アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
12月4日。モロスターアート。ソフィアが訪れて優之達の居るアトリエにお邪魔した。
梢「これって・・・何ですか?」
テーブルの上に置かれてるくじ引き。
紫「お!今回も来たね!」
梢「このくじ引きで何を?」
結衣「野外活動の行き先を決めるくじ引きよ。」
梢「あ、前に言ってた野外活動のですか?」
優之「最近はモロメイドの皆さんが決めてたもんな。」
茂成「さて、今回は誰が当てるかな?」
ソフィア「くじを引く前に皆さんに事前通達があります。」
奈々「事前通達ですか?」
ソフィア「今回の野外活動は、キャンプがメインです。」
全員「キャンプ!?」
ソフィア「はい。なので午後までの野外活動は皆さんで決めて頂くと言う形式になります。因みにキャンプする場所は本栖湖です。」
優之「本栖湖。富士山が見える絶景ですね。」
茂成「そう言う事でしたら、俺が当てちゃいます!」
優之「じゃあ一斉に引くか。せーのっ!」
6人がくじを引いた。
梢「あ、当たっちゃいました!」
赤いくじを引いた梢が当たった。
奈々「おめでとう梢ちゃん!」
紫「あ〜!今回もダメだったかぁ〜!」
結衣「梢、何処か行ってみたい場所はあるの?」
梢「え?えっと・・・・・あ!彼処行ってみたいです!ロックハート城!」
紫「ロックハート城?」
梢「はい!小さい頃にテレビでロックハート城を見た事があって。プリンセス体験が出来るスポットだと知りまして。」
茂成「ロックハート城かぁ。俺も気になってたんだよなぁ〜。」
紫「楽しそう!私行ってみたい!」
奈々「うん!プリンセス体験とかやってみたい!」
優之「ソフィアさん。同行者は構いませんか?」
ソフィア「はい。大歓迎です。」
優之「だったら佑美さんと真吾・・・そうだ!彼奴も誘うか。」
その夜のくおたハウス。優之は部屋で美彦に電話している。
美彦『野外活動?確かモロスターアートで実施されている奴だよな?学校で言う所の校外学習みたいな?』
優之「ああ。しかも同伴者は何人でも可能だ。佑美さんと真吾を誘ってみたら2人共OKしてな。だったらもう1人誘おうと思ってお前を誘ってみたんだが、どうだ?」
美彦『面白そうだな。何処へ行くんだ?』
優之「ロックハート城と本栖湖でキャンプだ。」
美彦『ロックハート城!?特撮の聖地として知られてるあのロックハート城か!?』
優之「話が早いな。」
美彦『それに本栖湖と言えば富士山が見える絶景キャンプ場!よっしゃ!俺も誘ってくれ!』
優之「OK。じゃあ参加リストに追加しとくぜ。あ、そうだ美彦。モンアツとか色々持って来てくれ。富士山で色々オモ写とか撮りたいし。」
美彦『OKOK!当日が楽しみだ!』
12月10日。東京駅前。皆が集まった。参加するモロメイドはニコ、ソフィア、カエデの3人。
美彦「モロメイドの皆さん初めまして。神沢美彦です。」
ニコ「優之様の幼馴染みの美彦さんですね?お話は伺っております。私はニコと申します。」
優之「ニコさんは諸星様の奥様なんだ。」
美彦「おお・・・あの諸星財閥御当主様の奥様とは!って事は、そちらのお嬢さんは?」
ニコ「はい。娘のカイネです。」
カイネ「宜しく!美彦お兄ちゃん!」
美彦「良い挨拶だねぇ。佑美さん、真吾君。久し振り!」
佑美「ヤッホー美彦君!」
真吾「おはよう美彦お兄ちゃん!」
美彦「おっす茂成。元気そうだな。」
茂成「美彦も相変わらずだな。そうそう、こちらの4人が俺達と一緒にモロスターアートに所属している子達だ。」
