アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
おあにた荘。優之からの報せが入った。
真奈美「ご両親が来る?」
優之「そうなんだ。一時帰国でな。こっちへ来て子供達の顔を見たいって。」
康介「そっか。それで、何時来る予定なの?」
優之「今週の金曜に来る予定だって姉さんが言ってた。」
淳一「優之のご両親って、どんなお方なんだ?」
優之「それは会ってのお楽しみって事で。」
金曜日。夕方。
冴子「お邪魔しまーす。」
真奈美「冴子さん、裕樹さん、双葉ちゃんいらっしゃい。」
嶋村一家がお邪魔した。
裕樹「お邪魔します。」
康介「裕樹、来たか。」
裕樹「おう。来てやったぜ。」
双葉「おじちゃーん!」
優之「よ〜双葉〜!おじちゃん会いたかったぞ〜!」
姪っ子を抱いて撫でる。
悠里「叔父バカになってるね。」
樹々「でも、微笑ましい。」
有香奈「ちょっと羨ましいね。」
冴子「お父さん達はまだかしら?」
優之「ああ。今LINEでこっちへ向かってるって。」
裕樹「義両親、生で会うの久し振りだなぁ・・・」
優之「最近リモートで会ってるっけ?」
裕樹「お義父さん達は海外だしね。」
”ピンポーン”
優之「お?来たのか?」
真奈美「はーい。」
玄関のドアを開ける。
男性「あ、お邪魔しまーす。」
女性「こんばんは〜。」
真奈美「初めまして。愛川優之君のご両親ですね?」
愛川姉弟の両親を招き入れた。
父親「初めまして。優之と冴子の父の宗太郎です。」
愛川宗太郎。優之と冴子の父親。
母親「母の翠です。」
愛川翠。優之と冴子の母親。
宗太郎「皆さん、何時も娘と息子と裕樹君がお世話になっております。」
真奈美「いえいえ。こちらこそ。」
優之「親父、母さん、こちらがおあにた荘の皆さん。電気大学2年生の日高淳一。三峯悠里さん、青山高校2年生。竹下有香奈さん、東大2年生。松浦康介さん、IT企業社員。新田樹々さん、中学2年生。そして、おあにた荘大家さんの東山真奈美さん。」
淳一・悠里・有香奈・康介・樹々・真奈美「宜しくお願いします。」
宗太郎「皆さん個性豊かですな。優之、良い方々に恵まれているようで良かった。」
優之「本当だよ。毎日飽きない位元気でね。」
裕樹「お義父さん、お義母さん。お久し振りです。」
翠「裕樹さん、久し振りね。」
宗太郎「やぁ裕樹君。優之の卒業祝い以来だね。元気してるかい?」
裕樹「はい。お陰様で。」
双葉「おじいちゃ〜ん!おばあちゃ〜ん!」
宗太郎「おぉ〜!我が孫の双葉〜!お祖父ちゃん会いたかったぞ〜!」
淳一「す、凄い溺愛っぷり・・・」
翠「ごめんなさいね。主人ったら双葉ちゃんに甘々なの〜。」
冴子「リモートの時も、双葉は何処だ?って興奮してたのよね〜。」
優之「親父ったらもう・・・」
ご馳走が並ぶテーブル。全員が椅子に座って食す。
宗太郎「そう言や優之、20歳になったんだよな?酒は飲めるか?」
優之「ああ飲めるよ。その証拠に、コレ。」
KIRINビールを見せる。
宗太郎「いやぁ〜、息子も飲めるとなると、一家全員で晩酌が出来るな〜。」
冴子「お父さんの長年の夢だったもんね。」
宗太郎「では、愛川家の晩酌を祝して乾杯!」
優之・冴子・裕樹・翠「かんぱ〜い!」
愛川家の乾杯。
宗太郎「ぷはぁ〜!」
優之「あぁ〜旨い!」
冴子「ふひ〜!」
翠「ふぅ〜!」
樹々「これが家族の晩酌。」
淳一「良いな〜こう言うの。」
康介「ちょっと羨ましいね。」
悠里「楽しそうだね。」
真奈美「皆、沢山あるからどんどん食べてね。」
優之「そう言えば親父、俺の高校卒業前におあにた荘をススメてくれたんだよな。」
宗太郎「ああ、そうだが。」
優之「何でここにしたんだ?」
宗太郎「実はだな、このおあにた荘は、父さんの高校時代の親友が住んでたんだ。」
優之「え!初耳!」
淳一「宗太郎さんの親友が?」
宗太郎「上京した時にここに住んでたんだ。当時はとっても楽しかったって。その親友は茨城へ転勤になってな。だから優之がいつか上京する時になったらここをススメようと思って。」
翠「でも、冴子はここを住むの嫌がってたのよね〜。」
