
店内は開けたばかりなのかあまり客は居らず、また結構変わった作りをしていた。
特に目につくのは座椅子だろうか?畳の様ないぐさ生地で四角い箱に付けたような、何処か屋台の様なやっつけ仕事の気配がする変わり種。
だが、そのお陰か店も別の店の一階を借りてる作りもあり屋台を止めて店舗へステップアップした感が強く、何処か落ち着く雰囲気の店になっている。
更にそれに拍車をかけるのは店内に店員が二名しか居ないことだ。
まさに屋台を進化させたコレは凄く落ち着く。
「当店はそちらの短冊札で選んでください♪」
「なるほど、先払い式か」
店員が示したのはボードに釘を打ち付け、そこにラミネートされた札が下がっている場所だ。
メニューはかなり少なく、ラーメンに至っては豚骨のみ。
しかもセットも乏しく餃子セットと辛子明太子ご飯セットのみ。
メニューの殆どはトッピング関係と替え玉だけで、一点勝負のストロングスタイルがこれまた屋台感が強くてオールマイト好みだ。
「うぅむ……ご飯って気分じゃ無いし餃子セットとトッピングでキクラゲかな」
そう言い札を取ると店員に手渡し、代金を払う。
そして渡される木札。
「出来ましたら番号をお呼びいたします」
「おぉ……成る程なぁ、これまた良し!」
ほぼセルフな作りもまた良いらしい。
セルフの水を軽く口にしてワクワクしてる良い歳した人物、ましてやかなりのゴリマッチョはなんて言うか……創作でなければ通報されてもおかしくは無いだろう。
(オールマイト卓上チェック!)
なんて考えつつ席に置かれた調味料を見てみる。
全て小さなツボの様な容器に入れられ、何処か哀愁を感じるが全て豚骨ラーメンに合う物のみだ。
にんにく、紅生姜、辛子高菜。
餃子のタレは受け取り口そばに幾つか置いてあるだけで、どれほど豚骨に自信が有るのかワクワクしてくるストロングすぎる店だ。
そんな事して待つこと数分。
「八番のお客様〜」
「ハイ!」
自分の番号が呼ばれたので取りに行くとかなり動揺してしまうオールマイトさん(現在進行系で不審者)
先ず驚いたのは丼だ。
普段遣いされる大きく浅くではなく少し狭めの狭く深くの作り、そして餃子は木の弁当箱の様な長円形の物に揚げられたのが三つほど。
トッピングもネギとチャーシュー、そして注文したキクラゲのみでシンプル過ぎる作り。
平成から続くゴテゴテラーメンに慣れてるオールマイトはそこから驚いていた。
席へ着くと先ずはレンゲでスープを持ち上げた。
表面からは抵抗感が強く、そしてスープそのものもドロッとして重い。
だが家系とは違う純粋に煮込んで生み出した豚骨スープ。
(うぅむ、コレは心して挑まなければな
てか家系と豚骨って違うの?)
さてゴリラには聞こえないが二つの違いを解説しよう。
先ず家系についてだ。
家系とはおかずになるスープ、つまり豚骨をベースに肉類や一部野菜や拳骨を煮込みドロドロになるまで煮込んだ言わば家カレーの様な重さだ。
そして豚骨は文字通り純粋に豚骨を煮込み作り上げた品物。
豚の旨味を引き出し、汗と労力を賭して作り上げた物だ。
それと麺も全くの別物で、家系は食ってる感を強く感じさせる極太麺。
だが豚骨は速くサッと食うために極細麺を使用している。
一番身近で解りやすいのは家系は味噌汁の様に味噌を加えて作り上げ、豚骨はお吸い物の様に出汁で旨味を出す。
恐らくその表現が合うと思う。
(お、豚骨の優しい甘みが強いのに塩味も確り感じられる!
うぅむ、こうまで煮込むとは豚骨とは奥が深いな)
ちなみに豚骨ラーメンにも種類があり、此処まで強く煮込んでいるのはド豚骨と言う濃厚豚骨ラーメンだ。
まぁ、旨いからそこまで気にする必要は無いか。
(極細麺を一気にすくい上げすすり込む!
うっまぁー!!!!!麺にスープが絡むとか言うけど、この濃厚スープは絡むんじゃなくて胸ぐら掴む位にがっしり組んでるじゃん!
でそこに餃子!)
口を動かしながらすぐに揚餃子を一つ摘むとワクワクしながら口に放り込む。
(カリカリなんてお上品な物じゃなくて皮の厚い所はガリってして餡のそばはシャク!
で中身は肉とニラの旨味とにんにくのパンチ!
控えめに言って旨ーーーい!!!)
セットとはいえ三つも付いてると喜んでいたゴリラだが一口食べると三つしか付いてないと商売の上手さに戦慄する。
さて、博多豚骨と言うと……解るよね。
米よりこのラーメンへの称賛を制作者に伝える術を!
「替え玉お願いします!」
「は〜い、百五十円です」
店員にそう伝え、財布から五百円取り出し指で三と伝える。
店員は一瞬驚くがすぐに微笑み嬉しそうに厨房スタッフへと替え玉の数を伝えるのだった。
そして殆ど待たずに茶碗に入った麺が三つ手渡され、それを丼に投入して楽しむのだった。
「ふぅ……豚骨は似たりよったりと思っていたがこうやって個性を出せるのか
確かにエンデヴァーと轟少年は同じ炎の個性でも違いがあったなぁ
私もまだまだ未熟だ
一で違いを出せる人々に尊敬しか無いな」
満足そうに腹を擦りながら近くのドラッグストアでアイスを買い、満足そうに帰宅するのだった。
「あっ!?調味料試すの忘れてた……しかもお持ち帰り餃子有るの忘れるとか私の馬鹿!」
オールマイト対博多豚骨ラーメン
勝者博多豚骨ラーメン
決め手、旨さによる忘れ
お久しぶりでございます皆様
引っ越しや出張で時間を取るのを忘れてました(言い訳)
ビビッと来る食事が見付からなくて、この作品は中途半端な旨いじゃなくて自分が最高に旨い!って思った物だけで作ろうとしたらネタが見つからなかったです(告白)
不味いラーメンとかなら有ったのですが……敢えてそっちもアリ?