アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
12月9日。杉原カンパニー。
悟「ただいま戻りました。」
部長「広瀬君。どうだったかな?」
悟「無事契約取れました。」
部長「おお流石だ!流石若きエースだな!」
悟「そんな大袈裟ですよ。」
部長「それじゃあ早速見積もりを詰めてくれ。」
悟「はい!」
デスクに戻って見積書を詰めていると。
”LINE!”
悟「ん?兄貴から?」
兄の恵からLINEが来た。
悟「・・・はい?」
裕樹「ん?どうしたの悟君?」
先輩で幼馴染みの優之の義兄の裕樹が声を掛けた。
悟「兄貴からデートのお誘い・・・」
裕樹「ああKeiさんから?」
悟「俺ら兄弟なのにデートって何だよ・・・しかも明日って・・・」
裕樹「それ程悟君が大事なんじゃないかな?」
悟「裕樹先輩、ウチの兄貴を姉貴だと思って言ってません?」
裕樹「あれ?バレちゃった?」
悟「今は返事より見積書の作成です。」
契約の見積書を作成する。
夜。広瀬家。
芹香「え?デート?」
悟「ああ。兄貴から急にデートのお誘いが来てな。」
芹香「お義姉さんから?」
悟「・・・ああ。明日デートしないかって。」
芹香「良いじゃない!姉弟で息抜きにデートして来なよ!休暇は取ってる?」
悟「今日取ったよ。」
芹香「じゃあ明日、お義姉さんと一緒に楽しんで来てね。」
悟「だからお義兄さんって言ってよ・・・」
翌日の12月10日。原宿駅前。
悟「・・・・・」
兄を待つ悟がスマホを弄っている。
悟「ん?」
遠くからKeiが手を振って走って来る。
Kei「お待たせーーーー!!」
今日のKeiのファッションは、白と赤のロリータファッションに橙色のポンチョ、黒いメリージェーン。
Kei「ごめんなさい。待った?」
悟「いや今来たとこ。ってか急にどうしたんだ?突然デートに誘って。」
Kei「実は元々今日、9Cとコミケのミーティングする予定だったんだけど、メンバー全員別の要件で来れなくなっちゃって。」
悟「んで急遽俺とデートしようと?」
Kei「ご名答!」
悟「デートだから気合い入ってんな。」
Kei「でしょでしょ?私ローリータファッション好きなのよ。どお?似合ってる?」
悟「あ、ああ・・・」
Kei「あれあれ?照れちゃってるの〜?」
悟「て、照れてねえよ!」
Kei「ウフフ♪あ、そうだ。今日は私の事をお姉ちゃんって呼んでね。」
悟「分かってるよ。・・・姉ちゃん。」
Kei「うん!じゃあデート行くよー!」
元気に走り出した。
悟「・・・はぁ。まぁ良いや。」
原宿・表参道を歩く2人。
悟「んで、今日は何かお目当てあんの?」
Kei「実は最近、新作のコスメが発売されてね。」
悟「ああコスメね。」
Kei「コスプレするならコスメも拘らないとね。」
コスメショップ。
Kei「これこれ。」
新作コスメを手に取る。
Kei「香りが良くて肌に良い奴だよ♪」
悟「へぇ〜。」
Kei「ねぇ、悟もコスメとかやらない?」
悟「俺はいいよ。メンズコスメとか興味ないから。」
Kei「え〜?勿体無いな〜。芹香ちゃんに格好良い自分とか見せたくないの?」
悟「芹香は今の俺が好きだしそう言うのは・・・」
Kei「う〜ん。じゃあ今度私がオススメするメンズコスメ紹介してあげよっか?」
悟「・・・気が向いたら紹介してくれ。」
マリオンクレープを買って食べる。悟はチョコバナナ。Keiはサラダ。
Kei「ん〜!美味しい〜!」
悟「珍しいな。今日はチキンチーズだなんて。」
Kei「コミケの為に食事制限してるの。」
