アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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110話・特別講師

4月16日。東京都某所。

 

優之「おお・・・!」

 

茂成「ほへぇ・・・!」

 

この日。優之と茂成は、とある学校の前に立っていた。

 

優之「ここが私立星名学園か。」

 

茂成「モロスター学園の姉妹校の女子校。紫達が在籍している名門校。」

 

優之「多くの科目があるって聞くし。」

 

ニコ「お2人共。ようこそ私立星名学園へ。」

 

学園長のニコが迎えに来てくれた。

 

優之「どうもニコさん。スーツ姿似合ってますね。」

 

茂成「ニコさんからこの学校の特別講師を急遽依頼された時はビックリしましたよ。」

 

ニコ「お話は移動しながらお話します。ご案内します。」

 

 

 

 

星名学園・廊下。

 

優之「授業中ですね。」

 

ニコ「ここは普通科の教室棟です。」

 

茂成「他にも教室棟が?」

 

ニコ「はい。国際。理数。農業。工業。商業。看護。芸術。芸能。そして普通と9科目の教室棟があります。」

 

優之「多いなぁ。にしても女子校、俺初めて来たな。」

 

茂成「俺も同じだよ。そもそもニコさん、この学校はどうしてモロスター学園の姉妹校なんですか?」

 

ニコ「この学校は元々私の母が学園長を務めていたんです。ですが20年前に入学生徒が激減した事で閉鎖の危機に追い込まれました。」

 

 

 

 

星名学園・渡り廊下。

 

優之「それからどうなったんですか?」

 

ニコ「その危機を救ったのが諸星様なんです。諸星様が星名学園に多額の寄付をして下さり、モロスター学園の姉妹校としてこの星名を存続出来たんです。」

 

茂成「そうだったんですか。それで今、ニコさんが学園長を拝命していると。」

 

ニコ「はい。母の意志を受け継ぎ学園長として日々生徒さん達を守っています。」

 

優之「ほほう。それでニコさん、俺達を特別講師を依頼した理由は?」

 

ニコ「実はモロスターアートやモロダスト、モロスターアスリート等に所属しているアーティストや選手の皆さんには、諸星財閥が運営しているモロスター学園と姉妹校の星名学園、更には諸星財閥が寄付している学校の生徒さん達とのコミュニケーションや目標を立たせる為に実施しているプロジェクトなんです。」

 

優之「んで、それをやっと俺達にやって来たって訳ですか。」

 

茂成「随分時間掛かりましたね。俺も何気に初めてです。」

 

ニコ「着きましたよ。ここが芸術科の教室棟です。」

 

芸術科の教室棟に到着した。

 

 

 

 

 

 

芸術科の教室棟にあるアトリエに案内された。

 

ニコ「ではお2人はここで少々待っていて下さい。」

 

そう言うとニコはアトリエを出た。

 

優之「ここで待てば、生徒さん達が来るかな。」

 

茂成「んじゃ、気長に待つとしますか。」

 

優之「にしてもここのアトリエ、生徒さん達の絵の作品があるな。」

 

茂成「上に飾られてるのは卒業生さんの作品かな?」

 

優之「それに、ここからだと外の景色が壮大だなぁ。」

 

茂成「町が一望出来るなんてな。そう言やお前、生徒さんに与える授業の課題とか考えてるか?」

 

優之「当たり前だろ。お前の方は?」

 

茂成「勿論バッチリだとも。」

 

???「あ!優之さんと茂成さん!」

 

優之・茂成「ん?」

 

そこに紫達のクラスがアトリエに入って来た。

 

優之「お、来たな。」

 

奈々「2人が私達の特別講師なんですね。」

 

茂成「急遽依頼されてね。」

 

クラスメートA「この2人が紫達と同じアトリエに所属してる?」

 

紫「そうだよ!愛川優之さんと畦間茂成さんだよ!」

 

クラスメートB「凄く格好良いね!」

 

クラスメートC「しかも家庭持ちなんでしょ?憧れちゃうな〜。」

 

 

 

 

 

 

アトリエに担任が入って来て、特別授業が始まった。

 

担任「皆さん、今日は特別講師の愛川優之さんと畦間茂成さんです。」

 

優之「こんにちは。」

 

茂成「初めまして。」

 

担任「お2人はモロスターアートで活躍するアーティストです。今日はお2人が皆さんに課題を持って来ました。では愛川先生、畦間先生。宜しくお願いします。」

 

優之「はい。それでは皆さん、今日は我々から皆さんに課題を与えます。2枚のキャンバスにそれぞれ1枚ずつ描いて下さい。まず愛川先生からは、創作イラスト。」

 

