アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
3月24日。朝8時。
淳一「また来たな。」
優之「えっと、これを翳せば。」
諸星邸の門のカメラに許可証を翳すと、カメラがそれを認証しゲートが開いた。
優之「諸星様からの呼び出し。一体何のご用だろう?」
諸星邸。
ニコ「お待ち致しておりました。」
メイド長のニコとメイド達が出迎えてくれた。
ニコ「優之様、淳一様、荷物をお持ちします。」
淳一「どうも。」
優之「ありがとうございますニコさん。それで、諸星様は?」
ニコ「自室で待っております。どうぞ。」
諸星の部屋。
ニコ「諸星様。優之様をお連れしました。」
諸星「ニコ、ご苦労様。優之君、淳一君、来てくれてありがとう。」
淳一「いえいえ!今日は授業必修じゃないので、一緒に来たまでです!」
優之「諸星様、昨日社長から諸星様の召集状を貰い受けたのですが。一体何を?」
諸星「2人は、諸星財閥が経営している企業や学校があるのを知っているよね?」
優之「ええ、それは・・・」
淳一「勿論ですとも!芸能事務所のモロダスト!将来有望な子供達が専門知識やビジネスを勉強する諸星塾!世界中のスポーツ選手の卵達を育成するモロスターアスリート!音楽家や画家などの芸術を育成するモロスターアート!初等部から高等部があるエスカレーター式の進学校のモロスター学園!更に最先端医療を扱っている諸星総合病院など!」
諸星「流石淳一君。」
優之「本当すみません。コイツ諸星様に首っ丈で・・・」
諸星「いや、それだけ俺を知ってくれるのは嬉しいよ。」
優之「多くの企業や学校があるのは知っていますけど、それをどうして?」
諸星「今日2人を呼んだのは、俺と一緒に企業や学校を見学しようと思って。」
優之「ええ!?諸星様と!?」
淳一「ヒョエエエーーー!憧れの諸星様と見学ーーー!?」
優之「でも諸星様、普段はそれらを回っているのでは?」
諸星「俺は諸星財閥の当主。仕事が多くてあまり見て回れないんだよ。今日は仕事が一段落したからね。」
優之「もしかして、見て回るだけじゃなく俺達を紹介したいからですか?」
諸星「そう言う事になるね。ニコ、車を用意して。」
ニコ「畏まりました。」
淳一「うへへへ〜諸星様と社会科見学〜♪」
優之「あはは・・・」
リムジンに乗り、見学へ出発。
リムジン車内。諸星の隣に淳一、ニコの隣に優之。
淳一「諸星様諸星様、俺SNSで漫画を描いているんです!これどうですか?」
スマホでSNSに上げた漫画を見せる。
諸星「ふむふむ。どれも面白くて好きだよ。」
淳一「ありがとうございます〜!」
優之「もうテンション高過ぎ・・・」
ニコ「淳一様、結構楽しんでいますね。まだ目的地前なのに。」
優之「諸星様目当てですからね、彼奴の場合。・・・・」
ニコ「?」
彼女のスタイルに優之が見惚れてる。
ニコ「優之様?」
優之「あ、いや、すみません!・・・ニコさんってメイドの他にモデルとかやってたりするんですか?凄くスタイルが良いし。」
ニコ「はい。私も前は色々スカウトとか受けました。けど、私は諸星様に仕えるメイドが私の人生です。」
優之「そうなんですね。でも本当スタイル良いですね。それに可愛いですし。」
ニコ「か、可愛い!?そ、そんな・・・」
優之「あ、顔赤くなった。何かごめんなさい。」
最初に着いた場所は、モロスターアート。
優之「モロスターアート。音楽家や画家などの芸術家達が所属している芸術事務所。」
淳一「凄え!廊下に絵画が飾られてる!しかもどれもプロレベルだ!」
諸星「世界中で活躍している画家達が描いた絵画だよ。」
ニコ「日本各地で個展を開いてる方もここに所属しております。」
音楽家ブース。
”〜〜〜♪”
淳一「ん〜。聴いてるだけで心が安らぐ〜。」
優之「ん?あの女性ピアニスト、世界で活躍しているピアニストじゃないのか?」
淳一「本当だ!ウィーン国立音楽学校の校長が大絶賛しているピアニストだ!」
ニコ「あの方は4月から海外コンサートへ行くんですよ。」
優之「良いな〜。俺1度でも良いから音色味わいたいな〜。」
モロスターアスリート。サッカーの練習試合。
優之「俺達が知ってる選手達が練習試合をしている・・・!」
淳一「お互いを仲間、ライバルとして切磋琢磨して技を磨き上げる。そこがモロスターアスリートの選手達の座右の銘だ。」
優之「そこまで調べてるとは。」
淳一「確か中には、偏見を受けたり親から金の無心を受けた選手も居ますよね?」
諸星「そうだよ。彼処のディフェンダーの彼は、優秀な弟と区別されて孤独を経験したんだ。でも彼はサッカーの実力を持っていて。俺がモロスターアスリートにスカウトしたんだ。」
優之「その家族はどうなったんですか?」
ニコ「弟さんは難関高校に入学したんですが、タバコや酒が明るみになって退学処分。両親が彼を見付けてヨリを戻そうとしたんです。」
優之「都合が良過ぎる親ですね。」
ニコ「ですが、彼はそれを拒否したんです。それ以来、彼の親と弟さんは姿を現していません。」