美彦「ほうほう。君達学生さん?」
紫「そうだよ!私と結衣ちゃんと奈々ちゃんは受験生だよ!」
梢「た、橘・・・梢・・・です。」
1人だけ緊張してる梢。
美彦「ん?」
茂成「梢は小さい頃から女子校育ちで男性恐怖症なんだ。」
美彦「珍しいな。女子校育ちのお嬢さんとは。梢さん。俺は大丈夫だから、気軽に接してくれよな?」
梢「あ、はい・・・」
ニコ「それでは皆さん。ロックハート城へ出発しましょう。」
諸星財閥が所有するマイクロバスに乗って、群馬県にあるロックハート城へ目指す。
高速道路。
茂成「カエデさんはロックハート城は初めて?」
カエデ「はい。初めてで楽しみです。」
美彦「茂成の奴、楽しそうだな。」
優之「よきかなよきかな。」
佑美「この調子だと結婚も近そうだね。」
優之「にしても、彼処行くの初めてだな。」
佑美「実は私も。」
美彦「いやぁ〜楽しみだなぁ〜♪」
2時間御。一行はロックハート城に到着。
優之・佑美・美彦「ロックハート城到着ーーー!!」
茂成「めっちゃテンション高い・・・」
美彦「ロックハート城と言えば特撮の聖地!ウルトラマンに仮面ライダーにスーパー戦隊などの特撮のロケ地として有名だな!」
佑美「じゃあ早速あの場所へ行ってみようよ!」
優之「んじゃ早速レッツゴー!」
3人はある場所に向かって走り出した。
紫「あー、行っちゃったね。」
茂成「真吾君は行かなくて良いの?」
真吾「大丈夫だよ。お父さんとお母さんが楽しそうなら僕はOKだから。」
カエデ「では、私達はゆっくり回りましょう。」
一行はロックハート城を巡る。
茂成「たしかここ、津川雅彦さんも関わっているんだったよな?」
紫「津川雅彦さんって、あの俳優さんの?」
ニコ「はい。サンタミュージアムで、長い長い年月を深い愛情を降り注いで世界中から集めたと聞いています。」
サンタミュージアム。
ソフィア「ここがサンタミュージアムですね。」
カイネ「わぁ〜!サンタさんがいっぱーい!」
真吾「これ幾らあるのかな?」
ニコ「確か、1100体あると。」
真吾・カイネ「1100体!?」
梢「長い年月を掛けて集めた苦労が分かったような気がします。」
結衣「所で、3人は何処へ?」
すると外からガヤガヤの声が聞こえた。
奈々「ん?外から聞こえるね。」
ロックハート城正面。
優之「デュワ!」
美彦「フフフフフ!」
男2人がフェンシングのような戦いを繰り広げ、佑美がそれをタブレットで撮影している。
佑美「凄いよ2人共!ガイアとビゾームに見えるよ〜!」
茂成「凄え戦いやってる・・・」
真吾「美彦お兄ちゃんも楽しそう・・・」
奈々「うふふ。」
梢「そうそう皆さん!プリンセス体験しませんか!?」
紫「そうだった!やってみよう!おーい佑美さーん!」
佑美「うん?」
女性陣がプリンセス体験でドレスを着た。
優之・茂成・美彦「おおおーーーー!!」
麗しいドレス姿の女性陣に男性3人が見惚れてる。
佑美「優之君どうかな?似合うかな?」
優之「凄え似合ってる!結婚式のウエディングドレスに匹敵する綺麗さだ!」
カエデ「茂成様どうですか?」
茂成「・・・す・・・素敵・・・です。」
ニコ「美彦様。如何ですか?」
紫「どうかな?プリンセスの私達に見惚れちゃった?」
美彦「いやぁ〜皆様麗しゅう御座います〜!では、皆さんのお姿を撮りましょう!」
ドレス姿の紫達を記念撮影する。
茂成「よっ!」
カエデ「っ・・・!!」
茂成がカエデをお姫様抱っこする。カエデは顔を赤くして照れてる。それを美彦が撮影。
優之「くっ・・・!」
佑美「まだまだね。」
