アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
5月25日。モロスターアート。
紫「この間完成した映画、家族が面白かったって!」
奈々「私のお父さん特撮好きだから、手に汗握ったって。」
結衣「梢の方は?ご両親には見せたの?」
梢「はい!諸星様が映画をダビングして実家に送ってくれたんです。両親から凄く良かったって!」
結衣「そう!良かったじゃない!」
紫「そう言えば今日、野外活動の行き先を決める日だっけ?」
結衣「ええ。そろそろ諸星様とニコさんが来ると思うけど・・・」
”コンコン”
アトリエに諸星とニコが入って来た。
諸星「皆揃っているね?」
紫「あ!諸星様!ニコさん!」
結衣「今回の野外活動はくじ引きですか?」
ニコ「いいえ。今回の活動場所は北海道です。」
紫「北海道!?ヤッター!私が行きたい北海道だー!」
結衣「もう子供みたいにはしゃがないの。」
諸星「だけど今回はちょっと珍しい事があってね。」
奈々「珍しい事ですか?」
諸星「今回は優之君がある意味主役かもね。」
優之「え?俺ですか?」
何故優之なのか、諸星が訳を話した。
優之「俺に会いたい画家?」
ニコ「はい。その方は8年前までモロスターアートに所属していて、後に独立して地元北海道で画家として個展を開くなど活躍しています。」
茂成「その方が、優之に興味があると?」
ニコ「そうです。優之様の創作イラストに興味を持ちまして、是非生で拝見したいと。」
優之「俺に興味を持つ画家ですか。面白そうですね。」
結衣「じゃあ私達もその方に会いに行くんですか?」
諸星「いや、君達は普通に観光すると良いよ。」
紫「ヤッター!色々グルメ食べれる!」
5月28日。諸星財閥所有のプライベートジェットに乗って北海道へ出発した。
北海道・新千歳空港。
紫「遂に来た北海道ー!」
結衣「私初めて来たわ・・・!」
梢「空から見ましたけど、やっぱり広いですね!北海道!」
今回はニコとカイネとソフィアとカエデが同行。
ニコ「では優之様。依頼主の元へ参りましょう。」
優之「はい。こっから遠いんですか?」
ソフィア「いえ。その画家は札幌を拠点にしています。」
優之「新千歳空港からだと・・・凡そ1時間程ですね。」
ニコ「では皆さんは楽しんで下さい。」
紫「はいはーい!」
ニコ「ソフィアさん。カエデさん。皆さんを宜しくお願いします。」
カエデ「分かりました。」
ソフィア「お任せ下さい。」
ニコが手配した車に優之とニコが乗り、優之に会いたいと言う画家に会いに行く。
優之「ニコさん。その人ってどんな画家さんなんですか?」
ニコ「とても絵の才能に溢れていて、高校時代は絵のコンクールで金賞や賞を数多く受賞した凄いお人ですよ。」
優之「その方がモロスターアートを離れて独立するなんて、きっと凄い方なんだろうなぁ。」
1時間後。住宅街にある邸宅に到着。
優之「立派な邸宅だなぁ・・・」
”ピンポーン”
邸宅のインターホンをニコが鳴らした。しばらくすると、1人の女性が玄関のドアを開けた。
女性「はーい。あ!ニコさん!お久し振りです!」
ニコ「お久し振りです夏美様。」
夏美と名乗る女性が優之とニコを家に招いてお茶を出した。
ニコ「優之様。この方は真田夏美様です。」
優之「あ、愛川優之です。初めまして。」
夏美「初めまして。真田夏美です。」
この女性が真田夏美。モロスターアートを離れて独立し、札幌を拠点として活躍中の画家。
優之「夏美さん、この邸宅は実家なんですか?」
夏美「ううん。ここは私の別荘兼アトリエなの。」
優之「べ、別荘!?」
夏美「実家は函館にあるけど、ほぼ毎日ここで暮らしているからほぼ実家みたいなものね。」
優之「はえ〜。」
