オールマイトの自由メシ   作:ジャックマン二

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皆様の応援、感謝しか言えません
まことにありがとうございます

今回はお店メシではなく自炊メシです
やっぱりオールマイトならこれしかないですよね
それでは第四話どうぞ!


四話 対ペタマックスワンフォーオール

 

「ふぅ、個性が使えないと買い物も一苦労だ」

 

本日は晴天なり。

まぁそんなの関係無いオールマイトの両手には大量の買い物袋。

何故こんなに買ってきたのか、それは三日ほど前に遡る。

 

 

 

 

「お、八木さ〜ん」

 

「おぉ松原さん、お久ぶりです」

 

現場に資材を降ろしに来たオールマイトに小太りのおじさんが声をかけてきた。

彼は松原さん、よく行く降ろし先の偉い人であり若い内に一国一城の主となったオールマイトを気にかけてくれる気さくな人だ。

 

二人は自販機でコーヒーを買い、のんびりと茶飲み話をしている。

そして少し時が経つと松原さんが何か思い出したかのように紙袋を渡してきた。

 

「これは?」

 

「ホットプレートだよ

いやぁこの間買い替えたばかりなのに福引きで当てちゃってね〜良ければ使ってくれないかな?」

 

「なんと!?ありがとうございます松原さん!」

 

何を隠そうオールマイトの家には冷蔵庫や洗濯機といった最低限の物しか無く、こういった調理器具はほぼ無いのだ。

しかもこのホットプレートかなりのすぐれもので、付属の鉄板を変えることで焼肉からたこ焼き等々様々な物を調理出来るのだ。

感謝を述べて残りの降ろしを済ませたオールマイトはまたもや感謝を述べて帰宅。

そして休日である今日、前からやってみたかった事をするのだった。

 

「フッフッフッ、さぁこのプヤングペタマックスをカスタムして食べようか!」 

 

棚から取り出したのは箱に包まれたプヤングペタマックスというやつ。

つまりあの頭のおかしい化け物焼きそばだ。

 

実はホットプレートは次の給料日にでも買おうと思っていたオールマイトは予想外のプレゼントにより計画を変更。

購入資金をプヤングペタマックスのカスタムに当てたのだ。

先ずは大量のお湯を沸かせる。

 

「しかし、こうお湯になるのを待ってる時間って暇だよなぁ〜

特にペタマックスとなると二〜三リットルだし

エンデヴァーだったらすぐに沸かせられるから羨ましいな」

 

相変わらず失礼なやつだな。

まぁそんなのは置いといて買い物袋からカスタム用の品を取り出す。

 

「よし沸いたな、ではこれをペタマックスに注いで……此処からはスピード勝負!」

 

予め熱しておいたホットプレートに業務スーパーで購入したラードをたっぷり。

そしてカット野菜の袋を取り出し軽く叩き中の野菜をもう少し小さくし、豚肉と共に炒め始める。

あらかた熱が通るとホットプレートを保温状態にし、ペタマックスのお湯をしっかりと捨てる。

そしてしっかりと湯切りされた麺をホットプレートに投入、箱の隅に残ったかやくもしっかりと箸を使って余すことなくだ。

 

「うおおおおお!!!

TEXAS SMASH(高速混ぜ合わせ)」

 

ホットプレートを高温に設定し、付属のソースを全体的に振り掛け高速でしっかりと掻き混ぜていく。

全体的にソースが回ったのを確認すると保温状態に変えて袋から惣菜を取り出し、それを綺麗に乗せていく。

 

「ふぅ……プヤングペタマックスワンフォーオールの完成だ!」

 

最後に振り掛けを中央にかけて、隅に紅生姜をのせる。

そしてトドメのからしマヨネーズを全体的にまぶして完成したカロリーモンスター。

ただでさえ単品で二日分のカロリーが取れるペタマックスにこれでもかというトッピング。

載せたのは自分が八代目ワンフォーオール継承者なので八種類。

トンカツ、チキンカツ、皮付きポテトフライ、ロースト鴨、エビフライ、カキフライ、メンチカツ、ソーセージ

確実にオーバーキルだ。

 

「フッフッフッ……この無作為なトッピングのチョイス、味の想像が全くつかないな

さながら入学式当日の雄英高校そのものだ」

 

個性、性格、趣味、特技が全く解らないどんな子が入学してくるのか解らない様がこの焼きそばと被る様だ。

コイツ、段々と遠慮無くなってきたな。

 

「では……いただきます!」

 

豪快にチキンカツを掴み上げて麺と一緒に頬張る。

 

「旨い!」

 

シンプルな味のチキンカツに濃い味の麺で最高に旨いそうだ。

どんどんと食べ進めていくオールマイトだが、半分を迎えたあたりで手が止まってしまった。

 

「ぬぐ……ぬぐうぁうがぁ!?」

 

急いで袋からビールを取り出して飲む。

どうやら喉をつまらせたそうだ、危うくNO1ヒーローの死因がプヤングペタマックスワンフォーオールを喉につまらせて窒息となるところだった。

 

「ふぅうううう……ビールと合う!」

 

ようござんすね

それからもガツガツと食べ進めていくオールマイト。

気付けばホットプレートの上には何も無くなっていた。

 

「いやぁ満腹だぁ!

たまにはこんなカスタム飯もいいなぁ!」 

 

デザートとして買っていたカットフルーツをつまみにしながらビールを飲んでいる。

そして窓の外を見ると薄っすらと暗くなってきていた。

 

「もう日没か……」

 

ふと黄昏れてしまう。

その脳裏には懐かしい顔ばかり蘇ってきてしまう。

あのお小言の多い同僚も、面倒を見てくれた師匠も、そして件の宿敵の顔。

 

「ふふっ……随分とセンチメンタルだな私」

 

沈みゆく夕日を眺めながらビールの缶を上げ、あることを祈るのだった。

 

 

 

 

「緑谷少年、諦めるなよ」

 

 

 

弟子が負けない様に。

 

 

 

オールマイト対ペタマックスワンフォーオール

勝者オールマイト

決まり手ビールによる食欲増大




AMビル
オールマイトが住んでいるオンボロアパート
三階建の鉄骨製で一階は店舗になっている
家賃は三万二千円、洗濯機外置き

他のキャラは登場させる?(番外編だけになりますが)

  • 居る(原作死亡キャラ)
  • 居る(向こうでの死亡キャラ)
  • 居らない
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