アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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131話・親としての不安

6月14日。広瀬家。

 

悟「芹香、お腹は大丈夫?」

 

芹香「ええ。この子もスクスク大きくなって嬉しいわ。」

 

現在芹香は妊娠中。今月産まれる予定。

 

悟「まさか俺達に子供が出来るなんて・・・」

 

芹香「早いものねぇ〜。お父さん初孫が出来るって泣いてたわね。」

 

悟「やっぱり孫が出来ると皆嬉し泣きするのかな・・・?」

 

芹香「でももっと嬉しいのは、あなたと私の子供が出来る事。でしょ?」

 

悟「うん。・・・・」

 

芹香「?」

 

子供が出来るのが嬉しい芹香とは対照的に、悟は何処か不安な顔をしている。

 

 

 

 

 

 

6月15日。杉原カンパニー・休憩室。悟、裕樹、康介が缶コーヒーを飲んでる。

 

裕樹「悟君。もうすぐ子供が産まれるって?」

 

悟「はい。」

 

康介「これで僕達3人子持ち三人衆になったね!」

 

悟「何ですかそのグループ名?・・・」

 

康介「ん?悟君どうかしたの?具合悪い?」

 

悟「え?いや元気ですよ。ただちょっと・・・」

 

裕樹「・・・コホン。悟君。悩み事があるなら素直に言えば気分がスッキリするよ。僕達で良ければ何でも言って。」

 

悟「・・・ありがとうございます。正直俺、親としての責務を全う出来るか心配で・・・勿論芹香と結婚出来て俺は順風満帆な生活を手に入れました。けど、心の中で子供が生まれたら父親としてやっていけるかどうかずっと不安を感じてたんです。」

 

康介「分かるよその気持ち。子供を持つ僕達ならその悩みは分かる。」

 

裕樹「僕もだよ。初めて双葉が生まれた時に冴子が励ましてくれたんだ。自分が出来る範囲で大丈夫だって。だから悟君も無理しないでね。」

 

悟「はあ・・・」

 

 

 

 

 

 

定時になり。仕事帰りの悟が公園のベンチで休憩する。

 

悟「無理せず自分の出来る範囲かぁ・・・」

 

???「あ!悟さーん!」

 

悟「え?あ。響子ちゃん。」

 

たまたま近くを歩いていた響子と会った。

 

悟「学校の帰り途中?」

 

響子「はい!今日の体育のドッジボール、私のチームが勝ったんだよ!」

 

悟「あはは。強いねぇ。」

 

???「響子ー。」

 

響子「あ!お父さん!」

 

悟「社長!」

 

そこに社長の道茂がやって来た。響子が道茂に抱き付く。悟は道茂を見て立った。

 

響子「ただいまお父さん!」

 

道茂「おかえり響子。おや広瀬君。」

 

悟「お、お疲れ様です社長!」

 

深く頭を下げた。

 

道茂「あはは。」

 

響子「悟さん、さっき悩んでそうな顔をしてたけど。何かあったの?」

 

悟「あ、見られてた?うーん・・・お2人に相談出来る事なのかなこれ?」

 

道茂「社員の悩みを聞くのが社長の務めだよ。さぁ言ってご覧?」

 

響子「私も!答えれる事なら何でも!さあ何でも仰って下さい!」

 

悟「そ、そお?・・・俺、もうすぐ子供が出来るんです。」

 

響子「あ!芹香さん妊娠中だもんね!」

 

悟「それで、子供が生まれたら俺父親になるんです。でもちゃんと父親として子供に愛情を注いでやれるかどうか不安になってて・・・」

 

響子「うーん・・・それは高校生の私が答えられるお悩みじゃないかなぁ?」

 

悟「だよねぇ・・・」

 

響子「でも!」

 

悟「ん?」

 

響子「親として子供に愛情を注いでいけるかどうかと言うのは、やっぱり芹香さんと協力して行く事が大切なんじゃないかな?」

 

悟「協力?」

 

響子「だよね?お父さん!」

 

道茂「ああ。響子が赤ん坊の頃は千夏と協力して響子に愛情を注いであげてたんだよ。私は社長業で忙しくても、子供為なら無理のない範囲で子育てしてた。仕事が休みの時も響子と一緒に遊んであげたんだ。ピクニックや遊園地など。」

 

悟「社長・・・」

 

響子「だから悟さんも。細かい事や不安な事を捨てて、素直に相談して子育てを頑張れば良いんじゃないかな?」

 

悟「・・・・・」

 

響子「って、私が言える事じゃないけどねこれ・・・えへへ。」

 