悪役プリンセスの佑美に苦戦する優之のシチュエーション。美彦が撮影。
ロックハート城を出て駐車場に着いた。
梢「はぁ〜。良い思い出が出来ました〜♪」
結衣「今までにない笑顔になってるわね。」
ニコ「では皆さん、キャンプへ行きましょう。」
美彦「待ってました!」
マイクロバスに乗り、本栖湖へ向かう。
本栖湖のキャンプ場。男性陣がニコとカエデとソフィアと一緒にテントを設営し、佑美達女性陣と真吾とカイネは近くから松ぼっくりを集める。
佑美「これ位かな?」
紫「何で松ぼっくりを集めたの?」
佑美「松ぼっくりはね、焚き火の着火剤にもなれるんだよ?ただし湿った物だとすぐに火が消えたり爆ぜたりするから気を付けてね。」
紫「へぇ〜!」
佑美「じゃあ戻ろっか!」
収穫した松ぼっくりを持ってキャンプ場へ戻る。
キャンプ場に戻ると、ニコ達メイドが椅子に座ってリラックスしている。
ニコ「あ。皆さんお帰りなさい。」
奈々「ただいま戻りました。」
真吾「ん?お父さん達は何処?」
ソフィア「優之様達は彼処に居ますよ。」
横を見ると、優之と美彦と茂成が2つの台の上にそれぞれのミニチュアを配置している。
ミニチュアを配置してる3人。
優之「もうちょっとこっち・・・お!良い感じ!」
茂成「美彦、こっちの台の鳥居はこんな感じで良いか?」
美彦「お。良いな。そこでOK。」
梢「何しているんですか?」
佑美「どうやらミニチュア特撮をやってるみたいだね。真吾、行ってみる?」
真吾「うん!行ってみたい!」
佑美「それじゃあレッツゴー!」
親子揃ってミニチュア特撮やりに走った。
カイネ「男の人ってヒーローが好きなのかな?」
ニコ「人それぞれよカイネ。佑美さんもお好きだし。」
カイネ「ん〜。そうかもね。」
ミニチュア特撮。
美彦「よし出来た!」
ミニチュア配置完了。
茂成「富士山をバックに何を撮るんだ?」
優之「美彦。」
美彦「ああ。」
持って来たバッグから何かを取り出す。
優之・美彦「よいっしょ!!」
それは、ウルトラアーツとモンスターアーツの数々である。
優之「じゃあやるか!」
美彦「おっしゃ!」
ミニチュアにウルトラアーツとモンスターアーツを並べる。
優之「富士山に鳥居つったら、よみがえる鬼神だな。宿儺鬼は居ないから代わりにエースキラーで撮ろう。」
佑美「それじゃエースキラーじゃなくてティガキラーになっちゃうね。」
優之「それな。」
美彦「富士山と言ったらやっぱり怪獣総進撃よ!モンアツゴジラ(1962)にアンギラスにキングギドラ!バランとかのモンアツ出て欲しいなぁ〜。」
真吾「どれも予算嵩みそうだね。」
美彦「真吾君?俺のようなコレクターは金を惜しんでも欲しい物を手に入れるプライドがあるんだよ?」
真吾「そっかぁ〜。でも無駄遣いは危ないよ?」
美彦「承知しております。」
茂成「お前ら本当楽しそうだな。」
優之「茂成もやってみたらどうだ?ミニチュア撮るの楽しいぞ?」
茂成「あ〜。俺はゲームで充分よ。」
夕方。皆でバーベキュー。肉や魚介を焼いて食べる。
夜。富士山を眺める。優之、佑美、茂成、美彦はビールを飲む。
優之「ぷはぁ〜!いやぁ〜、富士山眺めながら飲むビールは格別だなぁ〜!」
佑美「ん〜美味しい!」
茂成「キャンプ久々だけど楽しいなぁ。」
美彦「ありがとうな優之。俺を誘ってくれて。」
優之「いやいや。なぁ、今度同好会全員でキャンプとか遠出しようぜ?」
美彦「良いな!何処行くかプラン立てようぜ!」
佑美「特撮好きの同好会皆で旅行なんて楽しそうだね。」
紫「良いな〜大人って。色んな所へ行けるんだもの。」
