アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

134 / 137
126話・内緒の茂成

2月28日。諸星邸。

 

カエデ「・・・・」

 

この日、カエデはスマホで茂成のLINEを見て落ち込んでいる。

 

カエデ(茂成様・・・)

 

彼女は現在、茂成と結婚を前提に交際している。だがここ最近、茂成からの返事は減少している。

 

ニコ「どうしたんですか?カエデさん。」

 

そこにニコがやって来た。

 

カエデ「ニコ様・・・」

 

ニコ「何か悩み事ですか?」

 

カエデ「はい・・・最近茂成様からのお返事が無くて・・・」

 

ニコ「そうですか。茂成様も何か用事があるんじゃないでしょうか?」

 

カエデ「そうだと、良いんですけど・・・」

 

ニコ「落ち込んでも気持ちは晴れませんよ?折角ですから、少し外出したらどうですか?」

 

カエデ「・・・・・」

 

 

 

 

 

 

外出の許可を貰い、渋谷区を歩く。

 

カエデ「・・・ん?」

 

その途中、偶然茂成が歩いているのを目撃した。

 

カエデ「茂成様だ。」

 

茂成はカエデの存在に気付かず、人混みの中で消えて行った。

 

カエデ「あ・・・・・」

 

 

 

 

 

 

彼女はモロスターアートの応接室で優之に相談する。

 

優之「茂成の様子が可笑しい?」

 

カエデ「はい。ここ最近LINEのお返事が減って行って、先程茂成様が歩いているのを見たんですが、すぐに見失って・・・優之様は何か知りませんか?」

 

優之「アイツの事ですか・・・実はここ最近、モロスターアートを早退する日がちょくちょくあるんです。」

 

カエデ「え?」

 

優之「理由を聞こうにも、話そうとせず帰って行っちゃって。」

 

カエデ「そうなんですか・・・」

 

優之「あ、でもこの前宝石店へ入って行くの偶然見ました。」

 

カエデ「宝石店ですか?」

 

優之「ええ。店員さんと何か相談していました。」

 

紫「何何?何の話?」

 

応接室に4人が入って来た。

 

優之「何や君ら?聞いてたんか?」

 

紫「えへへ。気になっちゃって。」

 

カエデ「あの、皆さんは茂成様が今どうしているのかご存知ですか?」

 

結衣「茂成さんの事で、ですか。」

 

奈々「あ、そう言えばこの前若い女性と会ったのを見ましたよ。」

 

カエデ「え・・・!?」

 

梢「あ、私も見ました。仲睦まじい雰囲気でした。」

 

優之「おいおい穏やかじゃねぇぞこりゃ・・・アイツまさか浮気に走ってしまったのか・・・!?」

 

カエデ「そ、そんな・・・茂成様・・・」

 

茂成が浮気してる。カエデはショックを受けた。

 

 

 

 

 

 

今度はFriendly Fortuneの3人と会って茂成について話す。

 

竜司「ここ最近、動画の出演を控えている事が多いですね。」

 

麗子「本人も何か忙しそうにしてましたし。」

 

恵里佳「別の用事があるとか何とかって言ってました。」

 

カエデ「そう、ですか・・・」

 

 

 

 

 

 

最後に姉の朱美に相談してみる。

 

朱美「そう言えば1週間位前に茂成君から電話で相談を受けたわ。」

 

カエデ「え?本当に!?」

 

朱美「ええ。これはカエデさんに秘密にして置きたいって言われてて。」

 

カエデ「私に秘密?お姉ちゃん、茂成様から何を相談されたの?」

 

朱美「教えたいけど・・・茂成君の気持ちを無碍にしたくないから言えないわ。ごめんね。」

 

カエデ「そんな・・・」

 

朱美「だったら、祥子さんに聞いてみたらどうかな?」

 

カエデ「茂成様のお母様に?」

 

 

 

 

 

 

早速畦間家に向かった。

 

”ピンポーン”

 

インターホンを鳴らす。祥子が玄関のドアを開けた。

 

祥子「はーい。あらカエデちゃん!いらっしゃい。」

 

カエデ「あの、茂成様はおられますか?」

 

祥子「茂成ならまだ帰ってないわ。」

 

カエデ「そう、ですか・・・」

 

落ち込んでるカエデを見て祥子が察した。

 

祥子「カエデちゃん、上がって。」

 

カエデ「え?いえすぐ帰りますので・・・」

 

祥子「良いから良いから!美味しい紅茶があるの!」

 

 

 

 

 

 

リビングで祥子がカエデに紅茶を淹れてあげた。

 

祥子「どうぞ。」

 

カエデ「ありがとうございます。」

 

紅茶を飲む。

 

祥子「ふぅ〜ん。茂成からの返事が減ってるねぇ。」

 

カエデ「祥子様なら、茂成様が今どうしているのかご存知ですか?」

 

祥子「ここ最近、自室で宝石図鑑で調べ物をしているのを見ているわ。ご飯の時もずっと考え事とかしてたし。きっとカエデちゃんの事で頭いっぱいなんじゃないかな?告白に成功して以来、あの子ったら有頂天になる事が度々あってね。」

 

カエデ「でも茂成様は、別の若い女性の方と歩いているのを見たと証言がありまして・・・」

 

祥子「カエデちゃん。その判断は軽率なんじゃないかな?」

 

カエデ「え・・・?」

 

祥子「あの子はカエデちゃん一筋なのよ?そんな子が他の女性に乗り換えるなんて有り得ないわ。私はそう信じている。何たって私の息子だもの。」

 