悟「いや、先輩達や響子ちゃんや社長の言う通りかもね。何だかそれを聞くと気持ちが軽くなりました。ありがとうございます。」

 

響子「えへへ。お役に立てて何より何より。」

 

”ーーー♪”

 

着信音が鳴った。

 

悟「もしもし?・・・え!?はい!すぐ行きます!」

 

通話を切った。

 

悟「芹香が生まれそうです。」

 

響子「それは大変!早く行かなきゃ!」

 

悟「だね!お2人共!俺はこれで!」

 

道茂「広瀬君。頑張るんだよ。」

 

悟「はい!」

 

駐輪場でバイクに乗って諸星総合病院へ急行する。響子と道茂は病院へ急行する悟を微笑んで見送った。

 

 

 

 

 

 

諸星総合病院。

 

悟「あ!お義父さん!お義母さん!」

 

分娩室の前で篠崎社長とその奥さんが待っていた。

 

悟「すみません遅れてしまいました・・・」

 

篠崎社長「いや気にしないでくれ。私達も今来たばかりだからね。」

 

悟「芹香・・・」

 

分娩室を見る3人。するとその時。

 

赤ちゃん「おぎゃ〜〜〜!!」

 

悟「あ!」

 

分娩室から赤ん坊の鳴き声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

その後。3人が分娩室に入る。芹香の隣に赤ん坊が眠ってる。

 

悟「生まれた・・・俺達の子供が・・・よく頑張ったね芹香・・・!」

 

芹香「ありがとうあなた・・・元気な女の子よ・・・」

 

生まれた子供は女の子。

 

篠崎社長「う、ううっ・・・可愛い孫だぁ・・・芹香よくやった・・・お前は私達の誇れる娘だ・・・!」

 

芹香「もうお父さん泣き過ぎよ・・・」

 

初孫誕生に篠崎社長が滝のような涙を流してる。奥さんが泣いてる篠崎社長を宥める。

 

芹香「ねえあなた。あの時不安そうな顔をしていたよね?何かあったの?」

 

悟「え?ああ・・・実はちゃんと父親として頑張れるか不安になってて・・・」

 

芹香「そんなの気にしなくて良いのよ?私達は夫婦よ?夫婦は協力し合ってこそなのよ?」

 

悟「・・・先輩達や響子ちゃんや杉原シ社長にも同じような事を言われてたな。でももう大丈夫。その不安は皆のお陰で断ち切れたよ。頑張ってこの子に愛情を注いでいこう。」

 

芹香「うん。あ、そうだわ。この子の名前を決めないと。」

 

悟「名前かぁ・・・うーん・・・あ!光来(みく)光来(みく)ってどうかな?」

 

芹香「光来(みく)?」

 

悟「光り輝く未来を届けてくれると言う願いを込めた名前だよ。」

 

芹香「うん!とても素敵な名前ね!」

 

悟「お嬢さん。君の名前は光来だよ。」

 

光来と言う名前を聞いて気に入ったのか、赤ん坊は眠ったまま微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

6月28日。広瀬家。

 

悟「と言う訳で俺達に子供が生まれました!」

 

優之『いやぁ〜悟に子供が出来たなんて早いもんだな。』

 

タブレットのビデオ通話で優之と会話している。

 

芹香「見て?とっても可愛い女の子だよ?」

 

娘の光来を優之に見せる。光来は画面に映る優之を不思議そうに見る。

 

優之『ヤッホー光来ちゃーん。』

 

こっち見てる未来に笑顔で手を振った。

 

優之『篠崎社長はどうだった?』

 

芹香「お父さん凄く孫にデレデレなの。」

 

優之『それは何よりだ。悟、Keiの方は?』

 

悟「ああ。兄貴もデレデレだったよ。姪っ子が可愛くて仕事に支障を来しちゃいそうって程にな。」

 

優之『あはは。あ、でも光来ちゃんはどうするんだ?2人が仕事中ならやっぱり保育園とか?』

 

芹香「それは大丈夫よ。お母さんが面倒見てくれるって。お母さん専業主婦やってるから。」

 

優之『ああ。それなら安心だ。悟、父親として頑張れよ。』

 

悟「勿論だ。」

 

広瀬家に新しい家族が生まれた。

 

『END』




         キャスト

       広瀬悟:浦和希
      広瀬芹香:末柄里恵

      松浦康介:寺島拓篤
      嶋村裕樹:興津和幸

      篠崎社長:咲野俊介

      杉原響子:本渡楓
      杉原道茂:速水奨

      愛川優之:濱田龍臣

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