アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
高校卒業後は、SKY ANGLEへ就職。多くの仕事をこなし、会社内で一目置かれる存在となった。
入社から1ヶ月後の5月。京都府・太秦映画村。
冴子「遂に来たわ・・・!」
今日の冴子は、ここ太秦映画村へ訪れていた。
冴子「映画村。1度行ってみたかったんだよね〜。それじゃ、色々見て回りますかな?」
映画村を歩き回る。
冴子「やっぱり江戸の町って風情あるわね〜。ん?」
横を見ると、修学旅行生が歩いている。
冴子「修学旅行みたいね。あの子達中学生かな?さて、写真を撮らなきゃだけど・・・あ!そこのお兄さん!」
男性「はい?」
冴子「写真撮ってくれませんか?」
男性「良いですよ。」
スマホを男性に渡し、冴子がオーズのポーズを取る。
男性「行きますよー。はいチーズ。」
シャッターを切った。
冴子「ありがとうございます。」
スマホを返して貰った。
男性「あの、僕もお願い出来ますか?僕を撮って下さい。」
冴子「あ、はい。」
彼からスマホを貸して貰い、男性を被写体にする。
男性「フッ!」
リュウレンジャーのポーズを取る。
冴子(ムッ!?この人、ダイレンジャーのファンかしら?)
そのままシャッターを切る。
男性「ありがとうございます。」
スマホを彼に返した。
冴子「さっきのポーズは、リュウレンジャーですか?ダイレンジャーの。」
男性「あ、はい。あなたの先程のポーズはオーズですよね?映画村繋がりで。」
冴子「あなた、中々の通だね。もしや東映特撮ファン?」
男性「はい。あなたも?」
冴子「勿論!ライダーから戦隊、メタルヒーローなど様々な東映特撮を熟知してるわ!あ、私は愛川冴子。東京で働いているの。」
裕樹「僕は嶋村裕樹です。東京のIT企業で働いています。」
冴子「あら?私達お住まい東京なのね!偶然だね!」
これが、冴子と裕樹の馴れ初めだった。
意気投合した2人は休日の日にデートしたりもして、8月に同居生活を送る事に。
8月。交際から3ヶ月のある日。
冴子「ねぇ裕樹。私達結婚しない?」
裕樹「・・・え?」
冴子「私さ、何時か結婚して子供を産んでお父さん達に孫の顔を見せてあげたいの。」
裕樹「それって、冴子の実家の佐賀へ行ってご挨拶したいと?」
冴子「勿論じゃない。」
裕樹「僕も結婚したいと思ってるけど・・・冴子のご両親に挨拶しに行くんでしょ?冴子のご両親ってどんなお人なの?」
冴子「ん〜・・・お母さんは優しい。お父さんは見た目怖いけど、性格は気さくで面白い人だよ?」
裕樹「教えてくれても、緊張するよ・・・」
冴子「大丈夫だって。挨拶は何時行く?その日の翌日に休暇取るから。」
裕樹「そうだなぁ・・・来週の木曜日はどうかな?」
冴子「分かった。来週の木曜ね。じゃあお母さんに電話するね。」
佐賀県・愛川宅。
翠「もしもし?冴子?どうかしたの?・・・え?ええ、分かったわ。来週の木曜ね?ええ。お父さんと優之に伝えるね。じゃあ。」
通話終了。
優之「姉さんから?」
愛川優之・当時15歳。
翠「優之。あなた。冴子が彼氏さんを連れて帰って来るって。」
優之「え!?彼氏さん!?」
宗太郎「もしや、結婚のご挨拶とかかね?」
翠「正しくその通りよ。」
宗太郎「そうか・・・」
優之「流石の親父も驚いてるだろ。いきなり姉さんが彼氏連れてご挨拶の為に帰って来るって言われたら。」
宗太郎「そうか。冴子が彼氏さんを・・・」
優之「おぉ、親父が真剣になってる・・・」
翠「うふふっ。」
木曜日。冴子が裕樹と一緒に佐賀へ帰省した。
裕樹「・・・・・」
冴子「お父さん、お母さん、優之。此方が私と交際している嶋村裕樹さんです。」
裕樹「は、初めまして!嶋村裕樹です・・・東京のIT企業に勤務している者です・・・」
翠「冴子の母の翠です。」
宗太郎「父の宗太郎です。」
優之「弟の優之です。」
裕樹「ぼ、僕は今年の7月に冴子さんと出会って意気投合して、3ヶ月間交際していました。き、今日はご家族の皆さんにご挨拶にお邪魔しています・・・」
宗太郎「・・・・・」
冴子「裕樹さんは良い人よ。料理上手で、私が疲れてる時には家事を率先してくれるんだよ?」
翠「あらまぁ。」
冴子「それで私、裕樹さんと結婚前提に同居していて。黙っててごめんなさい。」
裕樹「宗太郎さん・・・翠さん・・・優之さん・・・その・・・どうか・・・冴子さんを・・・僕に・・・」