茂成「そして畦間先生からは、思い出の場所を与えます。」

 

クラスメートD「あの、創作イラストは具体的にどんな絵なんですか?」

 

優之「簡単に言いますと、自分が好きな絵、好きなキャラクターでも構いません。そのキャラクターに色々アレンジなどを加える事です。」

 

クラスメートE「思い出の場所は、自分が一番思い入れのある観光地でも良いんですか?」

 

茂成「勿論。自分が好きな観光地や好きな場所。更には好きな世界を描いても構いません。我々がアドバイスなどをしますのでご安心下さい。どんな作品が仕上がるのか楽しみです。では始めて下さい。」

 

生徒達がキャンバスに絵を描き始める。

 

優之(皆どんな絵に仕上がるんだろう?)

 

茂成(好きな物を描くとなると皆早いな。)

 

結衣「愛川先生。ここはどんな風に描けば魅力が湧きますか?」

 

優之「あーここはね。ここを・・・」

 

奈々「畦間先生。好きな場所を描く際に人物とか描いた方がいいですか?」

 

茂成「そうですね。観光に来た人とかその町の住人とかを描けばより絵が際立つと思いますよ。」

 

紫「う〜ん・・・」

 

優之「ん?宗像さんどうされました?」

 

紫「私を描いているんですが、創作過ぎて・・・」

 

優之「ん?え?」

 

その絵は、紫がピカソっぽく描かれていた。

 

優之「ピ、ピカソ・・・ど、独特過ぎてシュールですね・・・で、でも良い感じですよ?創作に正解不正解はありませんから。」

 

紫「ありがとうございます。」

 

優之(まさか紫がピカソっぽいの描くとは・・・茜と同じなのか・・・?)

 

 

 

 

 

 

生徒達の絵が完成した。

 

優之「皆さんとても良い作品ですね。」

 

茂成「創作イラストも思い出の場所も申し分ないです。」

 

優之「そして私から皆さんに質問があります。皆さんはこの星名学園の芸術科に在籍している3年生、つまり受験生です。皆さんは将来どんな仕事やどんな大学に入りたいんですか?」

 

紫「私達は東京藝術大学に入ってもっと絵を極めたいです。」

 

クラスメートA「私は父が彫刻家なので、父と同じ彫刻家になりたいです。」

 

次々と生徒達から将来何処に行くかを聞いた。

 

クラスメートB「私から質問良いですか?」

 

優之・茂成「ん?」

 

クラスメートB「先生はどうして絵描きになったんですか?」

 

優之「良い質問ですね。私の母は画家でずっと絵を描いていました。私はそんな母に憧れて絵を描き始めました。そして描いた絵を見て物足りないと感じて創作イラストを始めたんです。そして今はこうしてモロスターアートで日々創作イラストを描き続けています。」

 

茂成「私は中学の時にイラスト部に入って絵を描いていました。その経験を活かして描き続けた結果、モロスターアートにスカウトされ愛川先生と切磋琢磨して描き続けています。」

 

優之「皆さんには色んな苦難や挫折があるかもですが、それを糧に邁進すればチャンスを掴む事が出来ます。皆さん、頑張って行きましょう!」

 

生徒達「はい!」

 

茂成「お前急に熱血教師みたいな演説したな。」

 

優之「うん、やり過ぎた。」

 

生徒達「あはははは!」

 

 

 

 

 

 

4月17日・モロスターアート。

 

優之「ふぅ〜。」

 

茂成「特別講師やってみたけど、意外と緊張するもんだな。」

 

優之「これから慣れる為に教育実習でもやっとく?」

 

茂成「美術専門ならな。」

 

紫「2人共おはよ〜!」

 

優之「おっす。」

 

結衣「昨日の特別講師お疲れ様でした。」

 

茂成「ああ。ありがとう。」

 

奈々「どうでしたか?初めての特別講師は。」

 

優之「俺は普段絵を描いたりSNSに絵を届ける特撮オタクなんだけどな。」

 

茂成「俺なんてただただYouTubeでゲーム実況を投稿してるゲーマーなんだけどな。」

 

梢「お疲れのようですね。」

 

優之「けど、これも人生経験の1つだ。楽しめたよ。」

 

紫「良かった!次の特別講師頑張ってね!」

 

優之・茂成「いや早いな・・・」

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      畦間茂成:上村祐翔

       宗像紫:礒部花凜
      日野結衣:堀内まり菜
      坪川奈々:熊田茜音
        橘梢:井上ほの花

    クラスメート:月村あさみ
           伊香綾野
           音海奈々

        ニコ:???

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