結衣「私達も旅行とか行けるでしょ?」
奈々「まぁ紫ちゃんは迷子になりそうだけどね。」
梢「・・・・・」
紫「ん?梢ちゃん、どうかしたの?」
梢「あの富士山の向こう、私の地元があるんだなって。」
紫「そっか。梢ちゃん沼津出身だったね。どお?上京してホームシックとかなってない?」
梢「最初は家族が心配だったんですけど、この前実家から手紙と差し入れの野菜が来て勇気を貰いました。」
結衣「良いご両親じゃない。」
梢「はい。ずっと私のやりたい事を応援してくれてる大切な親です。私は親の期待を裏切らないように頑張ります!」
カイネ「ねぇ梢お姉ちゃん!今度梢お姉ちゃんのお家に遊びに行っても良いかな?」
梢「良いよ。海が綺麗でカイネちゃん気に入ると思うよ。」
カイネ「わーい!」
茂成「静岡・・・父さん元気にやってるかな?」
すると冷たい風が吹き始めた。
梢「うう、寒い・・・」
カエデ「皆さん、コートをどうぞ。」
紫「ありがとうございます。」
女性陣がポンチョを羽織る。
結衣「あったまるわぁ・・・」
優之「初詣は何処が良い?」
佑美「今まで神田明神だったんだけど、明治神宮行きたいな〜。」
優之「じゃあ皆にも伝えておくか。初詣明治神宮確定って。」
美彦「今度新年会やろうぜ?」
優之「あ良いね。場所何処にする?」
美彦「この前お前が教えた特撮バー。1月3日に。」
優之「彼処か。じゃあ予定に入れといとく。」
美彦「彼処で色々特撮語り明かそうぜ?」
優之「俺らだったら丸1日居そうだな。」
茂成「カエデさん、年末年始どうします?」
カエデ「折角ですし、茂成様とご一緒に過ごしたいです。」
茂成「母さん興奮するだろうなぁ。」
カエデ「はい。お義母様とご一緒でも楽しいですよ。」
紫「ねぇ皆、次の野外活動は北海道が良いな。」
結衣「あなたが行きたいだけでしょ?」
奈々「私も北海道行ってみたい!五稜郭とか富良野とか!」
紫「うん!北海道で味噌ラーメンとかカニとか食べたい!」
カイネ「紫お姉ちゃんは食べ物ばっかりだね。」
ニコ「でも北海道のグルメもとても美味しいって聞くわ。」
カイネ「おぉ〜。私も食べてみたい!」
こうして、野外活動のキャンプは幕を閉じた。
12月12日。モロスターアート。
梢「〜〜〜♪」
アトリエで梢がキャンバスに絵を描いてる。
梢「出来ました!」
それは、本栖湖の富士山の絵だった。
紫「おお上手だね!」
優之「画力が良いね!」
梢「えへへ。ありがとうございます!」
茂成「優之は?」
優之「俺か?俺はこれだ。」
富士山をバックに戦うティガとキングギドラの絵を描き終えていた。
茂成「相変わらずクロスオーバーが好きだなお前。」
優之「これしか思い付かなかったんだよ。」
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
愛川佑美:伊藤美来
畦間茂成:上村祐翔
神沢美彦:阿座上洋平
愛川真吾:長谷川育美
宗像紫:礒部花凜
日野結衣:堀内まり菜
坪川奈々:熊田茜音
橘梢:井上ほの花
ニコ:???
カイネ:???
ソフィア:???
カエデ:???
どっちが好き?
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特撮
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アニメ
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どっちも好き