オールマイトの自由メシ   作:ジャックマン二

27 / 27
お待たせしました


実は先日、友人ととある牛丼屋に行きキングを食べたのですが……圧倒的に米不足ッッッ!
もう1合追加してくれ!って心の中で叫んでたら先輩から「キングって米足りひんよな、ジャックもそう思わん?」「ッスよね、もう1合……2合欲しいッス」って言ってたら周りから大食いモンスター扱いされました……



対牛丼屋

 

ある晴れた夜、ゴリラはとある牛丼屋に来ていた。

その理由を語るのは昨日まで時間を遡らなければならない。

この日、ウーラオス(はらぺこのすがた)はとある現場に資材を降ろしにきたのだが偶然降ろしの手伝いをしてくれた解体工の若者(地崎と言う)からこんな話を聞いたのだ。

 

『八木さん、結構食うんですか』

 

『そうなんだよね〜でもやっぱ美味しくて沢山って理想が有るから大食いチャレンジとかはね〜……』

 

『ならオススメありますよ』

 

『どんなの?』

 

ツダケンボイスをした新人に教わった食べ方、そして裏メニュー扱いのそれを聞きこれは試さねばと謎の使命感に駆られる。

そして今に至るわけだ。

 

「お待たせしました、牛丼のキングです」

 

(な、なんと〜!?!?!?)

 

学生バイトっぽい店員が懸命にお盆を持ってきて上の化け物牛丼を持ってきてくれた。

人の顔より大きな器、更にはエベレストの様に積まれた肉と玉ねぎ。

最早牛丼とは呼べない代物だ。

 

(Wao……これはまさに肉のマウント・フジ

しかしこの米を見給え……コレではお箸でガッツくなんてオールマイトスタイルが出来ないではないか

だがしかーし!そこはNo Problem!此処このみ家にはテーブルに箸とレンゲが常備されているのだ!

そしてそしてそして!)

 

「此方味噌汁になります」

 

「ありがとう!」

 

ワンオペなのか少し遅れて登場する味噌汁にワクワク感が隠せない某ゴリラ。

この店の味噌汁は白で具材はネギとワカメのシンプルな物なのだが、肉の脂と味が濃いので寧ろコレくらいの方が合うのだ。

 

「先ずはレンゲで染み染みのお米と肉を盛って〜一口牛丼!

私だけかな、こうさレンゲを持つと少し麺を乗せて一口ラーメンを作りたくなっちゃうの?

いやいつもガッツくけど何ていうのか……童心的な?」

 

一人言い訳と何か謎理論を展開してるゴリラの話は無視しよう。

奴は牛丼を一口放り込むとよく噛んでめちゃくちゃ笑顔を浮かべた。

 

(うんま〜い!!!

そう!古野家みたいな柔らか旨いも良いけどこのみ家の歯応え有り有りな肉も好きだぁ!!!

しかもタレがたっぷり米に絡んで白米とタレの甘さに肉の旨味ってコンボ!

そして飲み込んだら空かさずに味噌汁を一口!

う〜ん!シンプルだからスッキリ洗い流してくれるこのベストパートナー!

当たり前なのに当たり前以上のベスト!緑谷少年と爆豪少年!ホークスにエンデヴァー!グラントリノにお師匠の様なベストマッチ!!!

私の胃袋がガタガタゴットンズッテンズッテンしてしまうぞ!まさにヤベーイだ!!!)

 

勢い良く食べ進めるのだが、突然手を止めタッチパネルの操作を始めるゴリラ。

まぁ大食いメニュー特有のアレだ。

 

(味変はシンプルではなくオールマイトに行こう!

先ず端に紅生姜盛りっとして全体的に七味、そして〜)

 

「お待たせしました、ネギたまとご飯大盛りです」

 

「ありがとう!!!」

 

ゴリランダー(ヒーローのすがた)の下に運ばれてきたのは刻まれた青ネギと卵、そして白米だ。

先ず卵を溶き、一部を牛丼に、一部をネギを乗せてその上に、そして残りは白米にかけた。

コイツ、体重やばくないか?

 

(フッフッフッ……ネギたま牛定食とネギたま牛丼!そして卵牛丼と卵かけご飯!更には紅生姜と七味牛丼!

そして味噌汁に味に疲れたらおろしを追加していただけるこの布陣!

コレこそがこの大盛りを完璧に楽しめると豪語してくれた地崎君(荷下ろし先の職長)プレゼンツのキングお楽しみコース!

ふぉぉぉおおおおお!!!ピリッとした辛さに食欲が止まらなくなるし!しかも卵かけご飯と白米で食べ比べとか食欲暴走!

オールフォーワンの個性暴走よりも此方のほうが凶悪だぞ!!!)

 

いや、個性強制発動な。

なんか知らんオリジナル個性だすなこの筋肉モリモリのデカブツ大食いゴリラ。

いやこう書くとコイツもある意味個性の化け物だな!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありやしたー」

 

「ごちそうさま!」

 

腹を擦りながら店を出、そして近くの自販機でお茶を買うと近くのベンチに座り大きく息を吐いた。

 

「……美味かった、だが……うん、暴走は良くなかったね

お腹パンパンチーよ……」

 

対キング牛丼

勝者キング牛丼

決め手バカの暴走




地崎君
やたらとイケメンでイケボな解体工。
ぶっちゃけオーバーホール。
彼的には個性って病原菌が無い世界で過ごせて少し嬉しい。
オールマイトを見た時に何故か嫌悪感を感じたが流石に別人だろうと思い手伝った。
流石に触られたら蕁麻疹が出るレベルの潔癖では無いですからね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。