たまにはこういう話しをしたいなって思いまして
とあるビジネスホテル、オールマイトは出張名目で他県のホテルに泊まっているが明日は休みで夜にホテルを出て家に帰ればいいまさに最高の状態。
なのだが、今はいつもの五月蝿さは形を潜め1人深夜ドラマを眺めていた。
その頃、オールマイトの脳内ではとんでもない事が起きていた。
あらゆる国のオールマイトが、謎のオールマイトに制圧されているのだ。
「こ、これは!?」
「く⋯⋯ロシアオールマイト⋯⋯新入りのお前は知らんか⋯⋯」
新参者のロシアオールマイトに答えるのはアメリカオールマイトだった。
「奴等はコンビニオールマイト⋯⋯普段から隠している暴走の意思だ!」
コンビニオールマイトに脳内を占領されたオールマイト本人は、突然立ち上がると財布を手に近くのコンビニへと向かう。
「いらっしゃいませ」
やる気のない店員の声を無視し籠を手に取り、己の欲望の限界を解放する。
目に付いた商品が気に入ればすぐに籠に入れ、そして言い訳の為のコンビニ草ことキャベツの千切りと胡麻ドレッシングを購入。
そして部屋に戻ろうとするのだが、突然道中ワンカップを開けて飲み出す。
ホテルの前に着く頃には空になり、空腹状態のオールマイトの食欲に燃料が投下され更に激しく荒れ狂う胃。
まず、お湯を沸かしプヤングの超大盛りを作るとその上にケトルで一緒に温めたハンバーグ、温泉卵、千切りキャベツ少し、骨無しフライドチキン、ノリなし鮭おにぎりを乗せる。
先ず麺を大きく啜るとろくに噛まずにサンドイッチを取り出し一緒に食べる。
そして、ストロングドライを取り出し飲み込む。
「旨いな」
いつもの五月蝿い解説はなく、ただ己の欲望の赴くままに食べていく。
そしてプヤングのカスタムを食べ終えると、今度は塩おにぎりを1つ取り出し少し薄くする、そしてその上にスパイシーチキンを乗せるとマヨネーズをかけてもう1つ塩おにぎりを取り出し少し薄くして重ねる。
そして完成した物を大口を開けて一口。
だが咀嚼はあまりしないで酒で流し込む、まさに不健康の極みの様な食事だ。
たまに言い訳に買ったコンビニ草(ドレッシングたっぷり)をつまみ酒へ。
「ふぅ⋯⋯旨い」
次はデザートのエクレアにがぶりつくとチョコとクリームの甘さをストロングドライで流し込む。
そして一段落すると干し貝柱や干しイカを取り出してよく噛み更に酒を煽る。
そんなことをしていると血糖値の上昇と酔いによりフラフラとしながら眠りについた。
その頃、オールマイトの脳内はと言うと。
多数のコンビニオールマイトが浄化され、オールマイト会議室に平穏が戻った。
「こ、こんなのってあんまりだよ⋯⋯」
「ロシアオールマイト⋯⋯お前は若いから知らんかも知れんが、人間ってのはたまには欲望を解放させなきゃいけねぇんだよ
ほら見てみろよ⋯⋯あのしこたま飲んで食って幸せそうな寝顔をよ」
オールマイトが満たされたように眠りについている。
「毎日こんな事してりゃ体が病気になるが、たまにこんな事しなきゃ心が病気になっちまう
要はバランスの取り方だよ」
「バランスの取り方⋯⋯」
他の国のオールマイト達が集まり会議室を直し、この日は終わりを告げるのだった。
そして翌朝、ホテルのビュッフェに空腹で並ぶオールマイトが現れるのだった。
はい、コンビニ暴走編です。
個人的には超大盛りに揚げ物を乗せてマヨネーズたっぷりで果物水で食べるのが好きです