アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
3月某日。東京電機大学の卒業式。
優之「淳一。皆。卒業おめでとう!」
淳一「いやぁ〜どうもどうも〜!」
圭一「ようやく俺達も社会人の1人になれるな!」
真知子「でも私達は同じ職場で働くからずっと一緒だけどね。」
佑美「諸星財閥のオタクカルチャー研究所だもんね。楽しそう。」
祐規「来てくれたのは4人だけなの?」
真吾「うん。悠里お姉ちゃん達は有香奈お姉ちゃんの卒業式へ行ってるよ。」
康介「向こうも卒業式だから女性陣はあっちだよ。」
文典「そっか。有香奈さんは東大生でしたもんね。」
雅美「茂成は早稲田だっけ?」
優之「竜司達の卒業式だからな。」
淳一「お。おーいお2人さーん!」
そこに光雄と里香が通り掛かった。
光雄「よう諸君。」
里香「卒業おめでとう。」
淳一「おいおい。お互い様だろ?」
優之「この2人って・・・」
淳一「田澤光雄と江角里香。以前モロスターTVの生放送で出会っただろ?」
優之「あー。確かデート中に色々やらかした・・・」
あの時の記憶を掘り返され、光雄がズーンとなった。
光雄「や・・・止めて・・・俺の黒歴史掘り返さないで・・・」
里香「よしよし。」
圭一「今はもうすっかり俺達の仲になってるからあんまり昔の事は言わんでくれ。」
優之「それはごめん。」
佑美「そう言えば、もう1人居なかったけ?あの転売してた・・・」
光雄「西宮の事ですか?アイツはもう色々借金抱えて大学辞めて家族から勘当され今もバイト三昧みたいですよ。」
里香「転売ヤーに相応しい末路ね。」
真吾「お兄ちゃんとお姉ちゃんは卒業したらどんな仕事するの?」
光雄「俺達は平塚製菓で働くんだ。」
里香「2人で美味しいお菓子を企画したいって話し合ったんだよね。」
東京大学。
有香奈「遂に卒業したね。」
深雪「もう寂しいよぉ〜!有香奈と離れ離れになるなんて〜!」
泣きながら有香奈に抱き付く。
有香奈「もう泣かないの。プライベートでいつでも会えるじゃない。」
悠里「本当に深雪さんは有香奈さんが好きなんだね。」
樹々「親友の宿命。」
舞「深雪お姉ちゃんはお医者さん?」
深雪「そうだよ!お姉ちゃんは将来、お父さんみたいな立派なお医者さんになるの!だから頑張るから応援してね!」
舞「うん!」
真奈美「2人共。卒業おめでとう。有香奈ちゃんはコスプレイヤーとして本格的に活動出来るわね。」
彩乃「イベントがあったら招待して下さいね。」
有香奈「勿論です!彩乃さん、そろそろ臨月じゃないですか?」
彩乃「はい。4月頃に生まれます。」
早稲田大学・卒業式。
竜司「やったぜ茂成!」
麗子「無事卒業出来たよ!」
恵里佳「これで社会人の仲間入りだね!」
茂成「おめでとう皆。早いもんだな。お前らが卒業するなんて。」
竜司「本当はお前と一緒に卒業したかったけど、今更あーだこーだ言っても遅いか。これで俺達はFriendly Fortuneを本格的にスタートするぜ!まずは投稿頻度を毎秒に・・・」
茂成・麗子・恵里佳「無理無理無理無理!!」
恵里佳「毎秒に投稿ってザ・ワールドで動画撮ろうとしてるの!?」
麗子「せめて3日か1週間程度にしてよ!」
茂成「俺達の体力が持たねえよ!」
竜司「と言うギャグを入れてみました〜。」
茂成・麗子・恵里佳「ギャグには聞こえねぇ・・・」
竜司「・・・今頃アイツらどうしてるだろうな〜。」
茂成「優之達の事か?」
竜司「じゃなくて。中学の時のアイツらさ。」
麗子「聞きたくないわ。私にとっての特級呪物な連中だもん。」
竜司「すっごい拒絶発言・・・」
茂成「まあそこら辺は知らないでおこう・・・」
恵里佳「でもまあ、私達はこうして卒業出来たんだし。新しい生活が始まると思うとワクワクするわね。」
