オールマイトの自由メシ   作:ジャックマン二

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ま、まさか900超えるなんて……
ありえないわ!(某金髪博士風)

さて今回は過去に実際に居たインドの方のお話を元にしてみました。
いや、本当にあの人はマジで漫画から出てきたような良いキャラしてましたよ。
そんな訳でナイトアイがメインなお話どうぞ


対フードコートインドカレー

 

本日、ガリガリ眼鏡ことサー・ナイトアイもとい佐々木未来はとあるショッピングセンターに来ていた。

何でもつい最近引っ越したローランドゴリラに少し良さそうな家具をプレゼントしたいからだとか。

 

(ふむ……オールマイトはあの体格故に標準的サイズの家具では常に屈んだりするのは必須になってしまう

それに布団もシングルでは入り切らないだろう

しかも椅子も通常サイズではすぐに潰れてしまう

こう考えるとアメリカンサイズの大きさが必要だな

流石オールマイトだ!やはり日本人企画では収まらない大きな器!

コレは偉大なヒーローを体で表してるTheヒーローではないか!!!)

 

と、何故かアメリカンサイズの家具や矢鱈とデカイマットを購入したりと、貯金を切り崩してまで暴走してる駄眼鏡。

購入を終えるとそれをオールマイトの新住所に配送を頼み、別のエリアへと足を向けた。

 

(今は昼時……なのに何故こんなにスカスカなのだ!)

 

そこはフードコート。

休日の昼時なら本来は賑わって居るはずなのだが、此処は非常に閑散としていた。

まぁ、向かいには大手のショッピングモールが存在し近所にも旨い料理屋が多いので、敢えて此処で食べる必要が無いからこんな風に閑散としているのだ。

そしてそうなるとやはり出店する店も少なく、有るのは聞いたこと無いラーメン屋や地元のマイナー店ばかり。

 

(うぅむ……発掘の為に食べてみようかと思ったが……流石になぁ)

 

フードコートの案内図を見ても出てるのは四店舗。

正直此処で食べるのも何だしと踵を返した直後だった。

 

「眼鏡のオニーサン、カレーオイシーヨ」

 

「え?」

 

「ソコワタシたちのミセ、カレーオイシーヨ

ナンとライス選べるヨ」

 

首にメニューの書かれた板をぶら下げたインドネシア側の外国人が声を掛けてきたのだ。

しかも凄い笑顔でランチメニューを指差している。

 

「えっと、私は……」

 

「ボクはチキンカレーとナンのセットオススメ!

でもマトンもオイシー!」

 

輝かんばかりの笑顔でそう告げるのでついメニューを見てしまう。

ランチは二つのカレーとナンかライスを選べ、おかわりも自由らしい。

しかもカレーはオーソドックスなカレーからグリーンカレー、マトンやチキン等と五種類から二つ選べるらしく楽しそうだ。

 

「……はい」

 

「ササオニーサンチューモンはこっちだよー」

 

食べる意思表示を見せると彼はすぐに案内し、笑顔で厨房の外国人にランチ一つと伝えて客引きに戻っていった。

そしてものの数分で出て来るセット。

 

(注文通りのチキンカレーとマトンカレー、そしてナンとラッシーのシンプルなセットだな

さて味は―――っ!?)

 

ナイトアイがナンを手にとった瞬間、驚きのあまりに硬直してしまった。

 

 

(ほ、ホカホカではないか!?

流石にフードコートだし冷たい業務用と思ってたが中までホカホカだと!?

しかも焼き立ての香り……侮っていたな

フードコートだから手抜きや狭さで出来ない事が多いと思ったがそこを創意工夫で抜けるとは、やるな!)

 

何故か熱くなってる馬鹿が居るがそこは無視しようか。

馬鹿はナンを一口サイズに千切るとチキンカレーに浸して口へと運んだ。

 

(ふむ、本場のシャバッとしたカレーか

辛さは少し控えめでチキンの旨味を溶かしたお手本の様なチキンカレーだ

うむ、ナンの香ばしさとバターか?それにより本来なら尖っているであろうスパイスの刺激をまろやかにしているな

かと言って辛味は感じられる、ゼロでも百でもなく六十の辛さを旨味とまろやかさで作り出すとはインド料理、侮れんな)

 

そう思いながらラッシーに口をつけ、またナンを千切りチキンカレーを食べる。

そして……

 

(さて次はマトン……っ!?

な、ナンが無いだと!?ナンて事だ!?!?!?

はっ!?そ、その為のおかわり自由と言うことか!流石本場の人間

此方の行動を先読みして対策を打つとは、私の個性と同じ事を経験で補うか!)

 

「ナンのおかわり」

 

レジにそう伝えに行くと、待つことなくすぐにナンを皿に乗せて渡してくれる。

しかも眩しい笑顔でだ。

 

「オニーサンおいしそ~にタベル

ナンおかわりスルワカッタ

ドーゾ」

 

「おぉ……」

 

しかも焼き立ての様なホカホカでの先読み。

それにこの駄眼鏡は感動していた。

 

(さて、では気を取り直してマトンだ

うん……チキンよりも辛味は感じられるが食べられない辛さではない

いや寧ろまろやかなチキンよりもこのマトンの旨さたっぷりの方が私好みだな)

 

さて馬鹿が説明を怠っているので此処である程度の解説をしよう。

マトンとは羊肉の事だ。

ラムは子羊の肉で大人になる事で雌の成羊、もしくは去勢された雄をマトンと言う。

 

そしてマトンはラムとは違い独特の曲があるのでスパイス等を使い匂い消しをしたりしているのだ。

その分味の深みは強く、羊の匂いが苦手ならラムの方が少ない分食べやすく気にならないならマトンの方が旨味が深いと覚えておくと良い。

 

なので今回は匂い消しの為にスパイスをチキンよりも使われているので辛味もあるのだ。

ちなみに個人的にはバターチキンカレーは胃もたれがしそうでマトンの方が好きだ。

 

気付けば馬鹿はカレーとナンを全て平らげ、ラッシーを飲み干し満足そうな笑みを浮かべていた。

 

「美味かった……インド料理屋は多く存在するが此処まで旨いなんて知らなかったな

コレはオススメせねばな」

 

「確か新居のそばにも」なんて言って携帯でオールマイトの家の近くのインド料理屋を探すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「肉ゥ……トロトロォ……旨ァい」

 

ちなみに余談だが、駄眼鏡の旨そうに食べてる姿を見て矢鱈と八重歯が立派な男がインド料理屋でよく見かけられる様になったとか。




長らくお待たせしました
いやぁ、本当にインド料理屋は楽しいのでオススメです
ただ独特なスパイスのでしょうか?匂いは万人受けはしませんが気にならない方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか
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