アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
1月10日。東京都内某所。
優之「着いたぞ。ここが諸星邸だ。」
この日、G-KUS同好会は諸星邸へ訪れていた。優之が許可証を翳して門を開いた。
諸星邸エントランス。
美彦「ここが噂の諸星邸かぁ・・・!」
慶一郎「やっぱり世界一の財閥のお邸は凄いなぁ・・・!」
美佐子「とっても広ーい!」
諸星「いらっしゃい優之君。」
優之「どうも諸星様。お友達を連れて遊びに来ました。」
当主の諸星志揮とニコとソフィアがお迎えしてくれた。
美彦「あ、あなたが諸星様であらせられますか?」
諸星「そうだよ。宜しくね美彦君。」
美彦「え?俺の名前を?」
諸星「ニコから聞いてね。以前の野外活動で楽しんでくれたみたいで何よりだよ。」
美彦「ありがとうございます!あ、ご紹介しましょう。こちらの4人は左から西岡苗華、城田慶一郎、渡会美佐子、松葉桃子です。」
4人が諸星に一礼する。
諸星「今日は皆で何かの集まりのかな?」
美彦「今日は皆で会議を開こうと思い、優之が諸星様に頼んでここを使わせて貰おうと。」
優之「最初お前諸星様を怖い人だと思ってたもんな。」
美彦「だって噂では、怒らせたら社会的に消されるって言うし・・・」
慶一郎「思い込み過ぎじゃない?」
諸星「美彦君。俺はそんな人間じゃないから安心して。」
美彦「そ、そうですよね?」
諸星「まぁ、ちょっとハメを外した場合は話は別だけどね。」
美彦「え、笑顔と同時に恐怖が・・・」
挨拶を済ませた後、会議室をお借りした。
ソフィア「どうぞ。」
優之「どうもソフィアさん。」
モロメイドが優之達に紅茶を淹れてあげた。
優之「それで美彦。俺達G-KUS同好会を招集した理由をそろそろ聞きたい。」
桃子「そうよ!いきなり理由も無しに呼び出して一体何なの?」
美彦「お前ら、あの時の約束覚えているか?」
優之・苗華・慶一郎・美佐子・桃子「約束?」
美彦「高校卒業式の後、また皆で集まったら映画を作ろうと。」
優之「あー。そう言や約束してたな。」
慶一郎「何年か何十年経って集まったら作ろうって。」
美彦「だがこうして俺達G-KUS同好会はこの東京及び関東圏内に集まって再結成された。そして今俺達は大人。そこで、あの時の約束を果たせる。」
美佐子「もしかして!」
美彦「そう!俺達G-KUS同好会で映画を作ろう!」
優之・慶一郎「おおおおーーー!!」
苗華「え?企画は今から始めるの?」
美彦「実はさ、引っ越した後すぐに企画書を作ったんだ。」
優之「え?もう?」
美彦は5人に企画書を配る。
美彦「俺達が作る映画は、クロスオーバー系の映画だ。」
慶一郎「クロスオーバー?別作品と共演するの?」
美彦「最近俺、艦これアニメにハマっててな。主題歌の海色が良い曲で見入っちゃったんだ。」
優之「って事は、艦これとのクロスオーバー映画を作るのか?」
美彦「そうだ。お前らに渡った企画書を読んでみ?」
5人が企画書を読む。
優之「なになに?タイトルは艦隊これくしょん:Transcend Destruction Gigant。」
美彦「あ、そのタイトルはまだ仮だから。」
慶一郎「あらすじは・・・ざっくり読むと、ティガとダイナとガイアが地獄の門から再び復活したキリエル人を追跡し、艦娘と深海棲艦の世界へやって来た。そこで3人のウルトラマンは、艦娘達と出会い、深海棲艦に加勢するキリエル人を倒す物語かぁ。」
美佐子「これコンセプト的にどんな感じなの?」
美彦「ウルトラマンサイドは佑美さんと会議してTDG THE LIVE版をコンセプトにしていて、艦これサイドは俺とKeiで世界観を決めたんだ。」
桃子「Kei先輩と佑美先輩と決めてたの?」
美彦「ああ。リモートで企画を進めたんだ。」
優之「そうか。佑美さんSKY ANGLEの企画部だもんな。ってか佑美さんいつの間に企画を手伝ってたんだ?」
美彦「一応艦これサイドの登場人物を書いたんだ。」
優之「吹雪、睦月、夕立、金剛、比叡、榛名、霧島、川内、神通、那珂、大和、如月、暁、雷、電、響、高雄、愛宕、雪風、赤城、加賀、瑞鶴、翔鶴、提督。結構多いな。キャストとか大丈夫なのか?」
美彦「ああそこは解決した。Keiに頼んで9Cと知り合いのコスプレイヤーの皆さんに協力を仰いだら是非にと。」
優之「じゃあ艦これサイドのキャストは大丈夫か。ティガとダイナとガイアの方もキャスト大丈夫か?」
美彦「ダイゴとアスカと我夢は流石にオリジナルは無理だから、雰囲気に合うコスプレイヤーの出演交渉も終えてるよ。」
苗華「じゃあ後は、私達がその製作スタッフになるって訳ね。」
美彦「ここからはお前らの希望で役割分担する。」