冴子「シェアハウスに住んだら、怖い人が居るかも知れないから。」
宗太郎「そこで優之の為に取っておいたんだ。」
優之「そっかぁ。俺も最初アパートかマンションにしようか迷ってたんだよな。」
悠里「お2人は絵描きのお仕事をしているんですよね?」
翠「ええ。私は画家で、主人は写真家よ。」
悠里「写真家!宗太郎さん、宗太郎さんの写真見たいです!」
康介「僕も興味あります!」
宗太郎「あはは。では、夕食後にお見せしましょう。」
夕食後。宗太郎が写真を見せる。
宗太郎「これが、私が撮った数々の写真です。」
今まで撮った写真を皆に見せた。
全員「おぉ〜!」
淳一「パリにアメリカにオーストラリア!いやぁ〜、どれも良い風景ですな〜!」
優之「俺インスタグラマーやってるけど、やっぱ親父には程遠いなぁ〜。」
宗太郎「そんな事ないぞ?優之、お前の投稿見たけど写り映えは良い方だ。」
優之「そう言ってくれてありがとうな。」
翠「そうだわ!皆さんの似顔絵を描いてあげましょうか?」
真奈美「良いんですか?」
翠「ええ。久々に腕が鳴りますよ。」
早速翠が本格的なキャンバス、優之達の似顔絵を描いた。
淳一「おぉ〜!凄え!」
悠里「凄い!写真みたい!」
樹々「凄くリアル!」
翠「うふふ♪ありがとう♪」
優之「やっぱ母さんも凄えや。」
翠「ん?あの額縁の絵は優之が描いたの?」
額縁には、優之が描いた集合絵があった。
優之「うん。引っ越しした後皆を描いたんだ。どうかな?」
翠「高校の時より上達したみたいね。仕事で活かせているかしら?」
優之「そりゃあ勿論。最近デカい仕事任されてる位だし。」
冴子「優之は近い内、出世するんじゃないかって期待されているから。」
翠「それは良かったわ〜。」
裕樹「お義父さん、帰るのはいつ頃になるんですか?」
宗太郎「裕樹君、それは心配いらんよ。」
裕樹「はい?」
宗太郎「実は翠が東京で教鞭を取る事になってな。だから私達帰国する事になったんだ。」
優之・冴子・裕樹「えええーーーー!?」
宗太郎「フフフ♪ビックリ帰国作戦大成功!だから毎月数回には顔を出しに行くから心配するな。」
優之「マジか・・・お帰りなさい。」
宗太郎「ああ!ただいま!」
冴子「そうだとすると、住む家は決まってるの?」
翠「ええ。新橋のマンションで暮らす事になったから。」
裕樹「でしたら、是非僕達の所へも遊びに来て下さい。双葉が喜びますので。」
冴子「うんうん。」
宗太郎「ああ。そうさせて貰うよ。」
翠「双葉ちゃん、いつでも会いに行くからね。」
双葉「うん!」
宗太郎「さてと優之に冴子、そして裕樹君。そろそろアレを観ようか。」
冴子「アレね!」
裕樹「アレですね!」
優之「え?またアレ?もう何回も観てるのに・・・」
宗太郎「折角再会したんだ。これを観ずにはいられないからな!」
真奈美「皆さん、宗太郎さんと何を観るの?」
優之「親父が好きな映画。もう子供の頃からずっと観てて目にタコだぜ・・・」
鑑賞作品。ゴジラVSビオランテ。
宗太郎「やっぱりビオランテは良いなぁ〜!」
優之「もうセリフ丸暗記する位観てるのに・・・」
淳一「もしや宗太郎さん、ゴジラファン?」
優之「そっ。親父は子供の頃からずっとゴジラファン。そして俺が特撮好きの切っ掛けも親父。ゴジラを通してウルトラマン。姉さんは東映特撮。」
裕樹「僕もお義父さん達と初めて会った時にススメられてね。」
樹々「翠さんもゴジラファン?」
翠「いいえ。私はアニメファンよ?」
康介「結構変わったご家族だね。」
悠里「でも、こう言う家庭も楽しそうで良いね。」
優之「・・・まぁ、それはそれで良い。」
両親と再会した愛川家でした。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
三峯悠里:近藤玲奈
竹下有香奈:大西沙織
松浦康介:寺島拓篤
新田樹々:佐藤亜美菜
嶋村冴子:友永朱音
嶋村裕樹:興津和幸
嶋村双葉:久野美咲
愛川宗太郎:高木渉
愛川翠:ゆきのさつき
東山真奈美:後藤邑子
どっちが好き?
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