竜司「だな。改めて宜しくな!皆!」
茂成「ああ!」
麗子・恵里佳「うん!」
くおたハウス。帰って来た皆だが、淳一はソワソワしている。
淳一「遅いなぁ。」
優之「ご家族の皆が今日来るっけ?」
淳一「ああ。LINEで住所を完璧に伝えたからそろそろだと思うけど・・・」
”ピンポーン”
淳一「お!」
真奈美「はーい。」
玄関のドアを開ける。
麻美「あ。こんにちは。初めまして。」
真奈美「お待ちしておりました。どうぞ上がって下さい。」
日高家の皆さんがやって来た。
リビング。
淳一「麻美!」
麻美「お兄ちゃん!久し振り!」
再会した兄妹がハイタッチする。
淳一「久し振りだな麻美!前より美人になってないか?」
麻美「あ分かる?」
淳一「母さんも父さんも祖母ちゃんも久し振り!」
淳一の母「久し振りね淳一。」
淳一の父「また会えたな。息子。」
淳一の祖母「元気してたかい?」
淳一「伯父さんも伯母さんも元気してた?」
淳一の伯父「ああ。この通りピンピンしてる!」
淳一の伯母「久し振りに会えて嬉しいわ〜!」
淳一「皆紹介しよう。妹の麻美。母の紅葉。父の春雄。祖母の郁江。伯父の洋二さんと伯母の七重さんだ。」
真奈美「初めまして。くおたハウスの大家の東山真奈美です。」
全員が日高一家に自己紹介をした。
そして。淳一と有香奈の卒業記念パーティーが開かれた。
淳一「ゴクゴクゴクゴク!」
ビールを豪快に飲む。
淳一「クゥ〜!旨い!」
有香奈「ごくごくごくごく。」
チューハイをゆっくり飲む。
有香奈「卒業後のチューハイって美味しいわね〜。」
優之「来月から淳一は諸星財閥のオタクカルチャー研究所の職員で、有香奈さんは本格的なコスプレイヤー活動を始めるのか。」
有香奈「ええ!これで憧れのKeiさんとコラボも間違いなしだわ!」
佑美「念願が叶いそうだね。近い内に。」
麻美「お兄ちゃんの卒業式素敵だったよ。終わった後荷物整理で帰っちゃったけど。」
淳一「いいんだよ。お前が来てくれただけで嬉しかったぜ。」
郁江「東京初めて来たけど、本当に素敵な街だねぇ。」
淳一「そうだろ祖母ちゃん?まさに花の都だぜ東京は!」
洋二「東京なんて、俺が高校の時の修学旅行以来だよ。」
七重「そして淳一。あなた凄いシェアハウスに住んでるのね。確か前のシェアハウスから引っ越したんだっけ?」
淳一「ああ。諸星財閥が都市開発として俺達の地域を選んだんだ。んで元々ここは、諸星財閥がオタクカルチャーを研究する為に建てられた施設だったんだけど、改築してシェアハウスになってるんだ。ここに住めるようになったのも、ここにいる優之のお陰さ。」
優之「いや〜俺はただ諸星様の絵を描いてあげただけなんだけどな〜。」
麻美「諸星様の絵?どう言う事?」
淳一「優之はな。諸星様と奥様のニコさんの絵を描いたんだ。その絵と才能が諸星様に気に入られてモロスターアートにコイツはスカウトされたんだ。」
麻美「モロスターアートにスカウト!?凄い!」
優之「あ、あはは・・・」
淳一「それが縁になって、こうやって立派なシェアハウスに引っ越せるようになったんだ。」
紅葉「あなたは本当、不思議な人生を送れるようになったわね。」
春雄「自分のやりたい事に全力になって何よりだな。父さん嬉しいぞ。」
悠里「麻美ちゃんは諸星総合病院のお医者さんになるの?」
麻美「いえ、看護婦です。色んな患者さんに寄り添って元気を与えてあげたいんです。」
有香奈「素敵ね〜。」
康介「そうだ。遺産の事で話してた従兄弟夫婦は今どうしているんだい?」
淳一「いや、聞いてないな〜。伯父さん達は何か聞いてる?」
洋二「あ〜あの2人か。最近新情報が入ってな。」
淳一「どんな?」
七重「あの2人、どうやら去年上京したみたいよ。」
淳一「上京!?何でぇ!?」
麻美「聞くところによると、お兄ちゃんを追ってたみたい。」