カエデ「・・・・・」

 

 

 

 

茂成「ただいまー。」

 

 

 

 

家に帰って来た茂成。

 

祥子「あ!噂をすれば。お帰りなさーい!お客さん来てるわよー!」

 

茂成「お客さん?って、カエデさん!?」

 

カエデ「茂成様!」

 

椅子から立ち上がったカエデが怒って茂成に詰め寄る。

 

茂成「ど、どうしたんですか・・・?」

 

カエデ「茂成様!ここ最近何をしているんですか!私心配しているんですよ!一体何をやっているのか教えて下さい!」

 

茂成「あ、えっと・・・それは・・・」

 

カエデ「ムーーー!」

 

茂成「・・・分かりました。明日教えます。」

 

カエデ「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月1日。諸星邸のリビング。優之達5人と竜司達3人、朱美と祥子も招かれた。

 

優之「俺達まで集めて何をするんだ?アイツ。」

 

竜司「今日突然諸星邸に集まってくれって言われて来たが。」

 

諸星「茂成君が何か話すみたいだよ。」

 

リビングの真ん中に茂成とカエデが立ってる。

 

茂成「カエデさん。」

 

カエデ「・・・はい。」

 

まだ不機嫌な様子のカエデが不貞腐れながら返事をした。

 

茂成「これを、受け取って下さい。」

 

後ろに隠していたアネモネの花束をカエデに差し出した。

 

カエデ「え・・・?」

 

茂成「今日がカエデさんの誕生日だと聞いて、この日の為にアネモネの花束を用意したんです。受け取って下さい!」

 

カエデ「・・・茂成様・・・!」

 

赤と白のアネモネの花束を受け取った。

 

カエデ「綺麗・・・!嬉しい!ありがとうございます!」

 

花束を貰って笑顔になった。

 

奈々「茂成さん。この前見若い女性の方と歩いているのを見たんですけど・・・」

 

茂成「ああ、あれね。あの人母さんの常連さんで花屋さんの店長なんだ。」

 

紫「そうか!誕生日プレゼントの花束の相談をしに行ってたって事なんだね!」

 

茂成「そうそう。」

 

梢「私達てっきり浮気しちゃったのかと思いました。」

 

茂成「ああそっか・・・それでカエデさんが怒ったんだな。カエデさん、誤解されるような事をしてすみません。」

 

カエデ「いえ。私も怒ってごめんなさい。」

 

茂成「それともう1つ、渡したい物がありまして。」

 

カエデ「?」

 

彼はポケットから小箱を取り出して蓋を開けた。中にはダイヤモンドのリングが入っていた。

 

カエデ「え・・・?これって・・・」

 

茂成「カエデさん。俺はこれまでカエデさんと一緒に楽しく過ごしました。デートの時も野外活動の時も。今年で交際1年。カエデさん、あなたは今まで出会った中で1番素敵な女性です。」

 

カエデ「・・・・・・!」

 

カエデが涙を流す。

 

茂成「心の底からあなたを愛しています!俺と結婚して下さい!」

 

カエデ「・・・・・はい!喜んで!」

 

嬉し泣きしながら、茂成の告白を受け入れて茂成に抱き付いた。

 

祥子「おめでとう茂成!!」

 

竜司「やったぜ!!」

 

恵里佳「おめでとう!!」

 

麗子「おめでとう2人共!!」

 

優之「おぉー。遂に茂成が結婚するのかぁ!」

 

紫「私感動しちゃった・・・!」

 

結衣・奈々「私もよ・・・!」

 

梢「私もですぅ〜!」

 

優之(そうだ。赤と白のアネモネの花言葉はあなたへの愛は真実ですって意味だったな。茂成の奴、粋な事しやがって。)

 

朱美「おめでとうカエデ。幸せにね。」

 

カエデ「うん!ありがとうお姉ちゃん!」

 

朱美「茂成君。妹を、カエデを末長く宜しくお願いします。」

 

諸星「茂成君。カエデを頼んだよ。」

 

茂成「はい!お義姉さん!諸星様!」

 

朱美と諸星に握手して誓った。プロポーズは成功し、茂成とカエデは結婚した。

 

 

 

 

 

 

3月3日。都内の教会で茂成とカエデの結婚式が執り行われた。招待客全員が2人の結婚を盛大に祝福した。祥子と朱美は涙を流した。

 

 

 

 

 

 

3月4日。茂成はカエデと暮らす新居となる一軒家を一括で購入した。場所は武蔵野市。

 

 

 

 

 

 

3月6日。2人は新婚旅行で沖縄へ訪れた。

 

カエデ「わぁー!」

 

綺麗なビーチで遊ぶカエデに茂成が微笑んで見てる。

 

茂成「カエデさん楽しそうだな。沖縄来て良かった。海が綺麗だし、空は快晴。」

 

カエデ「茂成様ー!一緒に遊びましょー!」

 

茂成「はーい!今行くー!」

 

ビーチでカエデと楽しく遊ぶ。

 

『END』




         キャスト

      畦間茂成:上村祐翔

       カエデ:???

       楠竜司:岡本信彦
      久住麗子:伊藤彩沙
     宮園恵里佳:上坂すみれ

      愛川優之:濱田龍臣

       宗像紫:礒部花凜
      日野結衣:堀内まり菜
      坪川奈々:熊田茜音
        橘梢:井上ほの花

      畦間祥子:佐藤利奈
        朱美:???

      諸星志揮:???
        ニコ:???

どっちが好き?

  • 特撮
  • アニメ
  • どっちも好き
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。