アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
11月23日。東京駅。
優之「・・・・・・」
この日優之は誰かと待ち合わせしている。
優之「お?」
そこに1台の車が停まり、車からポシェットを持った姪の双葉が降りた。
双葉「あ!」
優之を見付けた双葉が優之に向かって走り、彼に抱き付いた。
双葉「お待たせ叔父ちゃん!」
優之「双葉。朝から元気だな。」
双葉「だって久し振りに叔父ちゃんと遊べるから楽しみで!」
優之「嬉しいね。」
冴子「優之。」
車の窓が開き、冴子が顔を出した。
優之「姉さん。」
冴子「今日は双葉を宜しくね。」
優之「結月は?」
冴子「お父さん達が預かってくれてるわ。」
優之「なら安心だ。まさか夫婦揃って休日出勤だなんて大丈夫?」
冴子「大丈夫よ。夫婦揃って午前だけだから。それに今日は時給が上がるから。」
優之「そっか。早く行かないと遅刻するぞ?」
冴子「あ、そうだったわ。じゃあ双葉、叔父ちゃんと楽しんでいらっしゃい。」
双葉「はーい!」
冴子「優之。頼むわね。」
優之「ああ。」
冴子は車を走らせSKY ANGLEへ出勤する。
優之「さて双葉、今日は何処へ遊びに行きたい?」
双葉「色々!」
山手線の外回りに乗って出掛ける。
双葉「ずっと結月のお世話していたから、遊びに行く時間が無かったから。」
優之「何だろう?子育てに苦労してるお母さんみたいな台詞だな。でも双葉、結月と楽しく遊んでるって姉さん話してたぞ?」
双葉「それは嘘は無いよ。だって私の大事な可愛い妹だもん!大きくなったら彼氏さんを見極めたいし!」
優之「もう小姑モードに入ってるな。」
双葉「叔父ちゃんはどお?真吾と仲良くやってる?」
優之「ああ。ってか俺より佑美さんの方が真吾を可愛がってるよ。」
双葉「叔母ちゃんが?」
優之「ああ。凄いんだよ?特撮物を凄く布教してるんだ。真吾もそれに興味湧いてね。」
双葉「おぉ〜。」
浜町駅に降りて、東京タワーに昇った。
双葉「凄ーい!」
今日は天気が良い為、富士山がよく見える。
優之「今日は富士山が良く見えるな〜。」
双葉「私富士山登ってみたいな〜。」
優之「俺佑美さんとここで初デートで訪れたな。」
双葉「え?そうなの?」
優之「まだ結婚前に訪れてね。その後に横浜とか回ったな。」
双葉「横浜かぁ〜。今度行ってみたいな〜。」
優之「今度お母さんかお父さんに相談してみたら?」
双葉「そうだね。」
原宿。
優之「やっぱ原宿は賑やかだな。」
双葉「さてさて?どんなグルメが人気なのかな〜?」
優之「あんまり食べると腹一杯になるぞ。」
早速クレープを食べる。
双葉「ん〜!美味しい〜!やっぱり原宿のクレープは美味しいね!」
優之「異論無し。」
表参道にあるSweet Check。
双葉「わぁ〜!」
カマンベールチーズぱっかーんハンバーグオムライス。ナイフで切るとチーズがとろーりとなってる。
双葉「ん〜!チーズとハンバーグが美味しい〜!オムライスも!」
優之「あ〜。とろーりとしたチーズの酸味と卵のふわふわとした食感。ハンバーグの肉汁とデミグラスが絶妙な良い味を出してて美味い!」
双葉「やっぱりここでも食レポは欠かせないんだね・・・」
昼食を食べた後。
双葉「さてさて?次は何を食べよっかな〜?」
優之「まだ食べるの?」
???「あ、そこのお嬢さーん!」
双葉「ん?」
優之「何だ?」
そこに1人の男性が双葉に声を掛けた。
男性「すみません。ちょっとお話し宜しいですか?」
双葉「え?私?」
男性「あ、お父さんですか?」
優之「いえ。この子の叔父です。」
男性「あ、そうでしたか。すみません。」
優之「失礼ですが、あなたは?」
男性「あ、すみません。私こう言う者です。」
1枚の名刺を優之に渡した。
優之「・・・え!?モロダストの映画監督!?」
双葉「映画監督?それって映画を作る偉い人だよね?」
映画監督「そうです。実は今度私の新作映画を制作する事になりまして。キャストは殆ど決まっているんですが、主役の子役が決まらなくてですね。そこでお嬢さんを見てこれだ!って思って。どうかな?やってみないかい?」
双葉「でも私、演技とか出来るのかな・・・?」
映画監督「大丈夫です。私が腕の良い演技の先生を手配します。どうです?やってみます?」
双葉「・・・叔父ちゃん、私やっても良いのかな?」
優之「う〜ん。こう言う時はお母さんに相談してみたらどうかな?」
双葉「お母さんに?」
優之「ちょっと待ってろ?」
スマホを出して、姉の冴子に電話してみる。
優之「あ、姉さん?実は双葉がスカウトされて。そう。映画の主役の子役に。」
双葉・映画監督「・・・・」
優之「分かった。双葉、お母さんが双葉に代わってくれって。」
双葉「うん。」
すぐに代わり、母と通話する。
双葉「もしもしお母さん?」
冴子『双葉。あなたはどうしたい?』
双葉「え?私は・・・」
冴子『スカウトなんて滅多に無いチャンスなのよ?やるかやらないかはあなたの自由よ。私はあなたの意思を尊重するわ。』