宗太郎「嶋村君。」
裕樹「は、はい!」
急に名前を呼ばれて裕樹が驚き、緊張が走る。
宗太郎「君は、冴子を全身全霊で守り抜く覚悟はあるかね?」
裕樹「はい!勿論です!この命に替えても守る覚悟はあります!」
宗太郎「そうか・・・では、私から君に課題を与えよう。それをこなせる覚悟は?」
裕樹「あります!宗太郎さんから渡される課題は何でもやります!!」
宗太郎「そうか。なら君に与える課題は・・・」
裕樹「・・・・・!」
優之・冴子・翠「・・・・・」
真剣な表情の宗太郎が、優しい笑顔になり。
宗太郎「今日から私を、お義父さんと呼んでくれないかな?」
裕樹「へ?」
優之・冴子「ガクッ!!」
翠「あらあら。」
宗太郎「いやぁ〜、君のような好青年が冴子の彼氏で良かった〜。冴子が素晴らしい男と出会えて良かった!そうだろう翠?」
翠「えぇ勿論よ。裕樹さんなら、冴子を任せて貰えそうですし。」
裕樹「あ・・・えっと・・・お義父さん・・・?」
宗太郎「うむ。」
裕樹「・・・お義母さん・・・?」
翠「うんうん♪」
宗太郎「裕樹君。末長く、娘を宜しくお願いします。」
裕樹「・・・!はい!お義父さん!」
冴子「やったわね!あなた!」
優之「って事は裕樹さんは・・・俺の義兄になるのか。」
翠「そうなるね。」
裕樹「優之君。これから宜しくお願いします。」
優之「あ、はい!義兄さん!」
宗太郎「今日はお祝いじゃ!翠!ご馳走を!」
翠「はい!」
数日後。東京に戻った2人は、裕樹の両親へ結婚の報告をしに行った。裕樹の両親は冴子をとても気に入り、結婚を快く了承してくれた。
9月。冴子と裕樹の結婚式が佐賀県で行われた。
結婚から6ヶ月後。待望の長女・双葉が誕生した。佐賀へ帰省した時、宗太郎は初孫にデレデレ。勿論優之も姪っ子に甘々。
そして現在。おあにた荘。
優之「いやぁ〜懐かしい話だね〜。」
翠「本当に。」
淳一「宗太郎さんが裕樹さんに与える課題って、まさかお義父さんと呼んでって・・・」
宗太郎「いやも本当に。あの頃は冴子が裕樹君を紹介するって聞いたから、心の中の歓喜を抑えて父親面をしていたからね。」
裕樹「あの時は物凄く緊張しましたよ・・・」
宗太郎「いやぁ〜あの時は申し訳ない。でも君のお陰で、冴子は今幸せな生活を手に入れたんだ。」
双葉を遊んでる冴子を見る。悠里と樹々も一緒に遊んでる。
康介「冴子さん、今でもとっても幸せそうですね。」
翠「皆さんも、冴子や優之と一緒に居てくれてありがとうございます。」
真奈美「いえいえ。何時も楽しく遊んで貰っておりますので。」
有香奈「双葉ちゃんも可愛いですし。」
悠里「双葉ちゃんおいで〜。」
双葉「おねえちゃ〜ん。」
冴子「あ、樹々ちゃんに抱き付いた。」
樹々「双葉ちゃん。」
双葉「エヘヘ〜。」
樹々「・・・!」
双葉の天使のような笑顔に、樹々は双葉をギュッと抱き締めた。
冴子「あらあら♪樹々ちゃんすっかりお姉ちゃんになったね。」
康介「良いな〜。僕も冴子さんみたいな素敵な女性に出会いたいな〜。」
優之「俺も俺も。何時か結婚して、子供作って、親父と母さんに2人目の孫の顔見せたいよ。」
宗太郎「そんな焦る事ないぞ?優之と康介君はまだ若いんだ。何れ出会いが舞い降りて来るさ。」
康介「ありがとうございます。」
優之「流石親父。人を励ます天才だ。」
真奈美「宗太郎さん、翠さん、今日は晩御飯食べて行きます?」
宗太郎「そうですね。夕方ですので、頂きましょうか。」
翠「お言葉に甘えて。」
優之「姉さん、晩飯食って帰るか?」
冴子「うん食べる。」
双葉「たべる〜!」
優之「じゃあ双葉、ご飯出来るまで叔父ちゃんと遊ぶ?」
双葉「あそびた〜い!」
宗太郎「ムッ!?優之抜け駆けズルいぞ!お祖父ちゃんも遊ぶぞ〜!」
ハイテンションで双葉と遊ぶ。
淳一「宗太郎さんの祖父バカは何処まで続くんだろう?」
有香奈「小学校までかな?」
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
三峯悠里:近藤玲奈
竹下有香奈:大西沙織
松浦康介:寺島拓篤
新田樹々:佐藤亜美菜
嶋村冴子:友永朱音
嶋村裕樹:興津和幸
嶋村双葉:久野美咲
愛川宗太郎:高木渉
愛川翠:ゆきのさつき
東山真奈美:後藤邑子
どっちが好き?
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