淳一「まさか残った祖父ちゃんの端金の遺産を使って?」
麻美「遺産は使い果たされちゃって、借金して上京したみたい。」
淳一「まさか俺をターゲットにして上京するなんて。」
七重「でもその後が大変だったみたい。あの2人、事故死したみたいなの。」
淳一「え?」
春雄「去年の4月頃だったな。お前を追って上京した後、飲酒運転で大型トラックに衝突して即死だったって。死亡した後、我が家に警視庁から電話が来て大慌てだったぞ。」
淳一「大型トラックに衝突・・・あ!」
すると淳一が、あるニュースを思い出した。
それは、去年の春頃の事だった。転売を繰り返す元同級生の西宮の対応について会議をしていた時。
ニュースキャスター『東京都品川区で1台の乗用車が大型トラックと正面衝突する事故が起きました。乗用車を運転していた夫婦が病院に搬送されましたがその後死亡が確認されました。運転していた男性からアルコールが検出された為、警察が飲酒運転だと見て詳しく調べています。』
淳一『大型トラックに衝突して死亡するなんて怖いな〜。交通事故は身近に潜んでるからな。』
優之『しかも飲酒運転して死ぬなんてバカだなぁ。』
ニュースで流れた交通事故。
そして現在に至る。
淳一「あの時のニュースの死亡した夫婦ってあの2人だったのか!」
紅葉「それで目撃者によると、死ぬ間際の彼の声を聞いたのよ『遺産遺産』って。彼女の方は『死にたくない』って。」
淳一「そっか・・・」
洋二「俺達や父さんを見下した天罰を受けたんだろう。葬式はこっちでやっておいたから。」
淳一「恨みを抱えたまま死ぬなんて哀れだな。でも、未練を残して俺に憑依したら怖いなぁ。」
優之「なんなら俺が諸星様に頼んで凄腕の霊媒師紹介しようか?」
淳一「いやそこまでしなくても・・・そうだ祖母ちゃん。一緒に上京して良かったの?亡くなった祖父ちゃんと離れ離れになるの嫌じゃなかった?」
郁江「最初はそう思っていたわ。でも、いつまでも亡くなった主人を思い続けると主人が悲しむからね。だから一緒に東京へお引っ越ししたの。でもお墓は東京に移す手続きをしてあるから心配しないでね。淳一もお祖父ちゃんに会いたくなったらいつでも会いに行ってあげてね。」
淳一「そっか。ありがとう祖母ちゃん。麻美、遺産はまだ残ってるのか?」
麻美「勿論!上京費や諸々の費用は私が出してあげたけどまだたんまり残ってるよ!残ってる遺産は有意義に使わないとね!」
淳一「それを聞いて安心した。なぁ、今日泊まっていくか?」
麻美「いいの!?」
淳一「久し振りに家族と過ごしたいからさ。」
春雄「そうだな。淳一の言葉に甘えるか。」
紅葉「そうね。」
洋二「東京での話を色々聞きたい!」
七重「今流行りの物とか知りたい!」
郁江「ウフフ。」
優之「凄い良い家族だな。」
佑美「だね。私達と同じ。」
卒業した淳一と有香奈。淳一は久し振りに家族と過ごした。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
三峯悠里:近藤玲奈
竹下有香奈:大西沙織
松浦康介:寺島拓篤
新田樹々:佐藤亜美菜
三峯舞:大空直美
愛川佑美:伊藤美来
松浦彩乃:佐藤聡美
愛川真吾:長谷川育美
日高麻美:高田憂希
日高紅葉:高垣彩陽
日高春雄:小野大輔
日高洋二:山本祥太
日高七重:衣川里佳
日高郁江:仲村かおり
三枝深雪:尾崎由香
横沢圭一:狩野翔
小野雅美:和多田美咲
曽根川祐規:小林大紀
瀧本文典:諸星すみれ
古川真知子:M・A・O
田澤光雄:梅田修一朗
江角里香:菱川花菜
畦間茂成:上村祐翔
楠竜司:岡本信彦
久住麗子:伊藤彩沙
宮園恵里佳:上坂すみれ
東山真奈美:後藤邑子
どっちが好き?
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