夏美「優之さん。私のアトリエ見てみる?」
優之「あ、はい。」
アトリエ。そこには夏美がこれまで描いた絵が並んでいる。
優之「・・・・・・」
夏美「どうかしら?」
優之「絵は、家と城が殆どですね。」
夏美「私の絵は景色や絶景より、建物がメインなの。こう言うヨーロッパの城や町並みを描いたり、寄せられた依頼の方の家や思い出の場所を描いたりしてるの。」
優之「成る程なぁ・・・お!ノイシュヴァンシュタイン城!コッツウォルズもある!」
ニコ「凄く興味を持ってくれていますね。」
夏美「嬉しいですね。」
優之「それで夏美さん。俺に会いたい理由は俺の創作イラストに興味があるって聞いてますけど。」
夏美「あそうそう。実はね、あなたの創作イラストを習いたいの。」
優之「・・・ほえ?」
一方茂成達は、町村農場ミルクガーデンでソフトクリームを食べていた。
紫「ん〜!美味しい〜!」
結衣「本当!濃厚で甘いわ!」
カイネ「甘くて美味しい〜!」
カエデ「茂成様。あーん。」
茂成「あーん。」
ソフトクリームを夫茂成に食べさせる妻カエデ。
梢「お2人は本当仲良しですね。」
ソフィア「夫婦ですからね。」
茂成「・・・今頃優之はどうしてるんだろうな。」
紫「優之さんに会いたい画家さんってどんな人なんだろうね?ソフィアさんは知っているんですか?」
ソフィア「はい。その方は日本や世界中の家や古民家や城をメインに描く画家として有名です。」
結衣「その有名な画家さんがどうして優之さんの創作イラストに興味を持ったんでしょう?」
一方優之は夏美に創作イラストを教えていた。
優之「そうそう。そんな感じです。」
夏美「へぇ〜。難しそうに見えて結構簡単なんだね。」
優之「イメージ通りに描けば結構簡単なんです。人物の絵を先に描いて、その背景に色々付け足したり、人物の衣装や髪型をイメージして描いたりするのが俺の得意なんです。」
夏美「成る程ねぇ。」
優之「俺から創作イラストを学びたいなんて、何か理由があったり?」
夏美「今描いているこの絵。」
それは、小さな一軒家の絵だった。
夏美「依頼したご家族から、もう少し賑やかに出来ないかと言われてね。」
優之「それで俺の創作イラストを学んで賑やかにしたいと。」
夏美「そうなの。うん!良い感じ!」
一軒家の周りに花畑や陽の光を付け足して完成した。
そして優之とニコが邸宅を出た。
ニコ「夏美さん。本日はお招き頂きありがとうございました。」
夏美「いえいえ。久し振りに楽しかったです。優之さん、ご教授ありがとうございました。」
優之「どういたしまして。」
夏美「また今度遊びに来て下さい。ご家族とお友達と一緒に。」
優之「はい。その時までまたお会いしましょう。」
函館のとある市場。
優之「ん?」
海鮮グルメを満喫中の茂成と合流した。
茂成「よう。」
紫「お2人共遅いですよー!」
優之「先に海鮮グルメ満喫してやがる・・・」
ソフィア「ニコ様。夏美様はお元気でしたか?」
ニコ「はい。相変わらずお元気でした。優之様、私達もお夕飯を食べましょう。」
優之「ですね。お前ら俺の分を寄越せー!」
翌日。諸星邸に1通の手紙が届いた。
諸星「夏美元気そうで良かった。」
完成した絵をバックに笑顔でピースしてる夏美の写真だった。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
畦間茂成:上村祐翔
宗像紫:礒部花凜
日野結衣:堀内まり菜
坪川奈々:熊田茜音
橘梢:井上ほの花
諸星志揮:???
ニコ:???
カイネ:???
ソフィア:???
カエデ:???
真田夏美:田中理恵
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