アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

132 / 137
124話・落とし主を探せ

1月14日。東京都・池袋。この街を歩く優之と淳一の姿があった。

 

淳一「いやぁ〜付き合ってくれてサンキューな優之。」

 

優之「いやいや。今日俺暇だったから助かったよ。モロスターアートは設備点検で休みだったし。」

 

淳一「お陰でお目当ての漫画買えたし。」

 

優之「そう言う俺も、アニメイトでウルトラマンのまだ持ってないアクリルホルダー買えたし。次回予告カードコンプ出来たし。」

 

淳一「今年は2026年。新たな1年が始まったな。」

 

優之「ああ。今年はウルトラマン60周年。全身全霊で楽しむぞ〜!」

 

淳一「俺も。カルチャー研究所で色々研究しまくるぞ〜!それと同人誌サークルの皆と新たな作品を生み出してやるぜ!」

 

 

 

 

 

 

近くの公園で一休み。

 

淳一「そう言や、3人のお嬢さん達の受験はどうしたんだ?」

 

優之「紫達か。この前無事受験合格したって。」

 

淳一「おお!やったな!東京藝術大学の受験なんて相当難しいって噂だったからな。無事合格したなら何よりだ。」

 

優之「紫なんて驚きのあまり泣いてたぞ?」

 

淳一「あはは。」

 

優之「あ、そうだ。今度美彦が映画作る話があってな。」

 

淳一「映画?」

 

優之「ああ。俺達G-KUS同好会は大人になったらいつか特撮映画作りたいな〜ってずっと思っていたんだ。そして大人になった今、映画を作るぞって話し合ったんだ。」

 

淳一「へぇ〜特撮映画!面白そうだな!企画とか進んでいるのか?」

 

優之「ああ。今回作る映画、9Cの皆との契約を結んでいるんだ。他のコスプレイヤー達も出演許諾を受けているんだ。」

 

淳一「9Cの皆と!?それに他のコスプレイヤーの皆さんと!?」

 

優之「何でも今回作る映画、ウルトラマンと艦これのクロスオーバーらしくてな。俺もキャストの1人として参加するんだ。諸星様の協力で円谷プロとDMM.comと角川さんの許可も得ている。それに諸星様とモロメイドが製作スタッフとして参加してくれるって。」

 

淳一「はえ〜凄いな!なぁ!俺達も参加しても良いか!?」

 

優之「キャストとして?」

 

淳一「スタッフとして参加したいんだ。ほら、俺ジオラマ作りが得意だからミニチュア造形とか出来そうだし。」

 

優之「確かに。人手が多いと助かるな。美彦に連絡しておくよ。」

 

淳一「映画作りかぁ〜。楽しみだなぁ〜!艦これとウルトラマンのクロスオーバーだからどんな映画作るんだろうな〜。」

 

優之「まだ企画段階だから、撮影日が来たら伝えるよ。」

 

淳一「ほいほ〜い!」

 

 

 

 

休憩を終えて駐車場へ向かう。

 

淳一「今回の新刊面白かった。」

 

優之「帰ったらエアライダーやろうかな〜。ん?」

 

途中で優之がある物を見て足を止めた。

 

淳一「どうした優之?」

 

優之「あれ何だ?」

 

淳一「ん?」

 

裏路地のゴミ箱横に置かれてるボストンバッグを見付けた。

 

淳一「何だあのボストンバッグ?」

 

優之「しかも裏路地のゴミ箱横に。」

 

淳一「バッグを捨てる人なんて居るだけなんじゃねえの?早く帰ろうぜ?」

 

優之「いや、よく見ろ。あのバッグ結構綺麗だ。最近買ったものだと思う。」

 

淳一「・・・あー確かに。ちょっと中身を確認するか?」

 

優之「いや待て。もしかしたら爆発物か薬物かも知れないぞ。」

 

淳一「・・・なら警察に通報するか。」

 

優之「そうしよう。」

 

スマホを出して警察に通報する。

 

 

 

 

しばらくして警察が到着した。

 

警官A「通報者は?」

 

優之「俺です。あのボストンバッグです。」

 

警官B「あれですね?我々が確認しますので、そこから動かないで下さい。」

 

ボストンバッグに近付いて中身を確認する。

 

警官B「こ、これは!?」

 

優之「どうでした?」

 

警官A「驚きました・・・中に大量の札束が!」

 

優之・淳一「え!?」

 

なんとボストンバッグの中には、大量の札束が入っていた。

 

淳一「札束が!?」

 

警官A「総額1億円ですね・・・」

 

優之「い、1億!?」

 

しかも1億円が入っていたのだ。

 

優之「何でそんな大金がここに・・・?」

 

淳一「あ!これと同じような事を聞いた事がある!平成元年頃に、千葉県の竹やぶから総額2億円の入ったバッグが見付かっとか。しかもその持ち主は、付近の通信会社の社長で脱税した金だって事が判明したとか。」

 

優之「脱税?って事はあの金も脱税した金って事かも。」

 

淳一「可能性はありそうだな。」

 

???「あの、すみません。」

 

優之・淳一「ん?」

 

そこに、1人の若い男性が声を掛けた。

 

警官A「あなたは?」

 

男性「僕、田塚と申します。そのお金、僕のなんです。」

 

警官2人「え?」

 

淳一「あなたのお金?」

 

田塚「はい。それは競馬で高額払い戻しした金なんです。これが、その証明書です。」

 

競馬の高額払い戻しの証明書を警官に見せた。

 

警官A「・・・確かに1億円と記載されていますね。どうしてあなたのお金がここに?」

 

田塚「実は今日高額金を現金で受け取って口座に入れに行こうとしたけど、周りの視線が怖くてそこに置いて、離れてどうしようかと考えていた所、お2人に当選金が見付かってしまって・・・」

 

警官B「そうでしたか。」

 

田塚「本当すみません。通報にまで発展させてしまって。」

 

警官A「いえ、お気持ちは分かります。でしたら、我々が銀行までお送りましょうか?」

 

田塚「え?良いんですか?」

 

警官B「大金を狙って集る人が現れるかも知れないですからね。どうぞ乗って下さい。」

 

田塚「あ、ありがとうございます!あ、ちょっと待って下さい。お2人に報労金を支払わないと。」

 

優之「あ、いえ。報労金は受け取りません。」

 

淳一「俺達はただ見付けただけですから。そのお金で人生楽しんで下さい。」

 

田塚「そうですか。本当にお騒がせしてすみませんでした。私はこれで。」

 

パトカーに乗せて貰った。

 

警官A「では、我々はこれで。」

 

警官B「お気を付けて。」

 

優之「はい。お勤めご苦労様です。」

 

パトカーは銀行へ向かった。

 

淳一「脱税じゃなくて、競馬の払い戻し金だったなんてな。」

 

優之「胡桃先輩も高額払い戻し出来たかな?」

 

淳一「さて、今度こそ帰ろうか。」

 

優之「ああ。映画の件、また改めて確認しなきゃ。」

 

2人は車に乗って家路を走って行った。

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      日高淳一:宮田俊哉

        警官:鈴木亜里沙
           鈴木絵里

        田塚:橘龍丸

どっちが好き?

  • 特撮
  • アニメ
  • どっちも好き
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。