苗華「じゃあ私撮影やってみたい!特撮映像とか昔から撮ってみたかったんだよね!」
美佐子「私は録音かな?迫力ある音を録りたいし。」
桃子「私は照明で、皆にスポットライトを当てよっか!」
優之「だったら俺は背景を描くか。あの島倉ニ千六さんのリスペクトを取り入れる日が来るな。」
美彦「優之。お前スーツアクターの兼任頼めるか?」
優之「スーツアクター?ティガのか。ああ問題ないぞ。」
美彦「一応皆の役割は決まったか。けどちょっと問題があってな。この5人だけで特撮映画を作ろうにしても制作費とか時間とか色々費やすしな。」
苗華「じゃあさ、映画製作の為にクラファンを募集したらどうかな?」
美彦「それをやろうと思ってたんだけど、そう簡単に目標金額まで達成するのか分からないんだよねぇ。それに怪獣や深海棲艦のスーツアクターも集めなきゃいけないし。」
優之・美彦・苗華・慶一郎・美佐子・桃子「う〜〜〜ん・・・」
諸星「何やら面白い会議をしているようだね。」
会議室に諸星が入って来た。
優之「実は俺達、特撮映画を作ろうと思ってまして。」
諸星「へぇ〜。」
美彦「色々役割分担を決めたんですが、予算とか機材とか集めるの時間を費やしそうなんです。」
諸星「ねぇ、俺にもその企画書を見せてくれるかな?」
美彦「え?はい、どうぞ。」
企画書を諸星に見せた。
諸星「へぇ〜。中々面白い内容だね。」
美彦「えへへ。それ程でも〜。」
優之「浮かれてる場合か。諸々調達しないといけないんだぞ?」
諸星「いや、その心配はないよ。」
優之「え?」
諸星「美彦君。映画のスタッフとかは募集中かな?」
美彦「は、はい。」
諸星「俺も参加して良いかな?」
G-KUS同好会「えーーーーー!?」
美佐子「も、諸星様が製作側に!?」
美彦「諸星様!俺達の作る映画はあくまで活動内容で、別に世界中に向けて公開なんて事はないんですよ!?」
諸星「それでも君達は映画を作る。俺はこれまで、色んな自主映画を観て来たからね。どんな映画になるのか完成を見届けたいんだ。」
美彦「諸星様・・・」
諸星「それと予算とか機材とかスーツアクター等は諸星財閥が手配しておくから安心して。それと、2つの会社の許可も俺がやっておくよ。」
美彦「そ、そこまでしてくれるなんて・・・諸星様!この御恩は今度必ずお返しします!」
諸星「うん。楽しみにしているよ。」
美彦「予算と機材とスーツアクターはクリア。後はスタッフを募集しよう。」
優之「一応悟達にも招集してみる。引き受けてくれるか分かんないけど。」
慶一郎「じゃあスタッフ募集をSNSで発信しよう。」
美彦「それが良いな。」
美佐子「ねぇ美彦。怪獣は何が登場するの?」
美彦「おおそうだ。これは俺達だけの極秘内容だ。諸星様も宜しいでしょうか?」
諸星「構わないよ。」
美彦「よいしょっと。これが、俺が考案した登場怪獣だ。」
登場怪獣を記録した書類を見せる。
優之「・・・ちょいとマニアック過ぎね?」
桃子「この怪獣なんか、生粋のファンじゃないとテンション上がらないって言うか・・・」
美彦「メジャーな怪獣よりもマニアックな怪獣を登場させた方が面白いんじゃないかと言う俺の思考だ。ストーリーでは、宇宙編と地上編に分けて登場させるから。」
桃子「この怪獣達は私達で作るの?」
美彦「そうだな。自分達の映画だからな。」
優之「んでこの怪獣が、本作のラスボスか?」
美彦「ああ。ネタバレになるが深海棲艦とキリエル人が融合した姿がラスボスだ。コイツは屈強なスーツアクターにお願いしようか。」
その後もG-KUS同好会が色々な提案を出し合った。
企画会議が始まって3時間。会議が終了。
美彦「ふぅ〜。こんな感じかな?」
優之「いやぁ〜長かった〜。」
苗華「でも色々アイデアが溢れ出て楽しかったね。」
慶一郎「うん。これ良い映画作れるんじゃないかな?」
優之「ストーリー構成も完成したしな。」
美彦「今は志歩とKei先輩と一緒に脚本執筆中だから、撮影日が決まったら連絡しておくから。」
美佐子「オッケー!」
”コンコン”
会議室にソフィアが入って来た。
ソフィア「皆さん、昼食のご用意が出来ました。」
優之「ソフィアさん、ありがとうございます。」
美彦「お!諸星財閥のグルメ!どんなんだろうかな〜?」
企画進行中。脚本執筆中。スタッフ募集中。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
神沢美彦:阿座上洋平
西岡苗華:徳井青空
城田慶一郎:逢坂良太
渡会美佐子:進藤あまね
松葉桃子:西尾夕香
諸星志揮:???
ソフィア:???
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