淳一「流石ですね。俺も金の為に縋り寄る奴が1番嫌いですし。」
諸星「それを乗り越えた彼も、今はレギュラーとして活躍しているよ。」
諸星塾。
優之「これだけの生徒・・・神童の子達でしょうか?」
諸星「うん。今日は株に関する授業を受けているね。」
淳一「これだけの子供達がビジネスや専門的な授業を受けてると思うと、何か凄いなぁ。」
ニコ「諸星様、そろそろお昼になります。」
諸星「分かった。次のモロスター学園の食堂でお昼にしよう。」
優之「え、良いんでしょうか?」
諸星「校長に許可貰ってるから。」
モロスター学園・食堂。
優之「金曜日はカレーって、海上自衛隊かよ。」
淳一「何時か軍隊系を目指す子達に教える一環なんじゃないかな?ん〜、美味い!」
優之「ん〜。この苦み、隠し味にコーヒーを使ってる。更にコクや苦みが増して美味いな。それにこの野菜や肉。野菜はゴロゴロしてホックホク。肉は柔らかく、食べ応えがある。」
淳一「何か食レポが始まった。」
生徒「あ!諸星様!」
生徒「諸星様ー!ニコ様ー!」
そこにモロスター学園・初等部の生徒達が駆け寄って来た。
諸星「やぁ皆、元気してるかい?」
生徒「はい!」
ニコ「元気ですね〜。」
生徒「ん?諸星様、此方のお2人方は?」
優之・淳一「ん?」
諸星「彼は愛川優之君。モロダストのアイドルオーディションのイラストを描いてくれた人だよ。」
ニコ「日高淳一様。優之様と同じシェアハウスに住んでいる大学生です。」
優之「あ、え〜っと、初めまして。愛川優之です。」
淳一「日高淳一!宜しく!」
生徒達「宜しくお願いします。」
優之「おぉ〜、礼儀正しい子達だぁ〜。」
淳一「流石モロスター学園初等部の生徒さん。何か、こっちが見習いたい位だ。」
リムジン車内。
淳一「諸星総合病院も凄かったなぁ〜。最新医療が取り入れられてるし。」
優之「もし親父達が入院や通院する事になったら、諸星総合病院をススメてやるか。」
淳一「それにモロスター学園。青春時代を思い出すなぁ〜。諸星様、これで全て見学しましたね。」
諸星「そうだね。でも実は、もう1つの見学場所があるんだ。」
優之・淳一「もう1つの見学場所?」
ニコ「着いてみてのお楽しみです。」
着いた場所は、自動車教習所。
淳一「ここって、自動車教習所?」
諸星「使われなくなったここを、去年の4月に諸星財閥が買い取ったんだ。今は完成しているけど、今年の4月からこの、モロスタードライブが開校するんだ。」
優之「ほえ〜!諸星財閥が運営する自動車教習所!」
諸星「実は、2人を呼んだのは見学だけじゃないんだ。2人は免許とか興味あるかな?」
淳一「免許ですか?ん〜、何時か車に乗ってみたいな〜って思ってます。」
優之「実は普通二輪免許持ってるんですよ。」
淳一「え!?初耳だぞそれ!?」
優之「高校の時に取得して乗ったんだけど、自転車の方が性に合ってるから、それ以降乗ってないんだ。」
淳一「あー成る程な。」
諸星「そうか。2人をこのモロスタードライブの先行入学生として招待しようと思うんだ。」
優之・淳一「えええ!?」
淳一「俺達が、先行入学生ですか!?」
諸星「2人が先行入学生として合格出来れば、免許取得。欲しい車種を諸星財閥が無償で贈呈するよ。」
優之「・・・淳一。」
淳一「・・・ああ。」
優之「諸星様、是非俺達を先行入学生として入学します!」
淳一「ご指導宜しくお願いします!」
諸星「決まりだね。ニコ、2人に入学手続きを。」
ニコ「はい。では、コチラのタブレットで手続きをお願いします。」
2つのタブレットを優之と淳一に渡した。
優之「大型二輪にレベルアップするか。」
淳一「おあにたで普通免許持ってるの真奈美さんと康介さんだけだしなぁ。」
まずはモロスタードライブの特徴を教えて貰った。
ニコ「・・・と、ここまでがこのモロスタードライブの特徴です。何がご質問はありますか?」
優之「ニコさん、このモロスタードライブの受講って基本何日で合格出来るんですか?車だと1ヶ月、バイクだと13日程ですが。」
ニコ「はい。ここでは多くのテクノロジーを取り入れております。最短ですと、車とバイク同じ3日で合格出来るんです。」
淳一「す、凄え!たった3日で合格!?」
ニコ「はい。長くても1ヶ月です。」
優之「自動車教習所の普通免許の期間と変わらないですね。」
その日の夕方。
真奈美「え?自動車教習所?」
優之「うん。諸星財閥が新しく開校するモロスタードライブの先行入学生として入学するんだ。」
淳一「これに合格すれば、免許取得。諸星様から好きな車種を贈呈されるんだ。」
康介「おぉ。僕と真奈美さんに続き3人目4人目のドライバーが誕生するね。」
悠里「優之さんも車?」
優之「俺はバイクだな。合格したら、2人乗りで乗せてやるよ。」
樹々「2人乗り。」
有香奈「楽しみね。」
舞「頑張ってね!」
3月25日。モロスタードライブで受講を受ける。講師はニコ。
実技では、教官達が2人に運転の仕方を教える。
優之(教習時代を思い出す。)
淳一(運転初めてで難しいけど、何か凄く面白い!教官の教えも分かり易い!)
