アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
11月23日。
優之「よし、これで荷造り終わったかな?」
佑美「今日でお別れだね。」
淳一「寂しい気もするけど、楽しかったな。」
時は数ヶ月前に遡る。モロスターアート。
優之「さて、今日も絵を描きまくりますか。」
茂成「そろそろまた個展の話とか来ないかな?」
紫「ねぇ、次の個展はどんなのにする?」
奈々「ん〜。やっぱり前回と同じかな?」
結衣「でも新しいテーマもやってみたいわね。」
紫「例えば?」
結衣「そうねぇ・・・3Dアートとか?」
紫「絵描きの私達に出来そう・・・かな?」
”コンコン”
アトリエにニコが入って来た。
ニコ「失礼します。」
紫「あ!ニコさん!」
ニコ「楽しそうな会話が聞こえましたけど、何のお話をしていたんですか?」
紫「次回の個展のテーマを考えていたんです。結衣ちゃんが3Dアートって言ってて。」
ニコ「それでしたら彫刻家の先生を呼ばなきゃですね。」
結衣「そうですよね。」
奈々「ニコさん、今日はどうされたんですか?」
ニコ「あ、そうでした。優之様。お時間宜しいでしょうか?」
優之「え?俺ですか?」
結衣「もしかして、優之さんの次の個展が決まったとかですか?」
ニコ「いえ、今日は諸星様から重大なお話があるんです。」
優之「重大ですか?」
モロスターアート・応接室。
ニコ「諸星様。優之様をお連れしました。」
優之「どうも諸星様。」
諸星「来てくれてありがとう優之君。座って。」
優之「はい。」
ソファーに座った。ニコは諸星の隣に座る。
優之「諸星様。重大なお話と言うのは?」
諸星「優之君。君の住んでいるシェアハウスなんだけど。」
優之「おあにた荘ですか?」
諸星「実は、彼処の住宅街が今度諸星財閥の都市計画の開発地域になってね。」
ローテーブルに都市計画の資料を置いた。
優之「都市開発ですか?じゃあもしかして、あの辺一帯の住宅街は立ち退きの依頼が来たと?」
諸星「そう。急な話でごめんね。既に諸々の許可を得ているんだ。そして住宅街に住んでいる皆さんには諸星財閥が既に引っ越し先を手配しているから安心して。」
優之「そうなんですか。まぁ良かったです。都市開発って言うと、ビルとか何か建てるんですか?」
諸星「タワーマンションを建てる計画なんだ。彼処は立地も良いし、眺めが良いからね。そして最後の引っ越し先の手配が済んでいないのが君達だよ。」
優之「はあ。それで、俺達の引っ越し先は何処なんですか?」
諸星「ここだよ。」
引っ越し先の物件資料をローテーブルに置いた。
優之「・・・秋葉原駅前南通りの結構デカい邸宅ですね。庭があって日差しも完璧。内装も広い部屋が多いですね。」
諸星「実はここ、嘗て諸星財閥が所有していた邸宅なんだ。」
優之「へぇ〜。・・・え?諸星財閥所有の邸宅?」
諸星「数年前までここで色んなオタクカルチャーを研究する為に使われていたんだ。今は別の場所に移ってるけど、買い手がおらず放置していたから、今回の開発計画を機に優之君に進呈しようと思っていたんだ。」
優之「はぇ〜。でも良いんですか?こんな邸宅俺達が使って。」
諸星「取り壊すより、誰かが使ってくれたら嬉しいからね。家主は諸星財閥が請け負うから、元々あった家電はこっちで修理を行うから心配しないで。それと家賃は今のシェアハウスと同じ値段って事で。」
優之「ありがたいですね。それに、おあにた荘でちょっと困ってたんです。以前買ったドリーム。あれ今度5つ買おうと思ってて。でも置いてある部屋が狭いから不可能だなって。」
諸星「それは良いね。2階の隅に大部屋があるからそこをドリーム専用部屋として使うと良いよ。」
優之「ありがとうございます。あ、引っ越しの話淳一達にも話しておかないと。」
ニコ「いえ、ご心配には及びませんよ。既に他のメイド達が皆さんの元へ伺ってお話を済ませておきました。」
優之「あら判断が早いですね。じゃあ知らなかったのは・・・」
ニコ「優之様だけですね。」
優之「あはは。」
諸星「優之君。シェアハウスを離してしまうのは名残惜しいかも知れないけど。」
優之「そうですね。急な話で驚きました。でも、おあにた荘での思い出はずっと残り続けるものです。新しいシェアハウスでも沢山の思い出を作ります。引っ越しの話、受け取ります。」
諸星「ありがとう。それじゃあ早速手続きをお願い出来るかな?」
優之「はい。」
書類に名前を書いて契約成立。
優之「そう言えばあの辺一帯の土地の買取額はどうだったんですか?」
諸星「結構高値だったよ。その一部を真奈美さんに渡してあるから。」
そして現在。