双葉「・・・うん!私やってみたい!映画に出てみたい!お母さん、やってみても良い?」
冴子『そう。双葉ならそう言うと思ったわ。良いわよ。思いっきり楽しんでみなさい。』
双葉「ありがとうお母さん!あ、叔父ちゃんに代わるね。」
冴子『は〜い。』
スマホを優之に返した。
優之「もしもし姉さん。」
双葉「監督!私やってみます!やらせて下さい!」
映画監督「ありがとうございます!」
話を終えて映画監督と別れた。
双葉「私が映画に出るなんて信じられないよ・・・」
優之「人生は何が起こるか分からないからな。そうだ双葉。彼処行ってみないか?」
双葉「え?何処?」
優之「明治神宮。」
原宿にある明治神宮。大都会の中で自然に溢れるパワースポット。
双葉「ここ凄いよね。東京なのに自然が溢れてる。」
優之「だろ?ここ俺のお気に入りなんだ。」
外苑。
双葉「う〜ん。癒されるね〜。」
優之「あ〜。外苑はやっぱエエな〜。」
本殿でお参りをする。
優之・双葉「・・・・・・」
お参りを済ませた後、山手線の外回りに乗る。
優之「双葉、何を願ったんだ?」
双葉「んっとね〜。楽しく遊ぶ事かな?叔父ちゃんは?」
優之「俺はね〜。モロスターアートで人気者になりたい。」
双葉「叔父ちゃん元々人気者じゃないの?」
優之「その上を目指すんだ。モロスターアートで超人気の画家になるのが俺の願いだ。」
双葉「そっか。頑張ってね!」
豊島区立南池袋公園のベンチに座って休憩する。
優之「双葉。ジュース飲むか?」
買って来たジュースを双葉に差し出す。
双葉「ありがと!」
受け取ったジュースを飲む。
双葉「美味しい〜。」
優之「そう言や双葉。学校はどうよ?楽しいか?」
双葉「うん!友達が多くて楽しいよ!」
優之「真吾とも仲良くやってる?」
双葉「仲良しだよ!この前ドッジボールで一緒に勝ったんだよ!」
優之「それは何よりだ。」
???「ワンワン!」
双葉「わっ!?」
優之「ん!?」
突然1匹の子犬が双葉の膝の上に乗った。
双葉「ワンちゃんだ!」
優之「ポメラニアン!?何で双葉に!?」
???「マローン!」
優之「え?」
走って来た女性を見て優之が驚いた。
優之「遥香!」
遥香「あ!優之さん!双葉ちゃんも!」
それは、悠里の親友の矢口遥香だった。
双葉「茜お姉ちゃんと美佳子お姉ちゃんもいるよ!」
遥香の後ろに茜と美佳子が立っていた。
双葉「こんにちは遥香お姉ちゃん!」
遥香「こんにちは双葉ちゃん。マロンがごめんね。」
双葉の膝に乗ってるマロンを抱える。
優之「この子、遥香の飼い犬か?」
遥香「そう!マロンだよ!可愛いでしょ?」
マロン「ワン!」
優之「撫でても良い?」
遥香「どうぞ〜!」
マロンを撫でてみる。
優之「うわぁ〜もふもふ〜。」
双葉「本当!?私も撫でたい!」
今度は双葉もマロンを撫でてみる。
双葉「わぁ〜!もふもふでふわふわ〜!枕みた〜い!」
マロン「ワン!」
遥香「わっ!」
突然マロンが遥香の腕から飛び出して地面に着地。
マロン「ワン!」
そして双葉を見て1回吠えた。
双葉「ん?」
優之「一緒に遊びたいって言ってそうだな。」
双葉「叔父ちゃん、マロンちゃんと遊んで良い?」
優之「ああ。思う存分遊んで来い。」
双葉「遥香お姉ちゃん!一緒に遊びたい!」
遥香「分かった!それじゃあレッツゴー!」
双葉は遥香達3人とマロンと一緒に遊ぶ。優之はベンチで遥香達と遊ぶ双葉を見守る。
午後4時。
優之「お?」
遊び終えた双葉が遥香達を連れて戻って来た。
優之「楽しかったか?」
双葉「あのね、マロンが可愛かった。」
優之「それは同意見。」
美佳子「マロンったら双葉ちゃんにずっと懐いてたんだよ?」
茜「双葉ちゃんとマロン、とても癒される光景でした。」
優之「双葉お前、マロンを手懐けたな?」
双葉「へへ〜ん!」
マロンは双葉の頬を舐めてる。
遥香「それじゃあね!」
茜「さようなら!」
美佳子「またね!」
双葉「バイバーイ!」
3人と別れた。
優之「さて双葉。そろそろ帰ろっか。」
双葉「うん!」
山手線の外回りに乗車。
双葉「・・・・・・・」
車内で双葉が優之に寄り掛かってぐっすり眠ってる。
優之「疲れて眠っちゃったか。久し振りに双葉と一緒に遊べて楽しかった。」
”LINE!”
優之「ん?母さんからだ。」
母・翠からLINEが来た。
優之「およ?」
1枚の写真が送られた。宗太郎が結月にデレデレな写真だった。
優之「親父は本当、孫に甘いんだから・・・」
写真に優之は苦笑いした。
優之「まぁ本人が楽しそうならそれで良いか。・・・今度は家族皆で旅行行きたいな。」
姪の双葉と楽しく遊んだ1日であった。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
嶋村双葉:久野美咲
嶋村冴子:友永朱音
矢口遥香:若松来海
石原茜:大和田仁美
赤坂美佳子:黒木ほの香
映画監督:田中進太郎
どっちが好き?
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