悟「食事制限は良いけど、我慢し過ぎるとリバウンドするぞ?」
Kei「お気遣いありがとう。今私サプリ飲んでるから。」
今飲んでるサプリを悟に見せる。
悟「ポリフェノールね。ダイエットのし過ぎでムキムキになりそうだな。」
Kei「ムキムキなんて私には似合わないよ!私はこの華奢な体が好きなの!」
悟「分かった分かった。」
原宿の公園で一休みする。ベンチに座った2人。Keiが両足を伸ばして足パタパタする。
Kei「いやぁ〜色々回って楽しかった〜。」
悟「何か久し振りだな。こうやって兄・・・姉ちゃんとデートするなんて。」
Kei「最後に行ったのって確か・・・高校1年頃だったかな?」
悟「それが最後で、後に上京して人気コスプレイヤーになって大活躍だもんな。しっかし、親父と母さんよく女装コスプレイヤーの姉ちゃんを受け入れてくれたなんて今でも信じられねえよ。」
Kei「私も最初反対されそうだなって心の中で思ってたわ。でもコスプレした私を見て『可愛い』とか『綺麗』とか褒めてくれてたわ。お父さんなんて高性能カメラで私を撮って私の自作写真集作ってたわよね。」
悟「俺が上京する前、親父大事に仕舞っていたな。姉ちゃんの写真集。」
Kei「え!?嬉しい!今度帰省したらまた見たい!」
悟「・・・あ、そうだ。ちょっと付き合ってくれるか?」
Kei「うん?何処か行きたいの?」
スータンホビー表参道。
悟「これこれ!これ予約争奪戦で完敗した奴!」
過去に予約争奪戦で買えなかったガンプラを無事買えた。
Kei「悟ったら、積みプラしてるんじゃないでしょうね?」
悟「俺の今の積みプラは現時点で1つだけ。コレは帰ってすぐ作るから。」
Kei「良かったわね。芹香ちゃんが悟の趣味に理解してくれる人で。」
悟「芹香自身もお義父さんの影響でアニメやプラモ好きになったって聞いたからな。」
Kei「本当、良いお嫁さんを貰ったわね。流石私の弟。」
ガンプラを買って店を出た。
悟「姉ちゃんも恋人作ったら?」
Kei「ダメよ私は。今の私が大事なの!」
悟「もし誰かが告白して来たらどうする?」
Kei「お断りするわ。」
悟「何で?」
Kei「だって私女装コスプレイヤーなんだよ?私の事を受け入れて貰えないなんて思うと申し訳ないと思うわ。」
悟「いやそこは自分を優先してくれよ。相手の気持ちを重んじるのは分かるけど。」
Kei「私の恋人は私自身で決めるわ。」
悟「まぁ応援してるよ。」
”LINE!”
悟「ん?」
スマホを出してLINEを開く。
悟「優之からだ。」
Kei「あら?何かあったのかな?」
悟「ん?これは・・・」
LINEには、優之が美彦と茂成、佑美と真吾、紫達やモロメイド達と一緒にキャンプを楽しんでいる写真があった。
悟「アイツ、キャンプしてんのか?」
Kei「あら楽しそう!もしかしたらあれじゃない?野外活動とか。」
悟「ああそれか。確か同伴者可能って言ってたな。」
Kei「本栖湖の富士山綺麗ね〜。ねぇ、今度キャンプとかしない?芹香ちゃんも誘って。」
悟「キャンプかぁ・・・良いな。」
この日悟は、楽しい兄弟デートを楽しんだのだ。
その日の朝。高速道路を走るマイクロバスがあった。
優之「彼処行くの初めてだな。」
佑美「実は私も。」
美彦「いやぁ〜楽しみだなぁ〜♪」
『END』
キャスト
広瀬悟:浦和希
広瀬恵:村瀬歩
広瀬芹香:末柄里恵
嶋村裕樹:興津和幸
愛川優之:濱田龍臣
愛川佑美:伊藤美来
神沢美彦:阿座上洋平
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