2人は学科と実技を見事にやり遂げた。
3月27日。
ニコ「おめでとうございます。お2人共合格です。」
優之「っしゃ!」
淳一「よし!後は合格試験を突破出来れば!見事免許取得!」
ニコ「それでは、裏の諸星免許センターへご案内します。」
ここモロスタードライブの裏には、諸星財閥が経営している諸星免許センターがある。
諸星免許センター。
ニコ「それでは、始めて下さい。」
淳一「ッ!!」
ペンがスラスラ動く。
淳一(たった3日なのに、凄え分かる。やはり教官達の教えが分かりやすくて助かった!)
試験が終わり、淳一の結果は・・・合格。
諸星「おめでとう淳一君。」
淳一「ニコさんと教官の教えが分かりやすかったので。」
諸星「優之君は既にバイクを決めているよ。」
淳一「マジか。」
免許センターの隣にある大型施設モロスターモーターショップ。ここでは、世界中の車やバイクが取り揃えてある。更に、その裏には試運転場があり、色々な車種を試運転し、自分に相性が合う車種を決める事が出来る。
優之「ん〜!ゴールドウイングツアー、1度乗ってみたかったんだよな〜!」
大型バイクのゴールドウイングツアーを試運転してる。
淳一「彼奴、結構楽しんでやがる。」
ゴールドウイングツアーが淳一の前に停まる。優之がヘルメットを外す。
優之「よっ。」
淳一「優之、それにするのか?」
優之「ああ。」
淳一「まるでホワイトベースみたいなバイクだな。」
優之「ゴールドウイングツアー。HONDAのバイクの最高峰だ。諸星様、コイツを下さい。」
諸星「分かった。契約成立だね。大型だから納車まで1週間掛かる。手続きを済ませておいて。」
優之「はい。」
諸星「淳一君は、何にするか決めたかい?」
淳一「俺はですね・・・・・・お!アレが良いですね!」
4月1日。午前10時。おあにた荘にバイクと車が納車された。
優之「遂に来たかぁ。」
ゴールドウイングツアー。
淳一「ウヒョヒョー!」
トヨタ:ヤリスクロス。
樹々「新しい車種が到着した。」
悠里「この2台、無償だよね?」
優之「ああ。これで高速道路とか色々走れるな。」
淳一「おい優之、折角だし2人でドライブしないか?」
優之「お!良いね!」
舞「私も行きたい!」
悠里「私もドライブしたいな〜!」
康介「淳一君のドライブテク、どれ程か確かめたいしね。」
優之「真奈美さんも行く?」
真奈美「私は待ってるわ。今日は皆で楽しんでね。」
優之「よし、じゃあ行きますかな。」
有香奈「優之君、後ろに乗せてくれるかな?」
優之「オーケー。ほい。」
ゴールドウイングツアーに優之と有香奈が跨り、ヘルメットを被る。
淳一「康介さんは助手席。悠里達は後ろの席に。」
助手席に康介、後部座席に悠里と樹々と舞が乗る。
淳一「優之、目的地は何処にする?」
優之「ん〜、そうだなぁ。思い切って横浜行っちゃう?」
淳一「イイネ!」
優之「よし淳一、付いて来いよ!」
ゴールドウイングツアーのアクセルを捻って出発し、ヤリスクロスがゴールドウイングツアーに付いて行く。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
三峯悠里:近藤玲奈
竹下有香奈:大西沙織
松浦康介:寺島拓篤
新田樹々:佐藤亜美菜
三峯舞:大空直美
諸星志揮:???
ニコ:???
東山真奈美:後藤邑子
どっちが好き?
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