真吾「新しいシェアハウス、内見したけど凄く広かったね。」
康介「そうだね。新しい命が誕生するから広い方が良いよね。」
彩乃「うふふ。この子も喜んでくれると思います。」
今彩乃のお腹には、新しい命が宿っている。
悠里「この前断念したドリームの3台買えるね。」
樹々「うん。皆で楽しめる。」
有香奈「それに部屋が広いし、色々捗りそうね。」
舞「しかもピアノ部屋、椅子とかもあるから皆に聴かせれるよ。」
真奈美「あ、引っ越し業者が来たわ。」
諸星が手配した引っ越し業者が荷物を次々とトラックに詰める。
優之「おあにた荘を見るの、これで最後か。」
淳一「楽しかったな〜。でも新しいシェアハウスも楽しめそうだ。」
真奈美「そうだわ!最後に記念写真を撮りましょう!」
彩乃「良いですね!」
真奈美「引っ越し屋さんすみませーん!」
引っ越し業者の方にカメラを持たせ、おあにた荘との集合写真を撮って貰った。
そして新しいシェアハウス。
優之「広いな〜やっぱ。」
佑美「ガレージも広いし、車とバイクが余裕で収納出来る!」
淳一「俺達の広い部屋!」
有香奈「コスプレ衣装の試着室!」
舞「ピアノ部屋!」
真奈美「広いダイニングキッチン!」
真吾「ドリーム専用ルーム!」
各々が荷物を出し終えた。
優之「ふぅ〜。終わった終わった。ウルトラアーツが増え続けるからまた新しい棚を買わないとだな。」
淳一「皆見てくれー!」
全員「ん?」
淳一「ババーン!」
取り出したのは、新しいWi-Fiルーター。
優之「デカッ!それルーター?」
淳一「そう!tp-linkのBE24000 クアッドバンドWi-Fi 7ルーター!引っ越しの話が来たから買ってとっておいたんだ!」
康介「思い切ったね。ここインターネット繋がってるんだっけ?」
樹々「うん。モロスターテクノロジーが既に繋いでくれているみたい。」
淳一「よっしゃ!早速設定設定♪」
最新ルーターの接続設定を始める。
真奈美「皆ー!ご飯出来たわよー!」
悠里「引っ越して初めてのご飯だね。」
淳一「設定完了!」
引っ越して初めての夕飯は、カレー鍋。
淳一「うっひょー美味そう!」
優之「あ〜、カレーの良い匂い〜。」
真奈美「思い切って食材を高級な物にしてみましたー!あ、彩乃ちゃんは妊婦さんだからこれ食べてね。」
妊婦に良い料理を出した。
彩乃「ありがとうございます。」
真奈美「それでは!」
全員「頂きます!」
引っ越し初の夕飯を食べる。
優之「あ〜あったまる〜。」
佑美「ここ、全面床暖房なんだね。冬でも温かいし、寒さに困らないね。」
康介「それに壁が全部防音素材を使ってるし、窓も三重だから音漏れも気にしなくて済む。」
淳一「そうそう、荷物整理した後歩いてみたんだけど、ここから秋葉原駅まで何と3分!」
優之「近くなったな〜。おあにた荘の時は徒歩10分ぐらいだったけど。」
樹々「大荷物を余裕で運べる距離になった。」
彩乃「真奈美さん。元のシェアハウスが無くなって寂しいですか?」
真奈美「そうねぇ。内心は寂しい気持ちでいっぱいよ。でもおあにた荘での思い出はずっと記憶に残るわ。それに、アルバムも色々あるからこれで想いを馳せるわ。」
彩乃「うふふ。そうですね。」
有香奈「そうだわ。このシェアハウスの名前はどうなったのかしら?」
真奈美「資料だと、元諸星カルチャー研究所って名前になってたけど。」
淳一「フッフッフ。こんな事もあろうかと、俺が密かに名前を考えてきたんだ。」
佑美「お!どんな名前にしたの?」
淳一「その名も・・・くおたハウス!」
優之「くおた?オタクを逆さに読んだだけか。」
淳一「地味だが呼び易い。そして俺達はオタクの集まりだからな。」
真奈美「良いわね。くおたハウス。」
夕飯後。引っ越し後初のアニメ鑑賞。今日は機動戦士ガンダムSEED FREEDOM。
淳一「FREEDOM ZERO楽しみだなぁ。」
康介「劇場か配信か放送かどれだろうね?」
淳一「あ、そうだった。作り途中のデスティニーSPECⅡ。これ見た後完成させなきゃ。」
新しいシェアハウス・くおたハウスでの生活が始まった。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
三峯悠里:近藤玲奈
竹下有香奈:大西沙織
松浦康介:寺島拓篤
新田樹々:佐藤亜美菜
三峯舞:大空直美
愛川佑美:伊藤美来
松浦彩乃:佐藤聡美
愛川真吾:長谷川育美
畦間茂成:上村祐翔
宗像紫:礒部花凜
日野結衣:堀内まり菜
坪川奈々:熊田茜音
諸星志揮:???
ニコ:???
東山真奈美:後藤邑子
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